読書まとめ＋感想 スライド作成：2019/6/24 北野 唯我 著『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』日本経済新聞出版社 (2019/1/16)

1. 天才を殺す凡人
職場の人間関係に悩む、すべての人へ
北野 唯我 著
日本経済新聞出版社 (2019/1/16)
スライド作成
Matsuzawa Takahiro @Mt.Taka
可能性を見つけるきっかけになる本

2. 君の中にいる『天才』が思いついたアイデアを、
社会的な基準やロジックで『良いか悪いか』を
判断するのが、秀才。
そして最後に『恥ずかしい』とか『周りからど
う思われるか』と感情で判断する。結果、やっ
ぱりやめとこう、と凡人が出てきてしまう。

3. 三種類の才能
天才
「創造性」、真理
アート、起業、エンジニアリング
文学、音楽、エンターテイメント
秀才
「再現性」、善悪
サイエンス、組織、ルール、マネジメント
数字、編集、書面、法律
凡人
「共感性」、好き嫌い
言葉、マーケティング、ＳＮＳ
写真、対話、地域
病める天才
スーパーエリー
ト
最強の実務者

4. 天才の死
● コンプレックスを抱いた秀才が、論理によって天才を殺す。
→ コンプレックスを乗り越えれば、天才の右腕となる参謀
● 凡人から共感されず、天才が自殺する。
→ 天才を支えることができるのは、「共感の神」

5. 三種類の才能
それぞれの人の中にも天才、秀才、凡人がいる。
そして、個人の中でも「創造性」が
「再現性」と「共感性」によって殺されている。
天才とは『自分に合った武器』を手にした上で
『ストッパー』を外した人間のことである。

6. 読み終えて
人それぞれが持つ「創造性」「再現性」「共感性」の要素の割合によって、
「天才」「秀才」「凡人」の三種類をメインに分類することで、組織又は個々人
が有する才能の可能性をどうすれば活かすことができるかが見えてくる。
本書を読むと、自分が三種のどれにあたるか自覚するとともに、自分の中にい
る「天才」とその可能性に光を当ててみたくなる。「創造性」「再現性」「共感
性」のそれぞれの側面で「自分に合った武器」を見つけることができれば、どん
な「職種×フェーズ」であっても、自分に価値を見出すことができるかもしれない。