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佐々木 退屈 息もつかせぬその歴史
- 8. 退屈をめぐる考察
「退屈論」 小谷野敦 著
10年前に日本で出た本。退屈を様々な側面から解析すると
いう点でよく似ている。 しかし近代の退屈の起源や、退屈へ
の対処では異なった見解を述べている。
感想
・引用が多岐にわたっていて理解が難しい。
・退屈の起源を、神と人間の関係に求めるあたりが西洋的。
・どちらの(単純or実存)退屈の話なのか、わからない部分が
多い。
・感情や気分を言葉に区切って論理的に分析することの困難
さ。だからこそ芸術は非論理的にそれを表現する。
・自分のない、退屈がない社会は不幸か?