SlideShare a Scribd company logo
Slackを使ったChatOps

アジェンダ

1. Slackの紹介

2. ChatOpsとは何なのか?

3. ChatOpsで出来ること

4. ChatOpsのメリット

5. ChatOpsで気を付けること

6. まとめ











2

1.Slackの紹介

SlackとはSlack Technologies, Incが提供するChatツールです。



・LINE                    ・その他のChatツール

  一般人向け

  システム開発での利用はあまり向いていない

・Skype

  一般人向け

  システム開発での利用はあまり向いていない

・HipChat

  エンジニア向け(システム開発向け)

  様々なWebサービスと連携できる

・Slack

  エンジニア向け(システム開発向け)

  様々なWebサービスと連携できる。






3

主流

1.Slackの紹介











4

システム開発の現場以外でも、ビジネス
チャットとして多くの現場で使われている
Chatツールです。

1.Slackの紹介

なぜSlackなのか?

Slackは単なるChatツールではなく、多くの外部サービスとの連携が可能です。

※2017/03時点で500以上のサービス

※外部サービスとの連携についてはこの後実演します。











5

システム開発に特化した外部サービスとの連携も豊
富なので、システム開発の現場でもSlackが選ばれ
ています。また、これらの外部サービスとの連携設定
もシンプルで簡単です。
2.ChatOpsとは何なのか?





Chat + Ops(Operations≒運用) = ChatOps



SlackのようなChatツールをベースに

システム運用(Ops)を行おうという考え方。

6

3.ChatOpsで出来ること

ChatOpsでは以下のようなことが出来ます。



1. (システム運用ではないですが)社員の勤怠管理

2. アプリケーションのビルド(UT)・デプロイ

3. JIRA、Redmine等のBTSを利用している場合、課題チケットや
バグチケットの更新通知

4. システムのリソース監視で異常が発生した際のアラート通知
(システムリソースのリアルタイム監視)



※上記以外でも定型作業であればほぼ何でもできます。





7

3.ChatOpsで出来ること

1. (システム運用ではないですが)社員の勤怠管理



8

3.ChatOpsで出来ること





実演

9

3.ChatOpsで出来ること

2. アプリケーションのビルド・デプロイ



10

3のビルドが正常終了したら、検証環境へデプロイまで自
動化するのがベストですが、環境を用意できずそこまで
やっていません。

3.ChatOpsで出来ること





実演

11

3.ChatOpsで出来ること

2. アプリケーションのビルド・デプロイ



12

4のビルドが正常終了したら、検証環境へデプロイまで自
動化するのがベストですが、環境を用意できずそこまで
やっていません。

3.ChatOpsで出来ること





実演

13

3.ChatOpsで出来ること

3. JIRA、Redmine、Trello等のBTSを利用している場合、課題チ
ケットやバグチケットの更新通知

14

3.ChatOpsで出来ること





実演

15

3.ChatOpsで出来ること

4. システムのリソース監視で異常が発生した際のアラート通知(システ
ムリソースのリアルタイム監視)



16

4.ChatOpsのメリット

1. チーム内で何をやったか可視化(共有)できて作業ログも残る

チャンネルの中での運用になるので、そのチャンネルに入れば誰が何をやったかがわかる。
また、作業ログとしても残るので、意図的に作業記録を残す必要がない。



2. 人的作業ミスの予防

ChatOpsは基本的に「作業の自動化」となり、人手を介さないため、人的作業ミスを防げる。



3. 作業の属人性の排除

Chat上で呟くだけであとはよしなにやってくれるので、〇〇さんしかできない、、といった作業
がなくなる。



4. 業務の効率化

アイデア次第では、既存の業務フローを簡略化し業務効率化につながる。







17

5.ChatOpsで気を付けること

1. Chatに依存しすぎない

Chatサービスに障害が発生した時のことも考慮して、Chat以外からもOpsができるような構成
にしておく。

#Shellやbatを用意しておき、Chatはそれらをキックするような役割にしておく。

 そうすることで、Chatサービスに障害が起きても手動でShellやbatを叩くことで

 運用を続けることが可能となる。



2. Botを作るときは役割別に分離して作る(複数のBotを作る)

1つのBotにあれこれ機能を搭載しすぎると、Botが膨れ上がりメンテが困難になるので、役割
ごとに適切にBotを分離する(役割ごとに複数のBotを作る)。

18

6.まとめ

19

● ChatOpsでは定型作業を自動化してChatをベースに運用が可能です。

● 適用できそうな業務があれば、SlackでChatOps始めてみてはいかがでしょうか?

● 最初からChatOpsでなくても、まずはChatツールを導入するのも良いかと思います。

リンク:メールでは遅すぎる!「チャット」は企業に必須のビジネスインフラへ

リンク:チャットの時代到来! チャットワークが実現する新たなビジネスコミュニケーションスタイル



Appendix

Slackのセキュリティについて



1. 堅牢なAWSのデータセンターのセキュリティで物理セキュリティを高めて
いる。

2. 自動的な脆弱性のスキャンを行っている。

3. 外部のセキュリティ会社による監査を行っている。

4. 通信およびデータは暗号化される。

5. 二段階認証によってサーバーのアクセスを制限している。

6. セキュリティやアクセスや各種数値のログを取得し分析をしている。

7. 利用者サイドの管理者(Team Admin)が、アクセスログをオンデマンドで閲
覧できる。

8. 管理者の設定によって、利用者に二段階認証を設定できる。






20


More Related Content

Similar to Slackを使ったChatops

01 slack導入の提案
01 slack導入の提案01 slack導入の提案
01 slack導入の提案
ssuser68dea4
 
クラウドインテグレータのChatOpsな取り組み
クラウドインテグレータのChatOpsな取り組みクラウドインテグレータのChatOpsな取り組み
クラウドインテグレータのChatOpsな取り組み
Serverworks Co.,Ltd.
 
楽天がCloud foundryを選んだ理由
楽天がCloud foundryを選んだ理由楽天がCloud foundryを選んだ理由
楽天がCloud foundryを選んだ理由
Rakuten Group, Inc.
 
API Gateway + Lambdaで匿名Slack投稿APIをつくってみた
API Gateway + Lambdaで匿名Slack投稿APIをつくってみたAPI Gateway + Lambdaで匿名Slack投稿APIをつくってみた
API Gateway + Lambdaで匿名Slack投稿APIをつくってみた
Hiroki Sato
 
Trat_sprint1
Trat_sprint1Trat_sprint1
Trat_sprint1
tratwakate
 
OSC2018 hiroshima session slide by OSSC
OSC2018 hiroshima session slide by OSSCOSC2018 hiroshima session slide by OSSC
OSC2018 hiroshima session slide by OSSC
Daisuke Nishino
 
2013年08月 夏サミ2013-A5「DevOpsってどうなのよ?」
2013年08月 夏サミ2013-A5「DevOpsってどうなのよ?」2013年08月 夏サミ2013-A5「DevOpsってどうなのよ?」
2013年08月 夏サミ2013-A5「DevOpsってどうなのよ?」
Serverworks Co.,Ltd.
 
DevOpsが引き金となるインフラエンジニアの進撃
DevOpsが引き金となるインフラエンジニアの進撃DevOpsが引き金となるインフラエンジニアの進撃
DevOpsが引き金となるインフラエンジニアの進撃Teruo Adachi
 
Developer Summit Summer 2013 C1セッション CA Technologies
Developer Summit Summer 2013 C1セッション CA TechnologiesDeveloper Summit Summer 2013 C1セッション CA Technologies
Developer Summit Summer 2013 C1セッション CA Technologies
SA CA
 
Adminとうまく共存するためのApex開発Tips
Adminとうまく共存するためのApex開発TipsAdminとうまく共存するためのApex開発Tips
Adminとうまく共存するためのApex開発Tips
Takashi Hatamoto
 
ゼロからのプログラミングRails講座 Codeanywhere版
ゼロからのプログラミングRails講座 Codeanywhere版ゼロからのプログラミングRails講座 Codeanywhere版
ゼロからのプログラミングRails講座 Codeanywhere版
DIVE INTO CODE Corp.
 
Aws発表資料(dac) 20160721
Aws発表資料(dac) 20160721Aws発表資料(dac) 20160721
Aws発表資料(dac) 20160721
Norikazu Yura
 
XP祭り2016 - SWチームとHWチームがスクラムを組んだら
XP祭り2016 - SWチームとHWチームがスクラムを組んだらXP祭り2016 - SWチームとHWチームがスクラムを組んだら
XP祭り2016 - SWチームとHWチームがスクラムを組んだら
Life Robotics
 
Delphi開発者のためのSencha入門
Delphi開発者のためのSencha入門Delphi開発者のためのSencha入門
Delphi開発者のためのSencha入門
Shinobu Kawano
 
「進化し続けるインフラ」のためのマルチアカウント管理
「進化し続けるインフラ」のためのマルチアカウント管理「進化し続けるインフラ」のためのマルチアカウント管理
「進化し続けるインフラ」のためのマルチアカウント管理
Recruit Lifestyle Co., Ltd.
 
Chat opsをはじめよう!
Chat opsをはじめよう!Chat opsをはじめよう!
Chat opsをはじめよう!
dcubeio
 
アイデアを形にする ③3時間でアプリ公開!ゼロからのプログラミング講座
アイデアを形にする  ③3時間でアプリ公開!ゼロからのプログラミング講座アイデアを形にする  ③3時間でアプリ公開!ゼロからのプログラミング講座
アイデアを形にする ③3時間でアプリ公開!ゼロからのプログラミング講座
DIVE INTO CODE Corp.
 
メッセージキュー「Pulsar」の紹介 @OSC_20171007
メッセージキュー「Pulsar」の紹介 @OSC_20171007メッセージキュー「Pulsar」の紹介 @OSC_20171007
メッセージキュー「Pulsar」の紹介 @OSC_20171007
Nozomi Kurihara
 
新事業がどんどん出来て組織が拡大中のフェーズのランサーズがどんな感じでプロジェクトを回しているのかまとめてみました
新事業がどんどん出来て組織が拡大中のフェーズのランサーズがどんな感じでプロジェクトを回しているのかまとめてみました新事業がどんどん出来て組織が拡大中のフェーズのランサーズがどんな感じでプロジェクトを回しているのかまとめてみました
新事業がどんどん出来て組織が拡大中のフェーズのランサーズがどんな感じでプロジェクトを回しているのかまとめてみました
Satoshi Yokoi
 
ATTEND biz サービス資料
ATTEND biz サービス資料ATTEND biz サービス資料
ATTEND biz サービス資料
bizATTEND
 

Similar to Slackを使ったChatops (20)

01 slack導入の提案
01 slack導入の提案01 slack導入の提案
01 slack導入の提案
 
クラウドインテグレータのChatOpsな取り組み
クラウドインテグレータのChatOpsな取り組みクラウドインテグレータのChatOpsな取り組み
クラウドインテグレータのChatOpsな取り組み
 
楽天がCloud foundryを選んだ理由
楽天がCloud foundryを選んだ理由楽天がCloud foundryを選んだ理由
楽天がCloud foundryを選んだ理由
 
API Gateway + Lambdaで匿名Slack投稿APIをつくってみた
API Gateway + Lambdaで匿名Slack投稿APIをつくってみたAPI Gateway + Lambdaで匿名Slack投稿APIをつくってみた
API Gateway + Lambdaで匿名Slack投稿APIをつくってみた
 
Trat_sprint1
Trat_sprint1Trat_sprint1
Trat_sprint1
 
OSC2018 hiroshima session slide by OSSC
OSC2018 hiroshima session slide by OSSCOSC2018 hiroshima session slide by OSSC
OSC2018 hiroshima session slide by OSSC
 
2013年08月 夏サミ2013-A5「DevOpsってどうなのよ?」
2013年08月 夏サミ2013-A5「DevOpsってどうなのよ?」2013年08月 夏サミ2013-A5「DevOpsってどうなのよ?」
2013年08月 夏サミ2013-A5「DevOpsってどうなのよ?」
 
DevOpsが引き金となるインフラエンジニアの進撃
DevOpsが引き金となるインフラエンジニアの進撃DevOpsが引き金となるインフラエンジニアの進撃
DevOpsが引き金となるインフラエンジニアの進撃
 
Developer Summit Summer 2013 C1セッション CA Technologies
Developer Summit Summer 2013 C1セッション CA TechnologiesDeveloper Summit Summer 2013 C1セッション CA Technologies
Developer Summit Summer 2013 C1セッション CA Technologies
 
Adminとうまく共存するためのApex開発Tips
Adminとうまく共存するためのApex開発TipsAdminとうまく共存するためのApex開発Tips
Adminとうまく共存するためのApex開発Tips
 
ゼロからのプログラミングRails講座 Codeanywhere版
ゼロからのプログラミングRails講座 Codeanywhere版ゼロからのプログラミングRails講座 Codeanywhere版
ゼロからのプログラミングRails講座 Codeanywhere版
 
Aws発表資料(dac) 20160721
Aws発表資料(dac) 20160721Aws発表資料(dac) 20160721
Aws発表資料(dac) 20160721
 
XP祭り2016 - SWチームとHWチームがスクラムを組んだら
XP祭り2016 - SWチームとHWチームがスクラムを組んだらXP祭り2016 - SWチームとHWチームがスクラムを組んだら
XP祭り2016 - SWチームとHWチームがスクラムを組んだら
 
Delphi開発者のためのSencha入門
Delphi開発者のためのSencha入門Delphi開発者のためのSencha入門
Delphi開発者のためのSencha入門
 
「進化し続けるインフラ」のためのマルチアカウント管理
「進化し続けるインフラ」のためのマルチアカウント管理「進化し続けるインフラ」のためのマルチアカウント管理
「進化し続けるインフラ」のためのマルチアカウント管理
 
Chat opsをはじめよう!
Chat opsをはじめよう!Chat opsをはじめよう!
Chat opsをはじめよう!
 
アイデアを形にする ③3時間でアプリ公開!ゼロからのプログラミング講座
アイデアを形にする  ③3時間でアプリ公開!ゼロからのプログラミング講座アイデアを形にする  ③3時間でアプリ公開!ゼロからのプログラミング講座
アイデアを形にする ③3時間でアプリ公開!ゼロからのプログラミング講座
 
メッセージキュー「Pulsar」の紹介 @OSC_20171007
メッセージキュー「Pulsar」の紹介 @OSC_20171007メッセージキュー「Pulsar」の紹介 @OSC_20171007
メッセージキュー「Pulsar」の紹介 @OSC_20171007
 
新事業がどんどん出来て組織が拡大中のフェーズのランサーズがどんな感じでプロジェクトを回しているのかまとめてみました
新事業がどんどん出来て組織が拡大中のフェーズのランサーズがどんな感じでプロジェクトを回しているのかまとめてみました新事業がどんどん出来て組織が拡大中のフェーズのランサーズがどんな感じでプロジェクトを回しているのかまとめてみました
新事業がどんどん出来て組織が拡大中のフェーズのランサーズがどんな感じでプロジェクトを回しているのかまとめてみました
 
ATTEND biz サービス資料
ATTEND biz サービス資料ATTEND biz サービス資料
ATTEND biz サービス資料
 

Slackを使ったChatops