cluster VR 第一回LT勉強会で使用したスライド資料です

1. 近未来SFと現在との
ミッシングリンク

2. 進捗どうですか？

3. 太陽さん
Twitter:@nagia2160
妖怪進捗どうですか
意識の解明をライフワークとしている学生
専門：VR，認知神経物理学
興味のある分野：ドローン，人工知能，IoT
好きなこと：ガルパン，特撮
最近の暇つぶし：
市販マスクで仮面ライダーV3ごっこ

4. VRは脂ののったコンテンツ

5. だがしかし

6. 近未来SF
いまだギャップは大きい

7. 議題
では、このギャップをどう埋めるのか

8. • VRの方向性・ポテンシャル
• クオリティ：没入感
• コンテンツ：ユーザの現実操作
• 錯覚のアプローチ
• クロスモーダル刺激
• ボディーイリュージョン
近未来SFと現在との
ミッシングリンク

9. まず、VRの方向性・ポテンシャル
を見極めよう

10. AIPキューブ
自律性（AUTONOMY）
対話性（INTERACTION）
臨場感（PRESENCE）

11. システム
対話

12. VR=システムに完全に入ってる
システム
＜システムの中あったかいなり

13. 人工の環境と関わっていくこと、
関わり方が重要では？

14. 人工現実に完全に入り込んでいるという
のは、自分の意識が物理世界から離れ
てVR世界に意識が再構築されることで
はないだろうか？

15. VR環境と関わりあうための身体が必要
じゃないだろうか
即ち、意識を構築するための身体が必要
ではないか

16. テレイグジスタンス
TELESAR V
視覚・温覚・圧覚・運動感覚をフィードバック
遠隔地（TELESAR V）に存在している感覚を得る

17. テレイグジスタンス
遠隔地に存在している感覚
自分の身体がロボットになっている
感覚を得る

18. 自分の意識が物理世界から離れ、
遠隔地に再構築している
VR 現実世界
私たちの身体アバター

19. 自分の意識が物理世界から離れ、
遠隔地に再構築している
VR 現実世界
私たちの身体アバター

20. 僕の研究の一つのゴール
研究哲学
意識・自我（ゴースト）の解明
その題材の一つに別の体に意識を構築する

21. テレイグジスタンス
TELESAR V
視覚・温覚・圧覚・運動感覚をフィードバック
遠隔地（TELESAR V）に存在している感覚を得る

22. テレイグジスタンス
ロボットの身体が自分の身体のよう
に感じた

23. ボディーイリュージョン
ロボットの身体が自分の身体のよう
に感じた

24. ボディーイリュージョン
VR世界のアバターにボディーイリュー
ジョンを起こすことがVR世界に完全に
入り込むことへの一つの指標

25. ボディーイリュージョン
どうやって引き起こせる？

26. まず、VRの本質を見極めて
方向性を決めよう
Maryam Alimardani ,Shuichi Nishio & Hiroshi Ishiguro(2013)
Humanlike robot hands controlled by brain activity arouse
illusion of ownership in operators

27. 要するに、アバターの身体と
自分の身体の対応付け

28. AGENCY
アバターの行動は、自分の意思に
よって引き起こされたもの

29. ・VR世界に完全に入り込むためにはVR環
境と関わるための身体が必要
・アバターを用意し、ボディーイリュージョンを
引き起こす
・ボディーイリュージョンを引き起こすために
は、AGENCYが大切

30. VRのポテンシャル
非現実を操作し、それを現実として
与える力

31. VRのポテンシャル
非現実を操作し、それを現実として
与える力
＝現実を破壊し、新たな現実を想像する力

32. テレイグジスタンス
距離を破壊している

33. テレイグジスタンス
様々な大きさ、形のロボットになれる

34. 過去の映像に入り込む
疑似タイムマシーン。時間の破壊

35. 過去の映像に入り込む
疑似タイムマシーン。時間の破壊

36. ボディーイリュージョンはどんな体に誘
発可能なの？
ユーザの動きがアバターと完全に一致
しないといけないんじゃないの？

37. Q．ボディーイリュージョンはどんな体に
誘発可能なの？
A．クロスモーダル刺激を使うことによっ
て、さまざまな身体に誘発できる

38. クロスモーダル刺激
複数のモダリティが交わることで新たな、異なるモダリティを生む

39. メタクッキー
視覚：いろんな見た目のクッキー
+
嗅覚：いろんなクッキーのにおい
＝味覚の操作

40. ボディーイリュージョン
クロスモーダル刺激
＝ ？
異なる身体表現

41. ピノキオ錯覚
視覚＋触覚＝鼻が伸びたと感じる

42. VIRTUAL MIRROR
・本人とは肌が違う色のアバター

43. VIRTUAL MIRROR
・着ているものが違う色のアバター

44. VIRTUAL MIRROR
・本人とは大きく身長が異なるアバター

45. DISAPPEARING HAND
透明人間になる錯覚
ユーザはタブレット越しに自分の手を観察する

46. DISAPPEARING HAND
透明人間になる錯覚
ある瞬間で、ユーザの手が消える

47. DISAPPEARING HAND
透明人間になる錯覚
もう片方の手で、消えた自分の手を触ろうとする

48. DISAPPEARING HAND
透明人間になる錯覚
けれど、空をつかむように、元あった手を触れない

49. DISAPPEARING HAND
透明人間になる錯覚
消えた手が触覚的にも消えたため、本当に自分の
手が消えたと錯覚する

50. DISAPPEARING HAND
透明人間になる錯覚
本当の手の位置視覚的な手の位置
手の位置を視覚的にずらしていただけ

51. Q. ユーザの動きがアバターと完全に
一致しないといけないんじゃないの？
A. AGENCYが保たれていればよい

52. BMI（脳波）でロボットをコントロール
する研究では、体を動かしていないにも関わ
らずボディーイリュージョンを引き起こした

53. 表現が限りなく自由なVRの世界では、現実
の制限に縛られないことがミッシングリンクを
つないでいく

54. 今やっていること
研究では
意識・自我の解明

55. 今やっていること
趣味のレベル
インセプションの実現

56. 今やっていること
インセプションの実現
「夢なのか現実なのか？」

57. 今やっていること
インセプションの実現
現実世界を偽物にして、非現実世界
（VR）を本物にできないか？

58. 今やっていること
現実世界と非現実世界を往復し、往復
するたびに現実世界のリアリティを失
わせ、非現実世界のリアリティを強化
する

59. 今やっていること
現実 非現実
‐リアリティ
・視覚（視界一部欠損、第三人称視点）
・触覚（ものに触れない）
・聴覚（音像定位が変に、しゃべれない）
＋リアリティ
・視覚（フォトリアル）
・触覚（ミスト、匂い、風）
・聴覚（立体音響）

60. 今後やりたいこと