S10_Microsoft 365 E5 Compliance で実現する機密情報の検出・分類・保護 - Microsoft Information Protection - [Microsoft Japan Digital Days]
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日本マイクロソフト株式会社 サイバー セキュリティ＆コンプライアンス統括本部 コンプライアンス技術営業本部 橘 浩平 ハイブリッドワークが求められる昨今、企業の持つ資産の中でもデジタルデータの価値はますます高まっており、そのセキュリティ対策 (外部脅威・内部リスク) への取り組みを開始され始めたお客様も増えてきています。本セッションでは組織内に流通する重要なデジタル資産の検出や分類、流出に対する保護など実現方法についてご紹介致します。 【Microsoft Japan Digital Daysについて】 Microsoft Japan Digital Days は、お客様が競争力を高め、市場の変化に迅速に対応し、より多くのことを達成することを目的とした、日本マイクロソフトがお届けする最大級のデジタル イベントです。4 日間にわたる本イベントでは、一人一人の生産性や想像力を高め、クラウド時代の組織をデザインするモダンワークの最新事例や、変化の波をうまく乗り切り、企業の持続的な発展に必要なビジネスレジリエンス経営を支えるテクノロジの最新機能および、企業の競争優位性に欠かせないクラウド戦略のビジョンなどデジタル時代に必要な情報をお届けいたしました。（2021年10月11日～14日開催）
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- 1. Microsoft Japan Digital Days *本資料の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は Microsoft Japan Digital Days における公開日時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 #MSDD2021 Microsoft 365 E5 Compliance で 実現する機密情報の検出・分類・保護 - Microsoft Information Protection - 日本マイクロソフト株式会社 サイバー セキュリティ & コンプライアンス統括本部 コンプライアンス技術営業本部 CISSP/CEH 橘 浩平 # S10
- 2. Agenda 組織内部からの機密情報流出における 課題と対策 機密情報の自動検出・分類 機密情報のアクセス権管理 機密情報の外部への流出行為の 監視・制御
- 3. Microsoft Japan Digital Days Section 1 組織内部からの機密情報 流出における課題と対策
- 4. 組織内部からの機密情報流出における一般的な課題 機密情報を含むファイルの保存・作成場所 一般的な内部からの機密情報の流出経路 × 課題 2 : 機密情報を含むファイルに対して適切なアクセス権の管理が できていない (例：組織外のユーザーはアクセスできない) 課題 3 : 機密情報を含むファイルの外部への流出行為の監視と制御が できていない 課題 1： 組織内のあらゆる場所に既に保存されている 情報や PC 上で新規に作成される情報に含まれる 機密情報の自動検出・分類ができていない クラウド/オンプレに 保存されている ファイル PC 上で新規に 作成されたファイル Office 365 Office 365 共有・送信 組織外のユーザー 未許可 サービス アップロード・コピー・印刷 ● ●
- 5. 組織内部からの機密情報流出の課題に対する対策 機密情報の 自動検出・分類 機密情報に対する アクセス権の管理 機密情報の外部への 流出行為の監視・制御 ・機密情報の種類 (Sensitive Info Types) ・完全なデータ一致 (Exact Data Match) ・Azure Information Protection (秘密度ラベル) ・Azure Information Protection (暗号化) ・Azure Information Protection スキャナー ・自動ラベリングポリシー ・Microsoft Cloud App Security ・Office 365 DLP (Exchange Online , SharePoint Online , OneDrive for Business) ・Teams DLP ・Endpoint DLP
- 6. Microsoft Japan Digital Days Section 2 機密情報の自動検出・分類
- 7. 組織内部からの機密情報流出の課題に対する対策 機密情報の 自動検出・分類 機密情報に対する アクセス権の管理 機密情報の外部への 流出行為の監視・制御 ・機密情報の種類 (Sensitive Info Types) ・完全なデータ一致 (Exact Data Match) ・Azure Information Protection (秘密度ラベル) ・Azure Information Protection (暗号化) ・Azure Information Protection スキャナー ・自動ラベリングポリシー ・Microsoft Cloud App Security ・Office 365 DLP (Exchange Online , SharePoint Online , OneDrive for Business) ・Teams DLP ・Endpoint DLP
- 8. 機密情報の検出 - 機密情報の種類 (Sensitive Info Types) 機密情報の種類 (Sensitive Info Types) • 200 種類以上の標準テンプレートを利用可能 (マイナンバーなどの日本固有のものを含む) • キーワード、正規表現、辞書をインポートして 機密情報を新規にカスタム定義することも可能 • 補助要素として信頼度や近接する キーワードの指定による精度向上 ビルトインで利用可能な機密情報の種類の例 クレジットカード情報、IP アドレス、日本の銀行口座番号、 日本の運転免許証番号、日本のパスポート番号 日本の住民登録番号、日本の社会保険番号、 日本のマイナンバー (企業)、日本のマイナンバー (個人)、 日本の在留カード番号、日本の住所 (今後対応予定) など 機密情報の種類のカスタム定義の例 Sensitive Info Types
- 9. 機密情報の検出 - 完全なデータ一致 (Exact Data Match) 完全なデータ一致 (Exact Data Match) 顧客情報 (CSV 形式) 顧客 DB Exact Data Match ハッシュ化のうえで アップロード 患者 ID First Name Last Name 生年月日 1212123 1212124 太郎 花子 舞黒 窓辺 19650203 19820304 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ XXX 〇〇 1212124 窓辺 花子 19820304 完全なデータ一致 (Exact Data Match) の利用イメージ
- 10. 機密情報の分類 - 秘密度ラベル Azure Information Protection 組織内に流通する情報資産の分類と保護を行うための基盤 • 分類 : ファイルの手動・自動分類 (ラベル付け、電子透かし等) 機密情報の種類 / 完全なデータ一致 の利用による自動分類も可能 • 保護 : (必要に応じて) ファイルのアクセス権管理 (暗号化) 、DLP との連携 暗号化されたファイルへのアクセスの際に Azure AD の認証を要求 個人利用 公開可能 内部情報 機密情報 開発 計画 開発 計画 Azure Information Protection
- 11. 機密情報の分類 - 秘密度ラベル 秘密度ラベルをファイルに適用する目的・メリット ・ユーザーが視覚的にファイルに含まれる情報の機密度を理解できる (ユーザー教育的なアプローチ) ・アクセス権の管理 (暗号化) をドキュメント単位で付与できる (例：組織外のユーザーはアクセスできない) ・DLP ソリューションとの連携 ・ラベル適用されたファイルに対するファイル単位での操作ログの取得 ドキュメントへの 分類ラベルの適用 (手動・自動) Non-Business 秘密度ラベルの作成 D L P 連 携 暗 号 化 視覚的な 認知の向上 アクセス権管理 ・暗号化 DLP 連携 ラベル操作の ログ取得 秘密度ラベルをファイルに適用する効果 機密情報の 種類 完全な データ一致
- 12. 機密情報の分類 - 秘密度ラベル 秘密度ラベルの活用例： ・既定のラベルを General (暗号化を適用しない ) に設定 ・General 以上の秘密度ラベルを 含むファイルを DLP の制御対象とする ・機密情報の種類/完全なデータ一致に該当する 情報は自動で暗号化を実施する (Confidential / Highly Confidential のラベルを適用する) ・外部へのファイル送信時は General 以下へのラベルの ダウングレード操作を実施し、業務上の理由を要求する
- 13. ラベル操作ログの取得 - アクティビティ エクスプローラー
- 14. Microsoft Japan Digital Days Section 3 機密情報に対する アクセス権の管理
- 15. 組織内部からの機密情報流出の課題に対する対策 機密情報の 自動検出・分類 機密情報に対する アクセス権の管理 機密情報の外部への 流出行為の監視・制御 ・機密情報の種類 (Sensitive Info Types) ・完全なデータ一致 (Exact Data Match) ・Azure Information Protection (秘密度ラベル) ・Azure Information Protection (暗号化) ・Azure Information Protection スキャナー ・自動ラベリングポリシー ・Microsoft Cloud App Security ・Office 365 DLP (Exchange Online , SharePoint Online , OneDrive for Business) ・Teams DLP ・Endpoint DLP
- 16. 機密情報のアクセス権管理 - 秘密度ラベル + 暗号化 印刷不可 編集、コピー不可 保有権限 有効期限 透かし文字 Azure Information Protection : 秘密度ラベル + アクセス権管理 (暗号化) ＝ 組織内のユーザーのみ操作を制限された形でアクセス可能 利用例
- 17. Microsoft Japan Digital Days Microsoft Japan Digital Days Demo 機密情報を含むファイルへの 秘密度ラベルの自動適用と 暗号化
- 19. ファイルに対する秘密度ラベルの自動適用 (+暗号化) デバイス • ファイルサーバー • SharePoint Server Office 365 SaaS (Box などの他社) デバイス オンプレミス クラウド Office 365 3rd Party Office Apps AIP Scanner 自動ラベルリング ポリシー Microsoft Cloud App Security
- 20. Azure Information Protection (AIP) スキャナー オンプレミスのファイルに対する 秘密度ラベルの自動適用 • オンプレミスにあるデータストア (ファイル サーバー、SharePoint Server) 上の ファイルの検出、分類、保護 • 機密情報の有無をスキャン ラベリングをしない検索モードでの スキャナーの実行、レポートの生成 • ネットワーク スキャン 特定の IP アドレス (範囲) でのスキャン ジョブの実行 機密コンテンツが含まれているリポジトリの検出 Azure Information Protection
- 21. 自動ラベリング ポリシー Office 365 上のファイルに対する秘密度ラベルの自動適用 ・Exchange Online , SharePoint Online One Drive for Business をサポート ・ポリシー適用前のシミュレーションが可能 ・テナント内で 1日あたり最大 25,000 ファイルを 処理することが可能 ・機密情報の種類、完全なデータ一致 (今後対応予定) を利用した秘密度ラベルの自動適用 AIP & Auto Labeling Office 365
- 22. Microsoft Cloud App Security (MCAS) CASB (MCAS) でのラベル適用 • SharePoint Online, OneDrive Box, G Suite…等の SaaS 上の ファイルを監視、秘密度ラベルの適用 (手動 / 自動) • 機密情報の種類、完全なデータ一致 の利用が可能 MCAS の管理コンソール (Box 上のファイルに AIP の秘密度ラベルを適用) AIP & MCAS 機密情報の 種類 完全な データ一致 Box
- 23. Microsoft Japan Digital Days Section 4 機密情報の外部への 流出行為の監視・制御
- 24. 組織内部からの機密情報流出の課題に対する対策 機密情報の 自動検出・分類 機密情報に対する アクセス権の管理 機密情報の外部への 流出行為の監視・制御 ・機密情報の種類 (Sensitive Info Types) ・完全なデータ一致 (Exact Data Match) ・Azure Information Protection (秘密度ラベル) ・Azure Information Protection (暗号化) ・Azure Information Protection スキャナー ・自動ラベリングポリシー ・Microsoft Cloud App Security ・Office 365 DLP (Exchange Online , SharePoint Online , OneDrive for Business) ・Teams DLP ・Endpoint DLP
- 27. デバイス上での機密情報流出制御 - Endpoint DLP Endpoint DLP ポリシー • Microsoft 365 コンプライアンス管理画面のデータ損失防止にてポリシーを作成 • Endpoint DLP の監視対象とするユーザー、ファイル、アクティビティを定義
- 28. Microsoft Japan Digital Days Microsoft Japan Digital Days Demo デバイス上での機密情報の 流出制御
- 30. DLP アクティビティの監査 - アクティビティ エクスプローラー 監査対象となるデバイスのアクティビティ ファイルの印刷 / ファイルの削除 / ファイルの名前変更 ファイルの作成 / ファイルの変更 / ファイルの読み取り リムーバブル メディアへのファイルのコピー / ネットワーク共有へのファイルのコピー クリップボードへのファイルのコピー / クラウドへのファイルのアップロード 許可されていないアプリケーションによるファイルへのアクセス 各ワークロードにおける DLP ポリシーの一致 (EXO/SPO/OD4B/Teams)
- 31. Microsoft Japan Digital Days まとめ
- 32. 組織内部からの機密情報流出の課題に対する対策 機密情報の 自動検出・分類 機密情報に対する アクセス権の管理 機密情報の外部への 流出行為の監視・制御 ・機密情報の種類 (Sensitive Info Types) ・完全なデータ一致 (Exact Data Match) ・Azure Information Protection (秘密度ラベル) ・Azure Information Protection (暗号化) ・Azure Information Protection スキャナー ・自動ラベリングポリシー ・Microsoft Cloud App Security ・Office 365 DLP (Exchange Online , SharePoint Online , OneDrive for Business) ・Teams DLP ・Endpoint DLP
- 33. Microsoft 365 E5 Compliance Insider Risk Management 重要な内部者リスクを特定し、 対策を講じます データのライフサイクルを通じて データを保護し、統治します Information Protection & Governance 関連データの迅速な調査と 対応を可能とします eDiscovery & Audit データ損失防止 カスタマー キー 機密情報の種類 完全なデータ一致 Advanced Message Encryption イベント ベースの保持 インサイダー リスク管理 情報バリア コミュニケーション コンプライアンス 特権アクセスの管理 カスタマー ロックボックス Advanced eDiscovery Advanced Audit Compliance Management コンプライアンスの簡素化とリスクの低減します。
- 34. Microsoft Information Protection (MIP) で 実現する組織全体の機密情報の検出・分類・保護 MIP データ分類サービス MCAS Endpoint DLP 機密情報の種類 Trainable Classifiers o Sample Content o Test o Validate o Publish Out of Box o Credit Card o SSN o License o More Custom o RegEx o Dictionary o Fingerprint o EDM 秘密度ラベル Public General Confidential … USB Drive Network Print Clipboard App Control Cloud Upload iOS Android MacOS Windows AIP Scanner Auto Labeling DLP オンプレミス SharePoint 3rd party SaaS ファイル サーバー S3 Azure AZURE SERVICES SQL DB ADLS Blobs Azure Files CosmosDB ADF Synapse Data Share HDInsight PowerBI SQL Server Azure Purview デバイス
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