第37回Creators MeetUp の登壇資料です。 「Raspberry Pi Zero＋SORACOM＋littleBitsで手で持てそうなデバイスのプロトタイプを3Dプリンタと連携してやってみるよ」 ◆スライド内の素材は以下を使用させて頂いております。ありがとうございます！ ・シルエットデザインhttp://kage-design.com/ ・human pictogram 2.0http://pictogram2.com/

1. 第37回Creators MeetUp
Raspberry Pi Zero＋SORACOM＋littleBitsで手で持てそう
なデバイスのプロトタイプを3Dプリンタと連携してやって
みるよ
ワンフットシーバス 田中正吾

2. 私の話はスライドを後ほど共有します。
話す内容に注力いただいて大丈夫です！

3. 自己紹介

4. 田中正吾（たなかせいご）
屋号：ワンフットシーバス
2004年よりフリーランス。以後、FLASH制作を
中心にインタラクティブコンテンツを主に行い
現在に至る。
最近は、JavaScriptやHTML5アニメーション、
スマートフォン演出制作のワークフロー改善に
関わったりしていました。
デジタルサイネージやアプリ制作もやります。

5. あとウォンバットが好きで情報集めに
自分のWEB力を全力で注いでいます

6. なぜ手に持てるデバイスにしたいか？

7. Internet of Things
（インターネットのモノ化）

8. Internet of Things
（インターネットのモノ化）

9. Things
||
モノ（物体）

10. Things
||
モノ（物体）・ものごと・考え

11. Internet of Things
デバイスというモノや物事（アクション）を
インターネットとつなげて
見えないものが見えたり（＝可視化）
より便利になったりすること
デバイス WEB デバイス WEB

12. ということで

13. わたくし最近よくIoTネタをやる
すしインタラクティブデバイス1号ネタ

14. すしインタラクティブネタは
LIGさんのブログで舞台裏を書いています
気軽にIoTのプロトタイプを作れるlittleBitsのMAKEY MAKEYモジュールを使ってみた | 株式会社LIG
http://liginc.co.jp/203593

15. 中身はこんな感じ

16. デバイス部分はlittleBitsという
ブロック的に電子工作するデバイスを使ってます

17. 4つの機能を色で分かりやすくデザイン
Bits 製品情報 - littleBits より
http://jp.littlebits.com/bits/

18. カラーごとの役割を意識して
つなげて磁石でパチパチつなげて設計できる
電源が流れて
POWER
スイッチを押すと
INPUT
ライトがつくよ
OUTPUT

19. デバイス1号ネタもこんなかんじ

20. IoTなのでネットつながらないとツラい

21. Wifiつながりにくい問題
（IoTなのに）

22. そこでSORACOM。LTE通信できるSIM。

23. クラウドで通信速度のコントロールができたり、
データ通信量の情報を取得できる。IoT向き。

24. USBモデムに入れて
PC（Raspberry Pi 2）にもつながる！

25. SORACOMはLTE通信。
スマホが屋外でつながるように、
デバイスもつながる！

26. こんな風に据え置きデバイスもいいけど

27. スマホのように屋外でつながるなら
手で持てるデバイスにして
いろいろなプロトタイプ（試作）をしたい！

28. そして、さらにやってみたくなる機運

29. IoTでデバイスと通信を橋渡しする
PC（Raspberry Pi 2）は名刺サイズでちょい大きい

30. ついつい据え置きデバイスになりがち

31. Raspberry Pi Zero との出会い

32. 昨年12月に登場したRaspberry Piの新型。
5ドルでお安い・かわいい・小さい。

33. 5ドルは、だいたい500円！

34. 大きさも従来の半分。
フリスクケースちょっとはみ出すくらい。

35. これは手で持てそう！

36. 感動のあまり、いきおいあまって
ケースを作りたくなった

37. まずダミーRaspberry Pi Zeroを作って
ケースの基礎にしてみます。
（3Dプリントダミー持ってきたのでZeroのちいささを触れてみてください）

38. ど根性で形状どりを、こんな感じで進めて
スキャン SVG
トレース 押し出し手トレース

39. RasPiZeroの形をとってスキャン、

40. IllustratorでトレースしてSVG化、

41. まずRasPiZeroだけのケースを作ってみる

42. ついでにウォンバットのレリーフも

43. いざ出力！

44. 私が3Dプリンタを買うわけではなく、

45. お店に3Dデータを持って行くと
3Dプリンタで出力してくれるところがある

46. 中野ブロードウェイの
「あッ3Dプリンター屋だ!!」さん！

47. エンジニアさん（店長さん）が
適切なプリント方法で出してくれます

48. ということで

49. 試行錯誤のすえに出来上がりまして

50. いいかんじにRasPiZeroのケースは
出来上がって形のアテがついた

51. いざ、手持ちデバイスつくってみよう！

52. 形状を決めるまでの試行錯誤

53. まず形のイメージつかないので
地道に行くことにした

54. SORACOMの形状もとって

55. SORACOM込みの形状の感覚をつかむ

56. 感覚をつかんだら設計！設計！
（手書き）

57. トレースしてSVG（パスデータ）化

58. にぎり手部分でPC（RasPiZero）と
通信（SORACOM）を担当し
通信PC

59. littleBitsでデバイスをあれこれする
プロトタイプ部分を担当

60. SORACOM部分の支えも考える

61. 読み込んで3Dデータで起こしてみた

62. いいかんじそう！？

63. littleBitsマウントボードも
いいぐあいにはまりそうか！？

64. SORACOM支えが薄すぎて
手で持ったらボッキリ・・・。

65. ここはプログラムと一緒で
3Dプリントも設計したとおりに出来上がり、
設計したとおりに強くも壊れやすくもなるね！
学び

66. 折れたところを3Dプリンタやさんからも
アドバイスをもらって補強！

67. できたー（今週火曜日）

68. 早速組んでみる

69. つかんでみる！いいぞ！

70. いざプロトタイプをうごかす！

71. ざっくりデモを作ってみる

72. プロトタイプの余白を意識したあまり

73. 羽子板っぽく大きくなったのはご愛嬌

74. センサーやボタン PC 通信
ともあれネットとやり取りできる

75. ネットとはどうやりとりするの？
いろんなサービスとつなげると大変じゃない？

76. そこでIFTTTをつかって気軽にやってみる

77. IFTTTはWEBサービス同士のルール（API）を
橋渡しして簡単につなげるサービス

78. IFTTTには自前のサーバーに命令できる
Maker Channelという便利なものがあり
これでデバイスを動かせる

79. WEB(IFTTT)からデバイス、
デバイスからWEB(IFTTT)両方動く。
以下フローのように行き来する。
IFTTTスマホアプリから明かりが点灯
羽子板ボタンでチャット(slack)が反応

80. デモ

81. うまくいってほしい。

82. 中継
サーバー
(Heroku)
ハードウェア
プロトタイプ
WEBサービス連携 RasPi Zero
(NodeRED)
Maker Channel
HTTP MQTT
HTTP
Maker Channel
全体のしくみ

83. ハードウェア
プロトタイプ
WEBサービス連携 RasPi Zero
(NodeRED)
HTTP
Maker Channel
チャットお知らせは、
IFTTT指定のURLに出すだけでやりやすい

84. 中継
サーバー
(Heroku)
ハードウェア
プロトタイプ
WEBサービス連携 RasPi Zero
(NodeRED)
Maker Channel
HTTP MQTT
WEB反応もリアルタイムにするための
中継サーバーはあるがシンプル

85. ハードウェア
プロトタイプ
RasPi Zero
(NodeRED)
MQTT
PC内（RasPi）もNodeREDという
楽しいツールを使っている
HTTP

86. RasPi Zero (NodeRED) ハードウェア
プロトタイプ
MQTT
RasPi内のNodeREDも
視覚的にサーバープログラムを書けて楽しい

87. RasPi Zero (NodeRED) ハードウェア
プロトタイプ
プログラムは少なめでほぼNodeREDだけで
視覚的に組めている
（ここもブロックぽい試行錯誤ができてる）
HTTP

88. ということで

89. littleBits側のセンサーや反応をあれこれ変えて、
IFTTT側のつなげるWEBサービスを
いろいろ変えると楽しそう！

90. そして、手元で何かが動いたり
伝わったりするのは面白そうだ！

91. 今後も改良していきたい。
（ひとまず小型化とか）

92. ➔ まとめ（Thingsのほう）
◆ IoTのThings（モノ）では、デバイスのより小型化の
機運を感じる。
◆ デバイスだけでなく周囲の形状もなんとかしたくなる
ときがある！そういうときに3Dプリンタで出力して自
分の思い描く形を試してみるのも楽しい。
◆ 3Dプリンタの出力は、フリーの3Dソフトもあり身近
なソフト(Illustrator）といったものでも連携できるの
で敷居が低くなってる。
◆ littleBitsやMESHのようにブロック的なコンセプトで
プロトタイプを試行錯誤しやすくなってきている。

93. ➔ まとめ（Internetのほう）
◆ IoTのInternetもIFTTT・Yahoo myThingsといった気
軽にAPIをつなげるサービスがでてきてアイデアが具
現化しやすくなった。
◆ プログラムでの知見も整いだしたので、NodeREDのよ
うなビジュアルプログラムもできるようになり試行錯
誤がしやすくなってきている。

94. みなさんも自分好みのIoTをいろいろと
試してみましょう！たのしいよ！

95. ご清聴いただきまして
ありがとうございました！