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正解がない時代
営業は何をすべきか
正解がない時代
社会環境が複雑性を増し
将来の予測が困難な状況
VUCA
VUCAの時代に求められる企業の行動様式
未来を予測し
目標を定め
計画通り行動する
変化を直ちに捉え
現時点での最適を選択し
改善を高速に回し続ける
【参考】VUCAとは何か
社会環境が複雑性を増し
将来の予測が困難な状況
現状の理解
結
果
の
予
測
困
難
困難
テクノロジーの進化や社会常識の変化など、価値観や
社会の仕組みなどが猛烈なスピードで変化し、先の見
通しを立てることが困難。変化の度合いや割合も大き
く、変動性を予想するのは難しくなっている
Uncertainty(不確実性)
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代を取り巻く情勢は、予断を許さなない状況であって、
さまざまなリスクに対応しなければならない状況に置
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合っているため、問題解決は単純ではなく、より一
層困難なものになりつつある。
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かつ前例のない出来事が増え、過去の実績や成功例
に基づいた方法が通用しない時代となりつつある。
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VUCA(ブーカ): 2016年のダボス会議(世界経済フォーラム)で使われ、注目されるようになった。昨
今は、ビジネスシーンでも一般的に使用されており、コロナ禍によって我々は身をもって体験している。働き
方や組織のあり方、経営などの方針に関わる考え方の前提にもなっている。
変化を直ちに捉え
現時点での最適を選択し
改善を高速に回し続ける
【参考】時間感覚の変化がどう変わったか
ビジネス・モデル お客様との関係 働き方 情報システム
社会環境の変化が緩やかで中長期的な予測が可能 社会環境が複雑性を増し将来の予測が困難な状況
DXとはVUCAの時代に対応するための変革
管理・統率で組織力を発揮 自律した組織で圧倒的なスピード
DXの目的
デジタル技術を駆使
ビジネス・モデルやビジネスプロセス
のレイヤ構造化と抽象化
企業の文化や風土の変革
データドリブンと自律した組織への
大幅な権限委譲
未来を予測し
目標を定め
計画通り行動する
変化を直ちに捉え
現時点での最適を選択し
改善を高速に回し続ける
レイヤ構造化 抽象化
デジタル化とはレイヤ構造化と抽象化
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具
体
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デジタル・トランスフォーメーション
2004年、スウェーデンのウメオ大学教授であるエリック・ストルターマンの提唱した概念
ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること
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2010年代、マイケル・ウェイドらによって提唱された概念
デジタル技術とデジタル・ビジネスモデルを用いて組織を変化させ、業績を改善
すること
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2018年、経済産業省が公表した定義
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、
顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するととも
に、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位
性を確立すること
 デジタル・テクノロジーの進展により産業構造や競争原理が変化し、これに対処できなけ
れば、事業継続や企業存続が難しくなる
 競争環境 、ビジネス・モデル、組織や体制を再定義し、企業の文化や体質を変革すること
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変化に俊敏に対応できる企業へと変わること
DXの目的
変化が早く、予測困難な社会
変化に俊敏に対応できる企業へと変わること
新規事業やビジネス・モデルの転換
業務改善やビジネス・プロセスの変更
デジタル前提の社会へ適応するために
高速にアップデートを繰り返すことが
できる文化や風土、仕組みを作ること
DXの目的
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新規事業やビジネス・モデルの転換
業務改善やビジネス・プロセスの変更
デジタル前提の社会へ適応するために
高速にアップデートを繰り返すことが
できる文化や風土、仕組みを作ること
一般論としては理解できる
お客様それぞれに事情が違う
用意された正解はない!
営業として何を売るのか?
DXに正解はない
課題やテーマを教えて頂ければ、
御社に最適なソリューションを
提供します!
うちもDXに取り組まなければな
りません。でも何をすればいい
のかわかりません。
はぁ?それが分からないから相談
しているんじゃないか!
何が欲しいか教えてくれなければ、
商売にならないよ!
DXの実現のために
RPAを導入しましょう!
いやいや、
そんな話ではないでしょ!
現実には・・・
“DX” は、いかがですか?
正解がなければ、正解を作ればいい
正解はありません!
一緒に正解を作りましょう!
 自社の製品やサービスを売ることを前提としない
 お客様の幸せを一番に考える
 プロフェッショナルの知識、見識、胆識を磨く
【参考】知識、見識、胆識
知識とは理解と記憶力の問題で、本を読んだり、お話を聞い
たりすれば知ることのできる大脳皮質の作用によるものです。
知識は、その人の人格や体験あるいは直観を通じて見識とな
ります。
見識は現実の複雑な事態に直面した場合、いかに判断するか
という判断力の問題だと思います。
胆識は肝っ玉を伴った実践的判断力とでも言うべきものです。
困難な現実の事態にぶつかった場合、あらゆる抵抗を排除し
て、断乎として自分の所信を実践に移していく力が胆識では
ないかと思います。
正解は対話で作る
対話とは
「過去」に共感し、「現在」を冷静に見つめ、「未来」を提言すること
 相手への敬意と共感。彼らの歴史を否定するのではなく、その苦労に思いを馳せ、いまの
状況や悩みを聞き、それに頭を垂れる。
 自分の中に浮かんだ疑問をぶつけ、それについて、整理し、また問いかける。
 自分の正解(の仮説)を相手に投げかけ、議論を深める。
お客様に正解はなく、こちらにも正解がない
 DXやデジタル化などという看板を外す
 自分たちできることや商材などは一旦忘れる
 私心なく、お客様と対話する
お客様の先生となって、対話をリードする
知識、見識、胆識
お客様のチームの一員になる
DXやデジタル化、自分たちの商材ありきではない
業務手順や組織体制、業績評価制度や雇用制度、現行システムや自分たちへの不満
や期待など、お客様の幸せのために、一緒になって、最適解を探すために対話する。
お客様のチームの一員になる
 魅力的な人間力と深い信頼
 チームを牽引するリーダーシップ
 プロとしての知識・見識・胆識
「共創」の土台
営業が目指すべきは・・・
あなたは、お客様から
最初に相談される相手
になっていますか?
 自社の製品やサービスを売ることを前提としない
 お客様の幸せを一番に考える
 プロフェッショナルの知識、見識、胆識を磨く
多くのお客様とこの関係を築けば、
 競合は存在しない!
 案件が枯渇することはない!
作らない技術を前提としたシステム
自動車の
配車サービス
地図情報 代金決済
セキュリティ
ID認証 損害保険
マイクロサービス、REST/AP|I
クラウド・サービス
クルマと人
マッチング
ITの変化とビジネス対応
オープンソース・ソフトウェア
クラウド
サービス
OSS
差別化するための
独自性の高い
プログラム
ITサービスを
短期間に実現する
事業の成果に貢献する
事業の売上や利益の増加
できるだけ作らずに短期間でITサービスを実現する
求められる技術力の転換
20
10年前
高度な専門スキルを持つ人材が相
当人数必要だった
自動化の範囲が限定的で人手に頼
る範囲が広く人数が必要であり、
経験に頼った属人的スキルが価値
とされた
フレームワークやパッケージは
あったが、「個別・独自」の要求
は根強く、人手によるコーディン
グに頼る範囲が広く、人手が必要
とされた
中長期的に絶対的な品質
と安定
大手SI事業者でなければ必要な
スキルを持つ人材を集めること
ができなかった
高度な専門スキルは求められるが
人数は少なくても対処できる
自動化あるいはクラウド・サービ
スへの代替がすすみ、必要な人数
は少なく、属人的スキルは排除さ
れる
ITの適用範囲が拡大し、技術の高
度化と多様化が進み、できるだけ
作らないで、ユーザーが求めるIT
サービスを提供できることが求め
られる
短期間での立ち上げと
変更への俊敏性
小規模なIT事業者や内製化といっ
た少ない人数でも技術力があれば
対処できる
作る技術力の時代 作らない技術力の時代
現 在
構築
運用
開発
人材
組織的人材動員力 個人的技術力と人間力
「作る技術」から「作らない技術」へ
作る技術 作らない技術
仕様書に定められた機能を実装すること
を目的に、丁寧に手間を掛けて、QCDを
守って、プログラムを作る技術
ビジネス成果の達成を目的に、既存のIT
サービスを駆使し、できるだけ作らずに
短期間でITサービスを実現する技術
ビジネス目的:工数を売る
組織力を駆使して、作る技術を持つエン
ジニアをできるだけ多く動員し、工数を
最大化して、売上規模を拡大すること
ビジネス目的:技術力を売る
作らない技術力を持つ個人やチームをお
客様の事業の成果に見合う金額で提供し
て、高い利益率を継続的に確保すること
エンジニアの役割:
お客様をインタビューして、要件を定義
し、WBSに従って進捗を管理するPMや
仕様書に従ってコードを書くエンジニア
エンジニアの役割:
お客様と事業の目的とビジョンを共有し、
ITサービスを提供するための障害を排除
し、お膳立てを整えるスクラムマスター
と、既存のサービスや技術を自分たちで
目利きし、最速最短でビジネスの成果に
供するITサービスを実現するエンジニア
求められる戦略の転換
作らない技術力を使って
作る技術力を前提としたビジネス・モデルを改善する
作る技術力で稼げるうちに
作らない技術力を前提としたビジネス・モデルに転換する
「作らない技術」は、事業部門や経営者が意志決定者
大手SI事業者でなければ必要
なスキルを持つ人材を集める
ことができなかった
作る技術力の時代
組織的人材動員力
構築 運用
ITシステムの所有
購入
情報システム部門
IT投資決定に関わる影響力の重心が上流へシフトする
小規模なIT事業者や内製化と
いった少ない人数でも技術力
があれば対処できる
作らない技術力の時代
個人的技術力と人間力
組合せ DevOps
ITサービスの使用
目利き
事業部門・経営者
事業部門・経営層
LoB、事業部門、経営者など
直接的な事業責任を持つ部門
情報システム部門
上流からの要請に応え情報システムの
構築・運用についての責任を持つ部門
IT投資決定に
関わる影響力
IT投資に関わる影響力の重心が上流へシフトする
情報システム部門だけではなく事業部門や
経営層からも最初に相談される相手になる
 圧倒的なスピードを手に入れる
 ITを武器に事業の差別化を図る
 作らない技術を使って内製する
まとめてみると・・・
正解がない時代
営業は正解を作る
先生となって
お客様との
対話をリードする
情報システム部門
だけではなく
事業部門や経営層
からも最初に相談
される相手になる
お客様のチームの一員になる
 魅力的な人間力と深い信頼
 チームを牽引するリーダーシップ
 プロとしての知識・見識・胆識
「木こりのジレンマ」に陥ってはいないだろうか?
木こりが木を切っていた。
通りがかった旅人がその様子を眺めてい
ると、斧を振るう勢いの割に、木が切れ
ていないようだった。
よく見ると木こりの使っている斧が刃こ
ぼれしている。そこで、旅人は言った。
「斧を研いだほうがいいのではないです
か?」
すると、木こりはこう答えた。
「そんなことは分かっていますが、木を
切るのに忙しくて、斧を研ぐ時間がない
んですよ。」
ネットコマース株式会社
180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-4-17
エスト・グランデール・カーロ 1201
http://www.netcommerce.co.jp/

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LiBRA 09.2021 / 営業向け講演

Editor's Notes

  1. 社会環境が複雑性を増し将来の予測が困難な状況 まさに私たちが置かれているこのような状況を「VUCA(ブーカ)」と呼びます。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉で、2016年のダボス会議(世界経済フォーラム)で使われ、注目されるようになりました。昨今は、ビジネスシーンでも一般的に使用されており、コロナ禍によって我々は身をもって体験していると言えるでしょう。いまや働き方や組織のあり方、経営などの方針に関わる考え方の前提にもなっています。 Volatility(変動性) テクノロジーの進化や社会常識の変化など、価値観や社会の仕組みなどが猛烈なスピードで変化し、先の見通しを立てることが困難。変化の度合いや割合も大きく、変動性を予想するのは難しくなっている。 Uncertainty(不確実性) イギリスのEU離脱、米中貿易戦、民族間紛争など、現代を取り巻く情勢は、予断を許さなない状況であって、さまざまなリスクに対応しなければならない状況に置かれている。 Complexity(複雑性) 一つの企業、一つの国で解決できる問題が極端に少なくなった。地球規模でパラメータが複雑に絡み合っているため、問題解決は単純ではなく、より一層困難なものになりつつある。 Ambiguity(曖昧性) 変動性、不確実性、複雑性がり、因果関係が不明、かつ前例のない出来事が増え、過去の実績や成功例に基づいた方法が通用しない時代となりつつある。 見通すことのできない未来に対して、あるいは、理解できない現状に対して、事業を継続していくには、古き良き時代の時間感覚では対処できません。予測不可能な変化に俊敏に対処できる圧倒的スピードを獲得するしかないのです。 デジタル・トランスフォーメーションとは、デジタル技術を使って既存を改善することや、デジタル技術を使って新しい事業を立ち上げることではありません。このような時間感覚の変化に対処するために、本質的に、あるいは根本的に、「圧倒的なビジネス・スピード」を駆使できる企業の文化や風土へと、自らが変革することを意味する言葉なのです。
  2. 3年間の中長期計画 1年に一度の年度計画 半年に一度の設備投資 月例の定例役員会 週次の部門会議 多くの企業は、階層的な組織構造を前提に、このような時間軸で、意思決定をしてきました。確かに、中長期的な見通しを持たなければならない経営・財務・投資計画などでは、このような大枠での意志決定はいまも必要です。しかし、新規事業開発・共創・トラブル対応などの現場の最前線での活動では、高速な試行錯誤と意志決定が求められ、同じ時間軸で動いていていては、うまくいきません。 明確なミッションの提示と大幅な権限委譲を前提に、現場の判断力を信じて、その時々の最善を直ちに見極め迅速に意志決定を下し、行動を変化させなくてはなりません。つまり「圧倒的なビジネス・スピード」を手に入れるしかないのです。 そのためには、ビジネス・プロセスをデジタル化して現場をリアルタイムに「見える化」し、データに基づいて的確、迅速に「判断」し、直ちに「行動」できる仕組みを持つことです。 設備を投資から経費へ変更(クラウドなど) リアルタイムかつオープンなデータ共有(ERPなど) リアルタイムかつオープンなコミュニケーション(チャットなど) このようなデジタル化されたビジネス・プロセスを前提に、現場の行動を変えなくてはなりません。 戦略を動かし続ける 現場に権限委譲する 現場での判断を重視 結果を迅速に事後報告 対話の頻度を増やす 事前に十分に準備し、根回しをして全員の合意を取り付けてから行動するというかつての時間感覚では、いまのビジネス環境に対処することなどできません。 そんないまの時代の時間感覚にビジネスも合わせなくてはなりません。ビジネス・モデルやお客様との関係、働き方は当然ですが、これらを支える情報システムの開発や運用もまた変革が求められます。