この資料は2014-9-16にCreek&River社で行ったセミナー、「プログラム未経験でもできる！iOSアニメーションUI入門 〜新言語Swiftでスワイプアニメーションを作ってみよう〜」にて使用したスライドを、配布用に再編集したものです。

1. iPhoneアプリ開発
の歩き方
〜Swift編〜
2014-9-16
株式会社ジブンスタイル斉藤祐輔
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2. はじめに
この資料は2014-9-16にCreek&River社で行ったセミナー、
「プログラム未経験でもできる！iOSアニメーションUI入
門〜新言語Swiftでスワイプアニメーションを作ってみよう
〜」にて使用したスライドを、配布用に再編集したもので
す。
2

3. 自己紹介
斉藤祐輔
株式会社ジブンスタイル代表
o 社員一人ひとりがやりたいことを仕事にする会社
o 五反田でプログラミング教育を軸とするIT企業
略歴
o ITコンサル3年
o 創業〜受託開発／いろいろ模索2年
o プログラミング教育2年
3

4. 本日は、
皆さんが1 時間でSwiftマスターに！
…なるための地図をお渡ししたいと思います
プログラミングを覚えよう！という人が挫折をす
る一番の理由
4
覚えることが多すぎる
（＝気になる／知りたくなることが多すぎる）
• とりあえず「写経」って目隠しで自転車に乗って綱渡りしてる気分。。
• 最低限知らないといけないことが何かがわからない
• 入門書ならこれは知っとけ／これは知らなくていい、という言い切りが欲
しい

5. 本日は、
皆さんが1 時間でSwiftマスターに！
…なるための地図をお渡ししたいと思います
5
iPhoneアプリ開発の歩き方〜Swift編〜
• 気になる知りたい欲求を最低限満たし
• 目隠しを外します

6. 今日のゴール
このUIを実現するまでの
道程を理解する
6

7. もくじ
1. Swiftトピックス
o Swiftってどんな言語？
o この文法だけは今日覚えときましょう
2. アプリってどう動いてるの？
o アプリが動くのに必要な登場人物を知る
3. で、どう作るの？
o Xcode（コーディング→ コンパイル→ ビルド）
o 常連さんを知る（一見さんを見分ける）
4. やりたいこと別、使うFramework
5. UIを扱うには？
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8. Swiftトピックス
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9. Swiftトピックス
• 関数型言語系機能
o 定数宣言（Scala のval）
o Optional型（Scala）
o タプル（Scala）
o クロージャ（JavaScript）
o 高階関数（JavaScript）
o 関数のカリー化（Scala）
• オブジェクト指向系機能
o ジェネリクス（JavaのArray<T>）
• その他便利機能
o nil結合演算子（JavaScriptの|| ）
o lazy修飾子（Scala）
o カスタム演算子
9
使わなくても
アプリは作れます
Java7やPHPよりは
自由度が高い
（＝覚えることが多い）
くらいのイメージでOK

10. Swiftトピックス
• 関数型言語系機能
o 定数宣言（Scala のval）
o Optional型（Scala）
o タプル（Scala）
o クロージャ（JavaScript）
o 高階関数（JavaScript）
o 関数のカリー化（Scala）
• オブジェクト指向系機能
o ジェネリクス（JavaのArray<T>）
• その他便利機能
o nil結合演算子（JavaScriptの|| ）
o lazy修飾子（Scala）
o カスタム演算子
10
var animator: UIDynamicAnimator?
attachmentBehavior = UIAttachmentBehavior(…)
attachmentBehavior?.frequency = 0
animator!.addBehavior(attachmentBehavior)
！とか？とか検索できない！！

11. まず変数から
• 数学を思い出して下さい
• 変数x の値が変わることでy の値が変わるのでした
• 概念的には変数は箱
11

12. プログラミングでの変数
• 箱の種類が豊富です
• 何が入るのかを決めるための「データ型」があります
var userName: String = ”斉藤祐輔”
var x: Int = 5
println(userName)
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13. 定数を作る時はlet
• var はVariable（[名]: 変化するもの）の略
• 定数を作る時は、let を使う
• letで作った箱は、中身を変えることはできません
13
var x: Int = 5
let y: Int = 10

14. 何も入っていないを示すnil
• 箱の中が空である状態
• あると思って箱の中身を使おうと思うと実行時に予期せ
ぬエラーが！
14

15. Swiftでの変数の決まり
• 必ず初期化を行うこと
• 何もない、すなわちnil が入っているという状態はダメ
15

16. Optional型
• nilがOKなデータ型
• userNameの中身は、
o 何かしらの文字列が入っている
o あるいはnil
• 初期値として何も代入
しなければ初期値はnil
16
var userName: String? = ”斉藤祐輔”

17. 何が嬉しいの？
空かどうかのチェックが実行時ではなく、実装時に可能
17
var userName: String? = ”斉藤祐輔”
if let name = userName {
// userNameに値がある場合
println(name)
} else {
// userNameがnilの場合
println(“userNameがnilです”)
}
安全な使い方

18. その他使い方
18
var userName: String? = ”斉藤祐輔”
• 安全に中身を取り出す（Unwrapする）
userName?
• 中身がある場合は、中身を取り出し
• 中身がない場合には、nilとなる
• 強制的に中身を取り出す
userName!
• 中身がある場合には、中身を取り出し
• 中身がない場合には、エラーとなる
→ おそらく過渡期対応（Objective-Cとの互換性を
保つため）なので、ポジティブに使うべきではない

19. ここまでのおさらい
19
コードに沢山でてくる？とか！を調べる時は
「Optional型」で検索！

20. アプリってどう
動いてるの？
20

21. メモリ上でアプリは動く
iOSのメモリ
21

22. メモリを食うアプリがいると
iOSのメモリ
22
アクティブでないアプリが
OSによって終了させられる

23. アプリの中身は？
23

24. アプリ毎に
実装する部分
Application（アプリ共通部の制御）
Device（iPhoneやiPadの制御）
24

25. アプリ毎の実装の中身は？
25

26. View
画面インタフェース
ViewController
26

27. ここまでのおさらい
iOSのメモリ
View
ViewController
Application
Device
27
• アプリが動くのに必要な登場人物

28. で、どう作る
の？
28

29. Xcode
• Swiftが動くのはXcodeの「6」
• Xcode6はMac OS X Yosemiteでしか動きません
• 「ios dev center」でググりましょう
• 日本語版はありません→ あきらめましょう
29

30. 30

31. 31

32. 32

33. ツールバー
ナビゲーション
エリア
エディタ
エリア
インスペクタ
エリア
ライブラリ
エリア
33

34. アプリ開発でやること
• 実装
o StoryboardでUI部品の配置
o ソースファイルに動作をプログラミング
• 各種画像の設定
o アイコン
o 起動時画像
• ユニバーサル対応
o どの大きさの端末でも動くように対応（Auto Layout）
• 多言語対応
o ベースは英語＋ 日本語が一般的
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35. アプリ開発でやること
• 実装
o StoryboardでUI部品の配置
o ソースファイルに動作をプログラミング
• 各種画像の設定
o アイコン
o 起動時画像
• ユニバーサル対応
o どの大きさの端末でも動くように対応（Auto Layout）
• 多言語対応
o ベースは英語＋ 日本語が一般的
35
完璧を求めなくて
いいんです

36. 実演
• 画面のデザイン
o Imageファイルを設置
• デモプロジェクト
o https://github.com/uskithub/SwiftUI
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37. View
ViewController
Application
Device
手の込んだことをしない限り
いじりません
37

38. View
ViewController
Application
Device
ここを主に実装します
38

39. アプリの一生（ライフサイクル）
39
アプリ起動
イベント
ループ
アプリ終了
Application
Applicationが
イベントを
待ってる状態
イベントとは
• ユーザが画面をタッチした
• 電話が掛かってきた
• 端末が横向きになった
• ホームボタンが押された
• 指定された時刻になった
• サーバからPush通知が来た

40. Viewの一生（ライフサイクル）
Application 40
ViewControllerを生成
ViewController
Viewのロード
View
Viewの表示
Viewの非表示
Viewの破棄

41. UI部品をタッチ
View
ViewController
Application 41

42. ジェスチャー操作
ジェスチャー
検出
センサー
View
ViewController
Application 42

43. デバイスを傾ける
View
ViewController
Application 43

44. Homeボタンを押した
View
ViewController
非表示
Application 44

45. View
ViewController
Application
Device
45
画面タッチのイベントを受け取って何かする場合
→ ViewController.swift を実装
上記以外のイベントを受け取って何かする場合
→ AppDelegate.swift を実装

46. import UIKit
classViewController: UIViewController {
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
// Do any additional setup after loading the view, typically from a nib.
}
override func didReceiveMemoryWarning() {
super.didReceiveMemoryWarning()
// Dispose of any resources that can be recreated.
}
}
UIKitという名前の道具箱を
使うよ、という指示
46

47. import UIKit
classViewController: UIViewController {
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
// Do any additional setup after loading the view, typically from a nib.
}
override func didReceiveMemoryWarning() {
super.didReceiveMemoryWarning()
// Dispose of any resources that can be recreated.
}
}
道具箱の中のViewController の
型紙を使って、新しい
ViewController を作っている
47

48. import UIKit
classViewController: UIViewController {
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
// Do any additional setup after loading the view, typically from a nib.
}
override func didReceiveMemoryWarning() {
super.didReceiveMemoryWarning()
// Dispose of any resources that can be recreated.
}
}
func ◯◯ は◯◯メソッドと
呼び、処理のひと塊に名前
を付けたもの
48

49. import UIKit
classViewController: UIViewController {
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
// Do any additional setup after loading the view, typically from a nib.
}
override func didReceiveMemoryWarning() {
super.didReceiveMemoryWarning()
// Dispose of any resources that can be recreated.
}
}
viewDidLoadは、Viewが
ロードされた後に呼ばれる
処理を指示できるメソッド
49

50. import UIKit
classViewController: UIViewController {
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
// Do any additional setup after loading the view, typically from a nib.
}
override func didReceiveMemoryWarning() {
super.didReceiveMemoryWarning()
// Dispose of any resources that can be recreated.
}
}
didReceiveMemoryWarningは
「メモリが足んないよ」とOS
から警告が来た時の処理を指
示するためのメソッド
50

51. import UIKit
classViewController: UIViewController {
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
// Do any additional setup after loading the view, typically from a nib.
}
override func didReceiveMemoryWarning() {
super.didReceiveMemoryWarning()
// Dispose of any resources that can be recreated.
}
}
super.メソッド名は、型紙
で決まられた元々の処理を
実行する、という指示
51

52. ここまでのおさらい
52
• メモリ上でアプリは動く
• アプリはDevice、Application、
ViewController+Viewの集まりで構成され
てる
• Applicationがイベント（画面タッチした、
デバイス傾いた、ホームボタン押された、
etc…）を受け取って、デフォルト動作を
呼んだり、ViewControllerに渡したりする
• View上のUI部品の処理とかは開発者が
ViewControllerにコードを書く
• コードを書くために色々な道具箱があり、
その中にある型紙を駆使して開発する

53. やりたいこと別、
使うFramework
53

54. 道具箱の種類
AddressBook UI
CocoaTouchレイヤー
GameKit MapKit
Message UI
UIKit
AVKit Core Graphics
Photos UI
Mediaレイヤー
CoreAudioKit Media Player
SpriteKit
SceneKit
Quartz Core
CloudKit
CoreServicesレイヤー
Core Data
Core Location
Core Telephony
Foundation
HealthKit
HomeKit
Accelerate
Core Bluetooth
External
Accessory
Social
PushKit
Twitter
Local
Authentication
54
iAd
Network
Extension
Security CoreOSレイヤー

55. 道具箱の種類
AddressBook UI
Message UI
CocoaTouchレイヤー
GameKit MapKit
Photos UI
Mediaレイヤー
CoreServicesレイヤー
CoreOSレイヤー
UIKit
AVKit Core Graphics
CoreAudioKit Media Player
SpriteKit
SceneKit
Quartz Core
CloudKit
Core Data
Core Location
Core Telephony
Foundation
HealthKit
HomeKit
Accelerate
Core Bluetooth
External
Accessory
Social
PushKit
Twitter
Local
Authentication
55
iAd
Network
Extension
Security

56. UIを扱うには？
56

57. 道具箱の種類
AddressBook UI
Message UI
CocoaTouchレイヤー
GameKit MapKit
Photos UI
Mediaレイヤー
CoreServicesレイヤー
CoreOSレイヤー
UIKit
AVKit Core Graphics
CoreAudioKit Media Player
SpriteKit
SceneKit
Quartz Core
CloudKit
Core Data
Core Location
Core Telephony
Foundation
HealthKit
HomeKit
Accelerate
Core Bluetooth
External
Accessory
Social
PushKit
Twitter
Local
Authentication
57
iAd
Network
Extension
Security

58. 実践UIKit Dynamics
UI部品を物理法則をシミュレートしてアニ
メートさせる
• AttachBehavior
o 指定した点とバネで繋がれているようにする
• SnapBehavior
o 引っ張っても指定した箇所に戻るようにする
• おまけ
58

59. 実演
• コーディング
o ジェスチャーリコグナイザーの設置
o イベントハンドラーの記述
59

60. まとめ
60

61. アプリ開発に必要な知識
① iPhoneアプリ開発の歩き方
② Swiftの文法
③ 道具箱（Framework）の種類と
型紙（クラス）の使い方
61
あとは…
自分の足で確かめよう！

62. 最後に宣伝を…
62

63. • 五反田で小中学生向けのプログラミング塾を開きます
• 自分もこっそり一緒に学びたいというデザイナの方を絶
賛募集中！
• 興味のある方はこの後声掛けて下さい
63
一緒に働く仲間を
大募集しています！