EC2018 incontinence study group
•
1 like•222 views
EC2018での失禁研究会の発表で用いた資料です。 http://ec2018.entcomp.org/ https://www.youtube.com/watch?v=FnS5IoUlZYI
Recommended
More Related Content
Featured
Featured (20)
EC2018 incontinence study group
- 2. 尿失禁 • 自分の意志とは関係なく尿が漏れてしまうこと • 直接生命を脅かすものではないが、著しくQOLを阻害 • 身近な存在であるにも関わらず周知・理解が不十分 2
- 4. 尿失禁問題の現状 • 高齢者、女性を中心に尿失禁が見られる • 在宅高齢者の10％、病院、介護施設に入所している高齢者 の50％に尿失禁が見られる • 女性の腹圧性尿失禁の有病率は非常に高い • 加齢とともに発症 • 男性の有病率は非常に低い • 羞恥心から誰にも相談できない • 症状の悪化 • 不必要なストレスを抱える 4 Vector et.al The Prevalence of Urinary Incontinence, Supplement REVIEWS IN UROLOGY 2001
- 5. 失禁問題に取り組む技術 5 排泄予測デバイス D Free, トリプル・ダブリュー・ ジャパン株式会社 Self-Powered Wireless Urinary-Incontinence Sensor Determines Time for Diaper Change from Spacing Between Sensing Signals, Ami Tanaka et.al IEEE SENSORS 2016 Conference 自動排泄処理ロボット マインレット爽, 株式会社エヌウィック 尿失禁の周知、理解には至っていない
- 6. 尿失禁感覚体験の例 オムツ体験会 • 老人ホーム職員がオムツを体験し、 不快感、座りにくさなどを体感 • 最適な装着方法などを学ぶ • 失禁までは行えない 6 看護教育現場におけるオムツ体験 • 看護学生がオムツを着用し、実際に尿 失禁を行う • 数時間尿意を我慢する必要、気軽に体 験できない
- 7. 尿失禁感覚体験の例 オムツ体験会 • 老人ホーム職員がオムツを体験し、 不快感、座りにくさなどを体感 • 最適な装着方法などを学ぶ • 失禁までは行えない 7 看護教育現場におけるオムツ体験 • 看護学生がオムツを着用し、実際に尿 失禁を行う • 数時間尿意を我慢する必要、気軽に体 験できない 尿失禁体験は一定の需要
- 8. 失禁体験装置 8
- 11. 失禁体験装置 11 • 聴覚刺激 • 下腹部への振動提示 • 下腹部の圧迫 尿意フェイズ 排尿時の温かさ、 服が肌に張り付く感覚 冷却ファン 振動子 圧迫用 バルーン 水ポンプ 水袋 エアーポンプ ヘッドホン ウォーター バッグ スピーカー 振動子 電磁弁 電源 マイコン・制御基板 尿意の苦しさ 排尿時の開放感 尿意提示、演出 尿意提示、演出 排尿時の悪寒
- 12. 失禁体験装置 12 • 聴覚刺激 • 下腹部への振動提示 • 下腹部の圧迫 尿意フェイズ • 圧迫の解放 • お湯（尿）を流す • 首筋へ振動と空冷の 提示（悪寒の再現） 排尿フェイズ 排尿時の温かさ、 服が肌に張り付く感覚 冷却ファン 振動子 圧迫用 バルーン 水ポンプ 水袋 エアーポンプ ヘッドホン ウォーター バッグ スピーカー 振動子 電磁弁 電源 マイコン・制御基板 尿意の苦しさ 排尿時の開放感 尿意提示、演出 尿意提示、演出 排尿時の悪寒
- 17. これまでの展示体験の様子 主な体験会、展示会での失禁 • IVRC2015 • ニコニコ超会議2016 • 学内体験会（電気通信大学） • Innovative Technologies 2016 • VRクリエイティブアワード • ほか小規模な体験会 のべ500人以上失禁 17
- 18. 体験の様子 主な体験会、展示会での失禁 • IVRC2015 • ニコニコ超会議2016 • 学内体験会（電気通信大学） • Innovative Technologies 2016 • VRクリエイティブアワード • ほか小規模な体験会 のべ500人以上失禁 18
- 19. 体験の様子 主な体験会、展示会での失禁 • IVRC2015 • ニコニコ超会議2016 • 学内体験会（電気通信大学） • Innovative Technologies 2016 • VRクリエイティブアワード • ほか小規模な体験会 のべ500人以上失禁 19
- 20. 体験の様子 主な体験会、展示会での失禁 • IVRC2015 • ニコニコ超会議2016 • 学内体験会（電気通信大学） • Innovative Technologies 2016 • VRクリエイティブアワード • JAPAN VR EXPO • ほか小規模な体験会 のべ500人以上失禁 20
- 21. 体験の様子 主な体験会、展示会での失禁 • IVRC2015 • 学内体験会（電気通信大学） • ニコニコ超会議2016 • Innovative Technologies 2016 • VRクリエイティブアワード • ほか小規模な体験会 のべ500人以上失禁 21
- 22. 体験の様子 主な体験会、展示会での失禁 • IVRC2015 • ニコニコ超会議2016 • 学内体験会（電気通信大学） • Innovative Technologies 2016 • VRクリエイティブアワード • JAPAN VR EXPO • ほか小規模な体験会 のべ500人以上失禁 22
- 23. 体験のフィードバック • 濡れた感覚がリアル • お湯を用いたことで瞬時に温感提示可能 • お湯の温度は体温より高めの40～45℃ • 弱い圧迫により服が張り付く感覚を再現 • 尿意の感覚が弱い • 直接刺激ができない内臓感覚 • 体験中に周囲の煽りを受けると質向上 • ➡感情の誘導が重要 • （今から自分が漏らすという認識） 23
- 24. 失禁体験装置の今後 尿意提示の手法の検討と検証 • コンテンツの制作 • HMDを用いた没入感の高い状況提示 • 身体の末端の冷却 装置の小型化とモジュール化 • お湯の代わりになる手法の検討 • 水漏れ対策 • ウェアラブル化 医療・介護・エンタメ施設への応用 • 尿失禁体験による意識変化、リハビリ補助 • 失禁体験を用いたエンタメ作品 24