条件付きCutPasteを用いた異常検知の高精度化
本田 晴己,山内 悠嗣 (中部大学)
研究背景・目的
⚫ AIを用いた異常検知における異常データの不足
⚫ 擬似的な異常画像を生成するCutPaste [1]
⚫ CutPasteによる不自然な異常画像の発生
⚫ モデルの性能向上が阻害される
提案手法
⚫ MvtecADデータセット[3]
⚫ 学習データ:正常画像+生成した異常画像
⚫ 評価データ:正常画像+実際の異常画像
⚫ 比較手法
⚫ 提案手法を用いて学習したモデル
⚫ 通常のCutPasteを用いて学習したモデル
⚫ 評価指標
⚫ ROC Area Under the Curve(ROCAUC)
⚫ オブジェクトごとの精度比較
⚫ 半数のオブジェクトにおいて精度向上を確認
⚫ 平均精度が4.7%向上
⚫ 精度が向上したオブジェクト
⚫ 通常のCutPasteで不自然さが顕著
⚫ 精度が低下したオブジェクト
⚫ データセット内のオブジェクトが同一の姿勢
⚫ CutPasteに2つの条件を付与
⚫ 姿勢が類似した2枚の正常画像を使用
⚫ 同じ位置の領域を切り貼り
⚫ 提案手法による擬似的な異常画像の生成の流れ
1. 正常画像データからランダムに2枚を選択
2. SSIMにより画像間の類似度を計算
3. 類似度が閾値を下回る場合には1.に戻る
4. 片方から領域を切り取り,もう一方に貼り付け
5. 切り貼りした画像と元画像の類似度を計算
6. 閾値を下回る場合には学習データに追加
7. 1~6を繰り返す
⚫ 異常画像が生成されなかった場合
⚫ 背景領域のみの切り貼りが原因
⚫ 背景へ貼り付けた画像を閾値処理により破棄
⚫ 2クラスの分類問題として解く
⚫ 事前学習済みのResNet18[2]に2層のMLPを追加
⚫ 正常画像と提案手法で擬似的に生成した異常画像
を用いてファインチューニング
⚫ 擬似的に生成した異常画像を3000枚使用
評価実験
今後の展望・参考文献
⚫ 自己教師あり学習を導入し,汎化性能を向上
[1] C.-L. Li et al.: ”CutPaste: Self-Supervised Learning for Anomaly Detection
and Localization”, CVPR, 2021.
[2] K. He et al.: “Deep Residual Learning for Image Recognition”, CVPR, 2016.
[3] P. Bergmann et al.: “The MVTec Anomaly Detection Dataset: A
Comprehensive Real-World Dataset for Unsupervised Anomaly Detection”,
CVPR, 2019.
現実で発生し得る異常を再現する画像生成手法を提案
実験結果
不自然な異常画像
提案手法を用いて分類精度の向上を目指す

条件付きCutPasteを用いた異常検知の高精度化,電子情報通信学会 東海支部 卒業研究発表会,2025

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    条件付きCutPasteを用いた異常検知の高精度化 本田 晴己,山内 悠嗣(中部大学) 研究背景・目的 ⚫ AIを用いた異常検知における異常データの不足 ⚫ 擬似的な異常画像を生成するCutPaste [1] ⚫ CutPasteによる不自然な異常画像の発生 ⚫ モデルの性能向上が阻害される 提案手法 ⚫ MvtecADデータセット[3] ⚫ 学習データ:正常画像+生成した異常画像 ⚫ 評価データ:正常画像+実際の異常画像 ⚫ 比較手法 ⚫ 提案手法を用いて学習したモデル ⚫ 通常のCutPasteを用いて学習したモデル ⚫ 評価指標 ⚫ ROC Area Under the Curve(ROCAUC) ⚫ オブジェクトごとの精度比較 ⚫ 半数のオブジェクトにおいて精度向上を確認 ⚫ 平均精度が4.7%向上 ⚫ 精度が向上したオブジェクト ⚫ 通常のCutPasteで不自然さが顕著 ⚫ 精度が低下したオブジェクト ⚫ データセット内のオブジェクトが同一の姿勢 ⚫ CutPasteに2つの条件を付与 ⚫ 姿勢が類似した2枚の正常画像を使用 ⚫ 同じ位置の領域を切り貼り ⚫ 提案手法による擬似的な異常画像の生成の流れ 1. 正常画像データからランダムに2枚を選択 2. SSIMにより画像間の類似度を計算 3. 類似度が閾値を下回る場合には1.に戻る 4. 片方から領域を切り取り,もう一方に貼り付け 5. 切り貼りした画像と元画像の類似度を計算 6. 閾値を下回る場合には学習データに追加 7. 1~6を繰り返す ⚫ 異常画像が生成されなかった場合 ⚫ 背景領域のみの切り貼りが原因 ⚫ 背景へ貼り付けた画像を閾値処理により破棄 ⚫ 2クラスの分類問題として解く ⚫ 事前学習済みのResNet18[2]に2層のMLPを追加 ⚫ 正常画像と提案手法で擬似的に生成した異常画像 を用いてファインチューニング ⚫ 擬似的に生成した異常画像を3000枚使用 評価実験 今後の展望・参考文献 ⚫ 自己教師あり学習を導入し,汎化性能を向上 [1] C.-L. Li et al.: ”CutPaste: Self-Supervised Learning for Anomaly Detection and Localization”, CVPR, 2021. [2] K. He et al.: “Deep Residual Learning for Image Recognition”, CVPR, 2016. [3] P. Bergmann et al.: “The MVTec Anomaly Detection Dataset: A Comprehensive Real-World Dataset for Unsupervised Anomaly Detection”, CVPR, 2019. 現実で発生し得る異常を再現する画像生成手法を提案 実験結果 不自然な異常画像 提案手法を用いて分類精度の向上を目指す