Brokchain

1. 土づくりから始める食の安全とブロックチェーン
目次
１．時間の矢（時間（＝情報）の流れは一方向） P2
２．消費者起点からのブロックチェーン P3
３．時系列データベースのブロックチェーン P4
４．情報の流れで一方向性を確保するブロックチェーン P5
５．ブロックチェーンを農業のマネジメントと農場コントロールに活用 P6
６．出荷時のブロックのトランザクション（検査データ） P7～P8
・農作物によって検査基準の内容が変わる
（例：ほうれん草の場合の検査内容：硝酸塩）
７．窒素代謝・光合成能の高活成化等を活用したキャベツ・ハクサイ等の
硝酸塩濃度低減化 P9～P13
・栽培体系、ほ場条件、施肥、収穫・調整
８．調理方法による野菜の低硝酸塩化 P14
９．注目されるカバークロップの多面的な働き（土づくり） P15～P17
10．作り手と消費者がP2Pで出会うブロックチェーン社会の姿 P18

2. 時間の矢（時間（＝情報）の流れは一方向）

3. 消費者起点からのブロックチェーン
■ブロックチェーンに紐づけられた消費行動のイメージ
・QRコードを読み取る
⇒Webブラウザーで確認
■確認内容
・作付けから収穫までの農産物の生産工程の様子をタイムスタンプで確認
・農薬使用の有無、土壌成分、肥料等の詳細な情報
・検査データの確認
・
・
等
左図はイメージ写真

4. 時系列データベースのブロックチェーン
■トランザクション情報例（電子データのハッシュ値を利用）
・GAP規格等の情報を入れても良い
■出荷ブロックのトランザクション
・検査データは必要
⇒栽培作物により検査内容は変わる

5. 情報の流れで一方向性を確保するブロックチェーン
■管理指標の設定
・各工程毎に管理データを記録する（例：GAP規格等）
⇒記録データを時系列データベースのブロックチェーンに格納する

6. ブロックチェンを農業のマネジメントと農場コントロールに活用
■トランザクション情報
・生産段階の資源
⇒農家・農地・作物・施設・認証取得
■規格認証に基づく品質管理
・農業経営指針
・農場管理システムの妥当性
・土壌と作物養分管理
・作物保護と農薬の使用
・施設・資材と廃棄物の管理
・農産物の安全性と食品衛生
・労働安全と福祉の管理
・環境と生物多様性、資源とエネルギー

7. 出荷時のブロックのトランザクション（検査データ）
■農作物によって検査基準の内容が変わる（例：ほうれん草の場合の検査内容）
■乳児やお年寄りにも安全な野菜（少子高齢化社会の急速化）
・ブルーベビー症候群で危険性が浮上（ほうれん草を離乳食として与え死亡が起きた）
⇒硝酸イオンを含まれる野菜（ほうれん草等）を食べると亜硝酸に変化
⇒乳児やお年寄りは胃液の分泌が少ないので、亜硝酸に変化する可能性が高い
■EUの取組
・GAP(Good Agricultural Practice：適正農業規範）により合理的に達成できる水準）を
定めている（EU指令194/97)
⇒ EUにおける硝酸塩の基準値

8. 野菜等の硝酸塩に関する情報
■農林水産省のホームページ
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/syosanen/index.html

9. 窒素代謝・光合成能の高活成化等を活用したキャベツ・ハクサイ
等の硝酸塩濃度低減化
資料参照元：
愛知県
農業総合試験場
園芸研究部
野菜グループ
『硝酸プロ』
307より

14. 調理方法による野菜の低硝酸塩化
資料参照元：
千葉県立衛生短期大学
栄養学科
硝酸イオン低減化
プロジェクトより

15. 注目されるカバークロップの多面的な働き（土づくり）
化学資材・肥料、農薬の使用削減、環境保全
安心・安全な農産物の生産
病害抑制効果
土壌侵食防止効果
線虫抑制効果
雑草制御効果
緑肥効果
保水効果
炭素貯留効果
資料元：カバークロップ導入の手引き. （Ver.1.0）.
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター

17. カバークロップによる増収効果事例

18. 作り手と消費者がP2Pで出会うブロックチェーン社会
生産者
記録作成
消費者
記録確認
・産地
・栽培者
・栽培品目
・栽培期間
・圃場管理（肥料）
・生育過程
・収穫
・検査データ
ブロックチェーン