日本(人)の世界的地位は相対的に低下しつつある

            経済成長率の鈍化                                        競争力評価の低下

                                                Rank(’10)            国名            Rank(’09)
                                                        1   SINGAPORE             3
                                                        2   HONG KONG             2
                                                        3   USA                   1
                                                        4   SWITZERLAND           4
                                                        5   AUSTRALIA             7
                                                        6   SWEDEN                6
                                                        7   CANADA                8
                                                        8   TAIWAN                23
                                                        9   NORWAY                11
                                                       10   MALAYSIA              18
                                                        …   …                     …
                                                       27   JAPAN                 17


•2010年後半にはGDP世界2位の座を中国へ明け                      •欧米諸国がランキングの上位を占めていた2009年
渡すと予測される                                       のランキングから一変、2010年版のランキングでは、
                                               首位のシンガポール(3位→1位)をはじめ、アジア太
•実質GDP成長率は年率1%、2030年台後半にはマ
                                               平洋の国・地域がトップ10の半数を占めた
イナスに転じると推定

   出典:IMF - World Economic Outlook(2010年4月版)            出典:IMD - 「世界競争力年鑑」(2009, 2010)
現行の教育だけでは、日本は世界と戦えない

    夢が見つからない                   自分の考えをもてない                      自国にひきこもり
Q.あなたには、将来なりたい職業はありますか。       Q.あなたはどのような授業が好きですか。             米国留学する日本人学生の遷移

                                                      50,000                           60.0%

                                                      45,000     Number
                                                                                       50.0%
                                                                 % of change
                                                      40,000
                                                                                       40.0%
                                                      35,000
                                                                                       30.0%
                                                      30,000

                                                      25,000                           20.0%

                                                      20,000                           10.0%
                                                      15,000
                                                                                       0.0%
                                                      10,000
                             •教科書中心的な授業をもっとも好                                          -10.0%
                                                       5,000
                             む反面、発言を求められる授業を
                             好む率はもっとも低い                   0                            -20.0%




                                                               1954
                                                               1964
                                                               1970
                                                               1972
                                                               1974
                                                               1976
                                                               1978
                                                               1980
                                                               1982
                                                               1984
                                                               1986
                                                               1988
                                                               1990
                                                               1992
                                                               1994
                                                               1996
                                                               1998
                                                               2000
                                                               2002
                                                               2004
                                                               2006
                                                               2008
•中学高校へ進むにつれて将来に              •教科書中心的な授業を好む反面、            •米国留学の絶対数が減少すると
迷う率が高まっている                   自分の意見を言ったり主体的なア             ともに、日本人が占めるシェアは他
                             クションを求められる授業は嫌い             国に奪われつつある
•高度経済成長/バブルが終わって
「約束された将来」が見つからなく             •創造的/批判的思考が身に付きに            •グローバルを意識しないまま社会
なっている?                       くい?                         人になってしまいがち?
出典:Benesse教育研究開発センター『第2回子    出典:日本青少年研究所の「高校生の勉強に関       ※出展:Open Doors, IIE、日米教育委員会
ども生活実態基本調査                   する調査」 (2010)                まとめ
(2009(平成21)年8~10月/対象:日本の小学   日米中韓の高校生6,000名以上に共通の項目
4年生~高校2年生(計1万3,797名))』       で質問(集団質問紙法による)
世界はフラット化している
世界中で一番適切な場所に各機能を分散させ、グローバル規模で経営資源を最適化する
世界中で一番適切な場所に各機能を分散させ、グローバル規模で経営資源を最適化する
                  させ      規模
企業が
企業が増えている

言語・文化・時差の          安い労働力の                         知識・ノウハウの
   違い              獲得容易性                           獲得容易性
例:地域毎に間接業務を     例:システム開発や市場調査               例:欧州における環境技術の研究,
 シェアードサービス化     等を、中国やインドなど人件費                DublinにFinance機能を集約
 (経理、購買、人事、        の安い国に集約化
 コールセンターなど)

先進国における業務の海外流出が加速している
先進国における業務の海外流出が加速している (※)
   における業務
 もっとも流出しやすい
   データ入力、電話マーケティング、簿記・会計・監査の事務、金融アナリスト
 流出しやすい
   ソフトウェア開発、組立工、機械工、弁護士
 流出しにくい
   俳優、在庫管理事務、配送事務
 ほとんど流出しない
   経営管理、医師、看護師、タクシー運転手


 人と人が対面する仕事は流出しにくい
 「子供のころからコミュニケーション能力や創造的な思考力を鍛えるように、初等・中等教育の改革
 が必要」
                          ※米ブリンストン大・ブラインダー教授の論文より抜粋
                          http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2010/02/post-68e5.html
探求・共創型の学習機会が求められている

Issue: 日本教育の課題
 フラット化する世界の中、国内市場の成熟した日本において、従来の偏差値教育とは異な
 る、新たな能力の習得が必要とされている


                 必要となる教育の変化


      今まで                          今後

       子供            対象          子供+保護者


     偏差値、知識          重視        探究する力、共創する力


      講義中心         学習スタイル         対話中心


     学校、予備校         学ぶ場所      学校、家庭、地域コミュニティ

  教員免許を取得した教師                 子供をナビゲートするプロ
                     教師
    受験対策のプロ                    社会で活躍する人々
(参考) Lego Serious Play

レゴ・シリアス・プレイ (LSP) ワークショップ
  LSPは「人間はモノを創る時に知を得る」というMITのパパート教授の理論を
  基軸に、レゴ社の主任開発者だった、ロバート・ラスムセン氏等が開発したプ
  ログラム。
  ワークショップの基本的な流れは、①形のないものに形を与える⇒②意味を
  与える⇒③発表・質問を通じて意味を深める
  個々が内に秘める“価値観”“志”などモヤモヤしたものがレゴブロックで『形』に
  なる。それを言葉で置き換えたり、質問に答える中で考えが整理され、新しい
  発想が得られる。
  「考えてから、手を動かす」のではなく、「手を動かしながら考える」ことで、左
  脳的な思考と同時に右脳的な思考が活性化される。(コンストラクショニズム
  理論)

Baka kai3rd ushida

  • 1.
    日本(人)の世界的地位は相対的に低下しつつある 経済成長率の鈍化 競争力評価の低下 Rank(’10) 国名 Rank(’09) 1 SINGAPORE 3 2 HONG KONG 2 3 USA 1 4 SWITZERLAND 4 5 AUSTRALIA 7 6 SWEDEN 6 7 CANADA 8 8 TAIWAN 23 9 NORWAY 11 10 MALAYSIA 18 … … … 27 JAPAN 17 •2010年後半にはGDP世界2位の座を中国へ明け •欧米諸国がランキングの上位を占めていた2009年 渡すと予測される のランキングから一変、2010年版のランキングでは、 首位のシンガポール(3位→1位)をはじめ、アジア太 •実質GDP成長率は年率1%、2030年台後半にはマ 平洋の国・地域がトップ10の半数を占めた イナスに転じると推定 出典:IMF - World Economic Outlook(2010年4月版) 出典:IMD - 「世界競争力年鑑」(2009, 2010)
  • 2.
    現行の教育だけでは、日本は世界と戦えない 夢が見つからない 自分の考えをもてない 自国にひきこもり Q.あなたには、将来なりたい職業はありますか。 Q.あなたはどのような授業が好きですか。 米国留学する日本人学生の遷移 50,000 60.0% 45,000 Number 50.0% % of change 40,000 40.0% 35,000 30.0% 30,000 25,000 20.0% 20,000 10.0% 15,000 0.0% 10,000 •教科書中心的な授業をもっとも好 -10.0% 5,000 む反面、発言を求められる授業を 好む率はもっとも低い 0 -20.0% 1954 1964 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 •中学高校へ進むにつれて将来に •教科書中心的な授業を好む反面、 •米国留学の絶対数が減少すると 迷う率が高まっている 自分の意見を言ったり主体的なア ともに、日本人が占めるシェアは他 クションを求められる授業は嫌い 国に奪われつつある •高度経済成長/バブルが終わって 「約束された将来」が見つからなく •創造的/批判的思考が身に付きに •グローバルを意識しないまま社会 なっている? くい? 人になってしまいがち? 出典:Benesse教育研究開発センター『第2回子 出典:日本青少年研究所の「高校生の勉強に関 ※出展:Open Doors, IIE、日米教育委員会 ども生活実態基本調査 する調査」 (2010) まとめ (2009(平成21)年8~10月/対象:日本の小学 日米中韓の高校生6,000名以上に共通の項目 4年生~高校2年生(計1万3,797名))』 で質問(集団質問紙法による)
  • 3.
    世界はフラット化している 世界中で一番適切な場所に各機能を分散させ、グローバル規模で経営資源を最適化する 世界中で一番適切な場所に各機能を分散させ、グローバル規模で経営資源を最適化する させ 規模 企業が 企業が増えている 言語・文化・時差の 安い労働力の 知識・ノウハウの 違い 獲得容易性 獲得容易性 例:地域毎に間接業務を 例:システム開発や市場調査 例:欧州における環境技術の研究, シェアードサービス化 等を、中国やインドなど人件費 DublinにFinance機能を集約 (経理、購買、人事、 の安い国に集約化 コールセンターなど) 先進国における業務の海外流出が加速している 先進国における業務の海外流出が加速している (※) における業務 もっとも流出しやすい データ入力、電話マーケティング、簿記・会計・監査の事務、金融アナリスト 流出しやすい ソフトウェア開発、組立工、機械工、弁護士 流出しにくい 俳優、在庫管理事務、配送事務 ほとんど流出しない 経営管理、医師、看護師、タクシー運転手 人と人が対面する仕事は流出しにくい 「子供のころからコミュニケーション能力や創造的な思考力を鍛えるように、初等・中等教育の改革 が必要」 ※米ブリンストン大・ブラインダー教授の論文より抜粋 http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2010/02/post-68e5.html
  • 4.
    探求・共創型の学習機会が求められている Issue: 日本教育の課題 フラット化する世界の中、国内市場の成熟した日本において、従来の偏差値教育とは異な る、新たな能力の習得が必要とされている 必要となる教育の変化 今まで 今後 子供 対象 子供+保護者 偏差値、知識 重視 探究する力、共創する力 講義中心 学習スタイル 対話中心 学校、予備校 学ぶ場所 学校、家庭、地域コミュニティ 教員免許を取得した教師 子供をナビゲートするプロ 教師 受験対策のプロ 社会で活躍する人々
  • 5.
    (参考) Lego SeriousPlay レゴ・シリアス・プレイ (LSP) ワークショップ LSPは「人間はモノを創る時に知を得る」というMITのパパート教授の理論を 基軸に、レゴ社の主任開発者だった、ロバート・ラスムセン氏等が開発したプ ログラム。 ワークショップの基本的な流れは、①形のないものに形を与える⇒②意味を 与える⇒③発表・質問を通じて意味を深める 個々が内に秘める“価値観”“志”などモヤモヤしたものがレゴブロックで『形』に なる。それを言葉で置き換えたり、質問に答える中で考えが整理され、新しい 発想が得られる。 「考えてから、手を動かす」のではなく、「手を動かしながら考える」ことで、左 脳的な思考と同時に右脳的な思考が活性化される。(コンストラクショニズム 理論)