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アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
セキュリティコンサルタント 松本 照吾
2017/6/21
IoTセキュリティの不安と期待
-なぜ、AmazonがIoT?-
松本 照吾(Shogo Matsumoto)
AWS Professional Services / Security Consultant
得意分野
・セキュリティポリシー策定支援
・各種コンプライアンス認証への適合支援
好きなAWSサービス
・プロフェッショナルサービス
主な保有資格、活動
・AWS認定資格5資格★★★★★
・ CISA、CISSP、MBA(University of Massachusetts Lowell)
・ 公認情報セキュリティ主任監査人(JASA CAIS-lead auditor)
AGENDA:本日お伝えしたいこと
AmazonってECサイトでしょ?なぜIoTの話を?
→クラウドって何かを知っておこう
IoTってそもそも何なの?
→モノのインターネットという概念がよくわからない
IoTで考えるべきセキュリティって何なの?
→じゃあ、私たちが気を付けることはなんだろう
AmazonってECサイトでしょ?なぜIoTの話を?
→クラウドって何かを知っておこう
アマゾンのビジネスの本質
アマゾンのビジネスの本質とは
モノを売ることではない
私たちのビジネスの本質は
お客さまの購買決断を助ける
ことにある
Jeff Bezos
アマゾンの成長の源泉はイノベーション
IoTの世界では、先進企業
アマゾンのビジネスモデル
• 徹底的なお客様重視
• フィードバックを重視した
ビジネスの拡充
• お客様規模の拡大による利
益を次の投資に還元
創業者ジェフ・ベゾスが起業時に
レストランのナプキンに書いたオリジナルのコンセプト図
アマゾンが持つ3つのビジネス
なぜ、クラウドが必要だったのか?
オンとオフ 急成長やM&A
予測可能なピーク予測できないピーク
余剰キャパシティ
キャパシティ不足:機会損失
余剰キャパシティ
余剰キャパシティ
余剰キャパシティ
10
クラウドコンピューティングとは?
スケールアップ・
ダウンが容易
初期投資が不要
実際の使用分
のみ支払い
セルフサービス
迅速展開インフラ
ビジネススピードの
改善
低額な利用価格
Deploy
11
規模の経済:AWSの持続的な改善、提供
• スタートアップもエンタープ
ライズも等しくセキュアなイ
ンフラを利用可能
516
1,017
160
2012 2014 2016
722
2015
280
2013
90を超えるサービス
セキュリティの考え方:責任共有モデル
AWSが
管理する
セキュリティ
お客様が
管理する
セキュリティ
+ =
お客様
求めるべき
セキュリティ
レベル
AWSによって非常にセキュアなインフラを提供
• AWSが管理するインフラは米国政府
や金融機関も採用するセキュアなイ
ンフラ
• 利用者はその上にセキュアなサービ
スを構築する必要がある
• AWSが提供するマネージドサービス
(管理をAWSが行うもの)を活用す
ることで、よりビジネスに集中する
ことが可能
https://d0.awsstatic.com/events/jp/2017/summit/slide/D4T3-4.pdf
https://www.youtube.com/watch?v=YpxAgExPXzs
AWSのクラウドがお客様にもたらした価値
• 従来であれば高価な分析基
盤の構築なども使いたい時
だけ利用が出来るように。
• インフラ面の管理をAWSが
提供することでお客様は自
分の本来業務に集中。
• サービスを一から作るので
はなく、組み合わせること
で迅速なビジネス要件の実
現と柔軟な変更を。
IoTってそもそも何なの?
→モノのインターネットという概念がよくわからない
IoTとは? Internet of Things
“IoT とは、センサーやデバイスといった「モノ」がイン
ターネットを通じてクラウドやサーバーに接続され、情報
交換することにより相互に制御する仕組みです。IoT によ
り、様々な用途でビジネスやカスタマーエクスペリエンス
を改善・拡張することができる可能性を秘めています。”
https://soracom.jp/iot/
IoTの広がり
様々な産業で利用が加速、身
近になっていく。
2020年までに250億台との予
測も※
http://www.jnsa.org/result/iot/data/IoTSecurityWG_Report_Ver1.pdf
IoTをめぐる疑問
ドローンとラジコ
ンって何が違うの?
同じような言葉で
M2M(Machine to
Machine)というのも
あるけど
インターネットであ
る必要はあるの?
IoT を構成する3要素
センシングデバイス ネットワークコネクティビティ 処理・分析を実行するサーバー
デバイスの発達(組み込み技術の発達)がもたらし
たもの
ある程度の処理が出来る
様々なデータが取得できる
データを集める五感としての価値
インターネットの普及がもたらしたもの
どこでも使える
“つながる”ことの当たり前化
誰でも使える
ネットワークコネクティビティ
クラウドの普及がもたらしたもの
処理・分析を実行するサーバー
データを集められる
デバイスを制御できる
集めたデータを価値のある情報に
データを分析できる
(AIなど)
IoT を構成する3要素
誰もがすぐに調達可能で
アイデアと実行能力があれば市場参入が容易
イノベーションにより市場に破壊が起きる
センシングデバイス ネットワークコネクティビティ 処理・分析を実行するサーバー
やりたいことができるようになってきた。
デバイスだけでは十分な機能を提供できない
→デバイス外で必要な処理を行うことで役割を分担
データを集めて、価値のある情報にしたい
→データを集めて分析すれば役に立つ
集めた情報をもとにデバイスにフィードバックする
→デバイスの性能向上や自動制御
アラート
業務支援
システム
Report/Dashboard
(故障予知・予測)
デバイス管理
デバイス制御
データ収集 データ処理・分析
データ保存
デバイス管理
データ活用
IoT
IoT
S3
Kinesis
IoT
S3 RDS DynamoDBElasticache
Redshift
EMR Machine Learning QuickSight
ElasticSearch
Kinesis
Analytics
API GW
Lambda
SNS
AWS IoT Solution
Lambda
エッジ
Greengrass
AI関連
Athena
例えばAWSでは・・・・・・
セキュアかつ簡単に組み合わせでやることを実現するためのサービス群を提供
事例:SmartDrive IoT 時代の新たなコネクテッドカー・サービス
を創造
• さまざまなデバイスを通して自動車
のビッグデータを収集・解析し、テ
レマティクス保険や車両管理といっ
たサービスを創造
• 車に外付けのデバイスを付けること
でデータ収集できることが特徴。
メーカーによらず、新車/中古車に
限らずデータ取得が可能
• 収集したデータはAWS上に格納し、
クラウド上でサービスを提供
スマートドライブ 自動車の運転状況を可視化し、運行管理の最適
化を実現
• 自動車の運行データを取得すること
で、ドライバーの運転状況の可視化
が可能
• エンジントラブルもデバイスが検知
し、ドライバーに通知
• コンシューマー(ドライバー)向けの
サービスに加えて、運送会社等にも
展開を開始
IoTで考えるべきセキュリティって何なの?
→じゃあ、私たちが気を付けることはなんだろう
これは何をあらわしているでしょうか
https://icsmap.shodan.io/
これは何をあらわしているでしょうか?違いは?
https://icsmap.shodan.io/
近年危惧されるIoTデバイスへの攻撃
株式会社シマンテックは26日、IoT機器のセキュリ
ティの不十分さが悪用され、マルウェアによって
DDoS攻撃の踏み台にされているとの調査結果を発表
した。
IoT機器についてシマンテックは公式ブログで「電
源を接続して基本設定を終えればそのまま放置できる
ように作られている」とし、脆弱性に対するファーム
ウェア更新がない製品がある一方で、更新を忘れるこ
とも多い上、寿命まで買い換えもなされず、デバイス
への侵害や感染が見過ごされがちで、攻撃者を寄せつ
ける原因になっていると指摘。ウェブサーバー、ルー
ター、モデム、NAS、CCTV(閉回路テレビ)システ
ム、ICS(産業用制御)システムなどを標的候補のデ
バイスとして挙げている。
(後略)
デフォルトやよくあるユーザ名
とパスワードの組み合わせを総
当たりで確認
まだ、IoTデバイスの脆弱性を
悪用するマルウェアは限られて
いる
TelnetやSSH(インターネット
機器の管理に使われるサービ
ス)をランダムにスキャン
IoTへの攻撃の手口
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1021847.html
こんなところにも攻撃が
“LIXILの商品ブランドINAXが出している
シャワートイレ「サティス(SATIS)」は、
Bluetooth接続したスマートフォンをリモ
コンとして使うことができる機能がついて
います。現在、このスマートフォンで使用
するアプリ「My SATIS」に、フタの開閉
やシャワー機能、温風機能を遠隔操作され
る恐れがある脆弱性が指摘されています。”
Gigazine(2013年8月)
http://gigazine.net/news/20130805-
lixil-satis/
例えば、こんなリスクも(近い未来の想定)
あなたが乗っていた自動運転車が寝ている
間に交通事故を起こしました。
• ハッカーが車を誤操作させたかもしれま
せん。
• 単にプログラムのバグがあったかもしれ
ません。
• サポート切れの車にのっていたかもしれ
ません。
• もしかしたらあなたが誤ってハンドルを
触ってしまったかもしれません。
さて、責任はだれにあるでしょう?
だれが、IoTのセキュリティを
守っていくべきか
政府や業界として考えるべき視点
• 業界、事業者や利用者に対する
適切な啓発
• 産業育成の立場で考えればIoT
の発展は不可避であり、イノ
ベーションの源泉となる
• 経済産業省もIoTに関するセ
キュリティガイドラインを展開
• 一方、製品や技術はグローバル
に展開されていることから国際
的な標準化の動きも。
事業者が考えるべき視点
正しいデータの収集、
保護
データの利用目的、
利用者への理解促進
データの通り道、集積基盤に対するセキュリティの確保
(安全なプラットフォームの構築
デバイスに対する適切な認証・認可
(成りすまし、改ざん)
サービスの発展とデバイスの管理
(アップデート)
プライバシーの管理
利用者が考えるべき視点
• コンシューマー向けのIoT製
品/サービスは今後も拡大
• 知らないうちに使っている
• 利用者の責任の範疇もある
• テクノロジーを正しく使う
まとめにかえて
https://icsmap.shodan.io/
IoTサービスはすでに始まりを見せている
セキュリティリスクは当然のように存在する
IoTとはどのようなものかを理解し、事業者、利用者、政
府などがそれぞれの責任を果たすことが求められている。
ご清聴、ありがとうございました!

Aws IoT Security101

Editor's Notes

  • #2 それではAWSセキュリティ入門はじめていきます
  • #3 まず簡単に自己紹介です。松本しょうごと申します。 AWSの人間はよく好きなAWSサービス、という自己紹介をするのですが、私は“プロフェッショナルサービス”と答えています。 こちら、AWSのマネジメントコンソールからは残念ながら呼び出せないサービスです。 AWSの有償のコンサルティングチームがAWSにはあります。 わたしはそこでセキュリティコンサルタントとして、クラウドジャーニーの中でのお客様の不安、それこそセキュリティ面を解決するためのお仕事をしています。
  • #4 挙手:エンジニア/セキュリティ・監査部門/Sales/経営者、管理職の方 じっさいにAWSを操作されることの無い方、手をあげてください。 本日持ち帰っていただきたいこと:こちらサービスの入門ではないです。セキュリティの入門です。 AWSを使うことでせきゅりてぃは楽になる、というメッセージを持ち帰っていただくのが私のゴールです。 サービスとして四つを取り上げますが、これはこのメッセージを体現するもの、ということでご説明します。 使っている方は、使っていない方、それこそ管理職、経営層の方とAWSをお話するためのヒントになればと思います。
  • #5 では、AWSがセキュリティにもたらしたものを考えていきましょう。
  • #11 じゃあクラウド利用前のシステムの課題ってどんなところにあって、何がクラウドで良くなったか?どういうところが期待されているのか?を端的に表した図がこちらです。 図の横軸は時間軸、縦軸はビジネス繁忙に伴うシステムの利用率とお考えください。 クラウドでない環境では従来、自らシステムを稼働させるための場所、電気、通信などのファシリティーの準備、ソフトウェアを稼働させるためのHWをあらかじめ用意する必要がありました。 初期投資が必要ということです。 こうして組み上げた環境でも、ビジネスとしては昼間だけ、もしくは夜間だけしか動かないものがあっても、必要なリソースを事前に揃える必要があるため、左上の図のように止めている時間帯も持っている必要がありました。 どうしても業務影響出ないように余分にシステムを持たなければならなかったのです。 また、ビジネスが伸びたり、企業買収などで必要リソースが増える場合、不足する前に将来を予見して、あらかじHWを継ぎ足しておく必要があります。 右上の図のように将来分もあらかじめ準備が必要となり、ここでも余分に買う必要があります。 加えて、急に何かのNewsやBlogで取り上げられ、人気が出てしまった際に、予測できないほど注文が来たりします。この際は、事前に用意したシステムだけでは不足してしまい。不足分はもちろん処理できないため、注文を受けきれません。 実店舗の店頭で発生する欲しい人がいるのに、在庫がない状態と同じ機会損失が発生してしまうこともあります。 ビジネス需要がある程度予測可能でも、いちばん忙しい時期に合わせて事前にシステム準備が必要なので、右下の図のように通常時には余分なシステムを抱えることになります。 システムは自前で稼働させるための準備が早くても数週間レベルで必要なのでこれらの課題との常に戦い続けて来たのです。
  • #12 ここまでのお話を一旦まとめさせていただきますと。 クラウドにはこれらの特徴があることがご理解いただけたかと思います。 AWSのクラウドが特にご支持いただいている点は 第1に左上にあるような俊敏性です。セルフサービスで何百、何千というサーバーの展開をものの数分で終わらせるなど、必要な時にすぐリソースを提供することが可能です。 第2にコスト削減です。お客様は初期投資なしに、利用した分だけ支払いいただけます。 第3にスケールアップ/ダウンが容易である弾力性です。事業の必要性において即座にスケールアップ、ダウンが可能な状態で、必要なリソース量を迅速に展開することが可能です。 従来のピークに合わせた平常時には過剰設備状態に比べ、コスト削減と同時に、お客様のサービスが好況になった時に即座にスケールアップすることで機会損失も防げます。 第4にAWS上で提供される幅広い機能です。ほかのクラウドプロバイダーにない機能が数多くあり、サービス、機能を素早いスピードで改善、追加し続けているため、その差は開く一方です。これら継続改善されるサービスによるメリットをお客様に手間なく享受いただくことが可能です。 これら特徴により、例えば、集めるデータは多いものの、事前に効果予測困難なビッグデータ/AI活用実験などを迅速、低コストに繰り返すことができます。かりに一部の試みが失敗してもリスクなしにサーバーを手放せばいい状態なので、たくさん試すことができ、結果としてお客様のイノベーションを加速いただいております。
  • #13 東京リージョン開設から5年、多くのお客様やパートナー様
  • #14 アマゾンの文化、なのですがお客様が増えれば増えるほど、それを私たちはセキュリティをはじめとしたイノベーションに継続的に投資します。 また、事実サービスや新機能拡張の約3割はセキュリティ関連となっています。 AWSのサービス発展によって、スタートアップもエンタープライズも等しくセキュアなインフラを利用可能になります。
  • #16 セキュリティは簡単にいえば足し算なんですね。 求めるべきセキュリティレベルがあるとして、AWSがやること、お客様がやることを足せばそれを実現できます
  • #19 では、AWSがセキュリティにもたらしたものを考えていきましょう。
  • #24 技術としての汎用性 通信コスト カバー率
  • #25 技術としての汎用性 通信コスト カバー率
  • #30 日本でいう日本郵政グループ 日本郵便会社 http://retailasiaonline.com/?p=2710 He elaborated: “We have interviewed many of the businesses listed in the Top 500 Internet Retailers in the US, and more than 70% are actually planning to come to Asia without a physical footprint. So, they ship from US directly to South-east Asia. A good example is Amazon.com. You can now get a lot of products from Amazon with free shipping to Singapore which is great for consumers but if you are a retailer, what that means to you is that your closest competitor is not the guy in the mall next door. 市場のトレンド ->東南アジアはまだe-commerceのビジネスは立ち上がったばかり。だが、これから急速にたちあがる可能性がある。 -> e-commerceは商流の1%以下。例えば韓国が15%、中国が10%なので全然小さい。ただし、中国も4年前は2%程度だった。 ->SPは今後3年で比率が10%に達する可能性がある市場と認識していりうとのこと Online retailing in South-east Asia is at its infancy. In percentage terms, online retailing is a mere 1% of total retail volume today compared to 15% in South Korea and 10% in China where it was just 2% four years ago. ->オンラインコマースにとっての競合は、APACの外にいる。USのInternet retalilerの70%はAPACへのビジネス拡大を想定している。物理的なインフラの拡張無しに。Amazon with free shipping to Singaporeをしている(これは確認が必要) ->とにかく早く始める必要がある。
  • #31 日本でいう日本郵政グループ 日本郵便会社 http://retailasiaonline.com/?p=2710 He elaborated: “We have interviewed many of the businesses listed in the Top 500 Internet Retailers in the US, and more than 70% are actually planning to come to Asia without a physical footprint. So, they ship from US directly to South-east Asia. A good example is Amazon.com. You can now get a lot of products from Amazon with free shipping to Singapore which is great for consumers but if you are a retailer, what that means to you is that your closest competitor is not the guy in the mall next door. 市場のトレンド ->東南アジアはまだe-commerceのビジネスは立ち上がったばかり。だが、これから急速にたちあがる可能性がある。 -> e-commerceは商流の1%以下。例えば韓国が15%、中国が10%なので全然小さい。ただし、中国も4年前は2%程度だった。 ->SPは今後3年で比率が10%に達する可能性がある市場と認識していりうとのこと Online retailing in South-east Asia is at its infancy. In percentage terms, online retailing is a mere 1% of total retail volume today compared to 15% in South Korea and 10% in China where it was just 2% four years ago. ->オンラインコマースにとっての競合は、APACの外にいる。USのInternet retalilerの70%はAPACへのビジネス拡大を想定している。物理的なインフラの拡張無しに。Amazon with free shipping to Singaporeをしている(これは確認が必要) ->とにかく早く始める必要がある。
  • #32 では、AWSがセキュリティにもたらしたものを考えていきましょう。