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発行:2014 年4月 制作
:慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス 〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤 5322
http://www.sfc.keio.ac.jp/
慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス
文理融合の2つの学部を横断して学ぶことで、
実社会が抱える複雑な問題を解決へと導きます。
学部長からのメッセージ
総合政策学部と環境情報学部の学生は、
2つの学部の授業を自由に行き来して学ぶことができます。
強いて言えば、
総合政策学部は
「理に融合した文系」
、
環境情報学部は
「文に融合した理系」
となりますが、
SFCではこの2つの学部を
文
・理に区別して考えていません。
それは、
実社会の問題の多くは文
・理どちらか一方だけでは解決できないからです。
実際、
多くの理系学生が総合政策学部に、
多くの文系学生が環境情報学部に入学しています。
いま我々が直面している21世紀の世界の問題の解決に必要なのは、
政府
による
「公共政策」
のみならず、
企業や非営利組織、
個人といった様々なア
クターの協働による解決への
「処方箋」
です。
総合政策学部は
「実践知」
を
重視しながら、
ひとつの学問領域だけでは解決困難な多様な問題の解決
に資する新しい
「知」
を生み出す力を涵養します。
最先端のサイエンス
(脳科学、
身体科学、
生命科学、
情報科学、
環境科学等)
、
テクノロジー
(ICT、
空間情報技術、
エレク
トロニクス、
バイオテクノロジー等)
、
デザイ
ン
(メディ
アデザイ
ン、
デジタルアー
ト、
建築・環境デザイ
ン等)
を駆使し、
柔軟に人文
・社会科学と融合するこ
とによって、
地球、
自然、
生命、
人間、
社会
を理解し、
未解決の問題に取り組み、
解決策を創造します。
「実践知」
を理念と
した
「問題解決のプロフ
ェッショナル」
を育成。
地球、
自然、
生命、
人間、
社会を理解し、
未来社会に貢献する人材を育成。
総合政策学部の特色 環境情報学部の特色
02 03
グローバル
(世界)
、
リージョナル
(地域)
、
ナ
ショナル
(国家)
など、
複眼的な視点から世界
を、
統治を、
社会を捉え、
国際組織、
国家、
企
業、
NGO、
個人など多様な主体に焦点をあ
てた国際戦略を研究します。
国際戦略の分野
常に変化し続ける政治的・経済的・社会的
環境に適応し、
我々の暮らしをより良いも
のにしていく手段が政策です。
政府のみな
らず、
様々な主体が参加して政策をデザイ
ンする方法と概念を学びます。
政策デザインの分野
イノベーションとは、
社会の様々な要素の
新しい結合によって、
それまでにない新し
い考え方などを生成することです。
「社会的
な成果」
と
「経済的な成果」
の両面を追求す
る実践プロセスを学びます。
社会イ
ノ
ベーショ
ンの分野
Thinking Globally、Acting Locallyをモッ
トーに、
政府や住民、
大学などが一体となっ
た協働体制の下で、
「ものづくり」
と
「仕組み
づくり」
の両方から持続可能な社会の実現方
法を研究します。
都市
・
地域戦略の分野
様々な組織の特徴を捉えつつ、
その経営戦
略やガバナンスの在り方について学びます。
組織がどのように運営されるべきかという
視点とともに、
我々個人がどう関わるかと
いう視点を重視します。
経営
・
組織の分野
21世紀に求められている新しいデザイン
やアートについて研究を進めます。デザイ
ンに関わる分析、ビジョン構築、作成、評
価、マーケティングまで一連のプロセスを
すべて取り扱います。
先端領域デザインの分野
コンピュータやネットワークはその存在を
主張せず、情報システムは水や空気のよう
に日常に溶け込み、我々の生活を様々な形
で支援する、そのような先端情報システム
を創造し、諸問題に挑みます。
先端情報システムの分野
地球レベルから地域・都市・建築レベルま
で幅広い視野で持続可能な未来の環境のデ
ザインに関する実践的な教育と研究に取り
組んでいます。
環境デザインの分野
知の構造・機能の理解と創成を目的に、人
が知識・記憶を駆使しながら、情報を入手
したり行動することによって動的に環境・
社会と相互作用するプロセスを、個人およ
び社会レベルで考えます。
人間環境科学の分野
SFCでは、医・薬・理・工・農・情報を融
合した世界最先端の生命科学を展開してい
ます。分野にとらわれず、あらゆる学問を
総動員して生命のしくみを解明し、健康・
医療・食品・環境分野に貢献します。
先端生命科学の分野
慶應義塾大学 総合政策学部長 河添 健
学問分野の領域を超えて、
21世紀社会が抱える問題に取り組む
SFCでは、
自ら問題を発見し、
解決できる人材の育成を目指しています。
それは、
複雑化し、
不確実性の高い現代社会において、
既知の学問のみ
をよく習得できる人材だけでは不十分であり、
未知の領域に挑戦し、
新
しい状況を的確に理解し、
最適な状況を作り出すための技術や制度、
組
織の設計ができる人材が必要とされているからです。
大きく変化する
環境との共生、
活力ある長寿社会、
増大する貧困の解決など、
よりよい
世の中を実現していくためには、
さまざまな分野の学問領域を取り込
んでいかなければなりません。
法律や経済の仕組み、
テクノロジー、
場
合によっては
「心」
の問題に直面することもあります。
総合政策学部で
は、
そういった問題の本質がどこにあるのかを発見し、
環境情報学部と
一体となり、
実際の現場に飛び込み、
問題の解決に関わりながら学ぶこ
とを重視しています。
両学部が1つになった100以上もの研究会
(ゼミ)
の中から自分自身の問題意識の変遷に応じて選択し、
第1学年から参加
できる点も、
他キャンパスにはない特徴といえます。
幅広い視野と得意
領域を併せ持った人材は、
こうした環境から生み出されるのです。
最先端のテクノロジーやサイエンス、
デザインを駆使し、
グローバル社会の新しい歴史を創る
慶應義塾大学 環境情報学部長 村井 純
環境情報学部という名前は、
「人を取り巻くものは
『環境』
、
そことやりと
りするものは
『情報』
」
というコンセプトから生まれました。
「環境」
と
「情
報」
の2つの言葉から成るこの学部名は、
私たち人間が、
どのように考え、
どのように生き、
どのように社会を形成していくかという、
人類の未来創
造のすべてを語りかける素晴らしい名前だと思います。1990年に誕生
してからこれまで、
グローバル情報社会の発展とそのための課題解決を
使命として、
ひとつの学問にとらわれない学際的な研究・教育を行って
きました。
テクノロジーやサイエンス、
デザインなどを専門領域としつつ
も、
単に数値や性能を指標にするのではなく、
その成果や作品が、
いかに
人や社会に対して具体的な貢献ができるかを重視しています。
どんなに
優れたテクノロジーも、
人や社会に貢献できるものでなければ真に役立
つとはいえないからです。
環境情報学部が求める人物像は、
グローバル社
会のリーダーとなる意欲に満ちた人。
入学したら好きなことを思いきり
学び、SFCのコミュニティを存分に活用してほしいと思います。
ここでの
「分野」
とは、
学生や教員が所属する
「専攻」
「学科」
「コース」
ではありません。
読者の便宜を考え、
現在の両学部の研究の領域をわかりやすく束ねた編集上の区分です。
実社会に活かされるところまで研究する。
その研究のために必要な学びを自ら組み立てる。
それがSFCと他大学の大きな違いです。
04
SFC のカリキュラムは、既存の学問の枠
にとらわれず、学年による区別や制限もあ
りません。自分で自分の学習目標に合っ
た時間割を自由に組むことができます。
SFC には、他大学や他学部のように、入
学から卒業までに何を学べばよいというモ
デルはなく、皆さん自身が、興味や関心の
ある問題を発見し、それを解決するために
必要な科目を、必要な時に履修できるよう
になっています。
従来の大学のように論文を書いて発表して
終わりではなく、
SFCでは実社会に役立つ
かどうかを検証するまで研究が続きます。
SFCの各研究室では、
企業との共同研究や
官公庁からの委託研究など、
実践的・先端
的な研究活動も行っており、
学生はそれら
に参加して実社会の現実問題に取り組み、
高度な専門性に裏付けられた
「実践知」
を身
につけます。
SFCでは
「問題が与え
られて、
正解を教わる」教育ではな
く
、
「何が問題なのかを考え、
解決する方法を創出する」
人材の育成を目指しています。
その中核となるのが
「研究会
(ゼミ)
」
です。
研究テーマは、
学生一人ひと
りが世の中に対して感じている疑問や問題。
そ
して、
その研究に必要なカ
リキュ
ラムを自分で作っ
ていく
という
スタイルを取っています。
したがっ
てSFCでは、
従来の大学のよ
う
に学年別にカ
リ
キ
ュ
ラムが配列されておらず、
1年次から
自身の研究に必要な学びを自分で組み立てていく
こ
とになります。
どんな研究を
したいのか迷った場合も大丈夫。
メンター教員とと
もに、
問題を発見し、
解決に導く
ためのスキルを着実に身につける
こ
とが可能です。
05
カリキュラムに学年の壁はありません。
自分の学習目標に合わせて自由に履修できます。
SFCの学び
SFCでは入学すると学生一人ひとりにクラス担任
(メンター)
が指定されています。
メンター
(mentor)
とは
「助言者、
相談相手、
先輩」
という意味です。
みなさんがSFCで達成する目的を定
め、
そのために学び、
実践する際の相談相手として、
教員が個別に、
学習・研究、
学生生活につ
いてアドバイスとサポートをする仕組みがメンター制度です。
大学では各自が自分の目的に
沿って目標を立て、
その実現のためにすべきこと、
履修すべき科目を考え、
自分の時間割を組
み立てます。
これは高校までの学習とは大きく異なる点です。
自分の学習計画を組み立てるた
め、
また学習や研究で迷った時に、
一緒に計画をチェックして進むべき方向に導くガイド役が
メンターです。
入学時には
「クラス担任
(メンター)
」
が指定されますが、
入学3学期目以降は研
究会
(ゼミ)
を履修すると、
その担当教員がメンターとなって4年生での
「卒業プロジェクト」
へとつながります。
学習計画、
キャンパスライフ
、
何でも相談できる心強い味方
クラス担当
・
メンター制度
SFCと他大学の違い
社会が求める先端的な研究を通して
実践的な問題解決能力を身につけます。
POINT 2
POINT 1
慶應義塾大学では、
2014年度から4学期制と2学期制を
併用した学事日程を導入することになりました。
カリキュラムの詳細は次ページへ
4学期制に対応した授業配置を導入します。
POINT 3
http://www.sfc.keio.ac.jp/14cur / feature.html
SFCの学び
カリキュラムは
「研究会」
と
「卒業プロジェク
ト」
を中心に据え、
これらに向けた導入や強化のための
「基礎科目」
と
「先端科目」
の二つの大
きな授業科目群によって構成されています。
ユニークな学習スタイルで自分のふさわしいと思える
「研究会」
に出会い、
次世代をつく
って
いく
マインドと行動力を養うためのSFCのカリキュラムです。
SFCのカリキュラム
06 07
http://www.sfc.keio.ac.jp/14cur /
08
新しい知識の創造に向けた先端的な研究活動を行うSFCでは、
教員と学生が一体となって研究に取り組みます。
教員の知見、
経験や人脈と、
学生の発想やパワーの両方が先端研究には欠かせないからです。
教員は一方的な知識伝授を行うのではなく、
学生に対等なパー
トナーと
しての役割を期待しているため
互いの距離が近く、
学生にも積極的に意見を述べる
こ
とが求められます。
これは、
教員と学生が共に学び共に教え合う、
半学半教という慶應義塾の精神に基づいています。
また総合政策学部と環境情報学部の 1年~4 年、
そ
して政策・
メディ
ア研究科の大学院生までが
ひとつのキ
ャ
ンパスで学んでいる
こ
と
も大きな特長です。
学部や学年に関係な
く
自由な意見や
アイデ
ィ
アを出し合う事で他大学にはない刺激的な研究活動ができる
と確信しています。
09
わずかな唾液や血液から、
がんなどの病気を診断!
「メタボローム解析」
による次世代の健康診断を開発。
わずかな唾液から、
高い精度でさまざまな
がんを見分け、1滴の血液からは肝臓がん
など9種類の肝臓の病気を判定できる。
そ
んな画期的な技術を研究・開発しているの
が
『メタボローム解析技術プロジェクト』
で
す。
「メタボローム解析」
とは、
血液や尿、
唾
液などに含まれるアミノ酸や糖などの代謝
物の成分を分析する技術のこと。
従来の分
析では数十種類が限界ですが、
メタボロー
ム解析を使うことで、
数百種類もの代謝物
を一度に計ることを世界に先駆けて可能に
しました。
それにより、
さまざまな病気ごと
に代謝物の種類や濃度が異なることを突き
止め、1滴の血液から9種類の肝臓疾患を
ほぼ100%判明できることに成功。
また、
す
い臓がんや口腔がんなどは、
わずかな唾液
でもある一定の精度で判別でき、
実用化の
一歩手前まで実現しています。
こうした世
界から注目を集める技術が生まれた背景に
は、
従来の研究手法とは異なる、
斬新で、
ユ
ニークな発想がありました。
それは、
すべて
の生体試料から膨大なデータを収集し、
コ
ンピュータを駆使して解析するというメタ
ボロームの手法。
従来の生物学の手法とは
正反対のアプローチです。2012年4月には
ビッグプロジェクトをスタートさせました。
それは、
山形県鶴岡市民1万人の血液と尿
のメタボローム解析を行い、25年にわたっ
て代謝物と健康状態の変化を追跡し、
生活
習慣病などの病気の予防に役立てようとい
う試みです。
私たちが本気で取り組みたい
のは、
病気の早期発見。
あらゆる不可能を可
能に変える、
次世代を見据えた挑戦は、
いま
始まったばかりです。
地域から日本を元気に
! 地域の住民・
高校生が
主体的に取り組める
『プラッ
トフォーム』
を設計する。
「地域を元気にするプロジェクト」
では、
企業、
自治体、
地域の方々と協働して、
地域の課題
を発見し、
その解決策を図ります。
こうした
実践を通して地域の元気の処方箋を探究す
るのが飯盛義徳研究会の使命です。
現在は
「尾鷲市
(三重)
元気プロジェクト」
や
「新上五
島町
(長崎)
元気プロジェクト」
など、
さまざ
まな
「地域を元気にするプロジェクト」
が進
行中。
どのプロジェクトも学生が推進して
いくものの、
主役はあくまで地域の方々で
す。
そこで大切になるのが
『プラットフォー
ムづくり』
です。
地域の方々のコミュニケー
ションが活発になって、
住民主導の新しい
活動や価値が生み出せるようなプラット
フォームを設計するために、
学生たちはさ
まざまな視点から地域の課題と向き合い、
解決策を模索します。
この他にも、
高校生の
問題発見・解決力を養うための教育プログ
ラムの開発・実践を行う
「VITA+」
というプ
ロジェクトがあります。
大学生自らが地域
の内容を題材に教材を考え、
ディスカッショ
ン授業の進行役も行い、
全国の高校で実施
しています。
飯盛義徳研究会ではプロジェ
クトをベースとした社会実践を通して、
学生
たちは自ら考えて、
行動する力を身に付け
ることができます。
企業に就職しても、
ベン
チャー企業やNPOを立ち上げるにしても、
必ず即戦力として活躍できるはずです。
学生、
教員、
学部。
あらゆる分野や垣根を超えることで
従来にない解決策が生まれます。
SFCの研究
先端生命科学研究所 所長 環境情報学部 教授 冨田 勝 先端生命科学、
システム生物学、
メタボローム解析、
バイオインフォマティクス、
バイオテクノロジー、
情報科学
専門分野
総合政策学部 教授 飯盛 義徳 地域イノベーション、
ファミリービジネス、
経営情報システム
専門分野
プロジェクトの紹介
地域を元気にするプロジェク
ト
PROJECT 2
メタボローム解析技術プロジェク
ト
PROJECT 1
藻類がオイルを産生するしくみの解明に挑む。
メタ
ボローム解析技術を、
医療・環境・食品等の分野に応
用するさまざまなプロジェクトが進行中。
血液をメタボローム解析すれば、
がんだけでなく
うつ病の症状も判定できる。
上五島チャンネル
6年目を迎える
「新上五島町
元気プロジェクト」
に参加し、
2013年からリーダーを務め
ています。
今年度は、
首都圏の
若者を新上五島町に集客す
るための情報発信を計画中。
清水 悠子
総合政策学部 3 年
ビタミン、
人とつながる力を
意 味する
「 V ITA+」
のリーダ
ーを務めています。
全国の高
校生が、
このプロジェク
トで開
発した教育プログラムをより
簡単に利用できるように次の
10年に向けて一部をリニュー
アル。
高校や地域の方々の協
力を得ながら、
若者の元気づ
くりを目指して日々取り組ん
でいます。
河野 佑佳
総合政策学部 3 年
http://isagai.sfc.keio.ac.jp/
kamigotoch /
http://bio.sfc.keio.ac.jp/
先端生命科学研究会
http://isagai.sfc.keio.ac.jp/
地域元気プロジェク
ト
コーチングによる人材育成・組織づくりや、
チームや個人の協力関係を高める
「ラ
イフスキルプログラム」
の作成と実践を行っているのが東海林研究会です。研究の
対象はスポーツチームや企業、
小学校やNPO などさまざまですが、
チーム力を高
めるためのコミュニケーションのとり方や挫折に直面した時の対処の仕方など、
人
との関わりの中で、さまざまなスキルを体得しています。 研究会のメンバーは将来、
教師やオリンピックを目指す人、
スポーツや企業のコーチングに興味を持っている
10 11
SFCの研究 研究会紹介
従来のコンピュータは
「0 か 1」
しか表せないデジタル計算。それに対して、
量子力
学を活用した量子コンピュータでは
「0 と 1 が同時に存在する」
という重ね合わせ
の状態を作り出せるため並列処理ができ、
膨大な計算を高速で行うことができるの
です。スーパーコンピュータが数百年かけても解読できない問題を量子コンピュー
タなら一気に解くことが可能に。しかし量子コンピュータの一般的な実用化はまさ
にこれから。本研究会では量子計算によるシステムの設計や量子ネットワークの
アーキテクチャを研究しています。実用化にもつながる
「量子計算のエラー訂正の研究」
にも取り組んでいます。
また
「量子鍵配送」
などのように暗号通信にも量子計算
は利用されており、
多くの学生が研究中。自分の手でパ
ラダイムシフトを実現するチャンスです。
総合政策学部 専任講師 東海林 祐子
環境情報学部 准教授 ロドニー バンミーター
スポーツ心理学、ライフスキル、コーチング
専門分野
量子計算、ムーアの法則後のコンピュータ・
アーキテクチャ、ディストリビュテド・
マス・ストレージ・システム
専門分野
人などさまざまですが、
人のやる気を引き出す過程で、
自
身の至らなさを痛感し、
自己変革しての自身のコミュニ
ケーションスキルの再構築を図っているようです。日本
のスポーツ界は、
いま新しいコーチングを求めています。
やる気を引き出すコーチングを SFC から発信しましょう。
研究会一覧
SFC ではカリキュラムの核となるのは研究会です。研究会は卒業プロジェクトにつながる個人の研究の基本プラットフォームであり SFC の研究活動の
中心です。教員と学生が共に考えながら先端課題に取り組んでいきます。以下は研究会の一例です。みなさんの興味ある研究を探してみてください。
[2014春学期開講一覧]
(2014年2月現在予定)
■
「アメ
リカ後の世界」
におけるアメ
リカ外交の行方
■ アメ
リカにおけるイデオロギー状況の検証
■ イスラーム世界を読む
(QAIプロジェク
ト)
■ インターネッ
ト応用技術
■ インターネッ
ト
リサーチ
■ インタラクティ
ブメディ
アのための情報検索・
推薦・可視化システムの研究
■ おしゃべりなロングテール
■ からだに根ざした実践知の学びとデザイン
■ カルチュラル
・
セキュリティ
■ グリーンインフラス
トラクチャー
■ ゲノムデザイン
(先端生命科学)
■ ゲノム情報解析
(先端生命科学)
■ コーチングとライフスキル
■ コラム執筆・雑誌制作
■ サイコスペースプロジェク
ト
■ サイバー防犯ボランティ
アの実践
■ システム生物学入門
(先端生命科学)
■ スポーツ科学と人間工学
■ スポーツ工学:工学的アプローチによるスポーツスキルの分析
■ スポーツビジネス
■ スマートモビリティ
■ ソーシャブル
・
ロボッ
ト
■ ソーシャルイノベーション
:
ソーシャルマーケティ
ングと
価値共創
■ ソーシャルイノベーション
:
コミ
ュニティ
・
ソリ
ューション
■ ソーシャルイノベーションのリサーチデザイン
■ ソフ
トウェアの可視化
■ デジタル
・
アラビック
・
ワールド
(DAWプロジェク
ト)
■ デジタルファブリケーションと未来の3Dプリ
ンティ
ング
技術の開発
■ ビデオ映像で読み解く
アジア社会
■ ヒューマンパフォーマンス
■ フランス語教師になる
!
■ ヘルスケア分野におけるデータビジネス創造
■ ヘルスコミ
ュニケーション−企画・実践・評価
■ ヘルスサイエンス
(健康科学)
■ ヘルスリサーチ−コミ
ュニティの健康・医療・福祉の研究
■ ボディ
プランニング解析
■ マーケティ
ング
・データの分析とモデル作成
■ マルチメディ
アデータベースシステムとデータマイニングの研究
■ マルチメディ
アデータベースの応用と感性データベースに
関する研究
■ メディ
ア比較研究 ─発信言語によるメディ
ア比較考察─
■ メ
ンタルヘルスについて考える
■ ものづく
り技術
(ICT)
の基礎と応用
■
「ゆだねない社会」
をめざして
─第三領域論の視座から考える中国と世界の地域
■ ユビキタスコンピューティ
ング環境のための
ネッ
トワークおよびシステムソフ
トウェア研究開発
■ ユビキタスコンピューティ
ング環境のための
ミ
ドルウェアおよびアプリケーション研究開発
■ ラーニング
・
デザイン プロジェク
ト
(LDP)
─学習環境の構築─
■ ラン
ドスケープ研究
■リアリズム経済政策
■リアリティのデザイン
─身体・素材・情報をつなぐインタラクティ
ブメディ
アの創出─
■リージョナル
・
ガバナンスの新しい展開
■ 医科学・地球環境・食品科学へのシステム生物学の
応用
(先端生命科学)
■ 意思決定研究とサイバービジネス実践
■ 医療・介護分野の政策・経営
■ 宇宙法研究
(国際法)
■ 宇宙法研究
(国内法)
■ 映画分析
■ 英語・教育の意味空間
■ 応用バイオテクノロジー
(先端生命科学)
■ 応用ワイヤレス研究会
■ 科学知識・科学技術の社会的インパク
トを考える
■ 家族変動とコミ
ュニティ変容の中のケアと包摂
■ 環境安全保障研究会
■ 環境問題を体感する。
■ 韓国社会の変容
■
「教育」
から発信する
「オーナーシップを生む持続可能な
協働プロジェク
トの構築と実践」
■ 教育政策の経済学的分析
■ 業績測定と評価
■ 近代社会研究
■ 権威主義国家のサバイバル戦略:権威主義体制の研究
■ 健康長寿社会を見据えた次世代社会システムの設計
■ 言語習得理論研究および教材開発
■ 言語と学習の認知科学
■ 言語とコミ
ュニケーション
■ 言語と思想、
言語と芸術
■ 現代の政治哲学
・
倫理学
■ 建築・都市・環境のコンピューテーショナル
・
デザイン
■ 憲法判例を通して見るアメ
リカ
■ 公共選択の分野におけるゲーム理論
■ 高速インターネッ
トインフラとアプリケーションの研究開発
■ 高度知識基盤社会における産学連携とその政策的理解
■
「高齢者と共に」
を考える
■ 国際安全保障:概念構築と実践
■ 国際貿易体制の変容
─メガFTAs
(TPP、
日EUFTA、
TTIP、
RCEP)
とWTO─
■ 古典芸能に見る日本の社会と文化
■ 子どもの精神発達を考える
■ 細胞シミ
ュレーション
(先端生命科学)
■ 財務会計の考え方と実践
■ 作曲法1
■ 自然のアルゴリズム美
■ 疾患診断支援システム
(先端生命科学)
■ 実空間のインターネッ
ト
■ 社会安全政策論
■ 社会言語学
■ 少子高齢化と外国人労働者
■ 小説執筆
■ 情報法研究会
■
「新興大国」
中国と
「豊かな権威主義国家」
中国の研究
■ 人口減少社会を地域の文脈で考える
─フィールドワークを中心に─
■ 身体運動の神経科学
■ 数学と芸術
■ 成熟社会の都市/まちス
トックの再編成
■ 世界の中の中国1600--2013 ─過去と現在の対話
■
「セクシー」
なデータ
・
サイエンティス
トになろう
■ 戦後日本の社会構造
■ 全世界インタフ
ェースデザイン
■ 第二言語習得研究、
異文化間コミ
ュニケーションと外国語教育
■ 地域研究とアカデミ
ック
・
ディシプリンの対話と融合の模索
■ 地域における効果的なプラッ
トフ
ォーム設計
■ 知の伝承:
東西の古典を原典で読む
■
〈地方発〉
の政策イ
ノヴェーション
■ 治未病社会への挑戦
■ 中国文化
(伝統劇・映画・古典小説)
の探求
■ 統計的機械学習の基礎と応用
(経済・
ファイナンス
・
人口)
■ 統治機構研究
■ 東南アジア開発Ⅱ
■ 討論型世論調査
(KeioDP)
の実行
■ 日本語の教育・学習・
コミ
ュニケーション
■ 日本の政策課題と政策決定過程
■ 人間とは何か
(主と
して哲学)
■ 人間とは何か
(主と
して文学)
■ 人間の安全保障:行動のミクロ分析
■ 脳情報の計測と解析
■ 場所の未来 ─つながりの科学
■ 発生・生殖工学の応用
(先端生命科学)
■ 場のチカラ
:漂流するゼミ
■ 東アジアにおけるデジタルデモクラシー
■ 人とメディ
アとシステム
■ 防災社会デザイン
■ 翻訳分析演習
■ 民間非営利組織の理論と実証
■ 優良環境取組みの発見
■ 連帯経済
■ 和声学1
■ 1980年代以降の台湾映画
(1)その背景と特徴
■ Algorism ─建築の計算
(不)
可能性
■ Computer Human Inter-action :
Augmented Human* Augmented Environment
■ Constructing Sexualities : Queer Japan
■ Creating and Managing New Business
■ Creative Media Lab:創造社会を支える方法・
道具をつく
る
(新規募集
:
コラボレーション、
雑誌
・
映像制作、
料理、
教育、
生き方、
日本、
防災、
美容)
■ Design and the Speculative Mind
■ E-Cellプロジェク
ト
(先端生命科学)
■ GIS技術を用いた震災復興と気候変動適応の実践
■ Global Internet Governance
■ ITマネジメ
ン
トとセキュリティ
(Web応用、
デザイン、
マーケティ
ング、
セキュリティ、
防災情報基盤)
■ Javaによる知能プログラミ
ング入門
■ Javaによる知能プログラミ
ング入門
〜A.I.フィールド全開!!〜
■ Keio International Project on the Internet & Society
■ Linked Open Data研究プロジェク
ト
■ RNA機能解析
(先端生命科学)
■ Rによる統計モデル入門
■ Teaching Japan
■ Urban / Rural ReDesign
「場」
の
力のヴィ
ジュアリゼーション
「各論編」
■ Urban / Rural ReDesign
「場」
の
力のヴィ
ジュアリゼーション
「総論編」
“量子コンピュータ” や “量子ネッ
トワーク”を
研究して新たな世界を創造する。
ロドニー バンミーター 研究会
ビッグデータ時代の、
マーケティングや消費者研究の可能性を研究しているのが桑
原武夫研究会です。本研究では、Twitterなどのソーシャル・メディアに書き込まれ
る意見を収集 ・ 分析することによって、
マーケティング戦略の策定に役立てるソー
シャル・
リスニング & マイニング研究、
企業や商品のブランド・イメージの変遷を追
跡し、
そのメカニズムを探求するブランド・ イメージ研究、
消費者の行動や態度の
変化に結びつく最適なメディア戦略を探るクロスメディア研究を組み合わせていま
す。いずれも大規模データと格闘しながら、
データ・サ
イエンティストとしての実践力を養います。その一方で、
輪読を通じ、
消費経験をテクストとして読み解き理解す
る解釈的方法も身につけます。実証と解釈という異なる
2つの視点を併せ持つ強靭な知性によってこそ、
複雑な
時代の市場や消費の奥行きを捉えることができます。
総合政策学部 教授 桑原 武夫
▶ http://yukon-lab.jimdo.com /
写真は、
夏に赴いた東北被災地での一コマです。高台から見た風景は、
学生たちの
心に刻まれたことでしょう。2013年春にスタートした大木聖子研究会のプロジェ
クトには制約はありません。遊びの中で防災を学べる幼児向け授業を考えたり、
得
意のデザインを生かして防災グッズを制作したりと、
研究テーマの切り口はさまざ
ま。
「自然災害からいかに人の命を守るか」
「理不尽な死をいかになくすか」
という
思いがあれば、
個人でもグループでも研究を進められます。誰かを救えること、
自
分が貢献できることを、
学生時代の研究を通じて実感し
てほしい。
失敗しても成功しても、
その体験は社会できっ
と役立つはずです。大きな被害を経験した日本は防災の
先進国。SFC から日本の防災を変えることは、
世界の防
災を変えることにつながります。SFC なら、
決して夢で
は終わりません。
大木 聖子 研究会
「人の命を救いたい」
という思いを
防災の実践研究を通して、
カタチにする。
ITを駆使して、
ビッグデータ時代の
マーケティングのエッジを歩く。
桑原 武夫 研究会
マーケティング、データ・サイエンス、
ブランディング、クロスメディア戦略、消費経験論
専門分野
環境情報学部 准教授 大木 聖子
地震学、災害情報、防災教育、
災害科学コミュニケーション
専門分野
東海林 祐子 研究会
コーチングやライフスキルプログラムの実践を通して
「自ら考え、
行動する力」
の可能性を研究する。
研究活動についてもっと知りたい方は http://www.sfc.keio.ac.jp/ introducing_labs /
SFCの現場
12 13
SFCは創設以来、
多様な外国語教育プログラムを提供し、
海外からの学生に対応した 9月入学・卒業ができ
る制度を導入するなど、
グローバル
(地球規模)
な人材育成と研究活動の実施を重視しています。
慶應義塾大学にも世界の約100の大学との間で毎年実施している交換留学制度があり
ますが、
SFCではこれに加え約10ヵ国での独自の夏季・春季海外研修制度があり、
毎年100名以上の学生が参加しています。
この研修制度は、
海外の大学で外国語による講義やディ
スカ
ッ
シ
ョ
ンを行う
など、
質の高い多彩な学習活動を通して異文化交流を体験し、
外国語科目の単位を取得する
こ
とが可能です。
こ
う
した海外での豊富な経験を通じて、
多面的に物事を考え、
解決へ導く思考力を養います。
身につけて欲しいのは、
目の前の問題をグローバルに捉え
解決へと導く柔軟な思考力です。
世界につながるSFC
グローバルな教育を支援するSFCの学びの特色
交換留学実績[2013年度] 海外研修実績[2013年度]
語 種 訪問先 参加者数
アラビア語 アリババ・イ
ンターナショナルセンター
(ヨルダン) 12
マレー
・
イン
ドネシア語 サナタダルマ大学
(イ
ン
ドネ
シア) 9
朝鮮語 ソウル国立大学
(韓国) 16
中国語 北京大学
(中国)
/復旦大学
(中国)
/台湾師範大学
(台湾) 17
フランス語 アリアンス・フラ
ンセ-ズ
(フラ
ンス) 21
スペイン語 サラマンカ大学
(スペイ
ン)
/レ
トラ・イ
スパニカ
(スペイ
ン) 6
ドイツ語
ヴァイマル大学
(
ドイ
ツ)
/ゲッティ
ンゲン大学
(ドイ
ツ)
/
デュ
ッ
セルドルフ大学
(ドイ
ツ)
/ドレスデン工科大学
(
ドイ
ツ)
/
フライ
ブルク大学
(
ドイ
ツ)
/ミュンスター大学
(
ドイ
ツ)
/
ミ
ュンヘン大学
(
ドイ
ツ)
/カール
・
ド
ゥ
イ
スベルク
・
センター
(
ドイ
ツ)
24
2011年9月から、
慶應義塾大学の学部では初となる、
卒業に必要な単位を英語のみでも修得可能
なGIGAプログラ
ム
(Global Information and Communication Technology and Governance
Academic Program)
が環境情報学部に設置されました。GIGAプログラムでは、
世界の先端
をゆくICT
(情報通信技術)
分野での創造力と、
その創造力を実社会で活用するための政策、
ガ
バナンスの知識と能力を身につけることができます。
コアとなる授業はすべて英語で提供さ
れ、
卒業に必要な単位を英語のみで修得することができます。
留学生には日本の文化や社会を
理解し、
ひいては日本での就職の機会を増やすために、
日本語を学ぶ授業も提供しています。
また、
総合政策学部・環境情報学部の学生は、
英語で行われるGIGA科目を履修しグローバル
な視点を養うことが推奨されています。
環境情報学部 4年 三宅 規之 Noriyuki Miyake 都立国立高等学校
[東京都]
環境情報学部 2 年 スゲング リオ J. Rio Jordanto Sugeng SMAK 5 PENABUR 出身[イン
ドネシア]
私のGIGAプログラム
GIGAプログラムのおかげで、
好きなITを学びながら
将来に活きる
「経営学」
に関する研究にも取り組めています。
インドネシアには、
自動車や家電など日本製のプロダク
トがたくさんあり、
小さい頃から日本を身近に感じて
いました。
留学生支援を行っている
「日本学生支援機構JASSO」
に相談すると、
いく
つか薦められた日本の大
学の1つにGIGAプログラムがありました。
SFCを選んだのは日本語と英語が勉強でき、
日本人の学生とも交
流できる環境に惹かれたからです。
SFCではITと経営学を中心に学んでいます。ITは自分が一番好きなジャ
ンルで、
1年次にはphytonなどのプログラミング技術を習得し、2年次からはC言語の授業を履修。
経営学
は1年次の後期から國領研究会に入り、
ある研究テーマに取り組んでいます。
研究会に入るのはまだ早いとい
われたのですが、
僕としては研究テーマに早く取り組んで、
経営学を深く勉強したいという強い思いがありまし
た。
英語で発表などを行うので、
スキル向上にもなっています。
将来は、
故郷のジャカルタでビジネスを手掛け
たいと考えています。
せっかく日本語も習得したので、
まずは日本の企業で仕事のベースを学び、
そこでノウハ
ウを身につけてネットワークを広げ、
グローバルな世界での活躍を目指します。
留学したのは3年次の秋。
将来は、
ドイツで働きたいという漠然とした考えを持っていました。
数あ
るドイツの派遣交換留学協定校から選んだのはWHUオッ
トー
・バイスハイム経営経済大学。
「経営学
を学べること」
と
「英語で授業が受けられること」
そして
「留学生が多いこと」
。
この3つが決め手にな
りました。
国際経営学などSFCでなかなか学べない授業も多く、
新たな知識や着眼点を習得するには
最適な環境でした。
実はWHUオッ
トー・バイスハイムは世界でもトップクラスのビジネススクール。
文化や習慣が違う世界各国出身のクラスメイトとの交流を通して、
留学前には持ち得なかった積極
性や寛容さを身に付けられたと思います。
日本ならではの強みや、
日本企業だからこそできることを
この留学を通じて再発見。
そして漠然とした夢ではなく、
日本企業で世界のために貢献したいという
具体的な目標も見つけることもできました。
ドイツにあるトップクラスのビジネススクールに留学。
日本の勉強だけでは得られないものが数多くあります。
私の留学体験談
SFCには、
学部・大学院あわせて約200名の留学生が学んでいます。
また、
長年海外で日本語
以外の言語で教育を受けた帰国生も多数います。
日本語研究室は、
留学生・帰国生の日本語学
習サポートや日本語での交流に、
興味と熱意のある学生たちが活動する場です。
ここでは、
日
本社会で生活する上で必要な日本語やSFC情報を提供したり、
日本語学習に伴走したり、
あ
るテーマについて議論したり。
世界の縮図のように多様な出身地の学生とふれあう経験から、
多言語多文化化しつつある日本社会と日本語の未来について考えを深めることが可能です。
留学生といっ
しょに日本語学習・
日本語交流
日本語研究室
SFCでは、
キャンパスの外での学習・研究活動
(オフキャンパス
・
スタディ)
を推奨しています。
学内での学習活動と並行して、
キャンパスの外で社会的な実践を試み成果を検証することで、
新たな問題や課題発見の機会が得られることでしょう。
オフキャンパス
・スタディの一環と
して、
留学やフィールドワーク、
インターンシップ等、
様々な学習環境を設けています。
研究プ
ロジェクト科目に設置されている
「フィールド研究 1
・2」
では、
春季・夏季休校期間中に、
学生
自身が個々の研究テーマに関連した実地調査や研究活動や就業体験を行い、
具体的な成果を
上げることを目的としています。
毎年国内はもちろん、
アジア・北米・南米・ヨーロッパ・ア
フリカと世界中でフィールドワークが実施されており、
単位として認められています。
世界の人たちと交流を深めて課題に取り組む。
その経験が真の問題解決能力を養います。
フ
ィ
ールドワーク
卒業に必要なカリキュラムを英語のみで履修可能。
GIGAプログラ
ム
北門
警備室
エプシロン館
ε
ゼータ館
(研究棟)
z
ニュー棟
(研究棟)
ν
テニスコー
ト
イ
オ
タ館
ι
τタウ館
(大学院棟)
学生ラウンジ
(サブウ
ェ
イ)
Δ デルタ館
(研究棟)
λラ
ムダ館
(研究
・
教室棟)
サ
イ館
(クラブハウス棟)
Ψ
フ
ィ
ー館
(クラブハウス棟)
Ф
オ
メ
ガ館
(大講義室棟)
Ω
ガンマ館
(体育館)
Γ
アルフ
ァ館
(本館)
Α
ステンレスの樹
駐輪場
Σ館(厚生棟)地下1階には2つの生協食堂があり
ます。
どちらもカフェテリア方式で、
南側を
「
サウス
ウィング
」
、
北側を
「
ノースウィング
」
と呼び、
座席数
はそれぞれ250席と350席。
メニューも豊富なので、
自分の好きな組み合わせで、
お手頃な価格でラン
チを楽しむことができます。
地上階には、
本格的なピザやパスタ
を気軽に楽しめて、
ゆっ
く
り話したいときに最適なカフェテリア
「
レデ
ィバー
ド
」
と、
教職員向け食堂の
「
タブリエ
」
があります。
学生食堂
生 協
文具、
食品、
化粧品、
衣類、
その他の雑貨、
書籍など、
大学生
活に必要なものを一通り揃えています
。
特に、
時間を忘れて
研究に励む学生のため、
食品
・
飲料を充実させています。
また、
航空券発行の手続きなどができ
る
プレ
イガイ
ドも
あ
り
ま
す
。
大
学グラウンド
大
学グラウンド
チャ
イ
ニーズ
・
タローツ
リー
の並木道、
通称「
タロー坂」
。
秋には美しい紅葉が見ら
れま
す
。
湘 南 台 駅、
辻 堂 駅 行 きの
バス乗り場があり
ます。
湘南
台駅まで約15分、
辻堂駅ま
で約25分で運行しています。
ガリバー池
(通称:鴨池)
ガリバー池
(通称:鴨池)
ミ
ュ
ー館
(メデ
ィ
アセンター
・
ITC)
Μ
福澤諭吉像は
キ
ャ
ン
パスの真ん中に
たっ
て
い
ま
す
。
タ
ロ
ー
坂
タ
ロ
ー
坂
研究
・
教室棟
少人数の授業が行われる
κ
・
ε
・
ι
・
ο
・
λ
の5つの研究
・
教室棟は学生と教員が日常
的にコ
ミ
ュニケーシ
ョンを図ることを目的に
設計、
配置されています。
専任教員の個人
研究室、
各専門分野の共同研究室もあ
り
、
各研究会に所属する学生の多くが研究の
拠点としています
。24時間キャンパスであ
るSFCでは学生が昼夜間問わず課題や研
究に取り組み、
「残留」
する教室は明かり
が消えることはありません。
ミ
ネルバの翼
旅人かへらずの碑
ガリバー池
(鴨池)
正式名称はガリ
バー池ですが、
学生の間では
鴨池という名で親しまれています
。
学生たち
は、
休み時間や昼下がりに、
池のほと
り
の芝
生で昼食をとったり日向ぼっ
こをして
く
つろ
ぐことを、
「
カモる
」
と表現しています。
キャン
パス内どこにいて
も無線LANに
よ
るイ
ンター
ネッ
ト利用が可能なため、
天気のいい日は
「
カモ
り
」
ながらノー
トパソコンを開く学生の姿
が多く見られます
。
シグマ館
(厚生棟)
Σ
Keio University
SHONAN FUJISAWA CAMPUS
SFCでは、
学部生から大学院生まで同じキャンパスで学んでいます。
コンクリートを打ちっ放しにし
た近代的な建物と大自然が調和したユニークなキャンパスは、
学生生活はもちろん、
研究にも没頭
できるよう充実した設備を整えています。
http://www.sfc.keio.ac.jp/
campuslife /experience.html
ものづく
り工房 νニュー棟
(研究棟)
学生も使用できる本格的な工作施設
です。
建築、
デザ
イ
ン、IT、
機械などの
分野で必要となる工作作業を行うこ
とができます。
レーザーカ
ッター
・
溶接機
など様々な工具が揃っており、
作品制
作などに利用されています。
木々が生い茂る道を抜けると、
別荘のよう
な雰囲気の共同研究室ν棟があります。
木
目のインテリ
アで統一された環境では議論
もはずみます。
学生ラウンジ
“鴨池”
に臨む学生ラウンジに
は
「
サブウ
ェイ
」
が入店してお
り
、
朝から夜まで多くの学生が集
う憩いの空間になっ
ています
。
「鴨池」
の由来は、
キ
ャ
ン
パス
開設当初に譲り受けた4羽の鴨を
放したと
ころ、
渡り鴨が次々
と
訪れる
よ
う
になったこ
とから
そ
う呼ばれる
よ
う
にな
り
ま
した。
シータ館
(大講義室棟)
θ
至看
護医療学部校舎
至看
護医療学部校舎
1 階はウェイ
ト
トレーニング
(マシン、
フリー
ウェイ
ト、
エアロバイク)
を主体とした各ト
レーニング場のほか、
柔道場、
剣道場など
があります。2階にはア
リ
ーナ
(
バレーボール、
バスケットボール、バドミントン、フットサ
ルなどが可能)
とフ
ィ
ッ
トネスルーム
(ダンス、
卓球などが可能)
があ
り
ます。
そのほか、
シャ
ワー室や更衣室などの設備も整っており
、
学生は忙しい勉強の合間に体を動かし、
心身のリフレッシュに活用しています。
体育館・ジム
未来創造塾建設予定地
未来創造塾建設予定地
キャンパスの中
をバーチャルに
歩きまわること
ができます。
οオ
ミ
クロン館
P.17へ
P.16へ
カ
ッ
パ館
κ
design: Yasushi Ikeda Labo.
SFCキャンパス内を
ぐる
っと一周す
る道路。
「
メ
ビウスリ
ング
」
とも
呼ばれています。
似た形をしたカッパ館、
エプ
シロン館、
イオタ館、
オミク
ロン館の4棟の頭文字を順
に並べる
と、
「KE IO」
に!
SFCの小さなトリビアです。
Googleス
トリー
トビュー
16 17
充実したキャンパスライフを送るためのSFCインフラ。
地球の未来を築く人材を育て、
日本と世界をつなぐ滞在型教育研究施設 “未来創造塾”
湘南藤沢メデ
ィ
アセンター
(図書館)
SFCで は 授 業 や 学 習・研 究
プランに関するコミュニケー
ション、
メンターとのコミュ
ニケーションをサポートして
います。学生は1学期に1度、
このSFC-SFSにプロフ
ィール
や学習目標、
履修計画を入力
し、
メンターと面談をします。
入力した情報やメンターとのやり取りは履歴として残るので、
卒業ま
での学習・研究計画をさらに具体化させていくなど、
さまざまに利
用することができます。履修科目の時間割作成や、
授業資料の閲覧・
課題の提出のツールとして利用するだけでなく、
学期の終わりには
このシステムを利用した授業調査も行っており、
SFCにおける学習・
研究活動に関して、
学生、
教員、
職員の三者が共に考え、
優れた教育
環境・内容の構築に資することを目指して活用されています。
(Site for Communication among Students, Faculty and Staff)
SFC-SFS
す。これらの機材が設置されたコンピュータ室
(特別教室)
は授業時
以外は24時間開放されており、
課題や研究等の創作活動に専念する
ことができます。また、
キャンパス内全域で、
無線LANや情報コンセ
ントが利用可能です。これらに個人所有のノートPCやタブレット
端末を接続して利用することができます。さらに、
WiMAXを利用
したVPN環境も整備されているため、
日本全国からキャンパス内の
リソースにアクセスができます。
(Campus Network System)
CNS
SFCにはCNSとよばれる情
報ネットワークインフラが整
備されており、
研究・教育の
場で幅広く活用されていま
す。他キャンパスとの大きな
違いは、
映像編集・音楽編集
に特化した本格的な機材・ソ
フトウエアが揃っている点で
湘南藤沢メディアセンターの大きな特徴は、
図書・雑誌等の資料を利
用する場であるだけでなく、
スタジオやAV機器、
PCを使って音声や
映像データを作成・編集したり、
3Dプリンタで立体物を創作したり
という、
さまざまな形で自分のアイディアやイメージを発信し、
友人
と議論を戦わせることができる場であるということです。また、
学
生やオーバー
ドクターのコンサルタン
トが機器の貸出や操作方法、
デー
タベースの活用方法の説明、
論文の書き方相談等、
いろいろなサービ
スに携わっているので、
わからないことがあれば気軽に相談できます。
自分のアイデアを発信し、
友人と議論ができる環境
未来創造塾は慶應義塾のグローバル・ゲートウェイとして位置づけ、
地球視点の課題に
取り組む一大拠点になります。第1期工事では最大180名が収容でき、
世界中の優秀な
学生や研究者を積極的に受け入れ、
世界最高水準の研究や教育を行うことができます。
在校生は言語やデジタルスキルなどの基礎力を強化する滞在型授業や社会で活躍する
卒業生たちとの協創型滞在プログラムを体験し、
グローバル社会で生きていくために必
須の素養を集中的に習得することができます。創立者・福沢諭吉が学んだ
『適塾』
の思
想を受け継ぎ、
創設されたこの施設では、
留学生を含めた多様な仲間との
「半学半教」
の
滞在生活によって、
かけがえのない友人を増やすこともできるでしょう。
滞在型授業や協創型滞在プログラムを通して
グローバル社会で通用する素養を習得
“
「見つける・考える・生みだす」
を支援する” をコンセプトに、
キャン
パスの研究・教育・学習活動を支えています。問題発見・問題解決
型キャンパスの特色を反映し、
実務的で領域横断的な特徴を持つ蔵
書を活用した図書館サービスを提供しています。湘南藤沢メディア
センターの蔵書は40万冊ほどですが、
慶應義塾大学内合計で500万
冊近い蔵書を持つ他のキャンパスのメディアセンターからも図書を
取り寄せて借りることができます。紙に印刷された図書や雑誌だけ
でなく、
慶應義塾大学の学生であればインターネットを経由して自
宅から利用できるデータベースや電子ジャーナル、
電子ブックもた
くさんあります。また、
音響・撮影スタジオ等の施設、
ハイビジョン
デジタルカメラ等のAV機器の貸出、
映像
・
音声編集設備や3Dプリンタ
の提供等を通じ、
研究・教育・学習に関する情報活動すべてをメディ
アセンター 1か所で可能とするサービスを展開しています。
キャンパスの研究・教育・学習活動を支える
豊富な資料、
充実した施設
1 メディアセンター1階 2 Fab Space/3Dプリンター 3 AV 機器の貸出
4 2階閲覧席
1
2
3 4
学生には研究施設を24時間開放し、
昼夜を問わず研究活動に集中できる環境を用意し
ます。3Dプリンタ、
レーザーカッターの最新設備から溶接・工作機械やエアコンプレッ
サーなどの工具まで備わった
「ものづくり」
のための本格的な工作施設も完備。建築、
デザイン、
IT、
機械などの分野で必要となる工作作業を自由に行うことができます。ま
た、
鶴岡にある慶應大学先端生命科学研究所に比肩するようなITを駆使したバイオ
・
生物研究ができる世界トップレベルの研究所も計画中。滞在施設も備わった充実の研
究環境により、
海外や企業の研究者との共同研究が活発にでき、
人材交流の場と
しての
活用が、
より一層期待できます。
ものづく
り施設や最先端のバイオ研究所も完備。
産学連携が活性化するフロンティア
・キャンパスに
SFCは2015年に開設25周年を迎えるにあたり、
これまで
「問題発見
・
問題解決」
「自律
・
分散
・
協調」
をキーワードに築いてきた
「知の財産」
を生かし、
地球視点の課題にチャレンジしていきます。
その拠点となるのが滞在型教育研究施設
「未来創造塾」
です。
未来創造塾の創設は、
新たな世代を拓いていくための大きなステップです。
SFC Global Campus(SFC-GC)
は、
グローバ
ル社会の一員として、
知識社会の構築に貢献す
べく、
大学の知を広く社会に公開していくため
に、
大学の授業を一般公開するプロジェクトで
す。2002年より開始され、
総合政策学部、
環境
情報学部、
大学院政策・メディア研究科の教員
による多種多様な約500以上の授業、5,000以
上の講義ビデオを無料で公開しています。
SFC Global Campus
総合政策学部、環境情報
学部、大学院政策
・
メディア
研究科の講義コンテンツや
キャンパス紹介コンテンツ等
を
「iTunesU」
で配信してい
ます。随時新しいコンテンツ
が追加される予定です。
iTunesU
■ 日本最高の滞在型教育研究施設を目指す
■ 世界の人材を一堂に集め、
世界最高水準の研究
教育を行う
■ 日本を拠点に、
地球視点の
『新しい日本研究』
を
推進する
■ 企業や他大学とのコラボレーションを実現する
フロンティア
・
キャンパスを構築する
Vision
地球に貢献できる人材の育成
慶應グローバル
・
ゲー
トウェイ
未来創造塾開設予定地 2015年秋、
第1期工事完了予定
http://www.sfc.lib.keio.ac.jp
湘南藤沢メデ
ィアセンター
http://www.miraisozo.sfc.keio.ac.jp
未来創造塾
SFC
未来創造塾開発予定地
SFC
新駅
(予定)
相鉄いずみ野線延伸区間
(予定)
SFCの卒業生はその問題解決能力を活かし、
様々な分野で活躍しています。もちろん一般企業においても高い就職率を誇ります。
IT、
語学力に長けた学生が多いことから情報通信産業に強い傾向がありますが、
商社や金融、
メーカー等へ就職する学生も多数います。
19
日本、
そして世界で活躍する、
SFCの卒業生たち。
卒業後のキャ
リア
18
人数 会社名
8 三菱東京U
F
J
銀行
6
アクセンチュア
ソフ
トバンク
グループ
楽天
5
大和証券
日本放送協会
4
グ
リ
ー
サイバーエー
ジェ
ン
ト
電通
野村證券
ワークスアプリケーショ
ンズ
3
九州旅客鉄道
ディ
ー・エヌ・エー
東京海上日動火災保険
3
日本生命保険
パソナ
東日本電信電話
富士通
みずほフ
ィ
ナンシ
ャルグループ
三井住友銀行
三菱商事
L
I
X
I
L
リ
クルー
トホールディ
ングス
2
外務省
川崎重工業
JTB 法人東京
静岡銀行
J
A
L
スカイ
2
ジュ
ピターテレコム
税理士法人
トーマツ
全日本空輸
デロイ
トトーマツコンサルティ
ング
東京都
日本テレビ放送網
日本ロ
レアル
博報堂
日立システムズ
ベネ
ッ
セコーポレー
シ
ョ
ン
三越伊勢丹ホールディ
ングス
三菱電機
三菱U
F
J
信託銀行
リ
クルー
トキ
ャ
リ
ア
6 みずほフ
ィ
ナンシ
ャルグループ
5
ソフ
トバンク
グループ
日立製作所
楽天
4
三井住友銀行
ヤフー
3
アクセンチュア
エヌ・ティ
・ティ
・データ
グ
リ
ー
サイバーエー
ジェ
ン
ト
全日本空輸
ディ
ー・エヌ・エー
日テレアッ
クスオ
ン
日本電気
3
野村総合研究所
三菱商事
リ
クルー
トホールディ
ングス
2
イ
ンフィニ
トラベルイ
ンフォ
メーショ
ン
エイ
チ・アイ
・エス
エヌ・ティ
・ティ
・
ドコモ
オ
ンワー
ド樫山
カプコ
ン
キヤノ
ン
I
T
ソ
リ
ュー
シ
ョ
ンズ
K
D
D
I
サン
ト
リ
ーホールディ
ングス
住友不動産販売
西日本電信電話
日本アイ
・ビー・エム
2
日本生命保険
日本テレビ放送網
日本放送協会
日本マイ
クロソフ
ト
プロクター
・
アン
ド
・ギャンブル・
ジャパン
ベス
ト
ブライ
ダル
本田技研工業
三井住友海上火災保険
三井住友信託銀行
三井不動産リアルティ
三菱東京U
F
J
銀行
ヤマ
ト運輸
横浜市立大学
リ
ヴァ
ンプ
人数 会社名
総合政策学部 就職者数:319名 進学者数:38名 環境情報学部 就職者数:302名 進学者数:50名
2012年度 卒業者就職状況・
主な就職先
(公務員含む)
電力
・
ガス
・
水道
・
熱供給業 0.7%
卸売
・
小売業 8.3% 不動産業 3.3%
運輸業 3.6% 飲食店、
宿泊業 1.3%
建設業 1.7%
建設業 0.6%
電力
・
ガス
・
水道
・
熱供給業 0.6%
運輸業 4.7%
卸売
・
小売業 9.4% 不動産業 0.9%
教育、
学習支援 0.9%
飲食店、
宿泊業 1.3% 医療、
福祉 1.3%
教育
・
学習支援業
3.3%
公務
(教育公務員を除く)
3.4%
アメリカのNASA エイムズ研究所では、
宇宙にお
ける生命の起源と進化、
分布、
そして未来を考える
「アストロバイオロジー
(宇宙生物学)
」
という学問
分野を研究しています。生物学を研究している者
なら、
誰しも一度は解明してみたい
「私たち生命は
どこから来たのか」
というテーマについて取り組
んでいます。NASAでの研究は
「コンピュータ上で
遺伝子をデザインし、
実験を通じて機能を確かめ
る」
という一連の作業をひとりで実行する必要が
あるのですが、
SFCではこ
う
した“実験のスキル”や
“コンピュータのプログラミング技術”をさまざま
な研究を通して修得することができます。
また1
年次から研究会に所属して、
1つの分野を深く掘り
下げて研究できるのも大きなア
ドバンテージです。
研究成果を国際学会で発表するチャンスが与えら
れ、
学生のうちに海外の研究者からアドバイスをい
ただくこともできます。この他にも、
鶴岡市にあ
る慶應の先端生命科学研究所で、
1年間にわたる最
先端のバイオ実験実習の経験が可能。現在、
私は
火星などに人類が移住する際に利用できる有用微
生物の作成も行っており、
いずれは宇宙探査ミッ
ションに携わりたいと思っています。夢は見るも
のではなく叶えるもの。SFCなら、
きっとあなた
の夢を実現できると信じています。
宇宙へのロマンを求めて、
めざしたNASA。
夢は叶えられることをSFCで学びました。
NASA エイ
ムズ研究所 研究員
藤島 皓介 Kosuke Fujishima 環境情報学部 2005年卒
Career 2
2005年 3月
2009年 3月
2009年 4月
2011年 6月
環境情報学部卒業
大学院博士課程早期修了
先端生命科学研究所 所員
日本学術振興会 海外特別研究員
(NASA Ames)
を経て、
2013年
より現職
卒業後のキャ
リア
中学3年の頃、
単身カナダへ留学しました。大学
進学のために日本に帰国しましたが、
SFCを知る
方から海外の大学に近い環境という助言をいた
だき、
調べてみると学際的な視点で学べることに
魅力を感じて、
受験しました。幅広い領域で学び
を深められることに魅力を感じ、
部活やサークル
よりも勉学に励む大学生活でした。そんなある
日、
衝撃的な出来事があったのです。大学3年の
時、
ある教授が講義の際にアジア地域の反政府ゲ
リラが拷問を受けている写真を私たちに見せまし
た。教授は
「君たちは世界的に見れば、
非常に恵
まれている一握りのエリートだ」
と語り、
「社会
のために行動する義務と責任がある」
と続けまし
た。カナダの高校ではクロアチア、
パレスチナといっ
た紛争地域出身の学友がいて、
私自身、
世界の諸
問題に対する意識も持っていました。それが大学
生になり、
問題意識が薄らいでいたのです。私は
何をしてたんだ!と自分自身に怒りも覚えました。
卒業後、
ダボス会議事務局やバーレーン経済開発
委員会などで仕事をすることになったのも、
その
講義での教授の言葉が私を突き動かしていたので
す。現在、
世界のために活躍できるリーダーの育
成を目的として
「ビヨンドトゥモロー」
を運営して
いるのも、
SFCでのあの日の強烈な印象が原動力
になっているのだと思います。
SFC の講義でとてつもなく衝撃を受けた言葉が、
その後の人生の原動力になっている。
一般財団法人教育支援グローバル基金 理事・事務局長
坪内 南 Minami Tsubouchi 総合政策学部 2000年卒
Career 3
2000年 4月
2000年 9月
2002年 4月
2006年 6月
2006年 7月
2010年 7月
2011年 6月
マッキンゼー
・
アン
ド
・
カンパニー入社
総合政策学部卒業
難民を助ける会入社
マサチ
ューセッツ工科大学修士課程修了
世界経済フォーラム
(ダボス会議事務局)
所属
バーレーン経済開発委員会所属
ビヨン
ド
トゥモロー設立
卒業後のキャ
リア
「技術を聴覚障がい者のために 〜 Tech for the
Deaf 〜」
をスローガンに、
ITを活用した手話ビジネ
スを展開しているシュアールグループの代表を務
めています。中学生で手話を見て感動し、
SFCで
の手話サークルの創設や、
手話のPodcastの制作
を通して聴覚障がい者を取り巻く様々な問題を実
感。2年次には手話に関わるサービスを扱う当社を
立ち上げ、
昨年で創業5周年を迎えました。SFCで
学んだことは数知れず、
全てがビジネスにつながっ
ています。例えば、
私たちの4つある基幹サービス
のうち、
テレビ電話を介した
「遠隔手話通訳」
とクラ
ウド型オンライン手話辞典の
「スリント辞書」
はSFC
の授業で考えた最終課題がベースです。実社会の
問題研究を行っているSFCだからこそできるのだ
と思います。また先生との距離も近く、
悩んだと
きには相談にのってくださいました。この事業を
立ち上げる際には、
國領先生から
「これはインフラ
になるビジネスだから、
途中で辞めては絶対ダメだ。
本当にやりきる覚悟はあるのか」
という熱いメッ
セージをいただきました。こうやって会社を続け
られたのも、
あの言葉のおかげだと思っています。
「耳が聞こえない」
がために、
夢や目標を諦めるこ
とのない社会にするために、
今後は日本から新た
なサービスを世界に発信し続けていきます。
手話の世界をITで広げていく。
SFCだから実現できたビジネスです。
シュアールグループ 代表
大木 洵人 Junto Ohki 環境情報学部 2011年卒
Career 1
2008年11月
2009年11月
2010年 4月
2011年 3月
2012年 1月
2012年12月
シュアールグループ創業
株式会社シュアール設立
特定非営利活動法人シュアール設立
理事長に就任
環境情報学部卒業
アショカ
・
フ
ェロー選出
(東アジア初)
フォーブス30Under30 2013
(社会起業家)
に選出
卒業後のキャ
リア
本学には、
日本学生支援機構奨学金や100以上に及ぶ地方公共団体・民間
団体奨学金のほか、
本学独自の
「慶應義塾大学給費奨学金」
や卒業生からの
支援を基にした20以上に及ぶ
「指定寄付奨学金」
等、
経済状況・家計急変、
地方の学生向けなどの学生のニーズに対応する約190 種類のさまざまな
奨学金が用意されています。本学独自の奨学金はすべて返済の必要がない
給付の奨学金です。2012年度からは、
一般入学試験前予約型・
地域ブロッ
ク別採用型奨学金
「学問のすゝめ奨学金」
がスタートしました。
奨学金以外の経済支援制度として、
金融機関 4行と提携した
「慶應義塾大学教育ローン制度」
があり
ます。
慶應義塾大学教育ローン制度について
他、
2名就職した企業2社
卒業後の進路
奨学金制度
情報通信業
23.2%
製造業
15.7%
金融
・
保険業
15.0%
サー
ビス業
22.3%
金融
・
保険業
13.2%
サー
ビス業
16.9%
情報通信業
30.1%
製造業
16.2%
SFC学生向けの奨学金募集の詳細をこちらのサイ
トに掲載しています。 http://www.gakuji.keio.ac.jp / sfc / scholarship /
実施の有無は募集時期
・
金額等の詳細は年度によって異なる場合があります。
詳細についてはWebサイ
トにてご確認ください。
http://www.gakuji.keio.ac.jp/ life /shogaku /prosstud.html
実施の有無や募集時期
・
金額等の詳細は、
年度によって異なる場合があります。
詳細については、Webサイ
トにてご確認ください。
SFCではキャンパス独自に多種多様な助成制度を設けて学生の学習・研
究活動を支援しています。この独自の助成制度は、
いわゆる大学が募集し
ている奨学金とは選考方法が異なり、
申請書・企画書・活動計画書の他、
選
考に際しては企画のプレゼンテーションを重視するプログラムです。企
画はそれぞれの助成制度で、研究会でのプロジェクト活動から国内外の
フィールドワーク、
課外活動、
ボランティア活動まで、
学生の幅広い独創的
な
「問題発見解決型」
活動を受け付けています。
■ SFC政策研究支援機構による研究助成
学生有志または研究プロジェクトの企画に対して、
フ
ィールドワーク調査費を
助成します。
■ 山岸学生プロジェクト支援制度
グリー株式会社山岸広太郎氏のご厚意により、
世の中にインパクトを与える卒
業プロジェクトを支援する制度です。
■ 湘南藤沢キャンパス教育奨励基金による
『学習・研究奨励金』
学生個人または団体による研究計画に対して必要な資金の補助を行います。
■ SFC・
イカイ中国研究助成制度
株式会社イカイのご厚意により、
中国においてフ
ィールドワークを行う学部生の
ための研究助成です。選考を通過し、
対象科目を履修し、
フィールドワーク活動
を行った学生に助成します。
■ 中国語短期語学研修イカイ奨励金
株式会社イカイのご厚意により、
中国語インテンシブ1・2・3修了者が参加
する中国語短期語学研修に際して、
成績優秀者に対して交付される奨励金です。
■ SFC海外フィールドワーク助成制度
海外にてフ
ィールドワークを行う学生のための研究助成です。選考を通過し、
対象科目を履修、
フ
ィールドワーク活動を行った学生に助成します。
(2013年度は募集なし)
SFC独自の助成制度 http://www.gakuji.keio.ac.jp/sfc/research/
SFCではより多くの方にSFCの魅力を知っていただけるよう、
オープンキャンパスや学園祭などリアルに体験できるイベントはもちろん、
オンライン上でもYouTubeやGoogleストリートビューなどソーシャルメディアを活用したコンテンツを豊富に用意しています。
20
You Tube 慶應の水 各キャンパスにて販売中
両学部長のメッセージや昨年度オープンキャンパスの様
子をはじめ、SFCの動画をYou Tubeで配信しています。
社会・地域連携活動に関する慶應義塾
の新たな取り組みのひとつとして、
総
合政策学部玉村雅敏准教授が、SFCの
学生とともに行った富士山麓の富士吉
田市の地下水を用いた地域活性化の研
究と、
鹿園直建名誉教授
(元理工学部教
授)
による水質等に関する研究の成果
をもとに、
慶應の水が開発されました。
慶應の水は各キャンパスにて1本100
円
(税込)
で販売しており、SFCではカ
フェテリア
「レディバード」
、
湘南藤沢
メディアセンター(図書館)
内自動販
売機にて販売を行っています。
なお、
慶
應の水の売上の一部は地域活性化の諸
活動や奨学資金に活用されます。
SFC Open Research Forum
[ORF]
SFC 独自の学園祭で、
キャンパス全体が音
楽、
映像、
講演会、
模擬店等多数のイベント
で盛り上がり、SFC学生のエネルギーを体
感できます。
秋 祭
日 程
場 所
10月中旬
湘南藤沢キャンパス
SFC開設当初から続く、
学生の企画・運営
による夏祭りです。
当日は例年、
色とりど
りの浴衣姿でキャンパスが華やぎ、
地域の
方々も含めた大勢の来場者でにぎわいます。
日 程
場 所
7月5日
(土)
湘南藤沢キャンパス
七夕祭
未来構想キャンプ
SFCのものの見方・考え方に触れることができる高
校生のための
「キャンプ」
(ワークショップ)
を開催し
ています。
キャンプでは、5つのプログラムが計画さ
れており、
「コンピュータとプログラミング」
「ロボッ
トの表現方法のデザイン」
など、
現代の先端をいく
SFCならではの多様な経験ができます。
「キャンプ」
につどう仲間たちとともに、
柔軟な発想やヒラメキ、
知識や知恵をぶつけ合い、
未来につながる
「実行力」
を体験的に身につけましょう。
人と人とのコミュニ
ケーションを理解するためのヒントもたくさん見つ
かるかもしれません。
日 程
場 所
7月31日
(木)
湘南藤沢キャンパス
http://opencampus.sfc.keio.ac.jp/camp /
リアルで体験!
「SFC 公式 Webサイト」
はこのパンフレットと連 動して、
SFCの魅力や施設紹介はもちろん、
教員や在校生、
卒業生
の声など豊富なコンテンツを用意しています。
ソーシャルメ
ディアも積極的に取り入れ、
Googleス
トリー
トビューによる
キャンパス紹介やYou Tube、
USTREAMなどを通じた講
義コンテンツの動画配信、
そしてfacebookページによるコ
ンテンツの更新など、
受験生や保護者の方に向けた情報発
信を積極的に行っています。 Facebook
慶應義塾大学湘南藤沢キャ
ンパス
(SFC)
の公式facebook
ページです。
オンラインで体験
!
SFCを体験しよう
!
一般入試・帰国生入試・
留学生入試
お問い合わせ先
慶應義塾大学入学センター
http://www.admissions.keio.ac.jp/
TEL: 03-5427-1566
一般入試
http://www.sfc.keio.ac.jp/contact.html
TEL: 03-5427-1611
帰国生
・
留学生入試
見学をご希望の方
・
その他
SFC では現在、
定期的な見学会は行っておりませんが、
キャンパスは開放していますので、
土
・
日
・祝日を含め、申込なしでいつでも自由に見学いただけます。団体での見学につい
て、またその他のお問い合わせについて詳しくは Webサイ
トにてご確認ください。
慶應義塾湘南藤沢事務室 総務
(庶務)
担当
「SFC見学受付」
係
部署別お問い合わせ
E-mail: sfc-visiting@sfc.keio.ac.jp
AO入試
慶應義塾大学湘南藤沢事務室 アドミッションズ
・
オフ
ィス
http://www.sfc.keio.ac.jp/admissions /
E-mail: ao-request@sfc.keio.ac.jp
TEL: 0466-49-3407
Twitter@keiosfcpr
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
(SFC)
の地球広報委員
会有志が、SFCについてつぶやいてます。
SFC Faculty Search
SFCの多様な教員のプロフィール、
専門分野や担当科目
を調べたり、
キーワードで検索することができます。
各コンテンツへはこちらから http://www.sfc.keio.ac.jp/campuslife/experience.html
SFCをオンラインで体験
日程は予定です。
詳細はWebサイ
トにてご確認ください。
2014年度イベン
ト予定
ACCESS
湘南台駅から
湘南台駅西口B出口から地上に上がり、
1番バス乗り場から神奈
中バス
「湘23系統慶応大学」
「湘24系統笹久保経由慶応大学」
「湘
25系統急行
・慶応大学」
行きに乗り、
「慶応大学」
「慶応大学本館前」
まで約15~20分。 ※休日は
「慶応大学」
が終点です。
バスをご利用の場合
湘南台駅西口のタクシー乗り場からの所要時間は
約10分~15分、
料金は約1,200円~2,000円。
タクシーをご利用の場合
辻堂駅から
辻堂駅北口の3番バス乗り場から神奈中バス
「辻34系統 慶応大
学」
行きに乗り、
「慶応大学」
「慶応大学本館前」
まで約25分。
※休日は
「慶応大学」
が終点です。
バスをご利用の場合
辻堂駅北口のタクシー乗り場から所要時間は約20分~30分、
料金は約3,000円。
タクシーをご利用の場合
■ 主要駅からのアクセス
湘南台からは通常バスの約 2 倍の輸送力
を持つ連節バス
「ツインライナー」
も定期
的に運行していますので、駅からのアク
セスはとても便利です。
■ 最寄り駅からのアクセス
新横浜駅から
新横浜
横浜市営地下鉄ブルーライン
湘南台
(約50分)
JR東海道線
戸塚
横浜駅から
横浜
横浜
横浜市営地下鉄ブルーライン
湘南台
(約40分)
横浜
湘南台
(約30分)
相鉄線
湘南台
(約50分)
横浜市営地下鉄ブルーライン
東京駅から
東京
東京
JR東海道線
戸塚 湘南台
(約50分)
横浜市営地下鉄ブルーライン
東京
東京
JR東海道線
辻堂
(約50分)
新宿駅から
新宿
小田急線
・
急行
湘南台
(約50分)
慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス
〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤 5322
SFCの学びや環境など、
実際に体感できるオープンキャンパス。当日は、
広々と
したキャン
パスを学生ガイ
ドの案内でじっく
り
と見ることのできるキャンパスツアーや、
両学部長による
講演、
卒業生を招いて教員と資格取得や進路選択を語り合う卒業生セッション、
実際の授
業を体験できる模擬授業など、
さまざまなイベン
トを用意しています。在学生と話すコーナー
もあり
ます。1日SFC生になったつも
りで SFCを体験してく
ださい。
ここは、
「未来を創り、
未来を先導する」
キャンパス。
そんなSFCを、
あなたの眼で、
耳で、
そして全身で感じ取ってください。
参加者の声
■ こんなにキャンパスが広いと思いませんでした。
おもしろかったです。
■ 自分の好きなことをめいっぱいできる所だと思いました!
■ 学生の皆さんがとても輝いていました。
SFCについて深く知ることができました。
日 程
7月30日
(水)
10:30〜 15:30
(予定)
■ 事前申込制
7月上旬より、Webサイトにてオープンキャンパス事前
申込を開始します。
ご希望の方はWebサイトから申込を
行ってください。
定員に達し次第、
締め切りとなります。
http://opencampus.sfc.keio.ac.jp/
SFCオープンキャンパス2014
■ 7月5日
(土)
の七夕祭の前に
「
ミニ説明会」
を行っています。6月上旬よりWebサイトにて申込を行います。
http://www.sfc.keio.ac.jp /campuslife /calendar.html
イベン
ト案内
http://www.sfc.keio.ac.jp/
SFC Webサイ
ト
http://www.youtube.com/user/sfcpr
https://www.facebook.com/keiosfc
SFC Open Research Forum
(ORF)
は、
SFCで行われてい
る研究の成果を広く社会に公開する場として、
毎年秋にSFC
研究所が主催して開催しています。1996年に湘南藤沢キャ
ンパスで第1回が開催され、
2003年からは会場を都心に移し
て開催され、
毎年約5,000人の方が来場します。150を超える
各研究室からのプロジェクトが、
展示やデモンストレーション、
ワークショップやパネルディスカッションなどにより日頃の研
究成果を発表しています。
また、
その他にも政界や財界の論客
を招いての大規模なパネルディスカッションや、
高校生向け
のプログラムも実施され、
毎年多くの高校生が来場します。
日 程
場 所
11月下旬
六本木付近
http://orf.sfc.keio.ac.jp/jp/

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  • 1. 発行:2014 年4月 制作 :慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス 〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤 5322 http://www.sfc.keio.ac.jp/ 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス
  • 2.
  • 3. 文理融合の2つの学部を横断して学ぶことで、 実社会が抱える複雑な問題を解決へと導きます。 学部長からのメッセージ 総合政策学部と環境情報学部の学生は、 2つの学部の授業を自由に行き来して学ぶことができます。 強いて言えば、 総合政策学部は 「理に融合した文系」 、 環境情報学部は 「文に融合した理系」 となりますが、 SFCではこの2つの学部を 文 ・理に区別して考えていません。 それは、 実社会の問題の多くは文 ・理どちらか一方だけでは解決できないからです。 実際、 多くの理系学生が総合政策学部に、 多くの文系学生が環境情報学部に入学しています。 いま我々が直面している21世紀の世界の問題の解決に必要なのは、 政府 による 「公共政策」 のみならず、 企業や非営利組織、 個人といった様々なア クターの協働による解決への 「処方箋」 です。 総合政策学部は 「実践知」 を 重視しながら、 ひとつの学問領域だけでは解決困難な多様な問題の解決 に資する新しい 「知」 を生み出す力を涵養します。 最先端のサイエンス (脳科学、 身体科学、 生命科学、 情報科学、 環境科学等) 、 テクノロジー (ICT、 空間情報技術、 エレク トロニクス、 バイオテクノロジー等) 、 デザイ ン (メディ アデザイ ン、 デジタルアー ト、 建築・環境デザイ ン等) を駆使し、 柔軟に人文 ・社会科学と融合するこ とによって、 地球、 自然、 生命、 人間、 社会 を理解し、 未解決の問題に取り組み、 解決策を創造します。 「実践知」 を理念と した 「問題解決のプロフ ェッショナル」 を育成。 地球、 自然、 生命、 人間、 社会を理解し、 未来社会に貢献する人材を育成。 総合政策学部の特色 環境情報学部の特色 02 03 グローバル (世界) 、 リージョナル (地域) 、 ナ ショナル (国家) など、 複眼的な視点から世界 を、 統治を、 社会を捉え、 国際組織、 国家、 企 業、 NGO、 個人など多様な主体に焦点をあ てた国際戦略を研究します。 国際戦略の分野 常に変化し続ける政治的・経済的・社会的 環境に適応し、 我々の暮らしをより良いも のにしていく手段が政策です。 政府のみな らず、 様々な主体が参加して政策をデザイ ンする方法と概念を学びます。 政策デザインの分野 イノベーションとは、 社会の様々な要素の 新しい結合によって、 それまでにない新し い考え方などを生成することです。 「社会的 な成果」 と 「経済的な成果」 の両面を追求す る実践プロセスを学びます。 社会イ ノ ベーショ ンの分野 Thinking Globally、Acting Locallyをモッ トーに、 政府や住民、 大学などが一体となっ た協働体制の下で、 「ものづくり」 と 「仕組み づくり」 の両方から持続可能な社会の実現方 法を研究します。 都市 ・ 地域戦略の分野 様々な組織の特徴を捉えつつ、 その経営戦 略やガバナンスの在り方について学びます。 組織がどのように運営されるべきかという 視点とともに、 我々個人がどう関わるかと いう視点を重視します。 経営 ・ 組織の分野 21世紀に求められている新しいデザイン やアートについて研究を進めます。デザイ ンに関わる分析、ビジョン構築、作成、評 価、マーケティングまで一連のプロセスを すべて取り扱います。 先端領域デザインの分野 コンピュータやネットワークはその存在を 主張せず、情報システムは水や空気のよう に日常に溶け込み、我々の生活を様々な形 で支援する、そのような先端情報システム を創造し、諸問題に挑みます。 先端情報システムの分野 地球レベルから地域・都市・建築レベルま で幅広い視野で持続可能な未来の環境のデ ザインに関する実践的な教育と研究に取り 組んでいます。 環境デザインの分野 知の構造・機能の理解と創成を目的に、人 が知識・記憶を駆使しながら、情報を入手 したり行動することによって動的に環境・ 社会と相互作用するプロセスを、個人およ び社会レベルで考えます。 人間環境科学の分野 SFCでは、医・薬・理・工・農・情報を融 合した世界最先端の生命科学を展開してい ます。分野にとらわれず、あらゆる学問を 総動員して生命のしくみを解明し、健康・ 医療・食品・環境分野に貢献します。 先端生命科学の分野 慶應義塾大学 総合政策学部長 河添 健 学問分野の領域を超えて、 21世紀社会が抱える問題に取り組む SFCでは、 自ら問題を発見し、 解決できる人材の育成を目指しています。 それは、 複雑化し、 不確実性の高い現代社会において、 既知の学問のみ をよく習得できる人材だけでは不十分であり、 未知の領域に挑戦し、 新 しい状況を的確に理解し、 最適な状況を作り出すための技術や制度、 組 織の設計ができる人材が必要とされているからです。 大きく変化する 環境との共生、 活力ある長寿社会、 増大する貧困の解決など、 よりよい 世の中を実現していくためには、 さまざまな分野の学問領域を取り込 んでいかなければなりません。 法律や経済の仕組み、 テクノロジー、 場 合によっては 「心」 の問題に直面することもあります。 総合政策学部で は、 そういった問題の本質がどこにあるのかを発見し、 環境情報学部と 一体となり、 実際の現場に飛び込み、 問題の解決に関わりながら学ぶこ とを重視しています。 両学部が1つになった100以上もの研究会 (ゼミ) の中から自分自身の問題意識の変遷に応じて選択し、 第1学年から参加 できる点も、 他キャンパスにはない特徴といえます。 幅広い視野と得意 領域を併せ持った人材は、 こうした環境から生み出されるのです。 最先端のテクノロジーやサイエンス、 デザインを駆使し、 グローバル社会の新しい歴史を創る 慶應義塾大学 環境情報学部長 村井 純 環境情報学部という名前は、 「人を取り巻くものは 『環境』 、 そことやりと りするものは 『情報』 」 というコンセプトから生まれました。 「環境」 と 「情 報」 の2つの言葉から成るこの学部名は、 私たち人間が、 どのように考え、 どのように生き、 どのように社会を形成していくかという、 人類の未来創 造のすべてを語りかける素晴らしい名前だと思います。1990年に誕生 してからこれまで、 グローバル情報社会の発展とそのための課題解決を 使命として、 ひとつの学問にとらわれない学際的な研究・教育を行って きました。 テクノロジーやサイエンス、 デザインなどを専門領域としつつ も、 単に数値や性能を指標にするのではなく、 その成果や作品が、 いかに 人や社会に対して具体的な貢献ができるかを重視しています。 どんなに 優れたテクノロジーも、 人や社会に貢献できるものでなければ真に役立 つとはいえないからです。 環境情報学部が求める人物像は、 グローバル社 会のリーダーとなる意欲に満ちた人。 入学したら好きなことを思いきり 学び、SFCのコミュニティを存分に活用してほしいと思います。 ここでの 「分野」 とは、 学生や教員が所属する 「専攻」 「学科」 「コース」 ではありません。 読者の便宜を考え、 現在の両学部の研究の領域をわかりやすく束ねた編集上の区分です。
  • 4. 実社会に活かされるところまで研究する。 その研究のために必要な学びを自ら組み立てる。 それがSFCと他大学の大きな違いです。 04 SFC のカリキュラムは、既存の学問の枠 にとらわれず、学年による区別や制限もあ りません。自分で自分の学習目標に合っ た時間割を自由に組むことができます。 SFC には、他大学や他学部のように、入 学から卒業までに何を学べばよいというモ デルはなく、皆さん自身が、興味や関心の ある問題を発見し、それを解決するために 必要な科目を、必要な時に履修できるよう になっています。 従来の大学のように論文を書いて発表して 終わりではなく、 SFCでは実社会に役立つ かどうかを検証するまで研究が続きます。 SFCの各研究室では、 企業との共同研究や 官公庁からの委託研究など、 実践的・先端 的な研究活動も行っており、 学生はそれら に参加して実社会の現実問題に取り組み、 高度な専門性に裏付けられた 「実践知」 を身 につけます。 SFCでは 「問題が与え られて、 正解を教わる」教育ではな く 、 「何が問題なのかを考え、 解決する方法を創出する」 人材の育成を目指しています。 その中核となるのが 「研究会 (ゼミ) 」 です。 研究テーマは、 学生一人ひと りが世の中に対して感じている疑問や問題。 そ して、 その研究に必要なカ リキュ ラムを自分で作っ ていく という スタイルを取っています。 したがっ てSFCでは、 従来の大学のよ う に学年別にカ リ キ ュ ラムが配列されておらず、 1年次から 自身の研究に必要な学びを自分で組み立てていく こ とになります。 どんな研究を したいのか迷った場合も大丈夫。 メンター教員とと もに、 問題を発見し、 解決に導く ためのスキルを着実に身につける こ とが可能です。 05 カリキュラムに学年の壁はありません。 自分の学習目標に合わせて自由に履修できます。 SFCの学び SFCでは入学すると学生一人ひとりにクラス担任 (メンター) が指定されています。 メンター (mentor) とは 「助言者、 相談相手、 先輩」 という意味です。 みなさんがSFCで達成する目的を定 め、 そのために学び、 実践する際の相談相手として、 教員が個別に、 学習・研究、 学生生活につ いてアドバイスとサポートをする仕組みがメンター制度です。 大学では各自が自分の目的に 沿って目標を立て、 その実現のためにすべきこと、 履修すべき科目を考え、 自分の時間割を組 み立てます。 これは高校までの学習とは大きく異なる点です。 自分の学習計画を組み立てるた め、 また学習や研究で迷った時に、 一緒に計画をチェックして進むべき方向に導くガイド役が メンターです。 入学時には 「クラス担任 (メンター) 」 が指定されますが、 入学3学期目以降は研 究会 (ゼミ) を履修すると、 その担当教員がメンターとなって4年生での 「卒業プロジェクト」 へとつながります。 学習計画、 キャンパスライフ 、 何でも相談できる心強い味方 クラス担当 ・ メンター制度 SFCと他大学の違い 社会が求める先端的な研究を通して 実践的な問題解決能力を身につけます。 POINT 2 POINT 1 慶應義塾大学では、 2014年度から4学期制と2学期制を 併用した学事日程を導入することになりました。 カリキュラムの詳細は次ページへ 4学期制に対応した授業配置を導入します。 POINT 3 http://www.sfc.keio.ac.jp/14cur / feature.html
  • 6. 08 新しい知識の創造に向けた先端的な研究活動を行うSFCでは、 教員と学生が一体となって研究に取り組みます。 教員の知見、 経験や人脈と、 学生の発想やパワーの両方が先端研究には欠かせないからです。 教員は一方的な知識伝授を行うのではなく、 学生に対等なパー トナーと しての役割を期待しているため 互いの距離が近く、 学生にも積極的に意見を述べる こ とが求められます。 これは、 教員と学生が共に学び共に教え合う、 半学半教という慶應義塾の精神に基づいています。 また総合政策学部と環境情報学部の 1年~4 年、 そ して政策・ メディ ア研究科の大学院生までが ひとつのキ ャ ンパスで学んでいる こ と も大きな特長です。 学部や学年に関係な く 自由な意見や アイデ ィ アを出し合う事で他大学にはない刺激的な研究活動ができる と確信しています。 09 わずかな唾液や血液から、 がんなどの病気を診断! 「メタボローム解析」 による次世代の健康診断を開発。 わずかな唾液から、 高い精度でさまざまな がんを見分け、1滴の血液からは肝臓がん など9種類の肝臓の病気を判定できる。 そ んな画期的な技術を研究・開発しているの が 『メタボローム解析技術プロジェクト』 で す。 「メタボローム解析」 とは、 血液や尿、 唾 液などに含まれるアミノ酸や糖などの代謝 物の成分を分析する技術のこと。 従来の分 析では数十種類が限界ですが、 メタボロー ム解析を使うことで、 数百種類もの代謝物 を一度に計ることを世界に先駆けて可能に しました。 それにより、 さまざまな病気ごと に代謝物の種類や濃度が異なることを突き 止め、1滴の血液から9種類の肝臓疾患を ほぼ100%判明できることに成功。 また、 す い臓がんや口腔がんなどは、 わずかな唾液 でもある一定の精度で判別でき、 実用化の 一歩手前まで実現しています。 こうした世 界から注目を集める技術が生まれた背景に は、 従来の研究手法とは異なる、 斬新で、 ユ ニークな発想がありました。 それは、 すべて の生体試料から膨大なデータを収集し、 コ ンピュータを駆使して解析するというメタ ボロームの手法。 従来の生物学の手法とは 正反対のアプローチです。2012年4月には ビッグプロジェクトをスタートさせました。 それは、 山形県鶴岡市民1万人の血液と尿 のメタボローム解析を行い、25年にわたっ て代謝物と健康状態の変化を追跡し、 生活 習慣病などの病気の予防に役立てようとい う試みです。 私たちが本気で取り組みたい のは、 病気の早期発見。 あらゆる不可能を可 能に変える、 次世代を見据えた挑戦は、 いま 始まったばかりです。 地域から日本を元気に ! 地域の住民・ 高校生が 主体的に取り組める 『プラッ トフォーム』 を設計する。 「地域を元気にするプロジェクト」 では、 企業、 自治体、 地域の方々と協働して、 地域の課題 を発見し、 その解決策を図ります。 こうした 実践を通して地域の元気の処方箋を探究す るのが飯盛義徳研究会の使命です。 現在は 「尾鷲市 (三重) 元気プロジェクト」 や 「新上五 島町 (長崎) 元気プロジェクト」 など、 さまざ まな 「地域を元気にするプロジェクト」 が進 行中。 どのプロジェクトも学生が推進して いくものの、 主役はあくまで地域の方々で す。 そこで大切になるのが 『プラットフォー ムづくり』 です。 地域の方々のコミュニケー ションが活発になって、 住民主導の新しい 活動や価値が生み出せるようなプラット フォームを設計するために、 学生たちはさ まざまな視点から地域の課題と向き合い、 解決策を模索します。 この他にも、 高校生の 問題発見・解決力を養うための教育プログ ラムの開発・実践を行う 「VITA+」 というプ ロジェクトがあります。 大学生自らが地域 の内容を題材に教材を考え、 ディスカッショ ン授業の進行役も行い、 全国の高校で実施 しています。 飯盛義徳研究会ではプロジェ クトをベースとした社会実践を通して、 学生 たちは自ら考えて、 行動する力を身に付け ることができます。 企業に就職しても、 ベン チャー企業やNPOを立ち上げるにしても、 必ず即戦力として活躍できるはずです。 学生、 教員、 学部。 あらゆる分野や垣根を超えることで 従来にない解決策が生まれます。 SFCの研究 先端生命科学研究所 所長 環境情報学部 教授 冨田 勝 先端生命科学、 システム生物学、 メタボローム解析、 バイオインフォマティクス、 バイオテクノロジー、 情報科学 専門分野 総合政策学部 教授 飯盛 義徳 地域イノベーション、 ファミリービジネス、 経営情報システム 専門分野 プロジェクトの紹介 地域を元気にするプロジェク ト PROJECT 2 メタボローム解析技術プロジェク ト PROJECT 1 藻類がオイルを産生するしくみの解明に挑む。 メタ ボローム解析技術を、 医療・環境・食品等の分野に応 用するさまざまなプロジェクトが進行中。 血液をメタボローム解析すれば、 がんだけでなく うつ病の症状も判定できる。 上五島チャンネル 6年目を迎える 「新上五島町 元気プロジェクト」 に参加し、 2013年からリーダーを務め ています。 今年度は、 首都圏の 若者を新上五島町に集客す るための情報発信を計画中。 清水 悠子 総合政策学部 3 年 ビタミン、 人とつながる力を 意 味する 「 V ITA+」 のリーダ ーを務めています。 全国の高 校生が、 このプロジェク トで開 発した教育プログラムをより 簡単に利用できるように次の 10年に向けて一部をリニュー アル。 高校や地域の方々の協 力を得ながら、 若者の元気づ くりを目指して日々取り組ん でいます。 河野 佑佳 総合政策学部 3 年 http://isagai.sfc.keio.ac.jp/ kamigotoch / http://bio.sfc.keio.ac.jp/ 先端生命科学研究会 http://isagai.sfc.keio.ac.jp/ 地域元気プロジェク ト
  • 7. コーチングによる人材育成・組織づくりや、 チームや個人の協力関係を高める 「ラ イフスキルプログラム」 の作成と実践を行っているのが東海林研究会です。研究の 対象はスポーツチームや企業、 小学校やNPO などさまざまですが、 チーム力を高 めるためのコミュニケーションのとり方や挫折に直面した時の対処の仕方など、 人 との関わりの中で、さまざまなスキルを体得しています。 研究会のメンバーは将来、 教師やオリンピックを目指す人、 スポーツや企業のコーチングに興味を持っている 10 11 SFCの研究 研究会紹介 従来のコンピュータは 「0 か 1」 しか表せないデジタル計算。それに対して、 量子力 学を活用した量子コンピュータでは 「0 と 1 が同時に存在する」 という重ね合わせ の状態を作り出せるため並列処理ができ、 膨大な計算を高速で行うことができるの です。スーパーコンピュータが数百年かけても解読できない問題を量子コンピュー タなら一気に解くことが可能に。しかし量子コンピュータの一般的な実用化はまさ にこれから。本研究会では量子計算によるシステムの設計や量子ネットワークの アーキテクチャを研究しています。実用化にもつながる 「量子計算のエラー訂正の研究」 にも取り組んでいます。 また 「量子鍵配送」 などのように暗号通信にも量子計算 は利用されており、 多くの学生が研究中。自分の手でパ ラダイムシフトを実現するチャンスです。 総合政策学部 専任講師 東海林 祐子 環境情報学部 准教授 ロドニー バンミーター スポーツ心理学、ライフスキル、コーチング 専門分野 量子計算、ムーアの法則後のコンピュータ・ アーキテクチャ、ディストリビュテド・ マス・ストレージ・システム 専門分野 人などさまざまですが、 人のやる気を引き出す過程で、 自 身の至らなさを痛感し、 自己変革しての自身のコミュニ ケーションスキルの再構築を図っているようです。日本 のスポーツ界は、 いま新しいコーチングを求めています。 やる気を引き出すコーチングを SFC から発信しましょう。 研究会一覧 SFC ではカリキュラムの核となるのは研究会です。研究会は卒業プロジェクトにつながる個人の研究の基本プラットフォームであり SFC の研究活動の 中心です。教員と学生が共に考えながら先端課題に取り組んでいきます。以下は研究会の一例です。みなさんの興味ある研究を探してみてください。 [2014春学期開講一覧] (2014年2月現在予定) ■ 「アメ リカ後の世界」 におけるアメ リカ外交の行方 ■ アメ リカにおけるイデオロギー状況の検証 ■ イスラーム世界を読む (QAIプロジェク ト) ■ インターネッ ト応用技術 ■ インターネッ ト リサーチ ■ インタラクティ ブメディ アのための情報検索・ 推薦・可視化システムの研究 ■ おしゃべりなロングテール ■ からだに根ざした実践知の学びとデザイン ■ カルチュラル ・ セキュリティ ■ グリーンインフラス トラクチャー ■ ゲノムデザイン (先端生命科学) ■ ゲノム情報解析 (先端生命科学) ■ コーチングとライフスキル ■ コラム執筆・雑誌制作 ■ サイコスペースプロジェク ト ■ サイバー防犯ボランティ アの実践 ■ システム生物学入門 (先端生命科学) ■ スポーツ科学と人間工学 ■ スポーツ工学:工学的アプローチによるスポーツスキルの分析 ■ スポーツビジネス ■ スマートモビリティ ■ ソーシャブル ・ ロボッ ト ■ ソーシャルイノベーション : ソーシャルマーケティ ングと 価値共創 ■ ソーシャルイノベーション : コミ ュニティ ・ ソリ ューション ■ ソーシャルイノベーションのリサーチデザイン ■ ソフ トウェアの可視化 ■ デジタル ・ アラビック ・ ワールド (DAWプロジェク ト) ■ デジタルファブリケーションと未来の3Dプリ ンティ ング 技術の開発 ■ ビデオ映像で読み解く アジア社会 ■ ヒューマンパフォーマンス ■ フランス語教師になる ! ■ ヘルスケア分野におけるデータビジネス創造 ■ ヘルスコミ ュニケーション−企画・実践・評価 ■ ヘルスサイエンス (健康科学) ■ ヘルスリサーチ−コミ ュニティの健康・医療・福祉の研究 ■ ボディ プランニング解析 ■ マーケティ ング ・データの分析とモデル作成 ■ マルチメディ アデータベースシステムとデータマイニングの研究 ■ マルチメディ アデータベースの応用と感性データベースに 関する研究 ■ メディ ア比較研究 ─発信言語によるメディ ア比較考察─ ■ メ ンタルヘルスについて考える ■ ものづく り技術 (ICT) の基礎と応用 ■ 「ゆだねない社会」 をめざして ─第三領域論の視座から考える中国と世界の地域 ■ ユビキタスコンピューティ ング環境のための ネッ トワークおよびシステムソフ トウェア研究開発 ■ ユビキタスコンピューティ ング環境のための ミ ドルウェアおよびアプリケーション研究開発 ■ ラーニング ・ デザイン プロジェク ト (LDP) ─学習環境の構築─ ■ ラン ドスケープ研究 ■リアリズム経済政策 ■リアリティのデザイン ─身体・素材・情報をつなぐインタラクティ ブメディ アの創出─ ■リージョナル ・ ガバナンスの新しい展開 ■ 医科学・地球環境・食品科学へのシステム生物学の 応用 (先端生命科学) ■ 意思決定研究とサイバービジネス実践 ■ 医療・介護分野の政策・経営 ■ 宇宙法研究 (国際法) ■ 宇宙法研究 (国内法) ■ 映画分析 ■ 英語・教育の意味空間 ■ 応用バイオテクノロジー (先端生命科学) ■ 応用ワイヤレス研究会 ■ 科学知識・科学技術の社会的インパク トを考える ■ 家族変動とコミ ュニティ変容の中のケアと包摂 ■ 環境安全保障研究会 ■ 環境問題を体感する。 ■ 韓国社会の変容 ■ 「教育」 から発信する 「オーナーシップを生む持続可能な 協働プロジェク トの構築と実践」 ■ 教育政策の経済学的分析 ■ 業績測定と評価 ■ 近代社会研究 ■ 権威主義国家のサバイバル戦略:権威主義体制の研究 ■ 健康長寿社会を見据えた次世代社会システムの設計 ■ 言語習得理論研究および教材開発 ■ 言語と学習の認知科学 ■ 言語とコミ ュニケーション ■ 言語と思想、 言語と芸術 ■ 現代の政治哲学 ・ 倫理学 ■ 建築・都市・環境のコンピューテーショナル ・ デザイン ■ 憲法判例を通して見るアメ リカ ■ 公共選択の分野におけるゲーム理論 ■ 高速インターネッ トインフラとアプリケーションの研究開発 ■ 高度知識基盤社会における産学連携とその政策的理解 ■ 「高齢者と共に」 を考える ■ 国際安全保障:概念構築と実践 ■ 国際貿易体制の変容 ─メガFTAs (TPP、 日EUFTA、 TTIP、 RCEP) とWTO─ ■ 古典芸能に見る日本の社会と文化 ■ 子どもの精神発達を考える ■ 細胞シミ ュレーション (先端生命科学) ■ 財務会計の考え方と実践 ■ 作曲法1 ■ 自然のアルゴリズム美 ■ 疾患診断支援システム (先端生命科学) ■ 実空間のインターネッ ト ■ 社会安全政策論 ■ 社会言語学 ■ 少子高齢化と外国人労働者 ■ 小説執筆 ■ 情報法研究会 ■ 「新興大国」 中国と 「豊かな権威主義国家」 中国の研究 ■ 人口減少社会を地域の文脈で考える ─フィールドワークを中心に─ ■ 身体運動の神経科学 ■ 数学と芸術 ■ 成熟社会の都市/まちス トックの再編成 ■ 世界の中の中国1600--2013 ─過去と現在の対話 ■ 「セクシー」 なデータ ・ サイエンティス トになろう ■ 戦後日本の社会構造 ■ 全世界インタフ ェースデザイン ■ 第二言語習得研究、 異文化間コミ ュニケーションと外国語教育 ■ 地域研究とアカデミ ック ・ ディシプリンの対話と融合の模索 ■ 地域における効果的なプラッ トフ ォーム設計 ■ 知の伝承: 東西の古典を原典で読む ■ 〈地方発〉 の政策イ ノヴェーション ■ 治未病社会への挑戦 ■ 中国文化 (伝統劇・映画・古典小説) の探求 ■ 統計的機械学習の基礎と応用 (経済・ ファイナンス ・ 人口) ■ 統治機構研究 ■ 東南アジア開発Ⅱ ■ 討論型世論調査 (KeioDP) の実行 ■ 日本語の教育・学習・ コミ ュニケーション ■ 日本の政策課題と政策決定過程 ■ 人間とは何か (主と して哲学) ■ 人間とは何か (主と して文学) ■ 人間の安全保障:行動のミクロ分析 ■ 脳情報の計測と解析 ■ 場所の未来 ─つながりの科学 ■ 発生・生殖工学の応用 (先端生命科学) ■ 場のチカラ :漂流するゼミ ■ 東アジアにおけるデジタルデモクラシー ■ 人とメディ アとシステム ■ 防災社会デザイン ■ 翻訳分析演習 ■ 民間非営利組織の理論と実証 ■ 優良環境取組みの発見 ■ 連帯経済 ■ 和声学1 ■ 1980年代以降の台湾映画 (1)その背景と特徴 ■ Algorism ─建築の計算 (不) 可能性 ■ Computer Human Inter-action : Augmented Human* Augmented Environment ■ Constructing Sexualities : Queer Japan ■ Creating and Managing New Business ■ Creative Media Lab:創造社会を支える方法・ 道具をつく る (新規募集 : コラボレーション、 雑誌 ・ 映像制作、 料理、 教育、 生き方、 日本、 防災、 美容) ■ Design and the Speculative Mind ■ E-Cellプロジェク ト (先端生命科学) ■ GIS技術を用いた震災復興と気候変動適応の実践 ■ Global Internet Governance ■ ITマネジメ ン トとセキュリティ (Web応用、 デザイン、 マーケティ ング、 セキュリティ、 防災情報基盤) ■ Javaによる知能プログラミ ング入門 ■ Javaによる知能プログラミ ング入門 〜A.I.フィールド全開!!〜 ■ Keio International Project on the Internet & Society ■ Linked Open Data研究プロジェク ト ■ RNA機能解析 (先端生命科学) ■ Rによる統計モデル入門 ■ Teaching Japan ■ Urban / Rural ReDesign 「場」 の 力のヴィ ジュアリゼーション 「各論編」 ■ Urban / Rural ReDesign 「場」 の 力のヴィ ジュアリゼーション 「総論編」 “量子コンピュータ” や “量子ネッ トワーク”を 研究して新たな世界を創造する。 ロドニー バンミーター 研究会 ビッグデータ時代の、 マーケティングや消費者研究の可能性を研究しているのが桑 原武夫研究会です。本研究では、Twitterなどのソーシャル・メディアに書き込まれ る意見を収集 ・ 分析することによって、 マーケティング戦略の策定に役立てるソー シャル・ リスニング & マイニング研究、 企業や商品のブランド・イメージの変遷を追 跡し、 そのメカニズムを探求するブランド・ イメージ研究、 消費者の行動や態度の 変化に結びつく最適なメディア戦略を探るクロスメディア研究を組み合わせていま す。いずれも大規模データと格闘しながら、 データ・サ イエンティストとしての実践力を養います。その一方で、 輪読を通じ、 消費経験をテクストとして読み解き理解す る解釈的方法も身につけます。実証と解釈という異なる 2つの視点を併せ持つ強靭な知性によってこそ、 複雑な 時代の市場や消費の奥行きを捉えることができます。 総合政策学部 教授 桑原 武夫 ▶ http://yukon-lab.jimdo.com / 写真は、 夏に赴いた東北被災地での一コマです。高台から見た風景は、 学生たちの 心に刻まれたことでしょう。2013年春にスタートした大木聖子研究会のプロジェ クトには制約はありません。遊びの中で防災を学べる幼児向け授業を考えたり、 得 意のデザインを生かして防災グッズを制作したりと、 研究テーマの切り口はさまざ ま。 「自然災害からいかに人の命を守るか」 「理不尽な死をいかになくすか」 という 思いがあれば、 個人でもグループでも研究を進められます。誰かを救えること、 自 分が貢献できることを、 学生時代の研究を通じて実感し てほしい。 失敗しても成功しても、 その体験は社会できっ と役立つはずです。大きな被害を経験した日本は防災の 先進国。SFC から日本の防災を変えることは、 世界の防 災を変えることにつながります。SFC なら、 決して夢で は終わりません。 大木 聖子 研究会 「人の命を救いたい」 という思いを 防災の実践研究を通して、 カタチにする。 ITを駆使して、 ビッグデータ時代の マーケティングのエッジを歩く。 桑原 武夫 研究会 マーケティング、データ・サイエンス、 ブランディング、クロスメディア戦略、消費経験論 専門分野 環境情報学部 准教授 大木 聖子 地震学、災害情報、防災教育、 災害科学コミュニケーション 専門分野 東海林 祐子 研究会 コーチングやライフスキルプログラムの実践を通して 「自ら考え、 行動する力」 の可能性を研究する。 研究活動についてもっと知りたい方は http://www.sfc.keio.ac.jp/ introducing_labs / SFCの現場
  • 8. 12 13 SFCは創設以来、 多様な外国語教育プログラムを提供し、 海外からの学生に対応した 9月入学・卒業ができ る制度を導入するなど、 グローバル (地球規模) な人材育成と研究活動の実施を重視しています。 慶應義塾大学にも世界の約100の大学との間で毎年実施している交換留学制度があり ますが、 SFCではこれに加え約10ヵ国での独自の夏季・春季海外研修制度があり、 毎年100名以上の学生が参加しています。 この研修制度は、 海外の大学で外国語による講義やディ スカ ッ シ ョ ンを行う など、 質の高い多彩な学習活動を通して異文化交流を体験し、 外国語科目の単位を取得する こ とが可能です。 こ う した海外での豊富な経験を通じて、 多面的に物事を考え、 解決へ導く思考力を養います。 身につけて欲しいのは、 目の前の問題をグローバルに捉え 解決へと導く柔軟な思考力です。 世界につながるSFC グローバルな教育を支援するSFCの学びの特色 交換留学実績[2013年度] 海外研修実績[2013年度] 語 種 訪問先 参加者数 アラビア語 アリババ・イ ンターナショナルセンター (ヨルダン) 12 マレー ・ イン ドネシア語 サナタダルマ大学 (イ ン ドネ シア) 9 朝鮮語 ソウル国立大学 (韓国) 16 中国語 北京大学 (中国) /復旦大学 (中国) /台湾師範大学 (台湾) 17 フランス語 アリアンス・フラ ンセ-ズ (フラ ンス) 21 スペイン語 サラマンカ大学 (スペイ ン) /レ トラ・イ スパニカ (スペイ ン) 6 ドイツ語 ヴァイマル大学 ( ドイ ツ) /ゲッティ ンゲン大学 (ドイ ツ) / デュ ッ セルドルフ大学 (ドイ ツ) /ドレスデン工科大学 ( ドイ ツ) / フライ ブルク大学 ( ドイ ツ) /ミュンスター大学 ( ドイ ツ) / ミ ュンヘン大学 ( ドイ ツ) /カール ・ ド ゥ イ スベルク ・ センター ( ドイ ツ) 24 2011年9月から、 慶應義塾大学の学部では初となる、 卒業に必要な単位を英語のみでも修得可能 なGIGAプログラ ム (Global Information and Communication Technology and Governance Academic Program) が環境情報学部に設置されました。GIGAプログラムでは、 世界の先端 をゆくICT (情報通信技術) 分野での創造力と、 その創造力を実社会で活用するための政策、 ガ バナンスの知識と能力を身につけることができます。 コアとなる授業はすべて英語で提供さ れ、 卒業に必要な単位を英語のみで修得することができます。 留学生には日本の文化や社会を 理解し、 ひいては日本での就職の機会を増やすために、 日本語を学ぶ授業も提供しています。 また、 総合政策学部・環境情報学部の学生は、 英語で行われるGIGA科目を履修しグローバル な視点を養うことが推奨されています。 環境情報学部 4年 三宅 規之 Noriyuki Miyake 都立国立高等学校 [東京都] 環境情報学部 2 年 スゲング リオ J. Rio Jordanto Sugeng SMAK 5 PENABUR 出身[イン ドネシア] 私のGIGAプログラム GIGAプログラムのおかげで、 好きなITを学びながら 将来に活きる 「経営学」 に関する研究にも取り組めています。 インドネシアには、 自動車や家電など日本製のプロダク トがたくさんあり、 小さい頃から日本を身近に感じて いました。 留学生支援を行っている 「日本学生支援機構JASSO」 に相談すると、 いく つか薦められた日本の大 学の1つにGIGAプログラムがありました。 SFCを選んだのは日本語と英語が勉強でき、 日本人の学生とも交 流できる環境に惹かれたからです。 SFCではITと経営学を中心に学んでいます。ITは自分が一番好きなジャ ンルで、 1年次にはphytonなどのプログラミング技術を習得し、2年次からはC言語の授業を履修。 経営学 は1年次の後期から國領研究会に入り、 ある研究テーマに取り組んでいます。 研究会に入るのはまだ早いとい われたのですが、 僕としては研究テーマに早く取り組んで、 経営学を深く勉強したいという強い思いがありまし た。 英語で発表などを行うので、 スキル向上にもなっています。 将来は、 故郷のジャカルタでビジネスを手掛け たいと考えています。 せっかく日本語も習得したので、 まずは日本の企業で仕事のベースを学び、 そこでノウハ ウを身につけてネットワークを広げ、 グローバルな世界での活躍を目指します。 留学したのは3年次の秋。 将来は、 ドイツで働きたいという漠然とした考えを持っていました。 数あ るドイツの派遣交換留学協定校から選んだのはWHUオッ トー ・バイスハイム経営経済大学。 「経営学 を学べること」 と 「英語で授業が受けられること」 そして 「留学生が多いこと」 。 この3つが決め手にな りました。 国際経営学などSFCでなかなか学べない授業も多く、 新たな知識や着眼点を習得するには 最適な環境でした。 実はWHUオッ トー・バイスハイムは世界でもトップクラスのビジネススクール。 文化や習慣が違う世界各国出身のクラスメイトとの交流を通して、 留学前には持ち得なかった積極 性や寛容さを身に付けられたと思います。 日本ならではの強みや、 日本企業だからこそできることを この留学を通じて再発見。 そして漠然とした夢ではなく、 日本企業で世界のために貢献したいという 具体的な目標も見つけることもできました。 ドイツにあるトップクラスのビジネススクールに留学。 日本の勉強だけでは得られないものが数多くあります。 私の留学体験談 SFCには、 学部・大学院あわせて約200名の留学生が学んでいます。 また、 長年海外で日本語 以外の言語で教育を受けた帰国生も多数います。 日本語研究室は、 留学生・帰国生の日本語学 習サポートや日本語での交流に、 興味と熱意のある学生たちが活動する場です。 ここでは、 日 本社会で生活する上で必要な日本語やSFC情報を提供したり、 日本語学習に伴走したり、 あ るテーマについて議論したり。 世界の縮図のように多様な出身地の学生とふれあう経験から、 多言語多文化化しつつある日本社会と日本語の未来について考えを深めることが可能です。 留学生といっ しょに日本語学習・ 日本語交流 日本語研究室 SFCでは、 キャンパスの外での学習・研究活動 (オフキャンパス ・ スタディ) を推奨しています。 学内での学習活動と並行して、 キャンパスの外で社会的な実践を試み成果を検証することで、 新たな問題や課題発見の機会が得られることでしょう。 オフキャンパス ・スタディの一環と して、 留学やフィールドワーク、 インターンシップ等、 様々な学習環境を設けています。 研究プ ロジェクト科目に設置されている 「フィールド研究 1 ・2」 では、 春季・夏季休校期間中に、 学生 自身が個々の研究テーマに関連した実地調査や研究活動や就業体験を行い、 具体的な成果を 上げることを目的としています。 毎年国内はもちろん、 アジア・北米・南米・ヨーロッパ・ア フリカと世界中でフィールドワークが実施されており、 単位として認められています。 世界の人たちと交流を深めて課題に取り組む。 その経験が真の問題解決能力を養います。 フ ィ ールドワーク 卒業に必要なカリキュラムを英語のみで履修可能。 GIGAプログラ ム
  • 9. 北門 警備室 エプシロン館 ε ゼータ館 (研究棟) z ニュー棟 (研究棟) ν テニスコー ト イ オ タ館 ι τタウ館 (大学院棟) 学生ラウンジ (サブウ ェ イ) Δ デルタ館 (研究棟) λラ ムダ館 (研究 ・ 教室棟) サ イ館 (クラブハウス棟) Ψ フ ィ ー館 (クラブハウス棟) Ф オ メ ガ館 (大講義室棟) Ω ガンマ館 (体育館) Γ アルフ ァ館 (本館) Α ステンレスの樹 駐輪場 Σ館(厚生棟)地下1階には2つの生協食堂があり ます。 どちらもカフェテリア方式で、 南側を 「 サウス ウィング 」 、 北側を 「 ノースウィング 」 と呼び、 座席数 はそれぞれ250席と350席。 メニューも豊富なので、 自分の好きな組み合わせで、 お手頃な価格でラン チを楽しむことができます。 地上階には、 本格的なピザやパスタ を気軽に楽しめて、 ゆっ く り話したいときに最適なカフェテリア 「 レデ ィバー ド 」 と、 教職員向け食堂の 「 タブリエ 」 があります。 学生食堂 生 協 文具、 食品、 化粧品、 衣類、 その他の雑貨、 書籍など、 大学生 活に必要なものを一通り揃えています 。 特に、 時間を忘れて 研究に励む学生のため、 食品 ・ 飲料を充実させています。 また、 航空券発行の手続きなどができ る プレ イガイ ドも あ り ま す 。 大 学グラウンド 大 学グラウンド チャ イ ニーズ ・ タローツ リー の並木道、 通称「 タロー坂」 。 秋には美しい紅葉が見ら れま す 。 湘 南 台 駅、 辻 堂 駅 行 きの バス乗り場があり ます。 湘南 台駅まで約15分、 辻堂駅ま で約25分で運行しています。 ガリバー池 (通称:鴨池) ガリバー池 (通称:鴨池) ミ ュ ー館 (メデ ィ アセンター ・ ITC) Μ 福澤諭吉像は キ ャ ン パスの真ん中に たっ て い ま す 。 タ ロ ー 坂 タ ロ ー 坂 研究 ・ 教室棟 少人数の授業が行われる κ ・ ε ・ ι ・ ο ・ λ の5つの研究 ・ 教室棟は学生と教員が日常 的にコ ミ ュニケーシ ョンを図ることを目的に 設計、 配置されています。 専任教員の個人 研究室、 各専門分野の共同研究室もあ り 、 各研究会に所属する学生の多くが研究の 拠点としています 。24時間キャンパスであ るSFCでは学生が昼夜間問わず課題や研 究に取り組み、 「残留」 する教室は明かり が消えることはありません。 ミ ネルバの翼 旅人かへらずの碑 ガリバー池 (鴨池) 正式名称はガリ バー池ですが、 学生の間では 鴨池という名で親しまれています 。 学生たち は、 休み時間や昼下がりに、 池のほと り の芝 生で昼食をとったり日向ぼっ こをして く つろ ぐことを、 「 カモる 」 と表現しています。 キャン パス内どこにいて も無線LANに よ るイ ンター ネッ ト利用が可能なため、 天気のいい日は 「 カモ り 」 ながらノー トパソコンを開く学生の姿 が多く見られます 。 シグマ館 (厚生棟) Σ Keio University SHONAN FUJISAWA CAMPUS SFCでは、 学部生から大学院生まで同じキャンパスで学んでいます。 コンクリートを打ちっ放しにし た近代的な建物と大自然が調和したユニークなキャンパスは、 学生生活はもちろん、 研究にも没頭 できるよう充実した設備を整えています。 http://www.sfc.keio.ac.jp/ campuslife /experience.html ものづく り工房 νニュー棟 (研究棟) 学生も使用できる本格的な工作施設 です。 建築、 デザ イ ン、IT、 機械などの 分野で必要となる工作作業を行うこ とができます。 レーザーカ ッター ・ 溶接機 など様々な工具が揃っており、 作品制 作などに利用されています。 木々が生い茂る道を抜けると、 別荘のよう な雰囲気の共同研究室ν棟があります。 木 目のインテリ アで統一された環境では議論 もはずみます。 学生ラウンジ “鴨池” に臨む学生ラウンジに は 「 サブウ ェイ 」 が入店してお り 、 朝から夜まで多くの学生が集 う憩いの空間になっ ています 。 「鴨池」 の由来は、 キ ャ ン パス 開設当初に譲り受けた4羽の鴨を 放したと ころ、 渡り鴨が次々 と 訪れる よ う になったこ とから そ う呼ばれる よ う にな り ま した。 シータ館 (大講義室棟) θ 至看 護医療学部校舎 至看 護医療学部校舎 1 階はウェイ ト トレーニング (マシン、 フリー ウェイ ト、 エアロバイク) を主体とした各ト レーニング場のほか、 柔道場、 剣道場など があります。2階にはア リ ーナ ( バレーボール、 バスケットボール、バドミントン、フットサ ルなどが可能) とフ ィ ッ トネスルーム (ダンス、 卓球などが可能) があ り ます。 そのほか、 シャ ワー室や更衣室などの設備も整っており 、 学生は忙しい勉強の合間に体を動かし、 心身のリフレッシュに活用しています。 体育館・ジム 未来創造塾建設予定地 未来創造塾建設予定地 キャンパスの中 をバーチャルに 歩きまわること ができます。 οオ ミ クロン館 P.17へ P.16へ カ ッ パ館 κ design: Yasushi Ikeda Labo. SFCキャンパス内を ぐる っと一周す る道路。 「 メ ビウスリ ング 」 とも 呼ばれています。 似た形をしたカッパ館、 エプ シロン館、 イオタ館、 オミク ロン館の4棟の頭文字を順 に並べる と、 「KE IO」 に! SFCの小さなトリビアです。 Googleス トリー トビュー
  • 10. 16 17 充実したキャンパスライフを送るためのSFCインフラ。 地球の未来を築く人材を育て、 日本と世界をつなぐ滞在型教育研究施設 “未来創造塾” 湘南藤沢メデ ィ アセンター (図書館) SFCで は 授 業 や 学 習・研 究 プランに関するコミュニケー ション、 メンターとのコミュ ニケーションをサポートして います。学生は1学期に1度、 このSFC-SFSにプロフ ィール や学習目標、 履修計画を入力 し、 メンターと面談をします。 入力した情報やメンターとのやり取りは履歴として残るので、 卒業ま での学習・研究計画をさらに具体化させていくなど、 さまざまに利 用することができます。履修科目の時間割作成や、 授業資料の閲覧・ 課題の提出のツールとして利用するだけでなく、 学期の終わりには このシステムを利用した授業調査も行っており、 SFCにおける学習・ 研究活動に関して、 学生、 教員、 職員の三者が共に考え、 優れた教育 環境・内容の構築に資することを目指して活用されています。 (Site for Communication among Students, Faculty and Staff) SFC-SFS す。これらの機材が設置されたコンピュータ室 (特別教室) は授業時 以外は24時間開放されており、 課題や研究等の創作活動に専念する ことができます。また、 キャンパス内全域で、 無線LANや情報コンセ ントが利用可能です。これらに個人所有のノートPCやタブレット 端末を接続して利用することができます。さらに、 WiMAXを利用 したVPN環境も整備されているため、 日本全国からキャンパス内の リソースにアクセスができます。 (Campus Network System) CNS SFCにはCNSとよばれる情 報ネットワークインフラが整 備されており、 研究・教育の 場で幅広く活用されていま す。他キャンパスとの大きな 違いは、 映像編集・音楽編集 に特化した本格的な機材・ソ フトウエアが揃っている点で 湘南藤沢メディアセンターの大きな特徴は、 図書・雑誌等の資料を利 用する場であるだけでなく、 スタジオやAV機器、 PCを使って音声や 映像データを作成・編集したり、 3Dプリンタで立体物を創作したり という、 さまざまな形で自分のアイディアやイメージを発信し、 友人 と議論を戦わせることができる場であるということです。また、 学 生やオーバー ドクターのコンサルタン トが機器の貸出や操作方法、 デー タベースの活用方法の説明、 論文の書き方相談等、 いろいろなサービ スに携わっているので、 わからないことがあれば気軽に相談できます。 自分のアイデアを発信し、 友人と議論ができる環境 未来創造塾は慶應義塾のグローバル・ゲートウェイとして位置づけ、 地球視点の課題に 取り組む一大拠点になります。第1期工事では最大180名が収容でき、 世界中の優秀な 学生や研究者を積極的に受け入れ、 世界最高水準の研究や教育を行うことができます。 在校生は言語やデジタルスキルなどの基礎力を強化する滞在型授業や社会で活躍する 卒業生たちとの協創型滞在プログラムを体験し、 グローバル社会で生きていくために必 須の素養を集中的に習得することができます。創立者・福沢諭吉が学んだ 『適塾』 の思 想を受け継ぎ、 創設されたこの施設では、 留学生を含めた多様な仲間との 「半学半教」 の 滞在生活によって、 かけがえのない友人を増やすこともできるでしょう。 滞在型授業や協創型滞在プログラムを通して グローバル社会で通用する素養を習得 “ 「見つける・考える・生みだす」 を支援する” をコンセプトに、 キャン パスの研究・教育・学習活動を支えています。問題発見・問題解決 型キャンパスの特色を反映し、 実務的で領域横断的な特徴を持つ蔵 書を活用した図書館サービスを提供しています。湘南藤沢メディア センターの蔵書は40万冊ほどですが、 慶應義塾大学内合計で500万 冊近い蔵書を持つ他のキャンパスのメディアセンターからも図書を 取り寄せて借りることができます。紙に印刷された図書や雑誌だけ でなく、 慶應義塾大学の学生であればインターネットを経由して自 宅から利用できるデータベースや電子ジャーナル、 電子ブックもた くさんあります。また、 音響・撮影スタジオ等の施設、 ハイビジョン デジタルカメラ等のAV機器の貸出、 映像 ・ 音声編集設備や3Dプリンタ の提供等を通じ、 研究・教育・学習に関する情報活動すべてをメディ アセンター 1か所で可能とするサービスを展開しています。 キャンパスの研究・教育・学習活動を支える 豊富な資料、 充実した施設 1 メディアセンター1階 2 Fab Space/3Dプリンター 3 AV 機器の貸出 4 2階閲覧席 1 2 3 4 学生には研究施設を24時間開放し、 昼夜を問わず研究活動に集中できる環境を用意し ます。3Dプリンタ、 レーザーカッターの最新設備から溶接・工作機械やエアコンプレッ サーなどの工具まで備わった 「ものづくり」 のための本格的な工作施設も完備。建築、 デザイン、 IT、 機械などの分野で必要となる工作作業を自由に行うことができます。ま た、 鶴岡にある慶應大学先端生命科学研究所に比肩するようなITを駆使したバイオ ・ 生物研究ができる世界トップレベルの研究所も計画中。滞在施設も備わった充実の研 究環境により、 海外や企業の研究者との共同研究が活発にでき、 人材交流の場と しての 活用が、 より一層期待できます。 ものづく り施設や最先端のバイオ研究所も完備。 産学連携が活性化するフロンティア ・キャンパスに SFCは2015年に開設25周年を迎えるにあたり、 これまで 「問題発見 ・ 問題解決」 「自律 ・ 分散 ・ 協調」 をキーワードに築いてきた 「知の財産」 を生かし、 地球視点の課題にチャレンジしていきます。 その拠点となるのが滞在型教育研究施設 「未来創造塾」 です。 未来創造塾の創設は、 新たな世代を拓いていくための大きなステップです。 SFC Global Campus(SFC-GC) は、 グローバ ル社会の一員として、 知識社会の構築に貢献す べく、 大学の知を広く社会に公開していくため に、 大学の授業を一般公開するプロジェクトで す。2002年より開始され、 総合政策学部、 環境 情報学部、 大学院政策・メディア研究科の教員 による多種多様な約500以上の授業、5,000以 上の講義ビデオを無料で公開しています。 SFC Global Campus 総合政策学部、環境情報 学部、大学院政策 ・ メディア 研究科の講義コンテンツや キャンパス紹介コンテンツ等 を 「iTunesU」 で配信してい ます。随時新しいコンテンツ が追加される予定です。 iTunesU ■ 日本最高の滞在型教育研究施設を目指す ■ 世界の人材を一堂に集め、 世界最高水準の研究 教育を行う ■ 日本を拠点に、 地球視点の 『新しい日本研究』 を 推進する ■ 企業や他大学とのコラボレーションを実現する フロンティア ・ キャンパスを構築する Vision 地球に貢献できる人材の育成 慶應グローバル ・ ゲー トウェイ 未来創造塾開設予定地 2015年秋、 第1期工事完了予定 http://www.sfc.lib.keio.ac.jp 湘南藤沢メデ ィアセンター http://www.miraisozo.sfc.keio.ac.jp 未来創造塾 SFC 未来創造塾開発予定地 SFC 新駅 (予定) 相鉄いずみ野線延伸区間 (予定)
  • 11. SFCの卒業生はその問題解決能力を活かし、 様々な分野で活躍しています。もちろん一般企業においても高い就職率を誇ります。 IT、 語学力に長けた学生が多いことから情報通信産業に強い傾向がありますが、 商社や金融、 メーカー等へ就職する学生も多数います。 19 日本、 そして世界で活躍する、 SFCの卒業生たち。 卒業後のキャ リア 18 人数 会社名 8 三菱東京U F J 銀行 6 アクセンチュア ソフ トバンク グループ 楽天 5 大和証券 日本放送協会 4 グ リ ー サイバーエー ジェ ン ト 電通 野村證券 ワークスアプリケーショ ンズ 3 九州旅客鉄道 ディ ー・エヌ・エー 東京海上日動火災保険 3 日本生命保険 パソナ 東日本電信電話 富士通 みずほフ ィ ナンシ ャルグループ 三井住友銀行 三菱商事 L I X I L リ クルー トホールディ ングス 2 外務省 川崎重工業 JTB 法人東京 静岡銀行 J A L スカイ 2 ジュ ピターテレコム 税理士法人 トーマツ 全日本空輸 デロイ トトーマツコンサルティ ング 東京都 日本テレビ放送網 日本ロ レアル 博報堂 日立システムズ ベネ ッ セコーポレー シ ョ ン 三越伊勢丹ホールディ ングス 三菱電機 三菱U F J 信託銀行 リ クルー トキ ャ リ ア 6 みずほフ ィ ナンシ ャルグループ 5 ソフ トバンク グループ 日立製作所 楽天 4 三井住友銀行 ヤフー 3 アクセンチュア エヌ・ティ ・ティ ・データ グ リ ー サイバーエー ジェ ン ト 全日本空輸 ディ ー・エヌ・エー 日テレアッ クスオ ン 日本電気 3 野村総合研究所 三菱商事 リ クルー トホールディ ングス 2 イ ンフィニ トラベルイ ンフォ メーショ ン エイ チ・アイ ・エス エヌ・ティ ・ティ ・ ドコモ オ ンワー ド樫山 カプコ ン キヤノ ン I T ソ リ ュー シ ョ ンズ K D D I サン ト リ ーホールディ ングス 住友不動産販売 西日本電信電話 日本アイ ・ビー・エム 2 日本生命保険 日本テレビ放送網 日本放送協会 日本マイ クロソフ ト プロクター ・ アン ド ・ギャンブル・ ジャパン ベス ト ブライ ダル 本田技研工業 三井住友海上火災保険 三井住友信託銀行 三井不動産リアルティ 三菱東京U F J 銀行 ヤマ ト運輸 横浜市立大学 リ ヴァ ンプ 人数 会社名 総合政策学部 就職者数:319名 進学者数:38名 環境情報学部 就職者数:302名 進学者数:50名 2012年度 卒業者就職状況・ 主な就職先 (公務員含む) 電力 ・ ガス ・ 水道 ・ 熱供給業 0.7% 卸売 ・ 小売業 8.3% 不動産業 3.3% 運輸業 3.6% 飲食店、 宿泊業 1.3% 建設業 1.7% 建設業 0.6% 電力 ・ ガス ・ 水道 ・ 熱供給業 0.6% 運輸業 4.7% 卸売 ・ 小売業 9.4% 不動産業 0.9% 教育、 学習支援 0.9% 飲食店、 宿泊業 1.3% 医療、 福祉 1.3% 教育 ・ 学習支援業 3.3% 公務 (教育公務員を除く) 3.4% アメリカのNASA エイムズ研究所では、 宇宙にお ける生命の起源と進化、 分布、 そして未来を考える 「アストロバイオロジー (宇宙生物学) 」 という学問 分野を研究しています。生物学を研究している者 なら、 誰しも一度は解明してみたい 「私たち生命は どこから来たのか」 というテーマについて取り組 んでいます。NASAでの研究は 「コンピュータ上で 遺伝子をデザインし、 実験を通じて機能を確かめ る」 という一連の作業をひとりで実行する必要が あるのですが、 SFCではこ う した“実験のスキル”や “コンピュータのプログラミング技術”をさまざま な研究を通して修得することができます。 また1 年次から研究会に所属して、 1つの分野を深く掘り 下げて研究できるのも大きなア ドバンテージです。 研究成果を国際学会で発表するチャンスが与えら れ、 学生のうちに海外の研究者からアドバイスをい ただくこともできます。この他にも、 鶴岡市にあ る慶應の先端生命科学研究所で、 1年間にわたる最 先端のバイオ実験実習の経験が可能。現在、 私は 火星などに人類が移住する際に利用できる有用微 生物の作成も行っており、 いずれは宇宙探査ミッ ションに携わりたいと思っています。夢は見るも のではなく叶えるもの。SFCなら、 きっとあなた の夢を実現できると信じています。 宇宙へのロマンを求めて、 めざしたNASA。 夢は叶えられることをSFCで学びました。 NASA エイ ムズ研究所 研究員 藤島 皓介 Kosuke Fujishima 環境情報学部 2005年卒 Career 2 2005年 3月 2009年 3月 2009年 4月 2011年 6月 環境情報学部卒業 大学院博士課程早期修了 先端生命科学研究所 所員 日本学術振興会 海外特別研究員 (NASA Ames) を経て、 2013年 より現職 卒業後のキャ リア 中学3年の頃、 単身カナダへ留学しました。大学 進学のために日本に帰国しましたが、 SFCを知る 方から海外の大学に近い環境という助言をいた だき、 調べてみると学際的な視点で学べることに 魅力を感じて、 受験しました。幅広い領域で学び を深められることに魅力を感じ、 部活やサークル よりも勉学に励む大学生活でした。そんなある 日、 衝撃的な出来事があったのです。大学3年の 時、 ある教授が講義の際にアジア地域の反政府ゲ リラが拷問を受けている写真を私たちに見せまし た。教授は 「君たちは世界的に見れば、 非常に恵 まれている一握りのエリートだ」 と語り、 「社会 のために行動する義務と責任がある」 と続けまし た。カナダの高校ではクロアチア、 パレスチナといっ た紛争地域出身の学友がいて、 私自身、 世界の諸 問題に対する意識も持っていました。それが大学 生になり、 問題意識が薄らいでいたのです。私は 何をしてたんだ!と自分自身に怒りも覚えました。 卒業後、 ダボス会議事務局やバーレーン経済開発 委員会などで仕事をすることになったのも、 その 講義での教授の言葉が私を突き動かしていたので す。現在、 世界のために活躍できるリーダーの育 成を目的として 「ビヨンドトゥモロー」 を運営して いるのも、 SFCでのあの日の強烈な印象が原動力 になっているのだと思います。 SFC の講義でとてつもなく衝撃を受けた言葉が、 その後の人生の原動力になっている。 一般財団法人教育支援グローバル基金 理事・事務局長 坪内 南 Minami Tsubouchi 総合政策学部 2000年卒 Career 3 2000年 4月 2000年 9月 2002年 4月 2006年 6月 2006年 7月 2010年 7月 2011年 6月 マッキンゼー ・ アン ド ・ カンパニー入社 総合政策学部卒業 難民を助ける会入社 マサチ ューセッツ工科大学修士課程修了 世界経済フォーラム (ダボス会議事務局) 所属 バーレーン経済開発委員会所属 ビヨン ド トゥモロー設立 卒業後のキャ リア 「技術を聴覚障がい者のために 〜 Tech for the Deaf 〜」 をスローガンに、 ITを活用した手話ビジネ スを展開しているシュアールグループの代表を務 めています。中学生で手話を見て感動し、 SFCで の手話サークルの創設や、 手話のPodcastの制作 を通して聴覚障がい者を取り巻く様々な問題を実 感。2年次には手話に関わるサービスを扱う当社を 立ち上げ、 昨年で創業5周年を迎えました。SFCで 学んだことは数知れず、 全てがビジネスにつながっ ています。例えば、 私たちの4つある基幹サービス のうち、 テレビ電話を介した 「遠隔手話通訳」 とクラ ウド型オンライン手話辞典の 「スリント辞書」 はSFC の授業で考えた最終課題がベースです。実社会の 問題研究を行っているSFCだからこそできるのだ と思います。また先生との距離も近く、 悩んだと きには相談にのってくださいました。この事業を 立ち上げる際には、 國領先生から 「これはインフラ になるビジネスだから、 途中で辞めては絶対ダメだ。 本当にやりきる覚悟はあるのか」 という熱いメッ セージをいただきました。こうやって会社を続け られたのも、 あの言葉のおかげだと思っています。 「耳が聞こえない」 がために、 夢や目標を諦めるこ とのない社会にするために、 今後は日本から新た なサービスを世界に発信し続けていきます。 手話の世界をITで広げていく。 SFCだから実現できたビジネスです。 シュアールグループ 代表 大木 洵人 Junto Ohki 環境情報学部 2011年卒 Career 1 2008年11月 2009年11月 2010年 4月 2011年 3月 2012年 1月 2012年12月 シュアールグループ創業 株式会社シュアール設立 特定非営利活動法人シュアール設立 理事長に就任 環境情報学部卒業 アショカ ・ フ ェロー選出 (東アジア初) フォーブス30Under30 2013 (社会起業家) に選出 卒業後のキャ リア 本学には、 日本学生支援機構奨学金や100以上に及ぶ地方公共団体・民間 団体奨学金のほか、 本学独自の 「慶應義塾大学給費奨学金」 や卒業生からの 支援を基にした20以上に及ぶ 「指定寄付奨学金」 等、 経済状況・家計急変、 地方の学生向けなどの学生のニーズに対応する約190 種類のさまざまな 奨学金が用意されています。本学独自の奨学金はすべて返済の必要がない 給付の奨学金です。2012年度からは、 一般入学試験前予約型・ 地域ブロッ ク別採用型奨学金 「学問のすゝめ奨学金」 がスタートしました。 奨学金以外の経済支援制度として、 金融機関 4行と提携した 「慶應義塾大学教育ローン制度」 があり ます。 慶應義塾大学教育ローン制度について 他、 2名就職した企業2社 卒業後の進路 奨学金制度 情報通信業 23.2% 製造業 15.7% 金融 ・ 保険業 15.0% サー ビス業 22.3% 金融 ・ 保険業 13.2% サー ビス業 16.9% 情報通信業 30.1% 製造業 16.2% SFC学生向けの奨学金募集の詳細をこちらのサイ トに掲載しています。 http://www.gakuji.keio.ac.jp / sfc / scholarship / 実施の有無は募集時期 ・ 金額等の詳細は年度によって異なる場合があります。 詳細についてはWebサイ トにてご確認ください。 http://www.gakuji.keio.ac.jp/ life /shogaku /prosstud.html 実施の有無や募集時期 ・ 金額等の詳細は、 年度によって異なる場合があります。 詳細については、Webサイ トにてご確認ください。 SFCではキャンパス独自に多種多様な助成制度を設けて学生の学習・研 究活動を支援しています。この独自の助成制度は、 いわゆる大学が募集し ている奨学金とは選考方法が異なり、 申請書・企画書・活動計画書の他、 選 考に際しては企画のプレゼンテーションを重視するプログラムです。企 画はそれぞれの助成制度で、研究会でのプロジェクト活動から国内外の フィールドワーク、 課外活動、 ボランティア活動まで、 学生の幅広い独創的 な 「問題発見解決型」 活動を受け付けています。 ■ SFC政策研究支援機構による研究助成 学生有志または研究プロジェクトの企画に対して、 フ ィールドワーク調査費を 助成します。 ■ 山岸学生プロジェクト支援制度 グリー株式会社山岸広太郎氏のご厚意により、 世の中にインパクトを与える卒 業プロジェクトを支援する制度です。 ■ 湘南藤沢キャンパス教育奨励基金による 『学習・研究奨励金』 学生個人または団体による研究計画に対して必要な資金の補助を行います。 ■ SFC・ イカイ中国研究助成制度 株式会社イカイのご厚意により、 中国においてフ ィールドワークを行う学部生の ための研究助成です。選考を通過し、 対象科目を履修し、 フィールドワーク活動 を行った学生に助成します。 ■ 中国語短期語学研修イカイ奨励金 株式会社イカイのご厚意により、 中国語インテンシブ1・2・3修了者が参加 する中国語短期語学研修に際して、 成績優秀者に対して交付される奨励金です。 ■ SFC海外フィールドワーク助成制度 海外にてフ ィールドワークを行う学生のための研究助成です。選考を通過し、 対象科目を履修、 フ ィールドワーク活動を行った学生に助成します。 (2013年度は募集なし) SFC独自の助成制度 http://www.gakuji.keio.ac.jp/sfc/research/
  • 12. SFCではより多くの方にSFCの魅力を知っていただけるよう、 オープンキャンパスや学園祭などリアルに体験できるイベントはもちろん、 オンライン上でもYouTubeやGoogleストリートビューなどソーシャルメディアを活用したコンテンツを豊富に用意しています。 20 You Tube 慶應の水 各キャンパスにて販売中 両学部長のメッセージや昨年度オープンキャンパスの様 子をはじめ、SFCの動画をYou Tubeで配信しています。 社会・地域連携活動に関する慶應義塾 の新たな取り組みのひとつとして、 総 合政策学部玉村雅敏准教授が、SFCの 学生とともに行った富士山麓の富士吉 田市の地下水を用いた地域活性化の研 究と、 鹿園直建名誉教授 (元理工学部教 授) による水質等に関する研究の成果 をもとに、 慶應の水が開発されました。 慶應の水は各キャンパスにて1本100 円 (税込) で販売しており、SFCではカ フェテリア 「レディバード」 、 湘南藤沢 メディアセンター(図書館) 内自動販 売機にて販売を行っています。 なお、 慶 應の水の売上の一部は地域活性化の諸 活動や奨学資金に活用されます。 SFC Open Research Forum [ORF] SFC 独自の学園祭で、 キャンパス全体が音 楽、 映像、 講演会、 模擬店等多数のイベント で盛り上がり、SFC学生のエネルギーを体 感できます。 秋 祭 日 程 場 所 10月中旬 湘南藤沢キャンパス SFC開設当初から続く、 学生の企画・運営 による夏祭りです。 当日は例年、 色とりど りの浴衣姿でキャンパスが華やぎ、 地域の 方々も含めた大勢の来場者でにぎわいます。 日 程 場 所 7月5日 (土) 湘南藤沢キャンパス 七夕祭 未来構想キャンプ SFCのものの見方・考え方に触れることができる高 校生のための 「キャンプ」 (ワークショップ) を開催し ています。 キャンプでは、5つのプログラムが計画さ れており、 「コンピュータとプログラミング」 「ロボッ トの表現方法のデザイン」 など、 現代の先端をいく SFCならではの多様な経験ができます。 「キャンプ」 につどう仲間たちとともに、 柔軟な発想やヒラメキ、 知識や知恵をぶつけ合い、 未来につながる 「実行力」 を体験的に身につけましょう。 人と人とのコミュニ ケーションを理解するためのヒントもたくさん見つ かるかもしれません。 日 程 場 所 7月31日 (木) 湘南藤沢キャンパス http://opencampus.sfc.keio.ac.jp/camp / リアルで体験! 「SFC 公式 Webサイト」 はこのパンフレットと連 動して、 SFCの魅力や施設紹介はもちろん、 教員や在校生、 卒業生 の声など豊富なコンテンツを用意しています。 ソーシャルメ ディアも積極的に取り入れ、 Googleス トリー トビューによる キャンパス紹介やYou Tube、 USTREAMなどを通じた講 義コンテンツの動画配信、 そしてfacebookページによるコ ンテンツの更新など、 受験生や保護者の方に向けた情報発 信を積極的に行っています。 Facebook 慶應義塾大学湘南藤沢キャ ンパス (SFC) の公式facebook ページです。 オンラインで体験 ! SFCを体験しよう ! 一般入試・帰国生入試・ 留学生入試 お問い合わせ先 慶應義塾大学入学センター http://www.admissions.keio.ac.jp/ TEL: 03-5427-1566 一般入試 http://www.sfc.keio.ac.jp/contact.html TEL: 03-5427-1611 帰国生 ・ 留学生入試 見学をご希望の方 ・ その他 SFC では現在、 定期的な見学会は行っておりませんが、 キャンパスは開放していますので、 土 ・ 日 ・祝日を含め、申込なしでいつでも自由に見学いただけます。団体での見学につい て、またその他のお問い合わせについて詳しくは Webサイ トにてご確認ください。 慶應義塾湘南藤沢事務室 総務 (庶務) 担当 「SFC見学受付」 係 部署別お問い合わせ E-mail: sfc-visiting@sfc.keio.ac.jp AO入試 慶應義塾大学湘南藤沢事務室 アドミッションズ ・ オフ ィス http://www.sfc.keio.ac.jp/admissions / E-mail: ao-request@sfc.keio.ac.jp TEL: 0466-49-3407 Twitter@keiosfcpr 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (SFC) の地球広報委員 会有志が、SFCについてつぶやいてます。 SFC Faculty Search SFCの多様な教員のプロフィール、 専門分野や担当科目 を調べたり、 キーワードで検索することができます。 各コンテンツへはこちらから http://www.sfc.keio.ac.jp/campuslife/experience.html SFCをオンラインで体験 日程は予定です。 詳細はWebサイ トにてご確認ください。 2014年度イベン ト予定 ACCESS 湘南台駅から 湘南台駅西口B出口から地上に上がり、 1番バス乗り場から神奈 中バス 「湘23系統慶応大学」 「湘24系統笹久保経由慶応大学」 「湘 25系統急行 ・慶応大学」 行きに乗り、 「慶応大学」 「慶応大学本館前」 まで約15~20分。 ※休日は 「慶応大学」 が終点です。 バスをご利用の場合 湘南台駅西口のタクシー乗り場からの所要時間は 約10分~15分、 料金は約1,200円~2,000円。 タクシーをご利用の場合 辻堂駅から 辻堂駅北口の3番バス乗り場から神奈中バス 「辻34系統 慶応大 学」 行きに乗り、 「慶応大学」 「慶応大学本館前」 まで約25分。 ※休日は 「慶応大学」 が終点です。 バスをご利用の場合 辻堂駅北口のタクシー乗り場から所要時間は約20分~30分、 料金は約3,000円。 タクシーをご利用の場合 ■ 主要駅からのアクセス 湘南台からは通常バスの約 2 倍の輸送力 を持つ連節バス 「ツインライナー」 も定期 的に運行していますので、駅からのアク セスはとても便利です。 ■ 最寄り駅からのアクセス 新横浜駅から 新横浜 横浜市営地下鉄ブルーライン 湘南台 (約50分) JR東海道線 戸塚 横浜駅から 横浜 横浜 横浜市営地下鉄ブルーライン 湘南台 (約40分) 横浜 湘南台 (約30分) 相鉄線 湘南台 (約50分) 横浜市営地下鉄ブルーライン 東京駅から 東京 東京 JR東海道線 戸塚 湘南台 (約50分) 横浜市営地下鉄ブルーライン 東京 東京 JR東海道線 辻堂 (約50分) 新宿駅から 新宿 小田急線 ・ 急行 湘南台 (約50分) 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス 〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤 5322 SFCの学びや環境など、 実際に体感できるオープンキャンパス。当日は、 広々と したキャン パスを学生ガイ ドの案内でじっく り と見ることのできるキャンパスツアーや、 両学部長による 講演、 卒業生を招いて教員と資格取得や進路選択を語り合う卒業生セッション、 実際の授 業を体験できる模擬授業など、 さまざまなイベン トを用意しています。在学生と話すコーナー もあり ます。1日SFC生になったつも りで SFCを体験してく ださい。 ここは、 「未来を創り、 未来を先導する」 キャンパス。 そんなSFCを、 あなたの眼で、 耳で、 そして全身で感じ取ってください。 参加者の声 ■ こんなにキャンパスが広いと思いませんでした。 おもしろかったです。 ■ 自分の好きなことをめいっぱいできる所だと思いました! ■ 学生の皆さんがとても輝いていました。 SFCについて深く知ることができました。 日 程 7月30日 (水) 10:30〜 15:30 (予定) ■ 事前申込制 7月上旬より、Webサイトにてオープンキャンパス事前 申込を開始します。 ご希望の方はWebサイトから申込を 行ってください。 定員に達し次第、 締め切りとなります。 http://opencampus.sfc.keio.ac.jp/ SFCオープンキャンパス2014 ■ 7月5日 (土) の七夕祭の前に 「 ミニ説明会」 を行っています。6月上旬よりWebサイトにて申込を行います。 http://www.sfc.keio.ac.jp /campuslife /calendar.html イベン ト案内 http://www.sfc.keio.ac.jp/ SFC Webサイ ト http://www.youtube.com/user/sfcpr https://www.facebook.com/keiosfc SFC Open Research Forum (ORF) は、 SFCで行われてい る研究の成果を広く社会に公開する場として、 毎年秋にSFC 研究所が主催して開催しています。1996年に湘南藤沢キャ ンパスで第1回が開催され、 2003年からは会場を都心に移し て開催され、 毎年約5,000人の方が来場します。150を超える 各研究室からのプロジェクトが、 展示やデモンストレーション、 ワークショップやパネルディスカッションなどにより日頃の研 究成果を発表しています。 また、 その他にも政界や財界の論客 を招いての大規模なパネルディスカッションや、 高校生向け のプログラムも実施され、 毎年多くの高校生が来場します。 日 程 場 所 11月下旬 六本木付近 http://orf.sfc.keio.ac.jp/jp/