D2Dサイトをアクセシブルにマークアップ
2015年8月30日
第7回  D2Dアクセシビリティ勉強会
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自己紹介
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SAWADA  STANDARD  DESIGN  
澤田  望  
@SawadaStdDesign  
WAIC  WG2委員(2011年〜)  
キヤノンサイトのデザイン監修/運用(〜2013年)  
2014年、岡山で独立
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今回の目標
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D2Dサイトのビジュアルデザインは作った。
フォームも作った。いよいよマークアップだけ!
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  今までの復習で、さくっとJIS対応してしまおう!
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マークアップを始める前に
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第5回で作成したデザインはこちら。
https://github.com/D2DRAFT/a11y5A/blob/master/design_data/index.fw.png
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今回実装してもらうのはこちら。
https://github.com/milk54/a11yd2d7/blob/master/index.png
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より実用に耐えられるように、  
いくつか改善点を盛り込みました。
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各ボタン/テキストリンクにhoverのスタイルを追加
ON OFF
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
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「イベント一覧」の下向き▼を横向き▶に変更
※「イベント一覧」だけページ内リンクではないので。
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別サイト用アイコンを追加
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D2Dサイトをアクセシブルに  
マークアップする際のポイント
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制作プロセス
1.  前提条件の確認
2.  文書構造の作成
3.  代替コンテンツの用意
4.  マークアップ
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1.  前提条件の確認
• JIS  X  8341-3:2010  達成等級  A  に準拠すること。  
• 使用する技術:HTML5/CSS3/JavaScript  
• 依存する技術:HTML5/CSS3  
• 設計:アクセシビリティが確保されていること。(第5回ワイヤーフレーム)  
• コンテンツ:アクセシビリティが確保されていること。(第5回デザイン)  
• 入力フォーム:前回作成したものを流用。(第6回フォーム)  
• 見出し:公開時にはWebフォントを使う想定。→  プレーンテキストでOK。
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2.  文書構造の作成
見た目ではなく、リニアライズして考えてみる。  
→  読み上げ順序に影響。  
• ページタイトル  
• 大見出し(h1)  
• セクショニング  
• 見出し(h2〜h6)  
• 文章/段落  
• 箇条書き  
• 表  
• 画像
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3.  代替コンテンツの用意
代替コンテンツが必要になる主なコンテンツ  
• 画像(代替テキスト)  
• イメージマップ(代替テキスト)  
• 音声(代替テキスト)  
• 動画(代替テキスト/音声ガイド)  
• ライブ映像(代替テキスト)  
• Flash/SVG等埋め込みオブジェクト(代替テキスト/代替画像)  
• 入力フォーム(ラベル/識別名)  
• CAPTCHAなどの仕掛け(別の代替手法)
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  では、マークアップのポイントを上から順番に。
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「D2Draft」ロゴマーク
• 代替テキストが必要。  
• 代替テキストの内容をどうするかは意見の分かれるところ。  
• リンクは不要。
  参考になる達成⽅方法:G94/H37  
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ナビゲーション
• ラベルテキストと背景色のコントラスト。(できるだけhover時も)  
• Scriptを仕込むならキーボード操作用のonfocusも忘れずに。  
• キーボード操作でリンクした後にフォーカスが残らないように。  
• 別サイトへのリンクであることを(代替テキストで)伝える。  
• 文字サイズ拡大時に白文字がはみ出さないように。
  参考になる達成⽅方法:G18/G145/H91/G90/SCR2/SCR20/SCR35/G146/G179  
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キービジュアル
• キャッチコピーをどうするか?(画像化/テキスト)  
• (上記をテキスト化した場合)キービジュアル自体の代替テキスト。  
• 「〼」をNVDA/VoiceOverが読まない。(IE11+PC-Talker7は読む)
  参考になる達成⽅方法:G18/G145/G94/H37  
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活動紹介
• 写真の文書構造上の扱い。(紐付くのは活動紹介?/各イベント?)  
• 写真の代替テキスト。  
• 詳細ボタンはナビゲーションと同様。  
• 「過去の活動はこちら」ボタンも同様。(hoverスタイル/コントラスト)
  参考になる達成⽅方法:C6/G94/H37/G18/G145  
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関連情報
• リンクテキストhover時のスタイル。  
• 別サイトへのリンクであることを(代替テキストで)伝える。  
 (デザイン上支障がなければテキストで伝える方が尚良い)
  参考になる達成⽅方法:H91/G90/H2  
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お問い合せ
•前回の通り。(第6回「アクセシブルな入力フォームを作ろう」)  
•前回の模範解答。(コピーして使ってOK)
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SNSボタン/フッター
• hover時のスタイル。  
• 代替テキスト。  
• リンク先  
facebook:https://www.facebook.com/groups/192199647655920/  
Twitter:https://twitter.com/search?q=%23d2draft&src=typd&lang=ja  
• 文字サイズ拡大時に白文字がはみ出さないように。
  参考になる達成⽅方法:H91/G90/G94/H37/G146/G179  
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個々のマークアップテクニックは、  
Techniques  for  WCAG  2.0(達成方法集)  
を参照してください。
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マークアップし終わったら、実装チェックリスト
(抜粋版)でチェックしてみてください。
便利なツールもあります。(ただしどのツールでも目視チェックは必要です)  
•HTML_CodeSniffer(ブックマークレット)  
•Web  Accessibility  Toolbar  2012J(IEのみ)  
•miChecker(HTML5非対応)  
•PowerCMS  8341(Movable  Typeプラグイン)  
•WorldSpace(大規模サイト向き)  
•今すぐ使える  Web  アクセシビリティ・ツール総目次
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では、制作開始!(2時間)
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    お疲れさまでした!
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では解答例を。
※解答例はあくまで「例」です。  
 達成基準が満たせるならマークアップ手法は自由です。
• プレビュー表示:https://htmlpreview.github.io/?https://github.com/milk54/
a11yd2d7/blob/master/index.html
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最後に、補足を。
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今まで、この勉強会ではJIS  X  8341-3:2010へ  
対応することを前提に勉強してきましたが.  .  .  
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JIS  X  8341-3:2010対応は必須ではありません!  
(きっぱり)
※公共サイトを除く。
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JISは、あくまで品質の指標にすぎません。
JIS対応を「目的」にしないでね。
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サイト内の全ての情報は得られないような  
「まぁ、だいたい分かる」レベルでも、  
 「情報が全く得られない」よりは大きな前進。
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100点満点のサイトが1つ増えることよりも、  
50点のサイトが10個増えることのほうが大事。
JIS  X  8341-3:2010  
  達成等級  A    
準拠サイト
画像にAlt属性を  
入れたサイト
見出しを適切に  
つけたサイト
WAI-ARIAを  
組み込んだサイト
フォームにラベル  
をつけたサイト
動画に字幕を  
つけたサイト
一貫したラベルを  
つけたサイト
色のコントラスト  
を高めたサイト
カルーセルに一時停止  
ボタンをつけたサイト
色とパターンを  
使ったサイト
<
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50点のサイトがどんどん増えれば、  
生活の中で得られる情報の質と量が底上げできます。  
(障害のある人もない人も)
画像にAlt属性を  
入れたサイト
見出しを適切に  
つけたサイト
WAI-ARIAを  
組み込んだサイト
フォームにラベル  
をつけたサイト
動画に字幕を  
つけたサイト
一貫したラベルを  
つけたサイト
色のコントラスト  
を高めたサイト
カルーセルに一時停止  
ボタンをつけたサイト
色とパターンを  
使ったサイト
装飾画像のAlt属性  
を空にしたサイト
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なので、気負わずに
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アクセシビリティで関西Web界隈の底上げをしよう!
串かつ食いたい...
たどり着けるぜ!
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    ありがとうございました。

第7回 D2D アクセシビリティ勉強会資料「D2Dサイトをアクセシブルにマークアップ」