2019年3月7日の技術系セミナーで使用したスライドの中から、わたしの就活に関する内容を抜粋したものです。 もともとはリクルーターとして出身大学に会社説明会に行く際に、後輩向けに作成したものですが、より広範囲（具体的には社員懇談会に来た学生向け）に作り直したものです。

1. わたしの就活体験記
2019
3月7日 技術系セミナーで使用
リクルーター草田
Recruiter KUSADA

2. Recruiter KUSADA
わたしの就活体験記
○わたしが日産に入社するまでのストーリー
→就活を始めてから、いろいろ迷って考えたタイプでした
＜前提条件＞
・出身：愛知県 豊橋市（大学で関西に移る）
→入社当初は、「なぜT自動車じゃないの？」とよく言われました
・専攻：工学部 機械工学科 修了
研究テーマ「障害者の歩行支援機器開発」
→自動車にまったく関係ありません
・もともとクルマ好きでもありません
→運転は好きだけど・・・程度、
それ以外はてんで知識なし

3. わたしの就活体験記
○わたしが日産に入社するまでのストーリー
・就活を始めて最初にやったこと：自分の人生の選択の振り返り
【専攻・研究テーマの選択】
→これまでの人生の振り返りから、2つに絞って就活をすることに
①医療機器メーカー ：もともと興味のあることに近い
②自動車関連メーカー：地元に戻って就職するなら・・・
⇒とりあえず、解禁した日に上記の知っているメーカーは全部エントリー
＆学校推薦はT自動車をとった(詳細は後述)
両親が
医療関係の
仕事を
している
障害者
支援の
研究テーマ
を選んだ
高齢者は先にやっている先輩がいたので・・・
なにか医療
に貢献でき
ることがした
いなぁ
寝たきりの
祖母を見て、
高齢者の支
援がしたい
でも血を見ると気持ち悪くなるし、そこまで
勉強もできないし、医者になるのは違うなぁ
とりあえず、つぶしの利く工学部かなぁ
興味のあること
ワーク・ライフ・バランス
Recruiter KUSADA

4. Recruiter KUSADA
わたしの就活体験記
○わたしが日産に入社するまでのストーリー
・日産との出会い：OBの研究室訪問、会社説明会
【志望動機の明確化】
「自動運転で、高齢者や障害者でも好きなところに行ける社会を」
→自動車関連のメーカー志望理由は、自動運転に
【日産を受かった(と思う)理由】
・やりたい仕事(自動運転)が明確、面接ではその夢を語れた
→エントリーシート、グループディスカッション、面接は夢でゴリ押し
・一方で、自分が貢献できることもしっかりと話す
→人間を扱う研究なので、人を測る/評価するが今の仕事につながった
＜なぜ日産か？が一筋のストーリーになっている(感じがする)＞
親が医療関係の
仕事をしている
寝たきりの祖母を見て、
高齢者の支援をしたい
障害者支援の
研究テーマを選んだ
そこで自動運転に
興味を持った
日産は完全自動運転
をやると宣言した
だから、
日産に入りたい
興味のあることが一気に変わる

5. わたしの就活体験記 説明会や面接の最中でも、
その会社に対するイメージは変わります
○一方、推薦をとった会社はどうだったかというと・・・
・自動車関連メーカーに対する志望動機は自動運転
→自動運転に対するその会社の考え方とミスマッチになる
⇒自分のやりたい仕事が、その会社ではできない！
【やりたい仕事ができない会社を受けるとどうなるか】
・まずエントリーシートに大苦戦します
→志望動機がない＝なんとかして嘘の動機をひねり出す
・面接で話すことがなくなります
→エントリーシートを埋めるのに100%の力を使ってしまうので、面接でそ
れ以上の話ができない、熱意をもって話ができない
⇒面接の途中で、面接官の顔に「不合格です」って書いてありました
自動運転に関する
仕事がしたい
T自動車
「あくまでも運転支援」
Recruiter KUSADA

6. 先輩社員として伝えたいメッセージ
○日産に関わらず、就活全体を通して
＜自分がどういう仕事をしたいのか？を明確に＞
・就活はこれまでの自分の人生を振り返る良い機会です。これまで自分がどういう選択を
してきて今この場にいるのか、そこを掘り下げるのが一番良い自己分析になります。
＜”やりたいこと”と”貢献できること”を話せるように＞
・「自分のやりたいことがある」だけでは採用されません。当然、「自社に対して貢献できる
ものを持っている」学生じゃないと採用してくれません。やりたいこととできることは必ずしも
一致しなくても良いです。自分の専門性で貢献できる仕事がその会社にあるのか？を良
く調べることも大切です。
＜面接では”技術者としての素養”を見ている＞
・技術系の面接で大切なのは、「課題に直面したときに、どう考えてどう行動するか？」で
す。面接官はあなたの研究の専門家ではないからこそ、評価をするのはこの素養があるか、
下地ができているかです。R&Dの仕事は、日々の研究の延長線上にあります。
↓
その上で、日産を選んでいただけると嬉しいなと思います
Recruiter KUSADA