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VxRailとシュナイダーエレクトリックのvSANソリューション
vSAN環境におけるUPS構成について
仮想化システムのシャットダウン
VxRailでの構成例~vSANシャットダウン連携
シャットダウンに関する設定
Appendix
3. Page 3Confidential Property of Schneider Electric |
シュナイダーエレクトリックのvSANソリューション
ハイパーコンバージドVMware仮想化アプライアンスに
対応したシュナイダーの電源管理ソリューション
「Dell EMC PowerEdge」と「VMware vSAN」で構成さ
れたハイパーコンバージドアプライアンス「VxRail」。
シュナイダーエレクトリックのUPSと電源管理ソフト
ウェア PowerChute Network Shutdownは「VxRail」を
万一の電源障害から保護します。
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5. Page 5Confidential Property of Schneider Electric |
vSANを保護する電源管理 - 求められる機能
vSANストレージポリシーに応じたUPS構成とシャットダウン実行条件
の設定ができること
通常のサーバシステムに比べシャットダウンに掛かる時間が長いため、
十分なランタイム時間を供給できるUPS
仮想システムのシャットダウンシーケンス、起動シーケンスに柔軟に
対応できること
7. Page 7Confidential Property of Schneider Electric |
アドバンスドUPS構成によるvSANクラスター管理
• PowerChuteがすべてのNetwork Management Cardと通信し、複数のUPSを監視・管理
• UPSでグループ構成し、グループ単位で冗長レベルとシャットダウン条件の設定が可能
8. Confidential Property of Schneider Electric
UPS構成 - アドバンスドUPS構成
UPS 2台以上で構成し、UPSグループ管理
PCNS用 WIN 管理サーバー
シャットダウン条件 >> グループBのUPS 2、もしくはグループCのUPS 3の電源障害
vSANクラスター
UPS 2UPS 1
サーバ1、2 サーバ3, 4, 5
vSANのストレージポリシーに基づき(FTT)、シャットダウン設定を行います。
X 4 X 6
グループA グループB グループC
UPS 3
9. Confidential Property of Schneider Electric
UPS構成 - 運用が制限される構成
アドバンスドUPSの複数のグループ構成で、クラスター構成条件と連動しないケース
PCNS用 WIN
管理サーバ
シャットダン条件 >> いずれかのUPSで電源障害が発生
vSANクラスター
UPS 2UPS 1
サーバ1 サーバ3サーバ2
グループ A、B、Cのうち、いずれか二つの電源障害発生時でシャットダン実行というような設定は不可
(不特定UPSの障害によるシャットダウン実行は不可)
UPS 3
グループA グループB グループC
10. Page 10Confidential Property of Schneider Electric |
vSANを保護する電源管理 - UPS選定のポイント
電源容量とランタイム時間に基づくUPS選定
1000WクラスのサーバではUPSのランタイムは7分程度になります。
13. Page 13Confidential Property of Schneider Electric |
PowerChuteによる仮想化システムのシャットダウン
PowerChute
管理サーバー
Network Management Card
UPS 電源障害発生
イベント通知
復電待機期間
UPS停止命令
OSシャットダウン完了
コンピュータ停止
UPS電源OFF
電源OFF遅延時間
②コマンド
ファイル実行
①仮想マシン移行/
シャットダウン開始
③ホスト
シャットダウン
④管理サーバ
シャットダウン
停電が発生してからシャットダウン
を開始するまでの待機時間。この間
に停電が復旧した場合、シャットダ
ウンは実行されません。
UPS停止命令が発行されてからUPS
を停止するまでの待機時間。 必ず
サーバ機のシャットダウン処理に要
する時間よりも長く設定する必要が
あります。
決められた順番での仮想マシン
シャットダウン/移行にも対応。
コマンドファイルはPowerChute
がインストールされている管理
マシン上で実行されます。
14. Page 14Confidential Property of Schneider Electric |
vSANシャットダウンシーケンス
電源障害が発生した場合、PowerChuteはvCenter Serverに接続し、
シャットダウンシーケンスを実行します。
電源復旧後、ESXiホストの電源がオンになると、PowerChuteはvCenter Serverに接続し、
ホストのメンテナンスモードを解除した後、ユーザVMを再起動させます。
1. 電源障害発生
2. ユーザVMシャットダウン開始
3. 同時にUPSに対して停止コマ
ンドを送信
4. ESXiをメンテナンスモードに
移行
5. ESXi停止
6. 管理サーバのシャットダウン
7. UPSの出力停止
17. Page 17Confidential Property of Schneider Electric |
VxRailでの構成例 – UPS選定
VxRail Vシリーズ最大電力1100Wに対し、
Smart-UPS X 3000 に拡張バッテリーを
1つ追加
UPSバッテリー運転時のランタイムが
69分になります。
vSANのシャットダウンシーケンスすべてが完了
する時間を十分に確保できます。
18. Page 18Confidential Property of Schneider Electric |
VxRailでの構成例 – 構成コンポーネント
VxRail V シリーズ
Network Management Card
PowerChute Network
Shutdown for VirtualizationSmart-UPS X 3000
+ 拡張バッテリー
21. Page 21Confidential Property of Schneider Electric |
PowerChute仮想化設定
仮想マシン(ユーザVM)のシャットダウンおよび起動に要する時間を設定
vAPP管理での時間設定
その他、仮想マシンの優先度付けの設定や、
vSphareプラグインオプションによりvSphare
Web Clientプラグインにも対応しています。
22. Page 22Confidential Property of Schneider Electric |
PowerChuteの設定に関する注意点
• Virtual SAN クラスタのメンバーであるホストをシャットダウンする場合、PowerChute
Network Shutdownはクラスタ外の物理Windowsマシンか、vSANクラスタに含まれない
ホストにインストールしてください。
• Virtual SAN クラスタで設定した「許容される障害の数」よりも多いホストがシャット
ダウンしないよう、ホストに電源供給を行うUPSグループを選択してください。アドバ
ンスドUPS構成を使用する場合、KBで公開されている構成例を参照してください。
(KB FA53879)
• 「vSANクラスターに含まれるESXiホストがメンテナンスモードに移行せずシャットダ
ウンする」場合がある問題については、スクリプトを提供して問題回避しております。
(次ページ以降詳細)
23. Page 23Confidential Property of Schneider Electric |
PowerChuteの設定に関する注意点 – スクリプト使用
<スクリプトの実行について>
インストール時、「VMwareサポートの設定」画面にて、「VMwareサポートを有効にする」を
選択してください。
PowerChuteの「シャットダウンの設定」メニュー「実行」セクションに呼び出し用のバッチ
ファイル(vSAN_shutdown.bat)を設定し、所要時間を設定してください。
※コマンド実行時間の目安として、1台のESXi ホストに対して30~40秒以上の遅延時間を設けてください。
メンテナンスモードが実行から完了するまでにかかる時間は、ご使用の環境状態によって変動する可能性があります。
PowerChuteシャットダウンを試験する前に、一度すべてのゲストVMを停止し、スクリプト単体での動作検証を推奨します
サンプルスクリプトはシュナイダーエレクトリックホームページのKBよりダウンロードできます。( FA329212)
24. Page 24Confidential Property of Schneider Electric |
スクリプトを使用したPowerChuteによるシャットダウン
① PowerChuteがUPSがバッテリー運転になったことを示す信号を受信します。
② バッテリー運転イベントのシャットダウン開始遅延時間が経過すると、PowerChuteはシャットダウンシーケ
ンスを開始し、UPSに対し電源オフコマンドを送信します。
③ PowerChuteがゲストVMのシャットダウンを開始します。
④ vCenter Serverがクラスター上にある場合、PowerChuteがvCenter Server VMのシャットダウンを開始します。
⑤ PowerChuteが"vSAN_shutdown.bat"を実行します。
⑥ "vSAN_shutdown.bat"より、"vSAN_shutdown_macro.ttl"が実行されます。
⑦ "vSAN_shutdown_macro.ttl"により、設定したvSANクラスター上のホストに対し、メンテナンスモードタスク
を実行します。
⑧ PowerChuteがVMwareホストをシャットダウンします。
⑨ PowerChuteが自分自身の稼動するWindows OSをシャットダウンします。
⑩ あらかじめ指定した時間が経過した後、UPSの出力が停止します。
スクリプトによるシャットダウンシーケンスは以下の通りです。
25. Page 25Confidential Property of Schneider Electric |
UPS構成 vSANシャットダウン連携(1)
パターン1 - vCenter Serverを物理windowsマシンに配置
外部WindowsマシンにはPCNS, vCenter Serverを
インストールし、その他バックアップや監視など
の機能を持たせ、管理系サーバーとして運用。
26. Page 26Confidential Property of Schneider Electric |
UPS構成 vSANシャットダウン連携(2)
パターン2 - VCSAをvSANクラスタ上に配置
パターン3 - VCSAをvSANクラスター外に配置
VCSAのデプロイは運用・管理方法に応じて、
vSANクラスタ上(パターン2)、クラスタ外
(パターン3)のどちらも可能です。