まとめの前半です。

1. 原料生産地に生まれる都市
•原料はここしかない
•重量減少的なので、ここで加
工しよう。
•例えば、炭鉱。（採掘して、
選別して出荷。）
生産に集中することで、規模の経済、範
囲の経済が生まれる地域経済論２０１８まとめ 1

2. 農機具を作る技術が
他よりも進んでいる
さらに上手にできるようになってきたぞ！
農機具製造技術の効率化
規模の経済
これ、武器も作れるんじゃね？
範囲の経済
金属加工業の充実
農機具技術の発展
規模の経済 範囲の経済
地域経済論２０１８まとめ 2

3. 規模の経済
産出量が増大するにつれて,生産物1単位当た
りの固定費用が逓減するので,平均費用は減
少する。また,大規模生産によるオー ト メー
ション化や製造工程の分業化によっても,生産効
率は向上し収穫が逓増する。
（黒田、p. 22）
生産量が２倍になるとき、費用は
２倍以下になる。
地域経済論２０１８まとめ 3

4. 範囲の経済
• 都市化が進むと、産業・都市全体の範囲の経済へ拡
大
複数の財・サービスを個別 に生産す
るよりも,(同 じ投入要素を利用して)
同時に生産した方が費用を節約 で
きることである。（黒田、p. 23）
地域経済論２０１８まとめ 4

5. 集積の経済
農機具を作る技術が
他よりも進んでいる
弟子が独立したぞ！
農機具産業の成立
地域特化の経済
加工器具を作りますよ
販売してきますよ
都市化の経済
都市サービスの充実
金属加工業が発展
規模の経済 範囲の経済
地域経済論２０１８まとめ 5

6. 地域特化の経済
• 生産に正の外部性が存在するとき。
• 熟練度の向上、技術革新スピード
• 市場の集中（情報、取引相手など）
特定の地域に同一産業内に属する企業
が集中的に立地することで、それらが
バラバラに立地するうときよりも、産
業全体としてみると生産額が増大する
こと。（黒田、p. 24）
地域経済論２０１８まとめ 6

7. 都市化の経済
• 都市化が進むと、産業・都市全体の範囲の経済へ拡
大
多種多様な企業や家計が集中立地する
ことで、さまざまな外部経済が生み出
されている状態。
（黒田、p. 23）
地域経済論２０１８まとめ 7

8. ジップの法則
•都市ランク(r)×人口(N)が一定になると
いう法則
•ランクサイズルール
•r×Nλ＝一定
•日本では、λが0.9程度
※ 経験則
地域経済論２０１８まとめ 8

9. 黒田、p.54地域経済論２０１８まとめ 9

10. 全総（全国総合開発計画）
1950 国土総合開発法
1950半ば〜70年ごろ：高度経済成長
1955 石油化学工業育成対策（通産省）
太平洋ベルト地帯の形成
1960 国民所得倍増計画（池田隼人）
1962 第一次全国総合開発計画
1969 第二次全国総合開発計画
1972 日本列島改造計画（田中角栄）
1977 第三次全国総合開発計画（定住構想、テクノポリス構想）
1987 第四次全国総合開発計画
1998 新全総（21世紀の国土のグランドデザイン）
2005 国土形成計画法に改称
地域経済論２０１８まとめ 10

11. 第一次（1962）
•自然資源を有効に活用し、資本、
労働、技術等の諸資源の適切な
地域配分によって、都市の課題
化の防止と地域格差の縮小を図
る
→拠点開発方式
• 15の新産業都市と6つの工業整
備特別地域
（当初、10の新産業都市の予定）
地域経済論２０１８まとめ 11

12. 国土形成計画法（２０１５年）
• 国土交通省
（http://www.mlit.go.jp/common/001100228.pdf ）
• 広域計画（九州）
（http://www.mlit.go.jp/common/001124894.pdf ）
地域経済論２０１８まとめ 12

13. 広域地方計画（九州）
• 日本の成長センター「ゲートウェイ九州」
• １．日本の成長センター「ゲートウェイ九州」
• ２．三層の重層的な圏域構造からなる「元気な九州圏」
• ３．巨大災害対策や環境調和を発展の原動力とする「美しく強
い九州」
地域経済論２０１８まとめ 13

14. 三層の重層的な圏域構造の形成
•九州基幹都市連携圏
•都市自然交流圏
•基礎生活圏
地域経済論２０１８まとめ 14

15. 九州圏の将来像の実現に向けた５つの戦
略
• アジアゲートウェイ機能の強化
• 九州圏の活力を創出する交流・連携の
促進
• 九州圏の基幹産業や地域産業の活性化
• 九州圏の圏域機能の向上と連携の強化
• 九州圏の安全・安心の確保と自然環
境・国土の保全
地域経済論２０１８まとめ 15

16. 診断法２：特化係数
• Ａ地域における全産業に占めるa産業の割合÷全国の全産業に
占めるa産業の割合
• この数値が１より大きければ、Ａ地域のa産業は全国水準と比
べて特化している。
• 産業の割合は売り上げや付加価値で見る場合もあるが、雇用者
数で見る場合が多い
地域経済論２０１８まとめ 16

17. 基盤産業と非基盤産業
• 基盤産業：地域がその産業に特化しており、域
外からの財貨の獲得が大きい産業
→ 地域を支える産業
→ 地域の特徴となっている産業
地域経済論２０１８まとめ 17

18. 地域を成長させる方法
• 地域の基盤となる産業を抽出
• 基盤産業の成長がもたらす波及効果の推計
• 波及効果を高める努力、仕掛けづくり
• 成長センターとなる企業の識別
• 対象企業の成長を支援
地域経済論２０１８まとめ 18

19. 地域経済論２０１８まとめ 19

20. 地域循環のモデル
原料、部品
製品、部品
商品
産業
消費者 労働者
（ ）
生産者
（
）
モノの動き
カネの動き
地域経済論２０１８まとめ 20

21. 川崎方式（神奈川県川崎市）
• 経営の専門家と技術の専門家が組んでサポート
• 企業間の連携を促進。シーズをむすびつけてビジネ
スに変える。
• サポートチームが、地域産業の情報を保有
• 地域外の産業との連携すら支援する
• かわさき起業家オーディションなど数多くの賞
地域経済論２０１８まとめ 21

22. エコノミックガーデニング
•地元企業が成長する環境をつく
る
•地域に存在するさまざまな潜在
的な成長力を活性化させる
•アメリカコロラド州リトルトン
氏で1980年代から実施
地域経済論２０１８まとめ 22

23. 付け値地代曲線（アロンゾ）
• ある土地に利用者が支払いたいと
考える地代
• その土地からどれだけの効用・利
益を得られるのかによって異なる
地域経済論２０１８まとめ 23

24. 土地利用の分布（チューネンリン
グ）•中心部＝人気→高い
•周辺部＝人気ない→安い
地域経済論２０１８まとめ 24

25. 高所得者層と低所得者層
都心からの距離
付け値地代
高所得者
低所得者
低所得者（面積狭い）
地域経済論２０１８まとめ 25