20160925 jaws kyoto

CONCRETE5をAWSで冗長化
コンクリートファイブジャパン岩本

concrete5の方から来ました。
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会社紹介
■ コンクリートファイブジャパン株式会社
– CMS concrete5の導入
– 運用支援
– コンサルティング
– テクニカルサポート
– ヘルプデスクなど
3Copyright 2016 © concrete5 Japan Inc. All Rights Reserved.

自己紹介
■ レンタルサーバー会社で
サーバーエンジニア・プリセールスを経験
の後に、大規模アパレルECサイトの運営
に携わりました。
現在は、サーバー・インフラの設計・構
築・運用支援・コンサルティングを主に担
当をしています。

わさびちゃん（♀）

絶対に落としてはいけない
サイトがある！

冗長化

冗長化とは？
■ システムの一部に何らかの障害が発生した場合に備え、
障害発生後でもシステム全体の機能を
維持し続けられるように、
予備装置を平常時からバックアップとして配置し運用して
おくこと。

システムのバックアップ
■ コールドスタンバイ
■ ホットスタンバイ

今日は
「ホットスタンバイ」
の話をします。

ホットスタンバイ
■ シングルポイント（単一障害点）を無くす事

冗長化
（ホットスタンバイ）を考える
■ インフラレイヤ
■ アプリケーションレイヤ

インフラレイヤ
■ インフラレイヤでの冗長化
（一般的なCMS、WEB-DB構成の場合）
– WEBサーバーの冗長化
– DBサーバーの冗長化

アプリケーションレイヤ
■ アプリケーションレイヤでの冗長化
（一般的なCMSの場合）
– ブラウザのセッション
–
ファイルの共有化
–
データの共有化

アプリケーションを
考慮したAWS構成
■ WEBサーバー（EC2）
■ DBサーバー（RDS）
■ 共用ストレージ（AmazonS3）
■ セッションの共有（Elasticache）

concrete5＋AWS
■ アップロードファイルの共有
■ データの共有
■ ブラウザのセッションの共有
■ キャッシュの共有

構成図
インターネット
Am azon
RDS
Am azon
ElastiCache
concrete5
CM S
Am azon VPC
Amazon S3
Am azon
Cloud Front
images.example.com
www.example.com

アップロードファイルの共有
■ Storage for Amazon S3 アドオン

データの共有
■ concrete5のデータ保存先にRDSを指定

セッション・キャッシュの共有
■ https://github.com/hissy/scaling-concrete5
return array(
// Change session handler to memcache
'session' => array(
'handler' => 'memcached',
'memcached' => array(
'servers' => array(
array(
'host' => 'example.domain.of.memcache.cache.amazonaws.com',
'port' => '11211',
),
),
),
),
// Change full page caching adapter to memcache
'cache' => array(
'overrides' => false,
'page' => array(
'adapter' => 'memcached',
'memcached' => array(
'servers' => array(
array(
'host' => 'example.domain.of.memcache.cache.amazonaws.com',
'port' => '11211',
),
),
),
),
),
);

別のアプローチ
■ NFSによる共有

ベンチマーク
■ キャッシュ
– LocalFile
– Memcahed（Elasticache）
– NFS
■ ファイル
– LocalFile
– Amazon S3
– NFS

キャッシュ
45.26
50.72
53.29
49.76
45.00
46.74
42.52
44.75
51.66
49.82
52.56
51.35
1 2 3 AVG
Localfile Memcahed NFS

ファイル
9.64
11.58
10.96
10.73
9.95
11.16
10.84
10.65
10.33
10.06
10.97
10.45
1 2 3 AVG
Localfile S3 NFS

NFSについての考察
■ NFSのマネージドサービスEFS
■ EFSとS3の価格差
– EFS：$0.30/GB-月
– S3：$0.0300/GB-月
■ EFSはEC2からの配信となる

注意その1
■ 冗長化≠負荷対策

注意その2
■ 冗長化しても切り替えに時間を要する

注意その3
■ 全てのシステム障害に対応できるわけではな
い。

うさぎ落ちてます。

まとめ
■ マネージドサービスを積極的に利用
■ 冗長化すると、構成（インスタンス台数）が倍になります
■ 許容ダウンタイムを確認
■ 冗長化をしても、バーストに耐えれるわけではありません
■ 冗長化は万能ではありません
■ （泥臭いですが）そのサービスがミッションクリティカル
であれば、きちんと監視サービスもつけましょう

ご静聴ありがとうございました。

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