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田中正造大学2014秋季講座
- 2. 福島県内 仮設焼却炉建設計画 番号 設置市町村名 仮設焼却施 設 受注業者 事業主体 基数 処理能力 （トン/ 日） ●稼働 △建設中 ◇計画中 契約金額 （億円） ① 福島市 堀河町 汚泥乾燥施 設 新日鉄住金エンジニ アリング、三菱総研、 日本下水道事業団 環境省 1 30 終了 H26内に 解体 60 ② 伊達市 霊山町石田 大型焼却炉 ＪＦＥエンジニアリ ング 衛生処理組 合 1 130 △ 180 ③ 川俣町 処理方針検 討中 ◇ ④ 国見町 徳江上悪戸 汚泥乾燥施 設 ＪＦＥエンジニアリ ング 福島県、日 本下水道事 業団 1 60 △ 16 （建設費のみ） ⑤ 郡山市 日和田 汚泥焼却施 設 神戸製鋼、神鋼環 境ｿﾘｭｰｼｮﾝ、日本 下水道事業団、三 菱総研 環境省から 福島県へ移 管 1 90 H26.4 指定廃棄 物終了後 県に移管 115 ⑥ 田村市都路 町・川内村境 界（東京電力南 いわき開閉所） 大型焼却炉 未定 環境省 1 400 ◇
- 3. 番号 設置市町村名 仮設焼却施 設 受注業者 事業主 体 基数 処理能力 （トン/日） ●稼働 △建設中 ◇計画中 契約金額 （億円） ⑦ 鮫川村 青生野 小型焼却炉 日立造船 環境省 1 1.5 ● 7.3 （3年間、解体費 用含まず） ⑧ 南相馬市 小高区蛯沢笠谷 大型焼却炉 ＪＦＥ、日本国土ＪＶ 環境省 2 200t ×2 △ 315 （1基分、H30.3 まで解体費含 む、後日１炉追 加） ⑨ 相馬市 光陽 (新地町と共用) 大型焼却炉 タクマ ×2 ＩＨＩ ×1 市（環境 省代行） 3 150ｔ×2 270t×1 ● 9割終了 41（H24） 24（H25） 8（H26） ⑩ 飯舘村 ①小宮沼平 ②③蕨平 ①大型焼却 炉 ②大型焼却 炉 ③資材化施 設 ①神戸製鋼 ②ＩＨＩ、日揮、熊谷組 ③日揮、太平洋ｾﾒﾝﾄ､太 平洋ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ、日本下 水道事業団、農業・食品 産業技術総合研究機構、 国際農林水産業研究セ ンター 環境省 3 ①5ｔ ②240t ③10ｔ ①● ②③△ ①39 ②414 ③31 ⑪ 双葉町 処理方針検 討中 環境省 ◇ ⑫ 大熊町 処理方針検 討中 環境省 ◇ 福島県内 仮設焼却炉建設計画
- 4. 番号 設置市町 村名 仮設焼却施設 受注業者 事業主 体 基数 処理能力 （トン/日） ●稼働 △建設中 ◇計画中 契約金額（億 円） ⑬ 浪江町 棚塩 大型焼却炉 日立造船、安藤・間、神 戸製鋼ＪＶ 環境省 300 △ 495 ⑭ 富岡町 毛萱 大型焼却炉 三菱重工環境・化学エン ジニアリング・鹿島・三菱 重工業ＪＶ 環境省 1 500 △ 593 ⑮ 楢葉町 波倉 焼却炉、セメ ント固化施設 候補地提示済み 環境省 ◇ ⑯ 広野町 下北迫岩沢 溶融炉 新日鉄住金エンジニアリ ング 町（環境 省代行） 1 80 △ 32（建設費のみ） 58（町負担分） ⑰ 葛尾村 野行地蔵沢 大型焼却炉 ＪＦＥ、奥村、西松、大豊 ＪＶ 環境省 1 200 △ 344 （H30.3まで解 体費込み） ⑱ 川内村 五枚沢 小型焼却炉 日立造船 環境省 1 7 △ 29 ⑲ 二本松市・ 本宮市・ 大玉村 のいずれか 焼却炉設置検 討中 一部事 務組合 ◇ 福島県内 仮設焼却炉建設計画
- 5. 秘密裏に建設された核のゴミ処理施設 第一号 鮫川村 H24年度放射性物質を含む農林業系副産物 焼却実証実験に係る調査業務 事業主体 ： 環境省 事業者 ： 日立造船 焼却炉能力： 199kg/時（1.5ｔ/日） 事業費 ： 7億3千万円 （3年間、解体費用含まず） 地権者含む30軒への説明のみ で決定され、その他村民、近 隣市町住民には知らされず、 徹底的に排除された
- 6. 鮫川村 人口3800 人強 建設地：塙町 いわ き市 北茨城市の 境界付近 原発から約64キロ 建設地は風化花崗岩地帯で、水 源地にあたる。ここに、３年間 の放射能汚染物の焼却と、焼却 灰を保管するという。 ここから形成される河川に生活 水を依存する下流のいわき市民 は一斉に反発。 隣接する北茨城市でも猛反対し た。 しかし、人口わずか4千人足らず の鮫川村は、３期無投票当選し てきた村長に権限が集中し、村 社会特有のしがらみから声を上 げる人は極めて少なく、その人 たちにも圧力がかかった。村長 となじみの塙町長も応援した。 ４市町の境界付近に建設 住民には知らせず
- 7. 住所非公開、「公道から見えないように」建設された 2012年9月 2012年11月 ① 8,000㏃/kg以上の稲わら など「指定廃棄物」を焼却 し減容化（かさを減らす） ② 安全性を実証し、本データ をもとに他市町村で焼却 施設を建設 ③ 焼却灰は10万㏃/kgにおさ えるよう調整し、富岡町の 民間産廃最終処分場へ ④ 10万㏃/kg以上の灰は中 間貯蔵施設へ ⑤ 煙突5.9m（施設より低い）
- 8. 塙町バイオマス発電計画浮上 2013.2 住民運動が盛り上がる 対照的に鮫川村は追いつめられていく １地区限定の密室説明会 村民以外 の近隣住民のみならずマスコミも排除さ れ抗議する記者 2013年3月 塙町では反対の看板を 100枚以上設置 街宣車や署名活動が活 発に行われた 鮫川村塙 町
- 9. 「住民の理解得られた」と工事強行 環境副大臣「絶対安全」 のはずだったが… 2013年7月 試験焼却 一般公開日 飛灰コンベア 主 灰 コ ン ベ ア 排 ガ ス 冷 却 塔
- 10. 爆発事故 わずか9日目で… 爆発によって破損したコンベアカバー 撮影：畠山理仁氏 コンベアカバー内部 撮影：関口威人氏 原因は「作業員の人為的ミス」 消防、警察への通報ミスも現場責任 環境省の不指示は？ 主 灰 コ ン ベ ア
- 11. 塙町バイオマス発電計画白紙 他市町村も実質白紙へ 林野庁 全国に影響拡大懸念 朝日新聞 2013.11.30 ブログ 塙町田舎日記より
- 15. 刑事告訴と仮処分 ＜有印私文書偽造、同行使＞ 用地は地権者18名の共有地であり、こ のうち1名は同意をしていなかった。 しかしなぜかその人のサイン、押印のあ る偽造同意書が回された。 ＜不動産侵奪罪＞ ＜操業差止め仮処分＞ 用地の賃貸借契約も交わされないまま 無断で建設。民法において共有地の建 設工事は土地の改変を伴う処分行為と され、地権者全員の同意を必要とする。 ＜契約無効＞ 契約をしていない地権者2名に加え、 契約したうちの4名はすでに死亡してい た。人口3800人ほどの小さな村のこと、 これら死亡者について村が知らないは ずはなく、当然環境省にもこの事実は伝 えられていたはずである。 ＜環境省の主張＞ 環境省は契約について、施設は 期間限定の仮設焼却炉であり使 用後は原状回復して返すのだか ら、地権者の過半数の同意で良 しとする管理行為であると主張 共有地（牧草地）は汚染されて使 えない、村は除染しないと言って いる。もしこの事業を中止すれば 6億7千万円もの損害が生じる。 しかし地権者は何ら損害を被る ことはない
- 17. 建設 なりふりかまわず 住民説明 なきに等しく 相馬市 都路町・川内村 相馬市 郡山市
- 19. 葛尾村 富岡町 川内村 広野町