1. ①リスニングの学び方
★細部まで「深く・細かく聞く」方法
音声教材を何度もくりかえし聞いて、その音を隅々まで理解しようと試
みたり、ディクテーションをしてすべての音を書き取ったりする方法
★意味内容や情報に重きを置きながら「浅く・広く聞く」方法
意味や情報に対して強い関心を示し、大量にいろいろなジャンルでリス
ニングをする方法

2. どうして両立しないのか？
人の注意量は、決して無限ではなく、一定量しかない。
↓
音声の変化や脱落に注意を払いながら、目からの情報を処理し、さらに
は意味を追いかけて、適切な会話をすることは、初級レベルの学習者に
とっては無理。

3. ②リーディングの学び方
★「分析的に読む」 （初期～中期）
文法力や語彙力を駆使して、どこが主語で、どこが副詞で、どこが
関係詞節でと分析し、受験勉強的に読む練習をする。
※リーディングが苦手な人
・・・意味や情報にのみ重点をおき、アバウトな読み方。

4. ★多読の大切さ （中期～）
文法・構文知識のスムーズな適用が可能になってくると、今度は大意をとりながら効率的
に、なおかつ大量に読む方法（多読）へと切り替える。
★必ず「声に出して」読むこと
音と文字をつなぐ練習として音読がとても有効な方法！
・学校で習う部分を何回も声を出して読む
・発音もチェック
⇓
・音も文章も覚える
・英語が身に付く

5. ③スピーキングの学び方
「聞いて、まねて、直す」
★視覚的な情報（まねる際に発話者の口元をよく見るなど）を利用する
方法
★通話の訓練に利用するシャドーイングやリピーティングの手法を利用
する方法
※シャドーイング…耳から入ったインプットを数秒遅らせてそっくりま
ねて発話していく方法
※リピーティング…耳から入ってくるインプットを聞いて、１文ずつ音
声を止め、このポーズの間に文をまねて発話する方法

6. 流暢さ＜正確さ
「流暢さ」と「正確さ」両方ともに注意することは困難！
↓
流暢さにいつまでもこだわらない
なにより！！！
会話のチャンスをつかんだら、最大限にいかそう！
Ex. Well, let me see.（えっと、ちょっと待ってね）
You mean…?（…という意味ですか？）

7. ライティングの学び方
達人「上手く書こうと思ったらたくさん読みな
さい」
１）その分野の文章のつくり方がわかる
２）英語表現の特徴がわかる
３）それらを自分の作文に生かすことができる

8. ボキャブラリーの学び方
 ①文脈化…単語や慣用句を例文などに埋め込んで文脈をつくって覚え
るという方法
 ②音声化…単語を覚えるときに必ずテープを聞いたり、発音したりし
て、音声を介在させながら覚えるという方法
 ③身体化…記憶に際して動作をつけたり、何度も紙に書いたりする行
為のこと
 ④ネットワーク化…反対語や同意語、派生語を一緒に覚えて、芋ずる
式に再生できるようにするやり方
 ⑤テーマごとに単語をまとめて覚える方法