1. 田園都市
―社会学者の都市計画―
12N1069 達 吉洋

2. エベネザー・ハワード
 社会学者
 田園都市構想を提案
 レッチワース、ウェリンに
田園都市を実現

3. 時代背景
 産業革命以後．．．
ロンドンやマンチェスターなどの大都
市に人口が集中
「人を土地に戻す」

4. 農村と都市
 ＜農村＞を＜都市＞よりも魅力のある
ものにする。
 ＜都市・農村＞
都市と農村の融合

5. 3つの磁石 the three magnets
都市＝磁石
都市の魅力＝磁力

6. 田園都市

7. 田園都市
町の地所
1000エーカー
（400万㎡）
農地地所
5000エーカー
（2000万㎡）
人口3万2000人

8. 田園都市

9. 田園都市
花園
公共建築物
・公会堂
・大ホール
・劇場
・図書館
・博物館
・美術館
・病院 etc…

10. 田園都市
放射線状にのびる
並木道
中央公園 クリスタルパレス
（ガラスのアーケード）
ロンドン万博1851

11. 田園都市
住宅区
壮大な並木道
・公立学校
運動場・庭園
・教会

12. 田園都市
・工場
・倉庫
・酪農場
・市場
・石炭集積場
・木材置き場
環状鉄道
農地

13. 田園都市 配置計画
豊富な自然
住宅区のどこに住ん
でいても220m以内に
公園がある。
クリスタルパレス
住民の憩いの場
良好な住環境
どの住宅敷地も道路
もしくは並木道に面
している
流通の効率化
倉庫が環状鉄道に面し荷の
積み下ろしが効率化

14. 社会、経済、行政面の計画
 土地の公有
土地は単一の地主が所有し、地代によって
経営を成り立たせている。これにより、地代
や地方税は高いが区画整理をしやすい

15. 社会、経済、行政面の計画
 コミュニティの自治
自治体は中央評議会と呼ばれる行政組織に
よって運営され、土地や地代の管理を行う。
これによってそれぞれの地区で多様性が生ま
れる

16. 社会、経済、行政面の計画
 農業
田園都市で栽培された農業生産物は町の外側
にある市場で売られるため、輸送コストがか
からない。

17. 問題点
 住宅敷地の形状
20×130フィート
（約6×40ｍ）
目的に使用できる面積
20×100フィート
（約6×30m）

18. 問題点 レッチワースの現状から
 住民の約7割がロンドンへの通勤者
→ベッドタウン化
 農業生産物がいったんロンドンの中央
市場に出荷
→地域内流通、域内自給の不成立
 景観・緑地維持のために高層ビル開発
などができない

19. 結論
問題はあるもののハワードによるレッ
チワース、ウェリンの田園都市はイギ
リス内では特に長期にわたって機能し
ている優れた都市である。

20. 結論
その要因として都市経営や土地保有制
度といった社会・経済・行政の内容に
まで踏み込んで計画された都市である
ことがいえる。

21. 結論
都市計画は都市計画家だけでなく社会
学者、経済学者といった人々が共同で
行うことがより優れた都市を作り出す
ために必要なのではないか。

22. 参考文献
 E・ハワード『明日の田園都市』長素連 訳 鹿島出版会
SD選書28 1968
 ハワードの田園都市思想と都市形成の変遷
――イギリス・レッチワースを例として―― 堀江興
www.niit.ac.jp/lib/contents/kiyo/genko/6/2011_1_niit1_091.pdf
 日本型田園都市構想
――イギリス田園都市と比較し京田辺市を見直す―― 西村
利也
www.ritsumei.ac.jp/~yamai/8kisei/nishimura.pdf