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vol.11
シックス・アパートでは、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を中心に、
ブログサービス、ソーシャルメディア連携サービスなど、企業のWEBマーケティングを支援する製品・サービスを提供しています。
製品・サービスラインナップ
製品・サービス名 概要 価格(税抜)
MovableType.net              2,500 円/月∼(25,000 円/年∼)
Movable Type ソフトウェア版 90,000 円
Movable Type ワークフローパック 130,000 円
Movable Type モバイルパック 150,000 円
Movable Type クラウド版 5,000 円/月∼(年間一括払い可)
Movable Type for AWS 0.07 ドル/時間(499 ドル/年)
PowerCMS 300,000 円∼
Movable Type Advanced 1,800,000 円
Movable Type Advanced + PowerCMS 1,800,000 円
Lekumo ビジネスブログ 2,000 円/月∼(21,600 円/年∼)
Lekumo ブログ OEM ご相談
Zenback BIZ 10,000 円/月∼(90,000 円/年∼)
サインアップすればすぐ始められるウェブサービス型 CMS。スマートフォン対応テーマ
で構築コストを最大限カットできます。
自社で用意したサーバーにインストールして利用する、
ライセンス買い切りのソフトウェアパッケージ。
Movable Type ソフトウェア版と、承認ワークフロー機能を追加するプラグイン
「CHECK RELEASE for Movable Type」がセットになったお得なパッケージ。
フィーチャーフォン対応を含めたマルチデバイス対応のサイトを構築できるプラグイン
「ケータイキット for Movable Type」がセットになったお得なパッケージ。
クラウド環境にインストールされた最新の Movable Type を利用でき、セキュリティフィッ
クスやアップデート作業も一切不要なマネージド CMS サービス。
Movable Type ソフトウェア版を、Amazon EC2 上に簡単に構築できるAMI(Amazon
Machine Image)の形で、AWS Marketplace にて提供。
Movable Type の使いやすさはそのままに、ハイエンドCMS の機能を提供。EC、フォー
ム、会員管理など、企業サイトの運営時に必要なさまざまな機能を搭載。
Oracle、SQL Server などの商用データベースにも対応。グループによるユーザー管
理や LDAP ディレクトリ連携など、エンタープライズでの利用に適した上位版。
Movable Type Advanced に PowerCMSを価格据え置きでバンドルしたパッケージ。
低コストで簡単に豊富な機能が利用できる法人向けブログサービス。
自社ブランドのブログメディアや、自社ユーザー向けのブログサービスの構築に。
ウェブサイトにソーシャルメディア連携や、関連コンテンツを表示する機能を追加するウィ
ジェット。サイトの訪問者の増加・サイト内回遊の促進に役立ちます。
小・中規模サイト 中・大規模サイト エンタープライズ対応
企業ブログ
ソーシャルメディア連携・関連コンテンツ表示ウィジェット
ブログサービス CMS(コンテンツマネジメントシステム)
SaaS(ウェブサービス型) マネージドサービス ソフトウェアパッケージ
3
多忙を極め、同僚の間ですら情報やノウハウ
を共有する余裕すらない全国の先生たち。そ
んな現状を改善するべく、先生をサポートする
コミュニティサイト「教え UP!」を立ち上げた
のが教科書出版の最大手・東京書籍株式会社
だ。Movable Type Advanced(以下 MTA)
を使ったサイト立ち上げについてお話を伺った。
東京書籍では、現場の先生たちをサポート
のため、事例集など教育資料や教育情報のデー
タベースサイト「東書 E ネット」を運営してきた。
しかし、ICT 事業開発部は、数年前から先生
たちが直接投稿でき、先生同士でやり取りが
できるサイトの立ち上げを模索していた。その
アイデアを共有できたのが、数学編集部だった。
「少子化による学校の規模縮小により若い先
生方の疑問に答えられる先輩や同僚の人数は
少なくなっています。そこで、気軽に全国の先
生同士で情報のやり取りができ、疑問を解決で
きるコミュニティサイトを作りたいと思っていた
んです」(東京書籍・数学編集部 提橋さん)
「教えUP!」では、東京書籍の教科書のペー
ジごとに「工夫」と呼ばれる指導のコツや、ア
ドバイスを求めるための「質問」を投稿するこ
とができる。有益な「工夫」に評価をつけたり、
「質問」をクローズしたりなど、Q&Aサイトの
ような形で授業のノウハウを共有できる上、図
解用の画像投稿や、ブラウザーから数式が入
力できる数式エディタも備えるなど、数学科な
らではの機能も備えている。「複雑過ぎて実現
は難しいのでは?」「機能を制限した方がいい」
などといった意見もあった為、CMS 構築に詳
しいアライアンス・ポートに制作を依頼するこ
とにとなった。
制作期間は半年強と急ピッチで進められた。
ユーザーのリテラシーに関係なく、ストレスフ
リーで利用してもらえるようなサイトにするべ
く、UI デザインに時間をかけた。Movable
Type(以下 MT)を導入することで通常、ウェ
ブサービス開発で手のかかる管理画面の開発
を減らし、工期を大幅に短くすることができた
という。将来的に全国の先生方に使用してもら
うことを考え、CPU やメモリなどのスペックを
柔 軟 に 変 更 で きるク ラ ウド サ ー ビ ス・
Microsoft Azure と、インストールサーバー
数に制限が無い MTA の導入を決めた。
「このサイトの投稿は、単なるテキストではな
く、記事に近い情報構造を持つ数式や画像も
含みます。しかも、投稿するユーザーがそれぞ
れの学校の為、グループによるユーザー管理が
必要。さらにユーザー認証は他のシステムとの
連携も必須。ライセンス的にも機能的にも、こ
ういった複雑な構造に対応できるのが MTAで
した」(アライアンス・ポート 常盤さん)
「制作開始時点はミニマムでスタートして、ユー
ザーの増加に合わせてサーバー追加がしやす
い。そこがクラウドサービスと相性のいいところ
ですね」(東京書籍・ICT 事業本部 秋場さん)
Azure の導入により、安定した形での運用
だけではなく、ユーザー数の増加に伴うサー
バー負荷の増大と、それに対する備えや対応に
よってもたらされるシステム構築時の機能要件
や、運用時の管理コストの軽減が期待できる
という。静的コンテンツを閲覧させようとする
と、このサイトでは書き込みのたびに HTML
が書き出され、大きな負荷がかかることになる
が、Azureであれば動的出力の負荷にも耐えら
れると判断し、Data API を使った自動的な出
力で、ストレスなく利用できるサイトを目指した。
「教科書一覧や個別の『工夫』『質問』など、
ほぼすべての表示を Data API でまかなってい
ます。Azureと Data API の組み合わせでな
ければ、このサイトを安定的に運用できる形に
するのは難しかったと思います」(常盤さん)
また、投稿された「工夫」や「質問」の一覧
で、並べ替えや絞り込みを行っていかにいい工
夫を簡単に探してもらえるかにもこだわった。こ
ういった柔軟性を実現するために、独自に
Data API の大幅な拡張を行っており、新規に
開発したエンドポイントの数はなんと 38 にも
及ぶという。また、MTのデータベースも拡張し、
「教え UP!」専用に最適化したデータベースを
MT のデータベース内に構築した。これにより、
MT に依存しつつ、MT のボトルネックを迂回
することに成功した。数週間のプレオープン期
間は 1,000 件近い工夫が投稿され、盛り上が
りを見せた。もともと IT のリテラシーが高い
高校数学だけに、「面白い試みだね」と喜ぶユー
ザーも多いという。また、今後は他教科での展
開も視野に入れている。「先生同士の投稿によっ
て成り立つサイト」というコンセプトは保ちつ
つ、それぞれの教科ならではの意見も取り入れ
たサイトを目指していく。
MTAだからできる「ユーザー増加対策」と細やかな「権限管理」
東京書籍株式会社『教えUP!』 https://oshieup.edutown.jp/
case 1
ユーザーが投稿する「工夫」には、数式の入力も可能。今後
は他教科の展開も視野に入れている。
「教えUP!」は先生のためのコミュニティ。教科書の内容を中
心とした工夫や質問を共有し、指導力向上を目指している。
Movable Type Advanced、Microsoft Azure、
Data API を利用することで、全国の学校の先生
に利用してもらえ、将来的なユーザー増加にも耐
えられる、使い勝手のよいサービスを実現できた。
東京書籍株式会社 ICT事業本部事業開発部
秋場武晃さん
制作者の声
●業種
学校・教育・自治体
●プラットフォーム
●用途
コミュニティサイト
●制作担当
合同会社アライアンス・ポート
●この事例のポイント
・MTを利用することで管理画面の開発を減らし、工期を
大幅に短縮
・MTA利用できめ細やかな「ユーザーの権限管理」を実現
・ユーザーの増加に合わせてサーバースペックの変更が
可能
ユーザーのリテラシーに関係なく
ストレスフリーで利用できるサイトに
サイトの安定的運用を実現して
新規ユーザーを開拓できるサイトに
4
●業種
IT
●プラットフォーム
●用途
ポータルサイト、コーポレートサイト
●制作担当
同社 企画開発本部開発部門
●この事例のポイント
・更新作業の負荷軽減に加え、社内のCMS基盤が一元化
・タイマー設定導入で、担当者の休日や夜などの更新作業
がなくなった
・1ライセンスでインストールサーバー数、利用ユーザー数が
無制限かつ低コスト
グルメ情報検索サイト「ぐるなび」は、利用者
の多様な検索ニーズに応えながら成長を続けて
いる。同サイトは、TOP ページを含めた主要な
ページをCMS に移行し、情報更新のスピード
向上や、情報を容易に更新できる体制を整備し
た。CMS に は、「Movable Type」( 以 下、
MT)のエンタープライズ版「Movable Type
Advanced」に、ハイエンドCMS の高機能を
追加した「PowerCMS」を組み合わせた「Movable
Type Advanced + PowerCMS」が採用された。
同社が CMS を導入したページは、まず「ぐ
るなび HOME」が挙げられる。
「TOP ページには様々なバナーがあり、各県
版にもバナーがありますが、県ごとに異なるバ
ナーを掲出したいという要望があり、これを手
作業で設定するのは大変なので、CMS により
自動化したいと考えました」(出口さん)
また、ページ下部にはキャンペーン情報な
どのテキストリンクがあるが、これも県ごと
の TOP ページで表示される情報が異なり、
様々な部署の担当者が更新に携わっている。
そのため、情報更新のスピードを高め、更新
を容易にする仕組みは急務だったという。ほ
かにも CMS が導入されているページがある
が、代表的なものは、「ぐるなび WEB マガ
ジン」だろう。
「『ぐるなび WEB マガジン』は、コラムな
どを掲載するページで、記事をライターに書
いてもらい、更新するというオーソドックス
な CMS の使い方をしています」(鈴木さん)
CMS 導入の背景には、ほかにも以下のよ
うなポイントが挙げられる。
「それまでは社内の各チームで、独自に開
発したり、商用サービスを使ったりと、CMS
が乱立している状態でした。サイト基盤を統
一し、運用体制もしっかり設計した上で、全
社的に展開したいと考えました」(対馬さん)
「機能面では、担当者不在でもページを更
新できるよう、タイマーで公開を設定できる
機能があることも必須でした」(鈴木さん)
CMS の選定は、上記を踏まえて行われた。
「ポイントの一つは、静的なページ更新の
仕組みという点です。サーバーへの負荷を考
慮し、動的にページを生成する CMS は候補
から外しました」(岡野さん)
「サポートや、細かい権限設定、承認ワー
クフローがしっかりしていた点も重視しまし
た。1 ライセンスでサーバー数、利用ユーザー
数が無制限で、エンタープライズ CMS の
中ではとても低コストであることなどが決
め手となり、Movable Type Advanced +
PowerCMS を選びました」(対馬さん)
選定後、約半年をかけて導入作業が行われ
た。インフラチームでは、汎用的なサイト基
盤にするために多くの時間を割いたという。
「製品がしっかりしていたので、インフラを
構築し、CMS をインストールして動かすのは
簡単でしたが、社内の様々な要望に応えられ
る汎用的な仕組みにするための設計に時間を
かけました。また、どの部門も独自に CMS
を使うことなく MT を利用するよう、横断的
な体制づくりを目指しました」(対馬さん)
一方、フロントエンドチームでは、コンテ
ンツの移行作業に多くの時間が割かれた。
「移行作業は、主に既存コンテンツの載せ
替えです。約 5 年分の記事ページを MT に載
せ替えるのですが、データ自体の移行もさる
ことながら、レイアウト調整など管理画面側
で制御するために、マークアップを修正する
必要があり、苦労しました」(鈴木さん)
基本的には社内で移行作業を行い、約 1 カ
月で 5 年分の記事の移行は完了したという。
では、実際に MTA と PowerCMS 導入によ
る効果はどのようなものがあったのだろうか。
「手作業で更新していたものが MT により自
動化され、更新が楽になりました。また、タ
イマー設定の機能のおかげで、担当者が土曜
日の夜 9 時にニュースリリースの更新作業を
するということもなくなりました」(鈴木さん)
「更新までのフローも、今までは担当者と
何度もやり取りが発生していました。導入後
は担当者自身が情報を更新できるので、大幅
に省力化されました」(鈴木さん)
更新作業以外にも、社内の CMS 基盤が一
元化されたことによる効果も挙げられる。
「新規でサイトを立ち上げたいという企画の
相談が来た際に、スピーディにサイトを立ち
上げることが可能になりました」(岡野さん)
グルメ情報検索サイトとしてますます増え
ていく情報発信ニーズに応える CMS 基盤と
して、MT と PowerCMS に求められる役割
は今後も大きくなっていくに違いない。
情報更新のスピードや容易さを高め
乱立しているCMS基盤を一元化
手作業で更新していたものが自動化
担当者自身が更新できる仕組みに
増え続ける情報発信ニーズに応えられるCMS基盤
株式会社ぐるなび『ぐるなび』 http://www.gnavi.jp/
case 2
写真左から開発部門の岡野圭介さん、対馬祐治さん、企
画開発本部 UI室の鈴木健太郎さん、出口崇さん
グルメ情報検索サイト最大手として収録店舗数50万件を
擁し、月間11億PVのアクセスを集める。
更新作業の負荷軽減に加え、社内のCMS基盤
が一元化されたことにより、新規サイト立ち上げ
の時間も短縮され、スピーディにサイトを立ち上げ
ることが可能になりました。
開発部門 岡野圭介さん
運営者の声
5
IBM 製品を販売する指定ディストリビュー
ターとして設立された株式会社グロスディー。
同社は、市場のニーズに応じて拡大する取扱
製品と、パートナー企業とのコミュニケーショ
ン活性化を目的に、会員制の情報発信サイト
「Partners inDex」を開設。CMSには「Movable
Type」(以下、MT)をベースとした高機能
CMS である「PowerCMS」が採用された。
今回のプロジェクトについて、同社技術マーケ
ティング部と構築を担当した有限会社シーエム
パンチにお話をお伺いした。
同社は会社設立後、コーポレートサイトの
リニューアルと「Partners inDex」の開設
に着手した。
「『Partners inDex』は、『パートナー様
にタイムリーにかつわかりやすく必要な情報
をお届けする』というコンセプトの元に開設
したサイトです」(樋元さん)
同社のパートナー企業は 120 社を超える。
技術マーケティング部では、パートナー企業
に対するハードウェア製品の支援や技術的な
サポート、キャンペーン・オファリングなど
の情報提供を行う。
「担当者が手作業で作成、送付していたパー
トナー様向けの情報を Web 化し、個別対応
していた作業を標準化したいという思いがあ
り ま し た。 そ の 意 味 か ら も『Partners
inDex』は多くのパートナー様に見に来てい
ただくために、情報を頻繁に更新する必要が
あると考えていました」(清水さん)
情報の更新性の高さに加え、モバイルへの
最適化も一つのテーマであったという。
PowerCMS 選定の経緯はどのようなもの
だったのだろうか。
「イメージや必要な機能を洗い出し、提案
をいただきました。最も弊社のやりたいこと
が実現でき、コスト面でも優位性のある仕組
みが『PowerCMS』でした」(樋元さん)
「BtoB マーケティングのサイトでは、メー
カーサポートが受けられる優位性から MT
をおすすめすることが多いです。今回は会員
管理機能と、ログインした会員に対する情報
の出し分け機能が必須でしたので、高機能な
PowerCMS でその後の機能拡張にも柔軟に
対応できると考えました。」(佐々木さん)
コーポレートサイトと「Partners inDex」
への更新は、技術マーケティング部の 8 名
の担当者へそれぞれブログが割り当てられ
PowerCMS を通じ、自ら行えるように設計
された。また、開発期間の短さも特筆すべき
点だ。「Partners inDex」の構築は、コー
ポレートサイトのリニューアルと並行して行
われ、コーポレートサイトのリニューアル完
了後の 1カ月半後にオープンしている。
「PowerCMS の柔軟性の高さから、スムー
ズに開発を進めることができました。モバイ
ル最適化ということで、レスポンシブに対応
しています」(佐々木さん)
SEO の観点からもモバイル対応したサイ
トの評価は高まっており、レスポンシブに対
応した BtoB サイトというのは、同サイトの
差別化ポイントとなっている。現在、全体の
アクセス数の 13%をモバイル端末が占めて
いるという。
導入効果については、情報の更新性が高ま
り、社内外の認知度も徐々に高まっていると
好評だ。
「更新を行ったことがない担当者でも簡単
にできるようになりました。PowerCMS に
触れたのは初めてでしたが、直感的に操作で
きるので問題ありませんでした」(樋元さん)
「ご利用いただいたパートナー様からは、
シンプルで使いやすいとの評価をいただきま
した。登録企業数は70社、500名以上にユー
ザー登録をしていただき、より多くのパート
ナー様にご利用いただけていると実感してい
ます」(清水さん)
今後のサイトの機能拡張などについては
「双方向な仕掛け」というキーワードを挙げ
てくれた。
「現在は一方通行の情報提供ですが、契約
情報の更新リクエスト、見積書の送付、契約
完了までの流れを Web 上で完了できるよう
な、ビジネスに直結したコミュニケーション
機会を増やしたいです」(清水さん)
ユーザーにとっては、自分たちが何のツー
ルを使っているかを意識せずに、やりたい施
策を実現することが求められてくる。パート
ナー企業と自社ビジネスを結びつけるマーケ
ティングツールとして、シーエムパンチと
PowerCMS に求められる役割は、今後もま
すます大きくなっていくだろう。
高機能CMSで情報更新の負荷軽減とモバイル最適化を実現
株式会社グロスディー『Partners inDex』 https://www.growthd.com/partnersindex/
case 3
右から、株式会社グロスディー執行役員 技術マーケティン
グ部長の清水智満さんと同部 担当課長の樋元朝美さん
会員制の情報発信サイト「Partners inDex」(パートナーズ
インデックス)はタイムリーにかつわかりやすく必要な情報を
届ける。
掲載する情報の質に注力できるようになり、情報
のクオリティが統一されつつあると感じます。社
内でも、『それはPartners inDexに掲載されて
いる』といった会話を耳にすることがあり、情報を
業務に活用している部署もあるので、社員の認
知度は高まってきていると感じます」
技術マーケティング部担当課長 樋元朝美さん
制作者の声
●業種
IT
●プラットフォーム
●用途
会員制サイト
●制作担当
有限会社シーエムパンチ
●この事例のポイント
・更新担当者の負荷軽減により情報のクオリティ統一を
実現
・PowerCMSの柔軟性の高さで、約1カ月半という短期間で
公開
・レスポンシブに対応したBtoBサイトで全体アクセス数の
13%をモバイル端末が占めている
Web化による情報提供の標準化と
担当者の情報更新の負荷軽減が課題
直感的に操作できるPowerCMSで
情報の質に注力できる体制が整った
オフィスビルなどの空調設備や、半導体、電
子部品工場などの産業空調、自動車などの塗
装システムの設計、施工等の大手である株式会
社大気社。同社は、国内の従業員約 1,500 名
を対象とした Web 社内報の更新性を高め、担
当者の作業負荷を軽減することなどを目的に、
社 内 報サイトを CMS 化した。CMS には
Movable Type( 以 下、MT) をベ ース に
CMS 機能を強化した「MTCMS」が採用され
た。今回のリニューアルについて、同社管理本
部にお話を伺った。
同社の社内報は創刊後、紙での発行を続け、
2002 年からは一部のコンテンツをイントラ
ネット上で閲覧できるよう Web 化された後、
紙と Web の併存状態での発行が続いていた。
「2013 年に社内報のデザインとコンテンツ
の見直しを行い、Web 社内報に一本化しまし
た。それまでは、紙の社内報は経営方針や社
員に考えてもらう問題提起型コンテンツが中
心、Web には会社の動向や社員の動き、趣味
の紹介など、速報性やコミュニケーション活
性化を重視したコンテンツを掲載していまし
た」(三田さん)
年 4 回発行する紙の社内報と、毎月更新の
Web が並立していたため、月によっては両方
制作する時期があった。Web に統合されてか
らは随時更新となったものの、担当者のページ
更新の負荷軽減は喫緊の課題だったといえる。
「従来は、担当者以外は HTML に関する専
門知識を持っていませんでした。社内報は企
画から取材、執筆まですべて内製しています
ので、ページの更新作業を誰でもできるよう
に標準化して負荷を軽減する必要がありまし
た。また、紙の社内報に慣れた人に対しても
読みやすいよう、デザインや構成面を考える
作業に力を注げる体制にしたかったのです」
(三田さん)
CMS 化にあたり、コンペが行われた。提
示した要件は「サイト内の検索機能」、機密性
を保つための「ブラウザーのページ印刷を制
限する機能」。「担当者が容易に記事を更新で
きる機能」であった。
「更新を容易にする仕組みとして『MTCMS』
が提示されました。その他、こちらの機能要件
に対する提案内容やコスト、納期等を総合的に
検討しスカイアークに決めました」(三田さん)
開発は 2013 年 10 月頃よりスタートし、
翌年 2 月に本稼働という短期間で行われた。
「Web に詳しくない担当者でも容易に更新
できるよう、ページのレイアウトパターンを
テンプレートでたくさん用意していただきま
した。また、個別にカスタマイズしていただ
いた機能もありますが、それでも開発は短期
間で完了しました」(八田さん)
三田さんは、導入効果を次のように語る。
「MTCMS により、社内報担当者全員でペー
ジの更新が可能になり、作業を効率化できまし
た。企画や編集に費やす時間を多く確保できる
ようになり、記事の更新頻度や質を高めること
に力を注げるようになりました」(三田さん)
「初めて使うツールで、操作に戸惑うことも
ありますが、そのつどスカイアークにサポート
していただいています。分かりやすく見せる工
夫や、早く記事を更新することに注力するよう
切り替え、だいぶ慣れました」(八田さん)
本稼働前には、マニュアルをもとに操作手
順の説明を行う機会を設け、本稼働後は電話
やオンサイトでサポートをしているという。
社内報の各記事には SNS のような「いい
ね!」ボタンが設置されるなど、読者とのコ
ミュニケーションを図るよう工夫されている。
今後は、アンケートやコメントといった双方
向的な取り組みをさらに進めていきたいとの
ことだ。さらに、今後のサイトの機能改善な
どの展望について、「ページ構成の改善」とい
うキーワードを挙げている。CMS 化により
記事の更新タイミングが増え、どれが今月公
開した記事なのかが分かりにくいという声が
あり、検討、改善を進めていきたいという。
「毎日のように社内報を見にいく人だけでな
く、普段あまり見にいかない人が見ても、最新
記事はこれだというのが、ページを遡らなくて
もわかりやすく見せたいですね」(松山さん)
「社内報を入口として、社員を知ることや、
会社がこれまで蓄積してきた技術を知るという
ように、一種のアーカイブとして社内報が機能
すれば、さらに関心を持ってもらえて、社員同
士のコミュニケーションの活性化に寄与するこ
とができるかもしれません」(八田さん)
今後も、さらなる社員のコミュニケーショ
ン活性化に向け、同社の Web 社内報は新た
な機能や改修を積み重ねていくだろう。
担当者のページ更新負荷を軽減し
企画や編集に費やす時間を確保
双方向的な取り組みでWeb社内報を
コミュニケーション活性化ツールに
MTCMSで社内報担当者のページ更新負荷を大幅に軽減
株式会社大気社『ウェブ社内報』
case 4
●業種
不動産・建築・建設
●プラットフォーム
●用途
イントラサイト
●制作担当
株式会社スカイアーク
●この事例のポイント
・ページの更新作業を誰でもできるように標準化して負荷を
軽減
・個別のカスタマイズ機能に対応しつつ、開発を短期間で
完了
・「いいね!」ボタンが設置されるなど、読者とのコミュニケー
ションを図るよう工夫
写真左からスカイアークの平栗健太郎さん、能勢弘光さん、
大気社の三田直樹さん、松山日出海さん、八田直美さん
大気社のWeb社内報サイト。たくさん『いいね!』がつくのは、
業務に関わる記事、社員の人となりが見える記事とのこと
ページ更新が容易になり、省力化・効率化できたこと
で、企画や編集に費やす時間をより多く確保でき、
記事の更新頻度や質を高めていくことに注力できる
ようになった点に特に手応えを感じています。
株式会社大気社 管理本部 三田直樹さん
制作者の声
6
7
インターネットビジネスの企画・開発・運営、
マーケティングコンサルティングなどを手掛け
る株式会社ノイズでは、2014 年 5 月よりマー
ケター層にターゲティングしたオウンドメディ
ア「MAKEPO(マケポ)」(以下「MAKEPO」)
を開始した。同社に、Movable Type(以下
MT)を活用したオウンドメディアの構築・運
営とその意義について伺った。
もともと、同社では、複数のオウンドメディ
アを展開・運営しており、そこで得たノウハ
ウなどをコンサルティングに生かしてきた。
同社のメディアの中でも、マーケティングに
特化しているのが、ノウハウ支援メディア
「MAKEPO」と、WEB 制作外注のマッチ
ングサイト「MAKEPO アウトソーシング
検索」(以下アウトソーシング検索)二本の
柱から成り立から成り立つ「MAKEPO」ブ
ランドだ。
MAKEPOに訪れるユーザーの68%が女性。
その理由は明確で、カラーマーケティングの
連載コラムが人気を博しており、アパレルや
デザイナーなど「色」に関わる仕事に携わっ
ているユーザーが多いためだ。このように、
記事が展開される時期やジャンルごとに読者
層は大きく変わるという。
「男女比があまりに開いてしまったりして
いる場合、少ない方の層をターゲットにした
企画や特集をコラム連載として作っていま
す。年齢も偏ることがあるので、そういう部
分も意識して次の内容を考えています」(長
谷川さん)
来訪のきっかけは 65%が検索から、20%
が同社の Facebook ポストからとなってい
る。UU 数・PV 数のほか、外部 ASP を活
用したメルマガサービスへの登録数は計測し
てはいるが、その数字はゴールではない。
「オウンドメディアは実績の展示場であり、
ノウハウ収集の場でもある。また、広告を含
めたビジネスにもつなげやすい。『アウトソー
シング検索』などの親和性の高い自社サイト
間で連携をとることもできる。語弊があるか
もしれませんが、使い勝手抜群なのです」(池
永さん)
サイト構築の際に MT を採用する決め手
となったのは、Data API 機能の存在だとい
う。MAKEPO では、フルスクラッチで作
られた「アウトソーシング検索」と MT で
構築された「お知らせ」ブログの記事を共有
している。Data API 機能を利用すれば
MAKEPO 側で作った情報を吐き出し、「ア
ウトソーシング検索」側で表示させることが
可能だからだ。
また、MAKEPOでは 20 人近いライターが
さまざまなテーマのコラムを執筆しているが、
MT の記事投稿画面を使って入稿するところ
までをライターへ委託業務しているため、そ
れぞれに権限を細かく設定でき、マルチブロ
グの運用がしやすい MT が最適だったという。
中小企業におけるオウンドメディアの制
作・運営は、とにかくお金をかけられない。
いかに低予算でやるかということに苦労した
という。制作から外注すると数百万円かかる
こともあるが、MAKEPO ではデザインの
みを外注し、基本設計などサイト構築は内製
とすることでコストダウンを図った。そのほ
かにも、データベースのバックアップにも低
コストな AWS の S3 を使用するといった工
夫をして、低予算での運営を実現している。
また、最も費用が必要となるコンテンツを増
やすための「企画」や「ライティング」面で
も、原稿料を抑えるために、企画や原稿のア
ウトラインなどは編集部で作成し、テーマと
相性のいいライターを選んで執筆を依頼する
等の工夫をしているという。
「メディアとして、ある程度できることは
極限までやってきた」(長谷川さん)
そう自負するように、株式会社ノイズでは、
主力事業といってもいいほどの力を注いでゼ
ロからのオウンドメディア構築に取り組んで
きた。ウェブ集客において絶大な力を発揮す
る「コンテンツ」と、その運用を支える「CMS」
──そのノウハウは、基本的にどのサイトで
も同じ。MAKEPO の経験を通して蓄積さ
れた優良コンテンツを効率的に生み出し管理
するノウハウは、自社の別メディアを立ち上
げる際も、他社からの依頼で新しいメディア
を作るときにも応用できる。現在は、これを
主軸であるコンサルティング事業やほかの
サービスにつなげている課程だという。
MAKEPO の運営を通じて蓄積されたノ
イズ社のノウハウが、今後、さらに多くの企
業のメディア運営に活かされるに違いない。
マーケティングコンサルティング企業が
オウンドメディアを持つ意味とは?
中小企業オウンドメディアならではの
「予算のかけどころ」と「コスト削減」
効率的なオウンドメディア構築・運営システムを実現
株式会社ノイズ『MAKEPO』 http://makepo.jp/
case 5
●業種
IT
●プラットフォーム
●用途
オウンドメディア
●制作担当
同社 エンジニア
●この事例のポイント
・Data API でフルスクラッチ開発したサービスとの連携を
強化
・MTで20人近いライターアカウントの権限を細かく設定・
管理
・デザインのみを外注し、基本設計などサイト構築は内製と
することでコストダウンに成功
写真左から株式会社ノイズ代表取締役の池永尚史さん、
MAKEPO 編集部副編集長の長谷川容子さん
Webマーケティングのポータルサイト「MAKEPO」。更新の頻
度は毎日1∼3本。1カ月に40本ほどの記事がアップされる
自社でメディアを持つことのメリットをアピールす
る宣伝窓口というか、MAKEPO自体が一種の
事例になっていくかなと思っています
MAKEPO 編集部副編集長 長谷川容子さん
企画者の声
グループウェアをはじめとする各種コラボ
レーションツールの開発、販売等を手がけるサ
イボウズ株式会社。同社は新たな顧客層の創
出のため、「チームワークと働き方」をテーマに
したオウンドメディア「サイボウズ式」を立ち上
げた。同サイトは、2014 年にサイトの運営体
制の見直しが行われ、クラウドにインストールさ
れた最新版の「Movable Type」とサーバーの
運用・保守がセットになった「Movable Type
クラウド版」が採用された。サイト基盤移行の
経緯について、お話を伺った。
「サイボウズ式」立ち上げの背景について
は以下のように語る。
「業界の中でのサイボウズの認知度は高い
一方、グループウェア製品の市場は成熟期に
入り、新たな顧客層の創出が課題でした。ソー
シャルメディアなどのツールを活用して、若
い層の潜在顧客にアプローチしていきたいと
いうのが出発点でした」(大槻さん)。
同社は 2006 年ごろより、企業ミッション
を「ツールを提供する会社」から「チームワー
クを提供する会社」へと再定義し、多様な働
き方を可能にする人事制度等と併せ、「働き
方」を変革する取り組みを続けているところ
だった。
「当初の構想はソーシャルメディアを使った
アクティブサポートでしたが、せっかくなら、
サイボウズという会社のユニークな働き方、
中で働いている社員といったコンテンツを前
面に出して、何かできないかと考え、立ち上
げたのが『サイボウズ式』です」(大槻さん)
企業ブログとして何を伝えるかという点で
は、自社や製品のアピールよりも「価値」を
伝えることに重きを置いているという。
「世の中で起きている出来事や社会的な課題
に対して、サイボウズがどんな関心を持って
いるのか、どんな姿勢の会社なのかを知って
もらうことで、サイボウズという会社に興味
を持ってもらいたいと思いました」(大槻さん)
2012 年 5 月にスタートしたサイボウズ式だ
が、当初はサイトを内製し、社内のサーバーに
WordPress をインストールして運用していた。
「WordPress を使ったサイトの構築と運用は
手軽ということで、社内の様々な担当がプロ
モーションのブログを立ち上げるようになりま
した。すると CMS のアカウント管理や脆弱性
対策など、情報システム部門の管理にかかる負
荷が増大していったのです」(千葉さん)
そこで CMS とサーバーの保守・管理をアウ
トソースする仕組みを求めて検討されたのだ。
「MT クラウドが自分たちの求める要件に一
番近いことが分かりました。サイト管理の上
で必要なアカウント権限管理や IP 制限など、
セキュリティ面の機能がしっかりしており、
基本認証の設定などを管理画面から簡単に設
定できる点も魅力的でした」(千葉さん)
「移行の要件は、従来の WordPress でで
きたことを MT でできるようにすることでし
た。多少は仕様が違っても、違和感なく実現
していただいたと思います」(藤村さん)
現在は、更新に携わる社内の数名の編集部
員に MT のアカウントを付与し、利用してい
る。管理画面は、普段の更新作業では特に戸
惑いや不満なく操作できているとのことだ。
では、移行による導入効果はどのようなも
のが挙げられるだろうか。
「現在、対象サイトの移行は半分の段階で
すので、効果が出てくるのはこれからという
状況です。スマホのブラウザで MT にアクセ
スすると、最適化された管理画面が表示され、
社外から緊急で記事を更新するときに重宝し
ます。また、サイボウズ式はスマホとタブレッ
ト端末からの総アクセスが全体の約 6 割を占
めているので、スマホでの見え方をプレ
ビューで確認できるのはありがたいですね」
(藤村さん)
「本業とのシナジー効果という点では、お
客様への『どこでサイボウズを知ったか』と
いう質問に対し、5.7% がサイボウズ式で知っ
たという回答がありました。結果として売上
にも貢献したのかなと評価しています」(大
槻さん)
最後に今回のサイボウズ式の移行プロジェ
クトについて総括していただいた。
「こちらの負担が少なく移行が完了して感
謝しています。今後は、より多くのサイトを
MT に移行していけるよう、更なるサービス
レベルの向上に期待します」(千葉さん)
ソーシャルの声に耳を傾けながら、読む人
の心に刺さる面白い記事を発信し続ける「サ
イボウズ式」。今後の取り組みからますます
注目だ。
運営するサイト数が増えるにつれ
システム管理にかかる負荷が増大
スマホから管理画面にアクセスでき
プレビュー画面も確認できる
負荷対策でサーバーやCMSの保守・管理をアウトソースに
サイボウズ株式会社『サイボウズ式』 http://cybozushiki.cybozu.co.jp/
case 6
●業種
IT
●プラットフォーム
●用途
オウンドメディア
●制作担当
株式会社アークウェブ
●この事例のポイント
・CMSのアカウント管理や脆弱性対策など、情報システム
部門の管理にかかる負荷を軽減
・WordPressから操作者が違和感を覚えないレベルでの
移行を実現
・スマホとタブレット端末からの総アクセスが全体の約6割を
占めており、プレビュー画面確認は重宝する
写真左からサイボウズの大槻幸夫さん、千葉周平さん、藤村
能光さん
2012年5月にオープンした、「チームワークと働き方」をテーマ
にしたオウンドメディア「サイボウズ式」
オウンドメディア運営のポイントは、一人で考え
る企画より、いろんな人のアイデアを加えなが
ら磨いていく企画の方が面白くなることです。
そのため、メンバー間の情報の共有や、公開
した記事に対する反応から、世の中での話題
や、企画のヒントを見つけることを大切にして
います
編集長 大槻幸夫さん
制作者の声
8
インターネット銀行のソニー銀行は、ソーシャ
ルメディア上のコミュニケーション戦略の一環とし
て企業ブログを立ち上げた。ブログシステムには、
更新性や拡張性の高さに加え、サーバー周辺の
運用、保守のアウトソーシングの必要性などの点
から、「Movable Type」(以下、MT)にサーバー
の運用・保守がセットになったサービス「Movable
Type クラウド版」が採用されている。
同社 Web 企画部の石井徹さんと、金子豊さ
んに導入のポイントについて、お話を伺った。
同社は、ソーシャルメディア上でブログを軸に
した情報発信と、お客さまとのコミュニケーショ
ンを行うことが主な目的でブログ開設を決定した
が、最初からMTはシステムの選定候補に入って
いたという。
「ポイントは、情報公開前の確認作業、記事
に対する校閲を厳格に運用する必要があるので、
静的なコンテンツを生成するシステムが必要だっ
たという点です。校正業務のフローを考えたとき
に、権限を持った担当が、ページ内容を自由に
動的に書き換えられる仕組みでは、セキュリティ
管理上の問題がありました(石井さん)」。
「では、手書きで HTMLを制作すればいいか
というと、ブログのコンテンツ管理システムとして、
記事のカテゴライズやトップと続きの仕分け、リ
ンクの自動生成、タグの設定といった便利な機
能は使いたい。そこで、静的なページを生成する
仕組みで完成された CMSであるMTが一番よ
いという結論になったのです(金子さん)」。
さらに、サーバー等のハードウェア資産などを
用意する必要がなく、サーバー周辺のソフトウェ
アの更新といった保守、運用もアウトソーシング
できる仕組みが決め手となり、Movable Type
クラウド版が採用されたという。
では、構築時の状況はどうだったのだろうか。
「導入が決まってから、公開までは 2 カ月くら
いの期間でした。サイト構築は社内で手がけまし
たが、ブログデザインについては、ソーシャルメディ
アとの連携という点からもスマートフォンでの閲
覧環境を考慮して、レスポンシブデザインにする
ことに力を入れました(石井さん)」。
レスポンシブデザインは、MT に搭載されてい
るテンプレートではなく、独自の CSSを組み、
アクセスされる端末によって表示するデザインが
切り替わる仕様となっているが、短期間での構築
を可能にした背景には、MTの持つ柔軟性や拡
張性の高さという強みがうかがえる。
ブログへの記事投稿は、各部の執筆担当者が
原稿を起こし、関係部署で事前確認を行い、コ
ンプライアンス担当による最終チェックを経て、
校了した原稿をWeb 企画部が MT に登録とい
う流れ。情報統制を厳格に運用する必要性によ
り投稿者を制限し、事前の確認作業を行ってい
るのだが、ここでもMTの強みとして、アカウン
トのアクセス権限を細かく設定、管理できる点
が挙げられる。
「公開前の情報は、MTのプレビュー画面で各
部に確認してもらいます。その際は、編集権限
がなく閲覧のみ可能なアカウントを利用して、内
容を確認してもらっています(金子さん)」。
また、更新の容易さも特筆すべき点だと言える。
「今まで公式サイト上の情報更新作業は、デザ
イナーやマークアップエンジニアなどの専門の担
当者が行っていました。一方、ブログでは、2 名
の担当者で、特に HTMLやスタイルシートのコー
ディングに関する専門知識がなくても、問題なく
行えています。一般的な ITスキルがあれば情報
更新が可能な点は助かります(石井さん)」。
MTの利点についてのコメントはさらに続く。
「MTは以前から導入実績があり、信用があっ
たのですが、今回クラウド版を利用してみて、機
能が追加されるごとに案内があり、対応が早い
と感じました。取り組みのスピード感や安心感が
相まって、CMSとしての安定性に繋がっている
実感があります(金子さん)」。
「ブログを運営して分かったのは、MTを使って、
クラウドサービスを利用していると、サイトをいく
らでも手軽に作れることです。公式サイトで公開
しているコンテンツ資産も、内容によっては、ブ
ログ基盤を使って展開したほうが効率的なものも
あるのではないかと考えます(石井さん)」。
石井さんは、ブログの活用策として同社を深く
知ってもらうための『文脈づくり』のツールとして
期待している。
「ブログに参加する社員が増えていくことによっ
て、当社のブランドづくりに繋がっていくとよいな
と考えます。社外に向けるだけでなく、社内ブラ
ンディングも自然に意識づけられるような、一つ
の核に成長していくと理想的ですね(石井さん)」。
今回開設したブログが、今後多くの顧客と社
員をつなげるブランディングの核に成長していく
か、ソニー銀行の取り組みから目が離せない。
静的なページを生成できる仕組みと
クラウドサービス利用が決め手
細かな権限設定ができる点と
情報更新の容易さが重宝
クラウド版採用でサーバー周辺の保守・運用をアウトソーシング化
ソニー銀行株式会社『ソニー銀行公式ブログ』 http://blog.moneykit.net/
case 7
今回お話を伺った、ソニー銀行株式会社Web企画部の石井
徹さんと金子豊さん
ネット企業の非対面のサービスのイメージを変えるような社員
目線での情報を発信している
ソーシャルメディア上で顧客とコミュニケーション
を行っていくためのブランディングツールとしてブ
ログを開設。情報発信だけでなく、当社をもっと深
く知ってもらい、好きになってもらえるための『文
脈づくり』を使って実現したい。
ソニー銀行株式会社 Web企画部 石井徹さん
制作者の声
●業種
金融・保険
●プラットフォーム
●用途
オウンドメディア/ビジネスブログ
●制作担当
同社 Web企画部
●この事例のポイント
・サーバー周辺の保守・運用をアウトソーシング化するため
クラウド版を採用
・モバイルでの閲覧に配慮し、レスポンシブデザインを採用
・情報の更新はWebのコーディング等の専門知識がない担
当者でも可能
・アカウントの権限を細かく設定、管理できる
9
医師自らが立ち上げ・運営にかかわっている
医療・健康・美容などの情報サイト「Aging
Style」。サイトを共同運営する一般財団法人ア
ンチエイジング(※)医師団支援機構と株式会
社ジェイ・キャストにお話を伺った。
(※)「アンチエイジング」というと「女性の
肌の若返り」などという極端に限定された意味
で使用されることが多いが、実際は「加齢に伴
う症状の予防と治癒」という意味。
医師たちは、社会貢献のために受けた取材
で、本意ではない部分だけが大きく取り扱われ
るなど、不本意な思いを抱いていたという。「こ
んなに正しくない情報が出るのなら自分たちか
らも発信しなきゃダメだ」と、塩谷信幸北里大
学名誉教授を代表として医師たちによって結成
されたのが、「アンチエイジング医師団」。信頼
できる医療・美容・健康分野の関係者を広く集
めて顧問団を結成し、メディアに向けて最先端
の安全な情報を広める活動を行ってきた。
一方、ジェイ・キャストでは、「J-CAST ニュー
ス」の立ち上げから 9 年、「東京バーゲンマニア」
も 3 年で黒字化等、ネットメディアとしては、
かなりノウハウも溜まってきていた。しかし、医
療・美容・健康分野をカバーするメディアはま
だ持っていなかった。
「“これからのシニア”をターゲットにできる
こと、アンチエイジング医師団の考えに賛同し
て、社会的意義のある息の長いメディアをやり
たいということで、ぜひ一緒にやらせてほしい
ということになりました」(蜷川さん)
こうして、「Aging Style」プロジェクトが立
ち上げられた。だが、サイト開発に許されたのは、
通常のスケジュールよりだいぶタイトな1カ月程
度。これまでジェイ・キャストは メディア運営
で Movable Type( 以下、MT)を使用してき
たことから、Movable Type for AWS に移
植する形で制作が進められた。
「Movable Type for AWS は、AMI(Amazon
Machine Image)を立ち上げるところまでは
ものすごく簡単で、あっという間にできてしまっ
たのはびっくりしました。環境を作る作業がす
ごく省かれたので助かりました」(藤沢さん)
「Aging Style」では、サイト内の回遊性を
高めるためにタグ(分類するキーワード)が多
用されている。ここにポイントがあり、入力者
によってタグの入力方法にぶれがあっては困る
ため、複数人で作業しても簡単に、しかも間違
えずに入力できるシステムを構築したという。
「MT のタグ機能を自社でさらに拡張したもの
を使用し、管理画面では入力者にとって簡単に
入力できるように、サイトの方には訪問者が回
遊できるように仕込んでいます」(藤沢さん)
「Aging Style」には、毎日だいたい2本の
記事がアップされる。記事更新に当たっては、
医師からネタ出しをしていただいたものの中か
ら、一般の人が知っておいた方がいいものや読
まれそうなものを選定しているという。
「元の論文自体はものすごく硬いんですが、そ
れをわかりやすくして見出しを付けて。そうやっ
て作った記事をJ-CAST ニュースに転載してみ
たら、多いものでは2日間で 50 万回くらい読
まれているものもあるんです」(蜷川さん)
「このサイトに来れば、きちんとした医療や
健康の情報が得られるという状態にするのがま
ず一番の大きな目標です」(さえきさん)
サイト開設から3カ月、ポータルサイトなどへ
の記事配信を始めた。ニュース配信を始めてみ
ると、健康・美容情報が好まれることが明らか
になった。ポータルサイト各社からも、この分
野の情報を求める声が上がっている。
「コンテンツの追加はもちろんですが、将来
的にはサイトでの情報発信だけではなく、企業
と一緒に商品開発をしたり、セミナーを行った
りと、医療・健康に関わる幅広い分野での展
開の可能性があると考えています」(さえきさん)
今後は会員組織「Aging Style LABO」を
通じて趣旨に賛同する企業と連携し、情報の
共有や商品の共同開発などによって得られた資
金を運営費に充てることも見込んでいる。
「機能性表示食品」制度がスタートした影響
で、医療・健康の専門家を求めるのは、メディ
アや医療・健康分野の業界だけではなくなった。
野菜を作る農家や自治体、食品製造会社などに
「Aging Style LABO」を通じて、臨床試験を
したり、論文を書いたりする医師とのマッチン
グを提供するなど、今後はさまざまな角度への
展開が考えられている。ニュースメディアという
媒体を窓口に、医療・健康に関する最新かつ
安全な情報、それを求める人間・企業・社会を
つなぐハブとしての役割も担うこととなる「Aging
Style」。単なるニュースメディアに留まらない
活動に注目だ。
正しい医療情報を広めるために
医師自ら発信するメディアを作成
医療・健康・美容情報の配信に加え
広く社会や・企業をつなぐハブになる
専門家が発信する医療・健康情報サイトを短期間で構築
一般財団法人アンチエイジング医師団支援機構『Aging Style』 http://www.agingstyle.com/
case 8
●業種
医療機関
●プラットフォーム
●用途
メディアサイト
●制作担当
株式会社ジェイ・キャスト
●この事例のポイント
・サイト開発期間は1か月程度
・MTの機能を拡張し、作業者の簡単入力と訪問者のサイト
回遊性アップを実現
・ニュースメディアという媒体だけでなく、人間・企業・社会を
つなぐハブとしての役割を担う
写真左からアンチエイジング医師団のさえき文香さん、株式
会社ジェイ・キャストの蜷川聡子さん、藤沢学さん
医療・健康情報を中心とするライフスタイル全般の最新で安
全な情報を広く提供している「Aging Style」
このサイトに来れば、きちんとした医療や健康
の情報が得られる。そういう状態にするのがま
ず一番の大きな目標です。東洋医学やアーユ
ルベーダあたりのテーマは興味を持つ女性が
多いので、どう充実させるかが今後の課題で
すね。
アンチエイジング医師団 さえき文香さん
企画者の声
10
自力自療を促すという操体によるヘルスケア
サービスを提供している操体サロン東京が、ウェ
ブサービス型 CMS MovableType.netを利
用して、サイトを開設した。操体サロン東京・
代表の鈴木健介さんにお話を伺った。
「新規のお客様の誘導のために自社サイトを
持ちたいと思いました。実際に公開してから早々
に、サイト経由の新規のお客様もいらっしゃい
ました。サイトの構成としては、1枚ペラのシン
プルなものとブログがあれば十分でしたが、ス
マホファーストの波は無視できないので、レス
ポンシブ対応は必須でした」
「サイトを制作するにあたっては、Movable
Type を含め、各種 CMSソフトウェアやサービ
スを検討しました。CMSそのものに強いこだわ
りがあったわけではなく、譲れなかった条件は
『サーバー管理やソフトウェアのセキュリティ対応
を自分でしなくてよい』という運営の気楽さ、自
ProNet の株式会社ジャクスタポジションは、
MovableType.net を利用して「北海道大学
バスケットボール連盟」のサイトのリニューアル
を行なった。同社の制作担当者にお話を伺った。
「もともとウェブサイト上でエントリー用紙な
どをダウンロードできるようにしていましたが、
試合結果などをタイムリーに掲載することがで
きず、運営そのものが負担になっている状況が
見られました。そこで、CMS による運営を提
案し、リニューアルとなりました」
では、MovableType.net を選択した決め
手となった点はなんだったのだろうか。
「お客様視点で、管理画面の操作性、そして
運用を始めるにあたっての費用的負担が少ない
ことが決め手となりました。また、制作会社で
ある我々としては、サーバーメンテナンス/
CMS のバージョンアップをシックス・アパート
にお任せできることも大きな理由でした」
「レスポンシブデザインを採用しているので、
これまでより最新情報がわかりやすく見やすく
なったと好評です。また、更新担当の方からは、
分のイメージしたサイトを作り込める『柔軟なカ
スタマイズ性』の 2 点でした」
「MovableType.netを利用すると決めたあ
とは苦労はあまりありませんでした。自分で作っ
たデザインと設計書を元に制作してもらったの
ですが、スピードは予想以上で、ものの 1週間
ちょっとで思った通りのサイトが完成しました。
価格も、2,500 円(ライトプラン)は妥当だと
思います」
今後も多くの方が思い通りのサイト制作に
MovableType.netを活用するに違いない。
操作性が高く扱いやすいと伺っています」
「予算的にも時間的にも最小限で、という相
談を受けることもありますが、運用面までを考
えた時に、安心してご提案できるものがありま
せんでした。そのようなご要望にも自信を持っ
てご提案することができると考えています」
今後も ジャクスタポジションはお客様の要
望に応え、構築事例を増やしていくだろう。
低価格かつ短期間で
思い描いていたサイトが完成
予算的にも時間的にも最小限という
要望にも応えられるサービス
MovableType.netで思い通りのサイト作成と気楽な運営を実現
ProNetが自信を持って推奨するウェブサービス型CMS
操体サロン東京『オフィシャルサイト』 http://www.sotai-salon.jp/
北海道大学バスケットボール連盟『公式サイト』 http://www.hcbf.info/
制作スピードは予想以上の早さで、ものの1週間
ちょっとで思った通りのサイトが完成しました。12
月に入ってから MovableType.net を検討し始
めて、クリスマスにはサイトが公開できて、助かりま
した。
操体サロン東京・代表 鈴木健介さん
レスポンシブデザインを採用しているので、加盟し
ている大学さんからはこれまでより最新情報がわ
かりやすく見やすくなったと好評をいただいていま
す。また、新着情報の更新を担当されている方か
らは、操作性が高く扱いやすいと伺っています。
株式会社ジャクスタポジション 西山泰史さん
担当者の声
制作者の声
case 9
case 10
仙台の医師・橋本敬三先生が考案した日本生まれの民間療
法、「操体」によるヘルスケアサービスを提供している
北海道内の大学バスケットボール部が加盟し年に2度開催す
る大会のスケジュールや試合結果を掲載するウェブサイト
●業種
医療機関
●プラットフォーム
●用途
公式サイト
●この事例のポイント
・サーバー管理やソフトウェアのセキュリティ対応などの負担
が一切なし
・カスタマイズ性の高い自由度のあるサービスの為、思い
通りのデザインを実現できる
・制作期間はわずか1週間ちょっと
●業種
官庁・協会・団体
●プラットフォーム
●用途
公式サイト
●制作担当
株式会社ジャクスタポジション
●この事例のポイント
・CMS化により、更新の負荷を大幅に軽減
・レスポンシブデザインを採用で視認性・操作性が大幅に
向上
・予算的にも時間的にも最小限を希望というお客様にも
自信を持って推奨できる
11
12
オートバイや釣りといった趣味の雑誌、ムック
などの出版を手がける枻(エイ)出版社。同社は
2006 年、雑誌のプロモーションおよび潜在読
者への情報発信を目的に、発行する媒体ごとに
公式ブログを立ち上げた。各公式ブログは、ビ
ジネス向けのブログシステム「Lekumo(ルクモ)
ビジネスブログ」を用いて構築され、現在も更新
し続けている。企業のオウンドメディアである公
式ブログがどのように活用されているか、雑誌
「flick!」の公式ブログ「flick!News」の運営につ
いて、編集長の村上琢太さんと、システム面を担
当する伊瀬知孝昌さんにお話を伺った。
「作り手の興味や関心をもとに刊行物のテーマ
が広がっていきました。今は年間 500 冊ほどの
月刊誌やムックなどを発行しています。『flick!』は、
デジタルガジェットや Web サービス好きの人の
ための雑誌で、月刊の電子書籍と紙のムック本
を発行しています(村上さん)」。
「発行する雑誌ごとに公式ブログを立ち上げ、
それらを横断的に束ねるポータルサイトを構築し
ました。弊社の雑誌は、ニッチなテーマのものが
多かったので、全国隅々まで媒体の告知をする
のが難しく、インターネットを活用して告知を図
ろうというのが目的でした(伊瀬知さん)」。
その後、ポータルサイトはコーポレートサイト
に統合されたものの、各雑誌の公式ブログは、
媒体の告知と潜在読者への情報発信を目的に、
現在も様々な形で活用されている。
オウンドメディアという意味では、同社には、
ブログ立ち上げ以前にも「取材日記」ともいうべ
きサイトが存在していたという。
「当初は、取材日記風のサイトを書いていまし
た。取材や出張などの様子を書いて、翌日くらい
に伊瀬知さんに手書きでHTMLに組んでもらい、
アップしてもらっていました(村上さん)」。
日本に本格的にブログが入ってきたのは 2002
年頃と言われる。その頃より、日記風の自社メディ
アを始めていたというのは、かなり早い取り組み
だったといえる。
「私の入社当時は、コーポレートサイトも存在
していませんでした。当時の上長と一緒に提案を
おこない、コーポレートサイトと、一番歴史のあ
る雑誌『ライダースクラブ』のサイトを作ることに
なりました。ちょうど専務の根本健が、月刊誌の
巻末でコラムを連載し、それとは別に、Web 向
けにライトなコラムをスタートさせたところ、好評
だったので、他の雑誌のホームページも作ってい
こうという機運が高まりました。しかし、当時は
手書きで HTMLページを作っての更新。様々な
サイトを立ち上げようという中で、簡単に更新で
きる仕組みを導入して、コンテンツ更新頻度や、
即時性を高める必要がありました。検討の結果、
ブログシステムが適していることが分かり、導入
したのです(伊瀬知さん)」。
かくして、ブログシステムに「Lekumo(ルクモ)
ビジネスブログ」が採用され、2006 年より、各
雑誌の公式ブログの運営がスタートした。
『flick!News』は現在、編集長の村上さんを
中心に、編集部員であれば誰でも執筆、投稿が
可能。ブログに掲載する情報内容は、基本的に、
執筆する編集部側に委ねられているという。
「媒体によってコンテンツ更新の温度差という
のはあります。やはり、編集側の人間としては、
きちんとしたコンテンツをアップしたいと思うもの
です。でも、インフラ周りの担当者としては、読
者は現場の温度を感じたいと思うので、お昼ご
飯が何だったかという話でもいいので、書いて欲
しいというのが正直なところです。テーマは、執
筆内容にフィルターをかけると、本当に読者が知
りたい鮮度の高い情報が届けられないし、書く
側も、上から何か言われるのではないかと、萎縮
して書けなくなるので、すべて各編集部にお任せ
しています(伊瀬知さん)」。
「書くテーマは、かける余力と興味があるかど
うかで決まります。反響が大きい記事は、珍し
い新製品の情報や、他所が紹介していない情報
ですね。ウチは小さいメディアなので、大手が拾
わないような情報や、他所よりも早く公開したネ
タのアクセスが伸びます(村上さん)」。
最後に、企業ブログを成功させるポイントにつ
いて、村上さんに聞いた。
「大事なことは、企業ブログの運営の目的は、
企業なりブランドに対するファン作りにあるので、
書き手のキャラが出ている記事の方が好ましいと
いうことです。キャラが立ち、何でも書ける書き
手を社内で見つけることや、組織の理解があって、
書き手に何でも好きにやりなさいと言えるような
体制を取れるかどうかが、ポイントになってくると
思います(村上さん)」。
今後も『flick!News』は書き手のキャラを前
面に出し、読者との関係強化に一役買っていくに
違いない。
雑誌メディアの告知や、潜在読者への
情報発信を目的にブログを活用
公式ブログは書き手の属人性の高い
企業のオウンドメディア
公式ブログで速報性と情報量を補い、ファンの醸成を実現
株式会社エイ出版社『flick!News』 http://blog.sideriver.com/flick/
●業種
メディア・ポータルサイト
●プラットフォーム
●用途
オウンドメディア/ビジネスブログ
●制作担当
デジタル・コミュニケーション事業部 伊瀬知孝昌さん
●この事例のポイント
・企業やブランドに対するファン作りとして企業ブログを運営
・雑誌ごとに公式ブログを開設
・ブログを簡単に更新できる仕組みにより、コンテンツの更
新頻度や即時性を高める効果あり
電子書籍ではカバーできない情報の発信や、ファ
ンに向けたコミュニケーション、潜在読者の発掘
を目的に、ブログを活用しています。
雑誌「flick!」編集長 村上琢太さん
制作者の声
case 11
デジタルガジェットやWebサービス好きの人のための雑誌
「flick!」の公式ブログ「flick!News」
左からエイ出版社の村上琢太さん、伊瀬知孝昌さん
13
シックス・アパート製品は、企業のオウンドメディアから大規模なコーポレートサイトまで、幅広い用途で利用されています。
http://www.sixapart.jp/business/ では、ユーザーインタビューも含む数多くの事例を紹介しています。
日本将棋連盟
『竜王戦中継plus』
http://kifulog.shogi.or.jp/
業種 団体
プラットフォーム Lekumo ビジネスブログ
株式会社エディオン 九州通信ネットワーク株式会社株式会社ケイ・オプティコム
株式会社リクルートホールディングス
『エンジョイ!ブログ』 『BBIQブログ』『eoblog(イオブログ)』
『ホットペッパー フリーマガジン』
http://www.blog.enjoy.jp/ http://www.blog.bbiq.jp/http://blog.eonet.jp/
http://magazine.hotpepper.jp/
業種 通信業
プラットフォーム Lekumo ブログOEM
業種 通信業
プラットフォーム Lekumo ブログOEM
業種 通信業
プラットフォーム Lekumo ブログOEM
業種 メディア
プラットフォーム Lekumo ビジネスブログ
株式会社デサント
『Marmot ウェブサイト』
http://www.marmot.jp/
業種 ファッション
プラットフォーム Movable Type
株式会社ラーメン博物館
『新横浜ラーメン博物館 ウェブサイト』
http://www.raumen.co.jp/
業種 飲食・食品
プラットフォーム Movable Type
ネタフル
『ネタフル』
http://netafull.net/
業種 ブログメディア
プラットフォーム Movable Type クラウド版
ソニー損害保険株式会社
株式会社報知新聞社
『公式ウェブサイト』
『ブログ報知』
http://www.sonysonpo.co.jp/
http://weblog.hochi.co.jp/
業種 金融・保険
プラットフォーム Movable Type Advanced、MTCMS
業種 メディア
プラットフォーム Lekumo ビジネスブログ
パソナキャリアカンパニー ヒューマンアカデミー株式会社
『求人情報サイト』 『総合学園ヒューマンアカデミーウェブサイト』
http://www.pasonacareer.jp/ http://ha.athuman.com/
業種 その他流通・サービス
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製品・サービスに関する
お問い合わせ先 https://www.sixapart.jp/inquiry/
会社名 シックス・アパート株式会社(英語表記:Six Apart, Ltd.)
URL http://www.sixapart.jp/
設立 2003年12月
資本金 1000万円
出資者 インフォコム株式会社
所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂3-11-3 赤坂中川ビルディング5階
社員数 30人(2015年9月)
経営陣
代表取締役 古賀 早
執行役員CTO 平田 大治
シニアディレクター 清田 一郎(新規事業担当)
シックス・アパート株式会社は、2001年に米国サンフランシスコで創業した、インター
ネットを活用したビジネス利用を促進する製品やサービスを提供する企業です。個人の
ブログから大規模なコーポレートサイトまで、様々なシーンでのウェブサイト構築・運営・
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記載の内容は2015年9月現在のものです
記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です
©Six Apart, Ltd.
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シックス・アパート製品導入事例集 Blog on Business

  • 2. シックス・アパートでは、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を中心に、 ブログサービス、ソーシャルメディア連携サービスなど、企業のWEBマーケティングを支援する製品・サービスを提供しています。 製品・サービスラインナップ 製品・サービス名 概要 価格(税抜) MovableType.net              2,500 円/月∼(25,000 円/年∼) Movable Type ソフトウェア版 90,000 円 Movable Type ワークフローパック 130,000 円 Movable Type モバイルパック 150,000 円 Movable Type クラウド版 5,000 円/月∼(年間一括払い可) Movable Type for AWS 0.07 ドル/時間(499 ドル/年) PowerCMS 300,000 円∼ Movable Type Advanced 1,800,000 円 Movable Type Advanced + PowerCMS 1,800,000 円 Lekumo ビジネスブログ 2,000 円/月∼(21,600 円/年∼) Lekumo ブログ OEM ご相談 Zenback BIZ 10,000 円/月∼(90,000 円/年∼) サインアップすればすぐ始められるウェブサービス型 CMS。スマートフォン対応テーマ で構築コストを最大限カットできます。 自社で用意したサーバーにインストールして利用する、 ライセンス買い切りのソフトウェアパッケージ。 Movable Type ソフトウェア版と、承認ワークフロー機能を追加するプラグイン 「CHECK RELEASE for Movable Type」がセットになったお得なパッケージ。 フィーチャーフォン対応を含めたマルチデバイス対応のサイトを構築できるプラグイン 「ケータイキット for Movable Type」がセットになったお得なパッケージ。 クラウド環境にインストールされた最新の Movable Type を利用でき、セキュリティフィッ クスやアップデート作業も一切不要なマネージド CMS サービス。 Movable Type ソフトウェア版を、Amazon EC2 上に簡単に構築できるAMI(Amazon Machine Image)の形で、AWS Marketplace にて提供。 Movable Type の使いやすさはそのままに、ハイエンドCMS の機能を提供。EC、フォー ム、会員管理など、企業サイトの運営時に必要なさまざまな機能を搭載。 Oracle、SQL Server などの商用データベースにも対応。グループによるユーザー管 理や LDAP ディレクトリ連携など、エンタープライズでの利用に適した上位版。 Movable Type Advanced に PowerCMSを価格据え置きでバンドルしたパッケージ。 低コストで簡単に豊富な機能が利用できる法人向けブログサービス。 自社ブランドのブログメディアや、自社ユーザー向けのブログサービスの構築に。 ウェブサイトにソーシャルメディア連携や、関連コンテンツを表示する機能を追加するウィ ジェット。サイトの訪問者の増加・サイト内回遊の促進に役立ちます。 小・中規模サイト 中・大規模サイト エンタープライズ対応 企業ブログ ソーシャルメディア連携・関連コンテンツ表示ウィジェット ブログサービス CMS(コンテンツマネジメントシステム) SaaS(ウェブサービス型) マネージドサービス ソフトウェアパッケージ
  • 3. 3 多忙を極め、同僚の間ですら情報やノウハウ を共有する余裕すらない全国の先生たち。そ んな現状を改善するべく、先生をサポートする コミュニティサイト「教え UP!」を立ち上げた のが教科書出版の最大手・東京書籍株式会社 だ。Movable Type Advanced(以下 MTA) を使ったサイト立ち上げについてお話を伺った。 東京書籍では、現場の先生たちをサポート のため、事例集など教育資料や教育情報のデー タベースサイト「東書 E ネット」を運営してきた。 しかし、ICT 事業開発部は、数年前から先生 たちが直接投稿でき、先生同士でやり取りが できるサイトの立ち上げを模索していた。その アイデアを共有できたのが、数学編集部だった。 「少子化による学校の規模縮小により若い先 生方の疑問に答えられる先輩や同僚の人数は 少なくなっています。そこで、気軽に全国の先 生同士で情報のやり取りができ、疑問を解決で きるコミュニティサイトを作りたいと思っていた んです」(東京書籍・数学編集部 提橋さん) 「教えUP!」では、東京書籍の教科書のペー ジごとに「工夫」と呼ばれる指導のコツや、ア ドバイスを求めるための「質問」を投稿するこ とができる。有益な「工夫」に評価をつけたり、 「質問」をクローズしたりなど、Q&Aサイトの ような形で授業のノウハウを共有できる上、図 解用の画像投稿や、ブラウザーから数式が入 力できる数式エディタも備えるなど、数学科な らではの機能も備えている。「複雑過ぎて実現 は難しいのでは?」「機能を制限した方がいい」 などといった意見もあった為、CMS 構築に詳 しいアライアンス・ポートに制作を依頼するこ とにとなった。 制作期間は半年強と急ピッチで進められた。 ユーザーのリテラシーに関係なく、ストレスフ リーで利用してもらえるようなサイトにするべ く、UI デザインに時間をかけた。Movable Type(以下 MT)を導入することで通常、ウェ ブサービス開発で手のかかる管理画面の開発 を減らし、工期を大幅に短くすることができた という。将来的に全国の先生方に使用してもら うことを考え、CPU やメモリなどのスペックを 柔 軟 に 変 更 で きるク ラ ウド サ ー ビ ス・ Microsoft Azure と、インストールサーバー 数に制限が無い MTA の導入を決めた。 「このサイトの投稿は、単なるテキストではな く、記事に近い情報構造を持つ数式や画像も 含みます。しかも、投稿するユーザーがそれぞ れの学校の為、グループによるユーザー管理が 必要。さらにユーザー認証は他のシステムとの 連携も必須。ライセンス的にも機能的にも、こ ういった複雑な構造に対応できるのが MTAで した」(アライアンス・ポート 常盤さん) 「制作開始時点はミニマムでスタートして、ユー ザーの増加に合わせてサーバー追加がしやす い。そこがクラウドサービスと相性のいいところ ですね」(東京書籍・ICT 事業本部 秋場さん) Azure の導入により、安定した形での運用 だけではなく、ユーザー数の増加に伴うサー バー負荷の増大と、それに対する備えや対応に よってもたらされるシステム構築時の機能要件 や、運用時の管理コストの軽減が期待できる という。静的コンテンツを閲覧させようとする と、このサイトでは書き込みのたびに HTML が書き出され、大きな負荷がかかることになる が、Azureであれば動的出力の負荷にも耐えら れると判断し、Data API を使った自動的な出 力で、ストレスなく利用できるサイトを目指した。 「教科書一覧や個別の『工夫』『質問』など、 ほぼすべての表示を Data API でまかなってい ます。Azureと Data API の組み合わせでな ければ、このサイトを安定的に運用できる形に するのは難しかったと思います」(常盤さん) また、投稿された「工夫」や「質問」の一覧 で、並べ替えや絞り込みを行っていかにいい工 夫を簡単に探してもらえるかにもこだわった。こ ういった柔軟性を実現するために、独自に Data API の大幅な拡張を行っており、新規に 開発したエンドポイントの数はなんと 38 にも 及ぶという。また、MTのデータベースも拡張し、 「教え UP!」専用に最適化したデータベースを MT のデータベース内に構築した。これにより、 MT に依存しつつ、MT のボトルネックを迂回 することに成功した。数週間のプレオープン期 間は 1,000 件近い工夫が投稿され、盛り上が りを見せた。もともと IT のリテラシーが高い 高校数学だけに、「面白い試みだね」と喜ぶユー ザーも多いという。また、今後は他教科での展 開も視野に入れている。「先生同士の投稿によっ て成り立つサイト」というコンセプトは保ちつ つ、それぞれの教科ならではの意見も取り入れ たサイトを目指していく。 MTAだからできる「ユーザー増加対策」と細やかな「権限管理」 東京書籍株式会社『教えUP!』 https://oshieup.edutown.jp/ case 1 ユーザーが投稿する「工夫」には、数式の入力も可能。今後 は他教科の展開も視野に入れている。 「教えUP!」は先生のためのコミュニティ。教科書の内容を中 心とした工夫や質問を共有し、指導力向上を目指している。 Movable Type Advanced、Microsoft Azure、 Data API を利用することで、全国の学校の先生 に利用してもらえ、将来的なユーザー増加にも耐 えられる、使い勝手のよいサービスを実現できた。 東京書籍株式会社 ICT事業本部事業開発部 秋場武晃さん 制作者の声 ●業種 学校・教育・自治体 ●プラットフォーム ●用途 コミュニティサイト ●制作担当 合同会社アライアンス・ポート ●この事例のポイント ・MTを利用することで管理画面の開発を減らし、工期を 大幅に短縮 ・MTA利用できめ細やかな「ユーザーの権限管理」を実現 ・ユーザーの増加に合わせてサーバースペックの変更が 可能 ユーザーのリテラシーに関係なく ストレスフリーで利用できるサイトに サイトの安定的運用を実現して 新規ユーザーを開拓できるサイトに
  • 4. 4 ●業種 IT ●プラットフォーム ●用途 ポータルサイト、コーポレートサイト ●制作担当 同社 企画開発本部開発部門 ●この事例のポイント ・更新作業の負荷軽減に加え、社内のCMS基盤が一元化 ・タイマー設定導入で、担当者の休日や夜などの更新作業 がなくなった ・1ライセンスでインストールサーバー数、利用ユーザー数が 無制限かつ低コスト グルメ情報検索サイト「ぐるなび」は、利用者 の多様な検索ニーズに応えながら成長を続けて いる。同サイトは、TOP ページを含めた主要な ページをCMS に移行し、情報更新のスピード 向上や、情報を容易に更新できる体制を整備し た。CMS に は、「Movable Type」( 以 下、 MT)のエンタープライズ版「Movable Type Advanced」に、ハイエンドCMS の高機能を 追加した「PowerCMS」を組み合わせた「Movable Type Advanced + PowerCMS」が採用された。 同社が CMS を導入したページは、まず「ぐ るなび HOME」が挙げられる。 「TOP ページには様々なバナーがあり、各県 版にもバナーがありますが、県ごとに異なるバ ナーを掲出したいという要望があり、これを手 作業で設定するのは大変なので、CMS により 自動化したいと考えました」(出口さん) また、ページ下部にはキャンペーン情報な どのテキストリンクがあるが、これも県ごと の TOP ページで表示される情報が異なり、 様々な部署の担当者が更新に携わっている。 そのため、情報更新のスピードを高め、更新 を容易にする仕組みは急務だったという。ほ かにも CMS が導入されているページがある が、代表的なものは、「ぐるなび WEB マガ ジン」だろう。 「『ぐるなび WEB マガジン』は、コラムな どを掲載するページで、記事をライターに書 いてもらい、更新するというオーソドックス な CMS の使い方をしています」(鈴木さん) CMS 導入の背景には、ほかにも以下のよ うなポイントが挙げられる。 「それまでは社内の各チームで、独自に開 発したり、商用サービスを使ったりと、CMS が乱立している状態でした。サイト基盤を統 一し、運用体制もしっかり設計した上で、全 社的に展開したいと考えました」(対馬さん) 「機能面では、担当者不在でもページを更 新できるよう、タイマーで公開を設定できる 機能があることも必須でした」(鈴木さん) CMS の選定は、上記を踏まえて行われた。 「ポイントの一つは、静的なページ更新の 仕組みという点です。サーバーへの負荷を考 慮し、動的にページを生成する CMS は候補 から外しました」(岡野さん) 「サポートや、細かい権限設定、承認ワー クフローがしっかりしていた点も重視しまし た。1 ライセンスでサーバー数、利用ユーザー 数が無制限で、エンタープライズ CMS の 中ではとても低コストであることなどが決 め手となり、Movable Type Advanced + PowerCMS を選びました」(対馬さん) 選定後、約半年をかけて導入作業が行われ た。インフラチームでは、汎用的なサイト基 盤にするために多くの時間を割いたという。 「製品がしっかりしていたので、インフラを 構築し、CMS をインストールして動かすのは 簡単でしたが、社内の様々な要望に応えられ る汎用的な仕組みにするための設計に時間を かけました。また、どの部門も独自に CMS を使うことなく MT を利用するよう、横断的 な体制づくりを目指しました」(対馬さん) 一方、フロントエンドチームでは、コンテ ンツの移行作業に多くの時間が割かれた。 「移行作業は、主に既存コンテンツの載せ 替えです。約 5 年分の記事ページを MT に載 せ替えるのですが、データ自体の移行もさる ことながら、レイアウト調整など管理画面側 で制御するために、マークアップを修正する 必要があり、苦労しました」(鈴木さん) 基本的には社内で移行作業を行い、約 1 カ 月で 5 年分の記事の移行は完了したという。 では、実際に MTA と PowerCMS 導入によ る効果はどのようなものがあったのだろうか。 「手作業で更新していたものが MT により自 動化され、更新が楽になりました。また、タ イマー設定の機能のおかげで、担当者が土曜 日の夜 9 時にニュースリリースの更新作業を するということもなくなりました」(鈴木さん) 「更新までのフローも、今までは担当者と 何度もやり取りが発生していました。導入後 は担当者自身が情報を更新できるので、大幅 に省力化されました」(鈴木さん) 更新作業以外にも、社内の CMS 基盤が一 元化されたことによる効果も挙げられる。 「新規でサイトを立ち上げたいという企画の 相談が来た際に、スピーディにサイトを立ち 上げることが可能になりました」(岡野さん) グルメ情報検索サイトとしてますます増え ていく情報発信ニーズに応える CMS 基盤と して、MT と PowerCMS に求められる役割 は今後も大きくなっていくに違いない。 情報更新のスピードや容易さを高め 乱立しているCMS基盤を一元化 手作業で更新していたものが自動化 担当者自身が更新できる仕組みに 増え続ける情報発信ニーズに応えられるCMS基盤 株式会社ぐるなび『ぐるなび』 http://www.gnavi.jp/ case 2 写真左から開発部門の岡野圭介さん、対馬祐治さん、企 画開発本部 UI室の鈴木健太郎さん、出口崇さん グルメ情報検索サイト最大手として収録店舗数50万件を 擁し、月間11億PVのアクセスを集める。 更新作業の負荷軽減に加え、社内のCMS基盤 が一元化されたことにより、新規サイト立ち上げ の時間も短縮され、スピーディにサイトを立ち上げ ることが可能になりました。 開発部門 岡野圭介さん 運営者の声
  • 5. 5 IBM 製品を販売する指定ディストリビュー ターとして設立された株式会社グロスディー。 同社は、市場のニーズに応じて拡大する取扱 製品と、パートナー企業とのコミュニケーショ ン活性化を目的に、会員制の情報発信サイト 「Partners inDex」を開設。CMSには「Movable Type」(以下、MT)をベースとした高機能 CMS である「PowerCMS」が採用された。 今回のプロジェクトについて、同社技術マーケ ティング部と構築を担当した有限会社シーエム パンチにお話をお伺いした。 同社は会社設立後、コーポレートサイトの リニューアルと「Partners inDex」の開設 に着手した。 「『Partners inDex』は、『パートナー様 にタイムリーにかつわかりやすく必要な情報 をお届けする』というコンセプトの元に開設 したサイトです」(樋元さん) 同社のパートナー企業は 120 社を超える。 技術マーケティング部では、パートナー企業 に対するハードウェア製品の支援や技術的な サポート、キャンペーン・オファリングなど の情報提供を行う。 「担当者が手作業で作成、送付していたパー トナー様向けの情報を Web 化し、個別対応 していた作業を標準化したいという思いがあ り ま し た。 そ の 意 味 か ら も『Partners inDex』は多くのパートナー様に見に来てい ただくために、情報を頻繁に更新する必要が あると考えていました」(清水さん) 情報の更新性の高さに加え、モバイルへの 最適化も一つのテーマであったという。 PowerCMS 選定の経緯はどのようなもの だったのだろうか。 「イメージや必要な機能を洗い出し、提案 をいただきました。最も弊社のやりたいこと が実現でき、コスト面でも優位性のある仕組 みが『PowerCMS』でした」(樋元さん) 「BtoB マーケティングのサイトでは、メー カーサポートが受けられる優位性から MT をおすすめすることが多いです。今回は会員 管理機能と、ログインした会員に対する情報 の出し分け機能が必須でしたので、高機能な PowerCMS でその後の機能拡張にも柔軟に 対応できると考えました。」(佐々木さん) コーポレートサイトと「Partners inDex」 への更新は、技術マーケティング部の 8 名 の担当者へそれぞれブログが割り当てられ PowerCMS を通じ、自ら行えるように設計 された。また、開発期間の短さも特筆すべき 点だ。「Partners inDex」の構築は、コー ポレートサイトのリニューアルと並行して行 われ、コーポレートサイトのリニューアル完 了後の 1カ月半後にオープンしている。 「PowerCMS の柔軟性の高さから、スムー ズに開発を進めることができました。モバイ ル最適化ということで、レスポンシブに対応 しています」(佐々木さん) SEO の観点からもモバイル対応したサイ トの評価は高まっており、レスポンシブに対 応した BtoB サイトというのは、同サイトの 差別化ポイントとなっている。現在、全体の アクセス数の 13%をモバイル端末が占めて いるという。 導入効果については、情報の更新性が高ま り、社内外の認知度も徐々に高まっていると 好評だ。 「更新を行ったことがない担当者でも簡単 にできるようになりました。PowerCMS に 触れたのは初めてでしたが、直感的に操作で きるので問題ありませんでした」(樋元さん) 「ご利用いただいたパートナー様からは、 シンプルで使いやすいとの評価をいただきま した。登録企業数は70社、500名以上にユー ザー登録をしていただき、より多くのパート ナー様にご利用いただけていると実感してい ます」(清水さん) 今後のサイトの機能拡張などについては 「双方向な仕掛け」というキーワードを挙げ てくれた。 「現在は一方通行の情報提供ですが、契約 情報の更新リクエスト、見積書の送付、契約 完了までの流れを Web 上で完了できるよう な、ビジネスに直結したコミュニケーション 機会を増やしたいです」(清水さん) ユーザーにとっては、自分たちが何のツー ルを使っているかを意識せずに、やりたい施 策を実現することが求められてくる。パート ナー企業と自社ビジネスを結びつけるマーケ ティングツールとして、シーエムパンチと PowerCMS に求められる役割は、今後もま すます大きくなっていくだろう。 高機能CMSで情報更新の負荷軽減とモバイル最適化を実現 株式会社グロスディー『Partners inDex』 https://www.growthd.com/partnersindex/ case 3 右から、株式会社グロスディー執行役員 技術マーケティン グ部長の清水智満さんと同部 担当課長の樋元朝美さん 会員制の情報発信サイト「Partners inDex」(パートナーズ インデックス)はタイムリーにかつわかりやすく必要な情報を 届ける。 掲載する情報の質に注力できるようになり、情報 のクオリティが統一されつつあると感じます。社 内でも、『それはPartners inDexに掲載されて いる』といった会話を耳にすることがあり、情報を 業務に活用している部署もあるので、社員の認 知度は高まってきていると感じます」 技術マーケティング部担当課長 樋元朝美さん 制作者の声 ●業種 IT ●プラットフォーム ●用途 会員制サイト ●制作担当 有限会社シーエムパンチ ●この事例のポイント ・更新担当者の負荷軽減により情報のクオリティ統一を 実現 ・PowerCMSの柔軟性の高さで、約1カ月半という短期間で 公開 ・レスポンシブに対応したBtoBサイトで全体アクセス数の 13%をモバイル端末が占めている Web化による情報提供の標準化と 担当者の情報更新の負荷軽減が課題 直感的に操作できるPowerCMSで 情報の質に注力できる体制が整った
  • 6. オフィスビルなどの空調設備や、半導体、電 子部品工場などの産業空調、自動車などの塗 装システムの設計、施工等の大手である株式会 社大気社。同社は、国内の従業員約 1,500 名 を対象とした Web 社内報の更新性を高め、担 当者の作業負荷を軽減することなどを目的に、 社 内 報サイトを CMS 化した。CMS には Movable Type( 以 下、MT) をベ ース に CMS 機能を強化した「MTCMS」が採用され た。今回のリニューアルについて、同社管理本 部にお話を伺った。 同社の社内報は創刊後、紙での発行を続け、 2002 年からは一部のコンテンツをイントラ ネット上で閲覧できるよう Web 化された後、 紙と Web の併存状態での発行が続いていた。 「2013 年に社内報のデザインとコンテンツ の見直しを行い、Web 社内報に一本化しまし た。それまでは、紙の社内報は経営方針や社 員に考えてもらう問題提起型コンテンツが中 心、Web には会社の動向や社員の動き、趣味 の紹介など、速報性やコミュニケーション活 性化を重視したコンテンツを掲載していまし た」(三田さん) 年 4 回発行する紙の社内報と、毎月更新の Web が並立していたため、月によっては両方 制作する時期があった。Web に統合されてか らは随時更新となったものの、担当者のページ 更新の負荷軽減は喫緊の課題だったといえる。 「従来は、担当者以外は HTML に関する専 門知識を持っていませんでした。社内報は企 画から取材、執筆まですべて内製しています ので、ページの更新作業を誰でもできるよう に標準化して負荷を軽減する必要がありまし た。また、紙の社内報に慣れた人に対しても 読みやすいよう、デザインや構成面を考える 作業に力を注げる体制にしたかったのです」 (三田さん) CMS 化にあたり、コンペが行われた。提 示した要件は「サイト内の検索機能」、機密性 を保つための「ブラウザーのページ印刷を制 限する機能」。「担当者が容易に記事を更新で きる機能」であった。 「更新を容易にする仕組みとして『MTCMS』 が提示されました。その他、こちらの機能要件 に対する提案内容やコスト、納期等を総合的に 検討しスカイアークに決めました」(三田さん) 開発は 2013 年 10 月頃よりスタートし、 翌年 2 月に本稼働という短期間で行われた。 「Web に詳しくない担当者でも容易に更新 できるよう、ページのレイアウトパターンを テンプレートでたくさん用意していただきま した。また、個別にカスタマイズしていただ いた機能もありますが、それでも開発は短期 間で完了しました」(八田さん) 三田さんは、導入効果を次のように語る。 「MTCMS により、社内報担当者全員でペー ジの更新が可能になり、作業を効率化できまし た。企画や編集に費やす時間を多く確保できる ようになり、記事の更新頻度や質を高めること に力を注げるようになりました」(三田さん) 「初めて使うツールで、操作に戸惑うことも ありますが、そのつどスカイアークにサポート していただいています。分かりやすく見せる工 夫や、早く記事を更新することに注力するよう 切り替え、だいぶ慣れました」(八田さん) 本稼働前には、マニュアルをもとに操作手 順の説明を行う機会を設け、本稼働後は電話 やオンサイトでサポートをしているという。 社内報の各記事には SNS のような「いい ね!」ボタンが設置されるなど、読者とのコ ミュニケーションを図るよう工夫されている。 今後は、アンケートやコメントといった双方 向的な取り組みをさらに進めていきたいとの ことだ。さらに、今後のサイトの機能改善な どの展望について、「ページ構成の改善」とい うキーワードを挙げている。CMS 化により 記事の更新タイミングが増え、どれが今月公 開した記事なのかが分かりにくいという声が あり、検討、改善を進めていきたいという。 「毎日のように社内報を見にいく人だけでな く、普段あまり見にいかない人が見ても、最新 記事はこれだというのが、ページを遡らなくて もわかりやすく見せたいですね」(松山さん) 「社内報を入口として、社員を知ることや、 会社がこれまで蓄積してきた技術を知るという ように、一種のアーカイブとして社内報が機能 すれば、さらに関心を持ってもらえて、社員同 士のコミュニケーションの活性化に寄与するこ とができるかもしれません」(八田さん) 今後も、さらなる社員のコミュニケーショ ン活性化に向け、同社の Web 社内報は新た な機能や改修を積み重ねていくだろう。 担当者のページ更新負荷を軽減し 企画や編集に費やす時間を確保 双方向的な取り組みでWeb社内報を コミュニケーション活性化ツールに MTCMSで社内報担当者のページ更新負荷を大幅に軽減 株式会社大気社『ウェブ社内報』 case 4 ●業種 不動産・建築・建設 ●プラットフォーム ●用途 イントラサイト ●制作担当 株式会社スカイアーク ●この事例のポイント ・ページの更新作業を誰でもできるように標準化して負荷を 軽減 ・個別のカスタマイズ機能に対応しつつ、開発を短期間で 完了 ・「いいね!」ボタンが設置されるなど、読者とのコミュニケー ションを図るよう工夫 写真左からスカイアークの平栗健太郎さん、能勢弘光さん、 大気社の三田直樹さん、松山日出海さん、八田直美さん 大気社のWeb社内報サイト。たくさん『いいね!』がつくのは、 業務に関わる記事、社員の人となりが見える記事とのこと ページ更新が容易になり、省力化・効率化できたこと で、企画や編集に費やす時間をより多く確保でき、 記事の更新頻度や質を高めていくことに注力できる ようになった点に特に手応えを感じています。 株式会社大気社 管理本部 三田直樹さん 制作者の声 6
  • 7. 7 インターネットビジネスの企画・開発・運営、 マーケティングコンサルティングなどを手掛け る株式会社ノイズでは、2014 年 5 月よりマー ケター層にターゲティングしたオウンドメディ ア「MAKEPO(マケポ)」(以下「MAKEPO」) を開始した。同社に、Movable Type(以下 MT)を活用したオウンドメディアの構築・運 営とその意義について伺った。 もともと、同社では、複数のオウンドメディ アを展開・運営しており、そこで得たノウハ ウなどをコンサルティングに生かしてきた。 同社のメディアの中でも、マーケティングに 特化しているのが、ノウハウ支援メディア 「MAKEPO」と、WEB 制作外注のマッチ ングサイト「MAKEPO アウトソーシング 検索」(以下アウトソーシング検索)二本の 柱から成り立から成り立つ「MAKEPO」ブ ランドだ。 MAKEPOに訪れるユーザーの68%が女性。 その理由は明確で、カラーマーケティングの 連載コラムが人気を博しており、アパレルや デザイナーなど「色」に関わる仕事に携わっ ているユーザーが多いためだ。このように、 記事が展開される時期やジャンルごとに読者 層は大きく変わるという。 「男女比があまりに開いてしまったりして いる場合、少ない方の層をターゲットにした 企画や特集をコラム連載として作っていま す。年齢も偏ることがあるので、そういう部 分も意識して次の内容を考えています」(長 谷川さん) 来訪のきっかけは 65%が検索から、20% が同社の Facebook ポストからとなってい る。UU 数・PV 数のほか、外部 ASP を活 用したメルマガサービスへの登録数は計測し てはいるが、その数字はゴールではない。 「オウンドメディアは実績の展示場であり、 ノウハウ収集の場でもある。また、広告を含 めたビジネスにもつなげやすい。『アウトソー シング検索』などの親和性の高い自社サイト 間で連携をとることもできる。語弊があるか もしれませんが、使い勝手抜群なのです」(池 永さん) サイト構築の際に MT を採用する決め手 となったのは、Data API 機能の存在だとい う。MAKEPO では、フルスクラッチで作 られた「アウトソーシング検索」と MT で 構築された「お知らせ」ブログの記事を共有 している。Data API 機能を利用すれば MAKEPO 側で作った情報を吐き出し、「ア ウトソーシング検索」側で表示させることが 可能だからだ。 また、MAKEPOでは 20 人近いライターが さまざまなテーマのコラムを執筆しているが、 MT の記事投稿画面を使って入稿するところ までをライターへ委託業務しているため、そ れぞれに権限を細かく設定でき、マルチブロ グの運用がしやすい MT が最適だったという。 中小企業におけるオウンドメディアの制 作・運営は、とにかくお金をかけられない。 いかに低予算でやるかということに苦労した という。制作から外注すると数百万円かかる こともあるが、MAKEPO ではデザインの みを外注し、基本設計などサイト構築は内製 とすることでコストダウンを図った。そのほ かにも、データベースのバックアップにも低 コストな AWS の S3 を使用するといった工 夫をして、低予算での運営を実現している。 また、最も費用が必要となるコンテンツを増 やすための「企画」や「ライティング」面で も、原稿料を抑えるために、企画や原稿のア ウトラインなどは編集部で作成し、テーマと 相性のいいライターを選んで執筆を依頼する 等の工夫をしているという。 「メディアとして、ある程度できることは 極限までやってきた」(長谷川さん) そう自負するように、株式会社ノイズでは、 主力事業といってもいいほどの力を注いでゼ ロからのオウンドメディア構築に取り組んで きた。ウェブ集客において絶大な力を発揮す る「コンテンツ」と、その運用を支える「CMS」 ──そのノウハウは、基本的にどのサイトで も同じ。MAKEPO の経験を通して蓄積さ れた優良コンテンツを効率的に生み出し管理 するノウハウは、自社の別メディアを立ち上 げる際も、他社からの依頼で新しいメディア を作るときにも応用できる。現在は、これを 主軸であるコンサルティング事業やほかの サービスにつなげている課程だという。 MAKEPO の運営を通じて蓄積されたノ イズ社のノウハウが、今後、さらに多くの企 業のメディア運営に活かされるに違いない。 マーケティングコンサルティング企業が オウンドメディアを持つ意味とは? 中小企業オウンドメディアならではの 「予算のかけどころ」と「コスト削減」 効率的なオウンドメディア構築・運営システムを実現 株式会社ノイズ『MAKEPO』 http://makepo.jp/ case 5 ●業種 IT ●プラットフォーム ●用途 オウンドメディア ●制作担当 同社 エンジニア ●この事例のポイント ・Data API でフルスクラッチ開発したサービスとの連携を 強化 ・MTで20人近いライターアカウントの権限を細かく設定・ 管理 ・デザインのみを外注し、基本設計などサイト構築は内製と することでコストダウンに成功 写真左から株式会社ノイズ代表取締役の池永尚史さん、 MAKEPO 編集部副編集長の長谷川容子さん Webマーケティングのポータルサイト「MAKEPO」。更新の頻 度は毎日1∼3本。1カ月に40本ほどの記事がアップされる 自社でメディアを持つことのメリットをアピールす る宣伝窓口というか、MAKEPO自体が一種の 事例になっていくかなと思っています MAKEPO 編集部副編集長 長谷川容子さん 企画者の声
  • 8. グループウェアをはじめとする各種コラボ レーションツールの開発、販売等を手がけるサ イボウズ株式会社。同社は新たな顧客層の創 出のため、「チームワークと働き方」をテーマに したオウンドメディア「サイボウズ式」を立ち上 げた。同サイトは、2014 年にサイトの運営体 制の見直しが行われ、クラウドにインストールさ れた最新版の「Movable Type」とサーバーの 運用・保守がセットになった「Movable Type クラウド版」が採用された。サイト基盤移行の 経緯について、お話を伺った。 「サイボウズ式」立ち上げの背景について は以下のように語る。 「業界の中でのサイボウズの認知度は高い 一方、グループウェア製品の市場は成熟期に 入り、新たな顧客層の創出が課題でした。ソー シャルメディアなどのツールを活用して、若 い層の潜在顧客にアプローチしていきたいと いうのが出発点でした」(大槻さん)。 同社は 2006 年ごろより、企業ミッション を「ツールを提供する会社」から「チームワー クを提供する会社」へと再定義し、多様な働 き方を可能にする人事制度等と併せ、「働き 方」を変革する取り組みを続けているところ だった。 「当初の構想はソーシャルメディアを使った アクティブサポートでしたが、せっかくなら、 サイボウズという会社のユニークな働き方、 中で働いている社員といったコンテンツを前 面に出して、何かできないかと考え、立ち上 げたのが『サイボウズ式』です」(大槻さん) 企業ブログとして何を伝えるかという点で は、自社や製品のアピールよりも「価値」を 伝えることに重きを置いているという。 「世の中で起きている出来事や社会的な課題 に対して、サイボウズがどんな関心を持って いるのか、どんな姿勢の会社なのかを知って もらうことで、サイボウズという会社に興味 を持ってもらいたいと思いました」(大槻さん) 2012 年 5 月にスタートしたサイボウズ式だ が、当初はサイトを内製し、社内のサーバーに WordPress をインストールして運用していた。 「WordPress を使ったサイトの構築と運用は 手軽ということで、社内の様々な担当がプロ モーションのブログを立ち上げるようになりま した。すると CMS のアカウント管理や脆弱性 対策など、情報システム部門の管理にかかる負 荷が増大していったのです」(千葉さん) そこで CMS とサーバーの保守・管理をアウ トソースする仕組みを求めて検討されたのだ。 「MT クラウドが自分たちの求める要件に一 番近いことが分かりました。サイト管理の上 で必要なアカウント権限管理や IP 制限など、 セキュリティ面の機能がしっかりしており、 基本認証の設定などを管理画面から簡単に設 定できる点も魅力的でした」(千葉さん) 「移行の要件は、従来の WordPress でで きたことを MT でできるようにすることでし た。多少は仕様が違っても、違和感なく実現 していただいたと思います」(藤村さん) 現在は、更新に携わる社内の数名の編集部 員に MT のアカウントを付与し、利用してい る。管理画面は、普段の更新作業では特に戸 惑いや不満なく操作できているとのことだ。 では、移行による導入効果はどのようなも のが挙げられるだろうか。 「現在、対象サイトの移行は半分の段階で すので、効果が出てくるのはこれからという 状況です。スマホのブラウザで MT にアクセ スすると、最適化された管理画面が表示され、 社外から緊急で記事を更新するときに重宝し ます。また、サイボウズ式はスマホとタブレッ ト端末からの総アクセスが全体の約 6 割を占 めているので、スマホでの見え方をプレ ビューで確認できるのはありがたいですね」 (藤村さん) 「本業とのシナジー効果という点では、お 客様への『どこでサイボウズを知ったか』と いう質問に対し、5.7% がサイボウズ式で知っ たという回答がありました。結果として売上 にも貢献したのかなと評価しています」(大 槻さん) 最後に今回のサイボウズ式の移行プロジェ クトについて総括していただいた。 「こちらの負担が少なく移行が完了して感 謝しています。今後は、より多くのサイトを MT に移行していけるよう、更なるサービス レベルの向上に期待します」(千葉さん) ソーシャルの声に耳を傾けながら、読む人 の心に刺さる面白い記事を発信し続ける「サ イボウズ式」。今後の取り組みからますます 注目だ。 運営するサイト数が増えるにつれ システム管理にかかる負荷が増大 スマホから管理画面にアクセスでき プレビュー画面も確認できる 負荷対策でサーバーやCMSの保守・管理をアウトソースに サイボウズ株式会社『サイボウズ式』 http://cybozushiki.cybozu.co.jp/ case 6 ●業種 IT ●プラットフォーム ●用途 オウンドメディア ●制作担当 株式会社アークウェブ ●この事例のポイント ・CMSのアカウント管理や脆弱性対策など、情報システム 部門の管理にかかる負荷を軽減 ・WordPressから操作者が違和感を覚えないレベルでの 移行を実現 ・スマホとタブレット端末からの総アクセスが全体の約6割を 占めており、プレビュー画面確認は重宝する 写真左からサイボウズの大槻幸夫さん、千葉周平さん、藤村 能光さん 2012年5月にオープンした、「チームワークと働き方」をテーマ にしたオウンドメディア「サイボウズ式」 オウンドメディア運営のポイントは、一人で考え る企画より、いろんな人のアイデアを加えなが ら磨いていく企画の方が面白くなることです。 そのため、メンバー間の情報の共有や、公開 した記事に対する反応から、世の中での話題 や、企画のヒントを見つけることを大切にして います 編集長 大槻幸夫さん 制作者の声 8
  • 9. インターネット銀行のソニー銀行は、ソーシャ ルメディア上のコミュニケーション戦略の一環とし て企業ブログを立ち上げた。ブログシステムには、 更新性や拡張性の高さに加え、サーバー周辺の 運用、保守のアウトソーシングの必要性などの点 から、「Movable Type」(以下、MT)にサーバー の運用・保守がセットになったサービス「Movable Type クラウド版」が採用されている。 同社 Web 企画部の石井徹さんと、金子豊さ んに導入のポイントについて、お話を伺った。 同社は、ソーシャルメディア上でブログを軸に した情報発信と、お客さまとのコミュニケーショ ンを行うことが主な目的でブログ開設を決定した が、最初からMTはシステムの選定候補に入って いたという。 「ポイントは、情報公開前の確認作業、記事 に対する校閲を厳格に運用する必要があるので、 静的なコンテンツを生成するシステムが必要だっ たという点です。校正業務のフローを考えたとき に、権限を持った担当が、ページ内容を自由に 動的に書き換えられる仕組みでは、セキュリティ 管理上の問題がありました(石井さん)」。 「では、手書きで HTMLを制作すればいいか というと、ブログのコンテンツ管理システムとして、 記事のカテゴライズやトップと続きの仕分け、リ ンクの自動生成、タグの設定といった便利な機 能は使いたい。そこで、静的なページを生成する 仕組みで完成された CMSであるMTが一番よ いという結論になったのです(金子さん)」。 さらに、サーバー等のハードウェア資産などを 用意する必要がなく、サーバー周辺のソフトウェ アの更新といった保守、運用もアウトソーシング できる仕組みが決め手となり、Movable Type クラウド版が採用されたという。 では、構築時の状況はどうだったのだろうか。 「導入が決まってから、公開までは 2 カ月くら いの期間でした。サイト構築は社内で手がけまし たが、ブログデザインについては、ソーシャルメディ アとの連携という点からもスマートフォンでの閲 覧環境を考慮して、レスポンシブデザインにする ことに力を入れました(石井さん)」。 レスポンシブデザインは、MT に搭載されてい るテンプレートではなく、独自の CSSを組み、 アクセスされる端末によって表示するデザインが 切り替わる仕様となっているが、短期間での構築 を可能にした背景には、MTの持つ柔軟性や拡 張性の高さという強みがうかがえる。 ブログへの記事投稿は、各部の執筆担当者が 原稿を起こし、関係部署で事前確認を行い、コ ンプライアンス担当による最終チェックを経て、 校了した原稿をWeb 企画部が MT に登録とい う流れ。情報統制を厳格に運用する必要性によ り投稿者を制限し、事前の確認作業を行ってい るのだが、ここでもMTの強みとして、アカウン トのアクセス権限を細かく設定、管理できる点 が挙げられる。 「公開前の情報は、MTのプレビュー画面で各 部に確認してもらいます。その際は、編集権限 がなく閲覧のみ可能なアカウントを利用して、内 容を確認してもらっています(金子さん)」。 また、更新の容易さも特筆すべき点だと言える。 「今まで公式サイト上の情報更新作業は、デザ イナーやマークアップエンジニアなどの専門の担 当者が行っていました。一方、ブログでは、2 名 の担当者で、特に HTMLやスタイルシートのコー ディングに関する専門知識がなくても、問題なく 行えています。一般的な ITスキルがあれば情報 更新が可能な点は助かります(石井さん)」。 MTの利点についてのコメントはさらに続く。 「MTは以前から導入実績があり、信用があっ たのですが、今回クラウド版を利用してみて、機 能が追加されるごとに案内があり、対応が早い と感じました。取り組みのスピード感や安心感が 相まって、CMSとしての安定性に繋がっている 実感があります(金子さん)」。 「ブログを運営して分かったのは、MTを使って、 クラウドサービスを利用していると、サイトをいく らでも手軽に作れることです。公式サイトで公開 しているコンテンツ資産も、内容によっては、ブ ログ基盤を使って展開したほうが効率的なものも あるのではないかと考えます(石井さん)」。 石井さんは、ブログの活用策として同社を深く 知ってもらうための『文脈づくり』のツールとして 期待している。 「ブログに参加する社員が増えていくことによっ て、当社のブランドづくりに繋がっていくとよいな と考えます。社外に向けるだけでなく、社内ブラ ンディングも自然に意識づけられるような、一つ の核に成長していくと理想的ですね(石井さん)」。 今回開設したブログが、今後多くの顧客と社 員をつなげるブランディングの核に成長していく か、ソニー銀行の取り組みから目が離せない。 静的なページを生成できる仕組みと クラウドサービス利用が決め手 細かな権限設定ができる点と 情報更新の容易さが重宝 クラウド版採用でサーバー周辺の保守・運用をアウトソーシング化 ソニー銀行株式会社『ソニー銀行公式ブログ』 http://blog.moneykit.net/ case 7 今回お話を伺った、ソニー銀行株式会社Web企画部の石井 徹さんと金子豊さん ネット企業の非対面のサービスのイメージを変えるような社員 目線での情報を発信している ソーシャルメディア上で顧客とコミュニケーション を行っていくためのブランディングツールとしてブ ログを開設。情報発信だけでなく、当社をもっと深 く知ってもらい、好きになってもらえるための『文 脈づくり』を使って実現したい。 ソニー銀行株式会社 Web企画部 石井徹さん 制作者の声 ●業種 金融・保険 ●プラットフォーム ●用途 オウンドメディア/ビジネスブログ ●制作担当 同社 Web企画部 ●この事例のポイント ・サーバー周辺の保守・運用をアウトソーシング化するため クラウド版を採用 ・モバイルでの閲覧に配慮し、レスポンシブデザインを採用 ・情報の更新はWebのコーディング等の専門知識がない担 当者でも可能 ・アカウントの権限を細かく設定、管理できる 9
  • 10. 医師自らが立ち上げ・運営にかかわっている 医療・健康・美容などの情報サイト「Aging Style」。サイトを共同運営する一般財団法人ア ンチエイジング(※)医師団支援機構と株式会 社ジェイ・キャストにお話を伺った。 (※)「アンチエイジング」というと「女性の 肌の若返り」などという極端に限定された意味 で使用されることが多いが、実際は「加齢に伴 う症状の予防と治癒」という意味。 医師たちは、社会貢献のために受けた取材 で、本意ではない部分だけが大きく取り扱われ るなど、不本意な思いを抱いていたという。「こ んなに正しくない情報が出るのなら自分たちか らも発信しなきゃダメだ」と、塩谷信幸北里大 学名誉教授を代表として医師たちによって結成 されたのが、「アンチエイジング医師団」。信頼 できる医療・美容・健康分野の関係者を広く集 めて顧問団を結成し、メディアに向けて最先端 の安全な情報を広める活動を行ってきた。 一方、ジェイ・キャストでは、「J-CAST ニュー ス」の立ち上げから 9 年、「東京バーゲンマニア」 も 3 年で黒字化等、ネットメディアとしては、 かなりノウハウも溜まってきていた。しかし、医 療・美容・健康分野をカバーするメディアはま だ持っていなかった。 「“これからのシニア”をターゲットにできる こと、アンチエイジング医師団の考えに賛同し て、社会的意義のある息の長いメディアをやり たいということで、ぜひ一緒にやらせてほしい ということになりました」(蜷川さん) こうして、「Aging Style」プロジェクトが立 ち上げられた。だが、サイト開発に許されたのは、 通常のスケジュールよりだいぶタイトな1カ月程 度。これまでジェイ・キャストは メディア運営 で Movable Type( 以下、MT)を使用してき たことから、Movable Type for AWS に移 植する形で制作が進められた。 「Movable Type for AWS は、AMI(Amazon Machine Image)を立ち上げるところまでは ものすごく簡単で、あっという間にできてしまっ たのはびっくりしました。環境を作る作業がす ごく省かれたので助かりました」(藤沢さん) 「Aging Style」では、サイト内の回遊性を 高めるためにタグ(分類するキーワード)が多 用されている。ここにポイントがあり、入力者 によってタグの入力方法にぶれがあっては困る ため、複数人で作業しても簡単に、しかも間違 えずに入力できるシステムを構築したという。 「MT のタグ機能を自社でさらに拡張したもの を使用し、管理画面では入力者にとって簡単に 入力できるように、サイトの方には訪問者が回 遊できるように仕込んでいます」(藤沢さん) 「Aging Style」には、毎日だいたい2本の 記事がアップされる。記事更新に当たっては、 医師からネタ出しをしていただいたものの中か ら、一般の人が知っておいた方がいいものや読 まれそうなものを選定しているという。 「元の論文自体はものすごく硬いんですが、そ れをわかりやすくして見出しを付けて。そうやっ て作った記事をJ-CAST ニュースに転載してみ たら、多いものでは2日間で 50 万回くらい読 まれているものもあるんです」(蜷川さん) 「このサイトに来れば、きちんとした医療や 健康の情報が得られるという状態にするのがま ず一番の大きな目標です」(さえきさん) サイト開設から3カ月、ポータルサイトなどへ の記事配信を始めた。ニュース配信を始めてみ ると、健康・美容情報が好まれることが明らか になった。ポータルサイト各社からも、この分 野の情報を求める声が上がっている。 「コンテンツの追加はもちろんですが、将来 的にはサイトでの情報発信だけではなく、企業 と一緒に商品開発をしたり、セミナーを行った りと、医療・健康に関わる幅広い分野での展 開の可能性があると考えています」(さえきさん) 今後は会員組織「Aging Style LABO」を 通じて趣旨に賛同する企業と連携し、情報の 共有や商品の共同開発などによって得られた資 金を運営費に充てることも見込んでいる。 「機能性表示食品」制度がスタートした影響 で、医療・健康の専門家を求めるのは、メディ アや医療・健康分野の業界だけではなくなった。 野菜を作る農家や自治体、食品製造会社などに 「Aging Style LABO」を通じて、臨床試験を したり、論文を書いたりする医師とのマッチン グを提供するなど、今後はさまざまな角度への 展開が考えられている。ニュースメディアという 媒体を窓口に、医療・健康に関する最新かつ 安全な情報、それを求める人間・企業・社会を つなぐハブとしての役割も担うこととなる「Aging Style」。単なるニュースメディアに留まらない 活動に注目だ。 正しい医療情報を広めるために 医師自ら発信するメディアを作成 医療・健康・美容情報の配信に加え 広く社会や・企業をつなぐハブになる 専門家が発信する医療・健康情報サイトを短期間で構築 一般財団法人アンチエイジング医師団支援機構『Aging Style』 http://www.agingstyle.com/ case 8 ●業種 医療機関 ●プラットフォーム ●用途 メディアサイト ●制作担当 株式会社ジェイ・キャスト ●この事例のポイント ・サイト開発期間は1か月程度 ・MTの機能を拡張し、作業者の簡単入力と訪問者のサイト 回遊性アップを実現 ・ニュースメディアという媒体だけでなく、人間・企業・社会を つなぐハブとしての役割を担う 写真左からアンチエイジング医師団のさえき文香さん、株式 会社ジェイ・キャストの蜷川聡子さん、藤沢学さん 医療・健康情報を中心とするライフスタイル全般の最新で安 全な情報を広く提供している「Aging Style」 このサイトに来れば、きちんとした医療や健康 の情報が得られる。そういう状態にするのがま ず一番の大きな目標です。東洋医学やアーユ ルベーダあたりのテーマは興味を持つ女性が 多いので、どう充実させるかが今後の課題で すね。 アンチエイジング医師団 さえき文香さん 企画者の声 10
  • 11. 自力自療を促すという操体によるヘルスケア サービスを提供している操体サロン東京が、ウェ ブサービス型 CMS MovableType.netを利 用して、サイトを開設した。操体サロン東京・ 代表の鈴木健介さんにお話を伺った。 「新規のお客様の誘導のために自社サイトを 持ちたいと思いました。実際に公開してから早々 に、サイト経由の新規のお客様もいらっしゃい ました。サイトの構成としては、1枚ペラのシン プルなものとブログがあれば十分でしたが、ス マホファーストの波は無視できないので、レス ポンシブ対応は必須でした」 「サイトを制作するにあたっては、Movable Type を含め、各種 CMSソフトウェアやサービ スを検討しました。CMSそのものに強いこだわ りがあったわけではなく、譲れなかった条件は 『サーバー管理やソフトウェアのセキュリティ対応 を自分でしなくてよい』という運営の気楽さ、自 ProNet の株式会社ジャクスタポジションは、 MovableType.net を利用して「北海道大学 バスケットボール連盟」のサイトのリニューアル を行なった。同社の制作担当者にお話を伺った。 「もともとウェブサイト上でエントリー用紙な どをダウンロードできるようにしていましたが、 試合結果などをタイムリーに掲載することがで きず、運営そのものが負担になっている状況が 見られました。そこで、CMS による運営を提 案し、リニューアルとなりました」 では、MovableType.net を選択した決め 手となった点はなんだったのだろうか。 「お客様視点で、管理画面の操作性、そして 運用を始めるにあたっての費用的負担が少ない ことが決め手となりました。また、制作会社で ある我々としては、サーバーメンテナンス/ CMS のバージョンアップをシックス・アパート にお任せできることも大きな理由でした」 「レスポンシブデザインを採用しているので、 これまでより最新情報がわかりやすく見やすく なったと好評です。また、更新担当の方からは、 分のイメージしたサイトを作り込める『柔軟なカ スタマイズ性』の 2 点でした」 「MovableType.netを利用すると決めたあ とは苦労はあまりありませんでした。自分で作っ たデザインと設計書を元に制作してもらったの ですが、スピードは予想以上で、ものの 1週間 ちょっとで思った通りのサイトが完成しました。 価格も、2,500 円(ライトプラン)は妥当だと 思います」 今後も多くの方が思い通りのサイト制作に MovableType.netを活用するに違いない。 操作性が高く扱いやすいと伺っています」 「予算的にも時間的にも最小限で、という相 談を受けることもありますが、運用面までを考 えた時に、安心してご提案できるものがありま せんでした。そのようなご要望にも自信を持っ てご提案することができると考えています」 今後も ジャクスタポジションはお客様の要 望に応え、構築事例を増やしていくだろう。 低価格かつ短期間で 思い描いていたサイトが完成 予算的にも時間的にも最小限という 要望にも応えられるサービス MovableType.netで思い通りのサイト作成と気楽な運営を実現 ProNetが自信を持って推奨するウェブサービス型CMS 操体サロン東京『オフィシャルサイト』 http://www.sotai-salon.jp/ 北海道大学バスケットボール連盟『公式サイト』 http://www.hcbf.info/ 制作スピードは予想以上の早さで、ものの1週間 ちょっとで思った通りのサイトが完成しました。12 月に入ってから MovableType.net を検討し始 めて、クリスマスにはサイトが公開できて、助かりま した。 操体サロン東京・代表 鈴木健介さん レスポンシブデザインを採用しているので、加盟し ている大学さんからはこれまでより最新情報がわ かりやすく見やすくなったと好評をいただいていま す。また、新着情報の更新を担当されている方か らは、操作性が高く扱いやすいと伺っています。 株式会社ジャクスタポジション 西山泰史さん 担当者の声 制作者の声 case 9 case 10 仙台の医師・橋本敬三先生が考案した日本生まれの民間療 法、「操体」によるヘルスケアサービスを提供している 北海道内の大学バスケットボール部が加盟し年に2度開催す る大会のスケジュールや試合結果を掲載するウェブサイト ●業種 医療機関 ●プラットフォーム ●用途 公式サイト ●この事例のポイント ・サーバー管理やソフトウェアのセキュリティ対応などの負担 が一切なし ・カスタマイズ性の高い自由度のあるサービスの為、思い 通りのデザインを実現できる ・制作期間はわずか1週間ちょっと ●業種 官庁・協会・団体 ●プラットフォーム ●用途 公式サイト ●制作担当 株式会社ジャクスタポジション ●この事例のポイント ・CMS化により、更新の負荷を大幅に軽減 ・レスポンシブデザインを採用で視認性・操作性が大幅に 向上 ・予算的にも時間的にも最小限を希望というお客様にも 自信を持って推奨できる 11
  • 12. 12 オートバイや釣りといった趣味の雑誌、ムック などの出版を手がける枻(エイ)出版社。同社は 2006 年、雑誌のプロモーションおよび潜在読 者への情報発信を目的に、発行する媒体ごとに 公式ブログを立ち上げた。各公式ブログは、ビ ジネス向けのブログシステム「Lekumo(ルクモ) ビジネスブログ」を用いて構築され、現在も更新 し続けている。企業のオウンドメディアである公 式ブログがどのように活用されているか、雑誌 「flick!」の公式ブログ「flick!News」の運営につ いて、編集長の村上琢太さんと、システム面を担 当する伊瀬知孝昌さんにお話を伺った。 「作り手の興味や関心をもとに刊行物のテーマ が広がっていきました。今は年間 500 冊ほどの 月刊誌やムックなどを発行しています。『flick!』は、 デジタルガジェットや Web サービス好きの人の ための雑誌で、月刊の電子書籍と紙のムック本 を発行しています(村上さん)」。 「発行する雑誌ごとに公式ブログを立ち上げ、 それらを横断的に束ねるポータルサイトを構築し ました。弊社の雑誌は、ニッチなテーマのものが 多かったので、全国隅々まで媒体の告知をする のが難しく、インターネットを活用して告知を図 ろうというのが目的でした(伊瀬知さん)」。 その後、ポータルサイトはコーポレートサイト に統合されたものの、各雑誌の公式ブログは、 媒体の告知と潜在読者への情報発信を目的に、 現在も様々な形で活用されている。 オウンドメディアという意味では、同社には、 ブログ立ち上げ以前にも「取材日記」ともいうべ きサイトが存在していたという。 「当初は、取材日記風のサイトを書いていまし た。取材や出張などの様子を書いて、翌日くらい に伊瀬知さんに手書きでHTMLに組んでもらい、 アップしてもらっていました(村上さん)」。 日本に本格的にブログが入ってきたのは 2002 年頃と言われる。その頃より、日記風の自社メディ アを始めていたというのは、かなり早い取り組み だったといえる。 「私の入社当時は、コーポレートサイトも存在 していませんでした。当時の上長と一緒に提案を おこない、コーポレートサイトと、一番歴史のあ る雑誌『ライダースクラブ』のサイトを作ることに なりました。ちょうど専務の根本健が、月刊誌の 巻末でコラムを連載し、それとは別に、Web 向 けにライトなコラムをスタートさせたところ、好評 だったので、他の雑誌のホームページも作ってい こうという機運が高まりました。しかし、当時は 手書きで HTMLページを作っての更新。様々な サイトを立ち上げようという中で、簡単に更新で きる仕組みを導入して、コンテンツ更新頻度や、 即時性を高める必要がありました。検討の結果、 ブログシステムが適していることが分かり、導入 したのです(伊瀬知さん)」。 かくして、ブログシステムに「Lekumo(ルクモ) ビジネスブログ」が採用され、2006 年より、各 雑誌の公式ブログの運営がスタートした。 『flick!News』は現在、編集長の村上さんを 中心に、編集部員であれば誰でも執筆、投稿が 可能。ブログに掲載する情報内容は、基本的に、 執筆する編集部側に委ねられているという。 「媒体によってコンテンツ更新の温度差という のはあります。やはり、編集側の人間としては、 きちんとしたコンテンツをアップしたいと思うもの です。でも、インフラ周りの担当者としては、読 者は現場の温度を感じたいと思うので、お昼ご 飯が何だったかという話でもいいので、書いて欲 しいというのが正直なところです。テーマは、執 筆内容にフィルターをかけると、本当に読者が知 りたい鮮度の高い情報が届けられないし、書く 側も、上から何か言われるのではないかと、萎縮 して書けなくなるので、すべて各編集部にお任せ しています(伊瀬知さん)」。 「書くテーマは、かける余力と興味があるかど うかで決まります。反響が大きい記事は、珍し い新製品の情報や、他所が紹介していない情報 ですね。ウチは小さいメディアなので、大手が拾 わないような情報や、他所よりも早く公開したネ タのアクセスが伸びます(村上さん)」。 最後に、企業ブログを成功させるポイントにつ いて、村上さんに聞いた。 「大事なことは、企業ブログの運営の目的は、 企業なりブランドに対するファン作りにあるので、 書き手のキャラが出ている記事の方が好ましいと いうことです。キャラが立ち、何でも書ける書き 手を社内で見つけることや、組織の理解があって、 書き手に何でも好きにやりなさいと言えるような 体制を取れるかどうかが、ポイントになってくると 思います(村上さん)」。 今後も『flick!News』は書き手のキャラを前 面に出し、読者との関係強化に一役買っていくに 違いない。 雑誌メディアの告知や、潜在読者への 情報発信を目的にブログを活用 公式ブログは書き手の属人性の高い 企業のオウンドメディア 公式ブログで速報性と情報量を補い、ファンの醸成を実現 株式会社エイ出版社『flick!News』 http://blog.sideriver.com/flick/ ●業種 メディア・ポータルサイト ●プラットフォーム ●用途 オウンドメディア/ビジネスブログ ●制作担当 デジタル・コミュニケーション事業部 伊瀬知孝昌さん ●この事例のポイント ・企業やブランドに対するファン作りとして企業ブログを運営 ・雑誌ごとに公式ブログを開設 ・ブログを簡単に更新できる仕組みにより、コンテンツの更 新頻度や即時性を高める効果あり 電子書籍ではカバーできない情報の発信や、ファ ンに向けたコミュニケーション、潜在読者の発掘 を目的に、ブログを活用しています。 雑誌「flick!」編集長 村上琢太さん 制作者の声 case 11 デジタルガジェットやWebサービス好きの人のための雑誌 「flick!」の公式ブログ「flick!News」 左からエイ出版社の村上琢太さん、伊瀬知孝昌さん
  • 13. 13 シックス・アパート製品は、企業のオウンドメディアから大規模なコーポレートサイトまで、幅広い用途で利用されています。 http://www.sixapart.jp/business/ では、ユーザーインタビューも含む数多くの事例を紹介しています。 日本将棋連盟 『竜王戦中継plus』 http://kifulog.shogi.or.jp/ 業種 団体 プラットフォーム Lekumo ビジネスブログ 株式会社エディオン 九州通信ネットワーク株式会社株式会社ケイ・オプティコム 株式会社リクルートホールディングス 『エンジョイ!ブログ』 『BBIQブログ』『eoblog(イオブログ)』 『ホットペッパー フリーマガジン』 http://www.blog.enjoy.jp/ http://www.blog.bbiq.jp/http://blog.eonet.jp/ http://magazine.hotpepper.jp/ 業種 通信業 プラットフォーム Lekumo ブログOEM 業種 通信業 プラットフォーム Lekumo ブログOEM 業種 通信業 プラットフォーム Lekumo ブログOEM 業種 メディア プラットフォーム Lekumo ビジネスブログ 株式会社デサント 『Marmot ウェブサイト』 http://www.marmot.jp/ 業種 ファッション プラットフォーム Movable Type 株式会社ラーメン博物館 『新横浜ラーメン博物館 ウェブサイト』 http://www.raumen.co.jp/ 業種 飲食・食品 プラットフォーム Movable Type ネタフル 『ネタフル』 http://netafull.net/ 業種 ブログメディア プラットフォーム Movable Type クラウド版 ソニー損害保険株式会社 株式会社報知新聞社 『公式ウェブサイト』 『ブログ報知』 http://www.sonysonpo.co.jp/ http://weblog.hochi.co.jp/ 業種 金融・保険 プラットフォーム Movable Type Advanced、MTCMS 業種 メディア プラットフォーム Lekumo ビジネスブログ パソナキャリアカンパニー ヒューマンアカデミー株式会社 『求人情報サイト』 『総合学園ヒューマンアカデミーウェブサイト』 http://www.pasonacareer.jp/ http://ha.athuman.com/ 業種 その他流通・サービス プラットフォーム Movable Type Advanced、PowerCMS 業種 学校・教育 プラットフォーム Movable Type、Lekumoビジネスブログ 5万サイト以上への導入実績 and more...
  • 14. 14 企業一覧 北海道 青森県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 シックス・アパートはMovable Typeなどのシックス・アパート製品 を利用したシステム導入や構築を手がけるパートナーへの支援プロ グラムとして、シックス・アパート・プロフェッショナル・ネットワーク (ProNet)を用意しています。導入・運用のご相談は、経験豊 かなProNetパートナーにお問い合わせください。 千葉県 東京都 株式会社グラシヤ 株式会社クラックス 株式会社グラビティ・ワークス 株式会社グリーンツリー 株式会社クリエイティブホープ 株式会社クリックネット 株式会社クリムゾン 株式会社クレコ・ラボ 株式会社ケイズシステム 株式会社コアソフト 有限会社コスミックエンジン 言問株式会社 コニカミノルタビジネスソリューションズ株式会社 株式会社コプロシステム 株式会社 COLSIS 三陽株式会社 株式会社シーアンドエイ・コミュニケーションズ GMOクラウドレンタルサーバー(GMOクラウド株式会社) 有限会社シーエムパンチ 株式会社ジー・サーチ 株式会社ジーニアスエイト CPIレンタルサーバー(KDDIウェブコミュニケーションズ) 株式会社シーフォース 株式会社ジェイ・ キャスト 株式会社ジェイテンネット 株式会社 GENOVA 株式会社ジオマネージ 株式会社シナップ シナプスコンサルティング株式会社 株式会社スカイアーク(東京オフィス) 株式会社スナイプ 株式会社スプラッシュ 株式会社スリーライト 株式会社ソシオアンドアソシエイツ 株式会社ソニックジャム 有限会社第四企画 株式会社 TAM チームラボセールス株式会社 株式会社 cherry-pick TSインタラクティブ株式会社 株式会社 DNP デジタルコム D2J 株式会社 TDK デザイン株式会社 株式会社ディグ 株式会社ティファナ・ドットコム 株式会社デジタルコム デジパ株式会社 株式会社東芝OAコンサルタント Drive Network(株式会社シーポイント) トライベック・ストラテジー株式会社 株式会社 Dream Creation ドローフォー株式会社 株式会社凪 株式会社日広工房 株式会社ノイズ 株式会社ノーブルウェブ バーンワークス株式会社 株式会社ハイパーボックス 株式会社パワーガラージ 株式会社パンセ 株式会社 IR 株式会社WEBサクセス WEBOSS 株式会社 株式会社エスオーエルグループ カーリーブラケット株式会社 株式会社ジャクスタポジション 株式会社ノースダイヤル 株式会社福本工業 北海道総合通信網株式会社 有限会社リーグラフィ 株式会社エーアンドエム スタジオエムディ 株式会社シルフィード b.mode 合同会社 株式会社メキメキ dreamseeker 株式会社アサヒ印刷 株式会社 Gazi 工房 株式会社 COLABPLAN 有限会社デザインクロス 株式会社インフォメーション・ネットワーク福島 エヌケー・テック株式会社 有限会社シップス 株式会社ケーシーエス 株式会社ハイファクトリ 株式会社マリンロード 株式会社ワークス システム ・ アルファ株式会社 アデジナーレ 株式会社アルイテ スタートラン タケユー・ウェブ 株式会社ディーアイケイ 株式会社インテグリティ 空港情報通信株式会社 株式会社クロスロジック 谷内マネジメントオフィス 株式会社アークウェブ 株式会社アークコミュニケーションズ 株式会社あーぷ アイデアマンズ株式会社 アイティオール株式会社 アイムアンドカンパニー株式会社 株式会社アイロベックス 株式会社アヴァンティ 有限会社アウトライヴ 株式会社阿形 アクセルユニバース株式会社 株式会社アクセント 株式会社アゲハグラフ 有限会社アット・ピーズ 株式会社あとらす二十一 株式会社アベンティ 合同会社アライアンス・ポート アルファサード株式会社(東京オフィス) 株式会社アロウズ アロマネット株式会社 株式会社アンアンドアン 有限会社アンチェイン 株式会社イー・サポート 株式会社イーツー 株式会社イーナチュラル ITRA 株式会社 株式会社イングス 株式会社イングロリアス 株式会社インターネットイニシアティブ 株式会社インタラクティブ・コミュニケーション・デザイン インテリジェントネット株式会社 株式会社インハウス DS 株式会社インフォコム東日本 株式会社インフォバーン 株式会社ウィズダム 株式会社ウェスカ 株式会社ウェブスマート 株式会社ウェブマスターズ 株式会社枻出版社 株式会社エイチ・ピー・エス 株式会社エスアイイー エスコム株式会社 株式会社NTTデータ・スマートソーシング エム・ティ・プランニング株式会社 エムプラ株式会社 株式会社エムフロ エムロジック株式会社 株式会社エンクリエイト 株式会社オーエムシー All Home Page 株式会社 株式会社オッシー 株式会社オフィス友惠 株式会社オルビットプラン 株式会社キージェネレーション 有限会社キゴウラボ
  • 15. 3大加入メリット 15 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 島根県 岡山県 広島県 山口県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 鹿児島県 沖縄県      パートナー募集中 加入方法についての詳細 www.sixapart.jp/pronet/ (2015年9月現在) 株式会社新潟システムソリューション 株式会社エアプランツ プロヴィデザイン株式会社 田中昭文堂印刷株式会社 株式会社パークウェーブ ヨシダ印刷株式会社 株式会社デザイン・インプルーブメント インダストリーネットワーク株式会社 株式会社ウェブノート 株式会社エイブルデザイン 株式会社 JBN スペクトルデザインオフィス 有限会社デザインスタジオ・エル 株式会社プラルト キサキデザイン サイバーエリアリサーチ株式会社 株式会社シーエムエー 株式会社ファーサイド 株式会社アクアリング 株式会社アルゴ Whizzo Production 株式会社エー・シー・プラネット 株式会社エスケイワード 株式会社コネクティボ 株式会社テラ ピースデザインラボ Compro Design 株式会社創 株式会社インフォクレスト 株式会社エスアンドエス・プラス 有限会社エヌエスティ 株式会社クリテ 株式会社クロスウィッシュ 株式会社サンアットマーク 株式会社 bit(京都オフィス) 株式会社リアライズ 株式会社アリウープ アルファサード株式会社(大阪オフィス) 株式会社インタークエスト インフォメーションメディアデザイン株式会社 有限会社エー ・ エム ・ アール オフィス匠株式会社 株式会社廣済堂 サビアズブラン ジーワン株式会社 合同会社ジョイリンクス W3G 合同会社 株式会社たまや 株式会社月読 株式会社トリックスター 株式会社中嶋商店 株式会社ニューロテックシステム 有限会社ブイロジック プラスデザインカンパニー株式会社 株式会社神戸デジタル・ラボ 株式会社サイドスリー 株式会社サルード ソラトモデザイン事務所 有限会社トゥーファイブ 有限会社クロト 株式会社チャンピオンシップス 株式会社ブルーオーキッドコンサルティング 株式会社フローネ 有限会社ミト・ワークス アルファルーク株式会社 株式会社カンドウコーポレーション 株式会社ポライツ 株式会社 LAB 株式会社常盤商会 Studio Phiz 有限会社アイ・ディー 株式会社オートメイション・テクノロジー 有限会社 OGUSYS THE ASTERISC HAUS デザイン イリューム 株式会社イーダブリュエムファクトリー 有限会社ランカードコム 株式会社 TOMODA DESIGN COMPANY inc. NAWAGATE 株式会社 株式会社ユーミー未来研究所 サンネット株式会社 有限会社 PDT-duo 評価版提供 割引価格購入 技術情報共有 株式会社ビー・プライム 株式会社ビーワークス 株式会社ビジカ 株式会社 bit(東京オフィス) bit part 合同会社 株式会社ヒロムラ産業 ファクトリージアス合同会社 ファンビープロダクション フォアフロント株式会社 株式会社フォーク 株式会社フォークロリア 株式会社フォローウインド 富士ゼロックスシステムサービス株式会社 富士ソフトサービスビューロ株式会社 株式会社フジミック 株式会社フブキ 株式会社フューチャースピリッツ ブラニュー株式会社 Fullon 株式会社 株式会社ブレインアンドトラスト 有限会社プロパティデザイナーズ 株式会社プロフェッサ 株式会社ベイリーフ 有限会社ポーカーフェイス 株式会社マーキュリーズ 株式会社マイクロウェーブ 株式会社マックスマウス 株式会社マルウェブ 株式会社ミツエーリンクス 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 株式会社ムーンファクトリー 株式会社メタフェイズ 有限会社メルヴェイユ 株式会社モノトライブ 株式会社 MONSTER DIVE 株式会社 LYZON 株式会社ライノ ラピッドサイト(GMOクラウド株式会社) LYKAON 株式会社 株式会社リブゲート 有限会社リブラ・スタッフ 株式会社レイメイソリューション 株式会社レプレ ロケットネット(GMOクラウド株式会社) 株式会社ワールドイズマイン ワンダーツー株式会社 ウサくま有限会社 クレオ株式会社 ゲットーデザイン 株式会社ネットフォレスト 株式会社ネットプロ ハルデザインコンサルティング株式会社 ピー・アイ・スクエア株式会社 株式会社日立 ICTビジネスサービス ヒトイロウェブ 株式会社ブーツカフェ 株式会社グローバルネットコア ザンシン株式会社
  • 16. 製品・サービスに関する お問い合わせ先 https://www.sixapart.jp/inquiry/ 会社名 シックス・アパート株式会社(英語表記:Six Apart, Ltd.) URL http://www.sixapart.jp/ 設立 2003年12月 資本金 1000万円 出資者 インフォコム株式会社 所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂3-11-3 赤坂中川ビルディング5階 社員数 30人(2015年9月) 経営陣 代表取締役 古賀 早 執行役員CTO 平田 大治 シニアディレクター 清田 一郎(新規事業担当) シックス・アパート株式会社は、2001年に米国サンフランシスコで創業した、インター ネットを活用したビジネス利用を促進する製品やサービスを提供する企業です。個人の ブログから大規模なコーポレートサイトまで、様々なシーンでのウェブサイト構築・運営・ 管理を支援するCMSプラットフォーム「Movable Type」、高機能CMSを低コストか つメンテナンスフリーなウェブサービス型で提供する「MovableType.net」、企業向け ブログサービス「Lekumo(ルクモ)ビジネスブログ」、またスマートフォン向けのエッセイ 投稿サイト「ShortNote」を提供しています。シックス・アパートの製品やサービスを活用 している企業は、日本国内だけで約10万社にのぼります。導入事例の一部をこちらで 公開しています。製品やサービスは、全国約300社の加盟を誇る販売パートナー制度 「ProNet(プロネット)」の加盟企業を通じて提供しています。ProNetパートナー企業 は、各社のノウハウを活用し、ブログやCMS、ソーシャルメディアを使ったソリューション を提供しています。 記載の内容は2015年9月現在のものです 記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です ©Six Apart, Ltd. シックス・アパートではブログや各ソーシャルメディアを通じて、ユーザーの皆様にとって有益な情報を更新しています。 ぜひフォローしてご活用ください。 twitter.com/sixapartkk facebook.com/sixapartkkblog.sixapart.jp