1. あきた 来い まち ＵＮＵ鳥瞰型環境学 エキスパート養成サマースクール B 班 こまち こ 恋 ま ち

2. 背景 秋田に襲い掛かる危機！ 秋田県の存亡の危機 秋田に来たいまち あきたこまちを提唱 秋田が恋しい町 2050 年このままでは秋田は この状況を打破するために 過疎化がさらに進行 高齢者の社会 人口が激減

3. 重点的に 3 つの構造に着目 人口減少に伴う町の構造の変化が必要 高齢者を活用したまちづくり 将来需要が見込まれる 1 次産業の強化により他産業の不足分を補う 農林 まちづくり 構造変化に伴うエネルギーの有効活用 秋田県 農林、まちづくり、生活（医療）の 3 点の改革によりあきたこまちを実現 生活（医療） あきた こまち 高齢者ため医療システムの整備をどうするか

4. アウトライン ● 人口構造の変化 ● 医療の整備 ● 農林業の強化 ● まちづくり計画 ● エネルギーの有効活用 ● まとめ

5. 人口変動と医療整備

6. Table 1. Population composition of Akita prefecture (Thousand persons) Data source: Population estimates by the Statistics Bureau and the Director-General for Policy Planning (Statistical Standards) 1. Data

7. 2. Estimate of population tendency

9. A hypothesis The tendencies across generations are same.

10. 3. Forecast of the birth quantity The birth quantity is related with the population of 25-34.

11. 4. Population forecast by scenarios Scenario 1

13. Scenario 2 The birth-rate in future equals to that of 2005

15. Results of scenario analyses

17. So, concerning the medical issue, what is the critical problem Akita prefecture need to solve? Hospital equipment or Doctors

19. 農村の過疎化 若者は都会へいく 農業以外の就職先が少ない 秋田県の少子高齢化 農業はいやだ！ 農業は低収入で重労働

20. 秋田県を 2050 年の農業の最先端技術地として 環境に配慮した、高収益、高効率の農業システムを構築する 化石燃料の高騰及び世界の人口増加、バイオエタノール輸入作物の高騰が予想される ( 地産地消が必要 ) IT 技術、センサー技術、品種改良、土壌微生物などの研究が進んでおり、生産性の向上が見込まれる分野である

21. 秋田県の 2050 年農業経営 モデル 循環型農業 省エネルギー ロボット IT 活用 SCM 自然エネルギーの 積極的導入 農業用モビルスーツで 高齢者も参加可能！ IT により半自動管理 SCM で最適化 有機循環 コジェネ

22. 発熱によるエネルギーを ハウス栽培に利用！ 牛糞から堆肥を生産 土壌微生物による土壌病害の防除 マメ科の植物による窒素固定

23. センサーにより日照時間、土壌水分量、土壌肥沃度 ( 窒素、リン、カリウムなど ) のリアルタイム管理 水田の水温、水質、肥料の施肥の自動制御 リモートセンシング技術による作付時期の把握 人工降雨技術 DB 優れたユーザーインターフェイス

24. 農作業用モビルスーツ おじいちゃんでも大丈夫！ 生きがいの創出 小型虫型ロボットによる病害虫の駆除 ミミズロボットによる土壌の空隙の作成 もぐらロボットによる… かかしロボットによる…

25. 流通業界と提携して作付から消費者への出荷までを一元管理 消費者から直接受注することで消費者行動分析を行う 農作などで在庫となる作物については保存食として加工、 バイオエタノールに変換を行う 農業生産者 バイオエタノール工場 エネルギー事情、消費者分析から作付方針を決定 消費者 ( 会員制 ) 加工工場 ( 酒・菓子等 )

26. 農作物及び その加工品 バイオエタノール 途上国への最先端農業技術の導入・指導

27. 林業の活性化プラン ~ スギッチ 2050~

28. 秋田の林業の現状と問題点 林業の県内総生産に占める割合（ H16 年） 約 4 ％ 木材、木製品産業の製造出荷額（ H17 年年間） 約 990 億円（全産業中 6 ％ ） 森林面積：県土の 71 ％（ 82 万 1 千 ha ） 合板、集成材の高い国内生産シェア （合単材 18 ％、集成材 20 ％） 現状 林業従事者の高齢化 機械化の遅れによる生産性の低さ 問題点 高コスト体質と低所得⇒林業離れの加速

29. 林業の将来戦略 ・合版材などの需要増加 ・森林の環境価値の見直し （温暖化対策など） 途上国、ロシア、中国、中東などの需要増加 外材輸入縮小 価格上昇 国内動向 合板材、集積材の高度な加工技術 豊富な森林ストック 海外市場 国内林業、加工業者 日本産木材輸出 付加価値の高い加工材 木材の安定的な供給源

30. 秋田の林業への提案① 加工業者との連携（利益配分制） 林業家 森林組合 加工業者 加工品市場 顧客 最終利益の分配 材木 集成材 売上・利益 ① 林業家、森林組合：加工業者が利益が出るように工夫 メリット ② 連携によるマーケットパワーの上昇 ③ 林業家の利益、所得の上昇へ寄与

31. 秋田の林業への提案② 環境プレミアムと機械化の進展 環境プレミアム木材 適切な森林管理（間伐などの手入れ）の充実 -> FSC 認証の環境プレミアム木材の生産 機械化による生産性向上 将来の高齢化、人口減->なるべく手間のかからない林業へ

32. まちづくり

33. 4 ．まちづくり 秋田県が「生き残る」ための重点目玉施策とは？ 4.1 秋田県コンパクトシティ構想 4.2 コミュニティービジネスの必要性 4.3 コミュニティービジネスのしくみ 4.4 秋田県に見合ったコミュニティービジネスとは？ 4.5 秋田県らしい観光資源の創出

34. ２０５０年の状況 ①人口減少 （秋田県は全国ワースト１） ②少子高齢化 ③財政規模の縮小 （地方交付金の削減->行政サービスの低下 ） コミュニティビジネス 市民が主体となって地域の課題に取り組み、その活動の利益をコミュニティに還元することによって地域を再生・活性化する事業活動

35. ＊グループホーム ＊子育て支援 ＊除雪作業 ＊買い物代行 ＊草刈り ＊趣味サークル ＊スポーツ大会 ＊農村体験 ＊なまはげ伝説・ 竿灯祭 福祉；介護 生活支援 環境・観光 地域交流

36. ① 地域内の問題の解決 －地域貢献が目的 ② 雇用の創出 ー高齢者・若者の雇用の場 ③ 「暮らしの豊かさ」の向上 ー趣味と実益を兼ねた生き甲斐づくり ④ 地域協働の促進 ー コミュニケーション・地域への帰属意識の強化

37. 秋田県コンパクトシティ構想 能代圏 大舘圏 横手圏 大曲圏 秋田周辺圏 本庄圏 湯沢圏 鹿角圏 前提：「コンパクトシティ」は 2050 年には全国的に当たり前の概念 ① 8 都市圏で中心都市を設置 ② 各中心都市を計画的に再開発し，商業区と居住区の融合 ③ 都市圏ごとに特徴を付加 出典：秋田県（ 2002 ） 「都市計画区域マスタープラン策定方針」 ソーシャルハザードマップ ＊ を基に， 財政を圧迫している集落の特定・誘致 ＊ 社会的費用かかりすぎで財政を圧迫している 集落の特定手法

38. 秋田県エコツーリズム マンスリーレオパレスＤＡＳＨ村 ・ 高齢者のノウハウを生かした新しい「不動産＋農業」 ・ 後継者のいない農家の田畑と古家をセットにし，荒廃する前に多数買い上げ，一括保存・管理（ 2050 年時の付加価値をつける） ・ 稲作・畑作を行い，一カ月単位で貸出 ・ 元農家を雇用し，アドバイザーの設置 ・ 収穫作物は秋田県が買い上げ 想定写真 想定写真

39. エネルギーの有効活用

40. 廃棄物問題 産業 間伐材 10375 ha(H18) 剪定枝 建築物の廃材 林業 農業 廃棄物の処理＆有効利用を目指す！！ 稲わら もみがら 155800 t/ 年 (H18) 農業・林業を発展させると 上記の廃棄物が増加

41. 廃棄物の有効利用 大規模処理 小規模処理 稲わら -> 飼料 間伐材 -> ペレット 一括処理を行う 原油高騰を見越し、先行投資を行う コストパフォーマンス大 バイオエタノール製造プラントを建設

42. バイオエタノール製造フロー 稲わら・間伐材等 エタノール ペレット 出荷 ボイラーで発電 粉砕 ペレット製造 サイロ 糖化 発酵 蒸留 製造したエタノールは 農業･林業用機器のエネルギーとして使用

43. 問題点 初期投資が高く、エネルギー効率の低いプラントが多い -> 2050 年までに技術改良を目指す 原料が分散しているため、収集コストが割高 ->間伐材は乾燥後、チップにしてトラックで大量輸送 社会経済システムが未整備 ->炭素税・グリーン電力制度の導入

44. 問題点 初期投資が高く、エネルギー効率の低いプラントが多い -> 2050 年までに技術改良を目指す 原料が分散しているため、収集コストが割高 ->間伐材は乾燥後、チップにしてトラックで大量輸送 社会経済システムが未整備 ->炭素税・グリーン電力制度の導入

45. まとめ

46. まとめ 労働力が急激に減っても安定なシステムの構築 秋田県の広い土地面積と農林業という利点を活かし、農林業に特化させた産業へシフト 高齢者をうまく活用・安心させる社会 総合的にエネルギーの無駄を省き、あらゆる分野で必材必所を取り入れる 2050 年に向けて 2050 年秋田に来たくなる 恋しくなる