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書籍タイトル:
調停離婚リアル
キャッチコピー:
結婚しているすべての女性に送る離婚調停のリアル。
調停離婚の実際のアクションを臨場感とともにお届けします。
読んだあと、はっきりします。
ああ、私まだ頑張れるor ・・・
あなたに人生の選択肢を提案する1冊です。
本書の内容:
離婚のリアルを臨場感こめて書き上げています。
主人公の情緒面と離婚のノウハウ(手続きや実際のアクション)を半々に
構成しているところが特徴です。リアルなノウハウ本の側面も持ちます。
情緒面5割、お手続き5割。
一貫して読み手が主人公に感情移入し調停離婚を疑似体験できるよう工夫を凝ら
しています。そして知っているようで知らない調停離婚についても室内の様子まで
詳細に記載しています。
いくつかのシーンを抜粋してご紹介します。
著者:
rie0603
東京都内在住 1978年生まれ 39歳
都内国立大学数学科大学院卒業 数学教員免許取得
卒業後は大手通信会社に勤務しているが、昔から文章を書くことが好き。
ブログで1日で20万PVを集めるなどの実績はあるがこれまでは趣味の範疇で
文章を書いていた。
結婚後、一児をもうけ夫の留学についてアメリカにすむも帰国して離婚。
本書はフィクション作品ではあるが自分の経験も生かして書いた一作。
女性の心理を表現することが得意。
結婚いわゆる婚活に悩む女性の心理や宗教にはまる
女性の姿など、真摯に人生に向き合う様々な女性の姿
を描いていきたい。
「読んだあとに心に何かを置いていく作品」をかきます。
全く別内容のブログで内容も伏せさせ
ていただきますが参考までに。
企画の意図
・誰にでも身近に起こりうるが気軽に相談することはできない離婚
・毎年20万件以上の離婚が成立していて、そしてそのうち1割は調停離婚
・実際にアクションに至らなくとも、離婚を考えたことのない夫婦は稀かもしれない
・にも関わらず、法律的な本やネットでのノウハウからは‘離婚は結婚の100倍大
変だ’といわれるのはなぜか、理解するに足る書籍とは出会えない。
・本書では美香という主人公と一緒に、読者に離婚を体験する感覚で読み進める
うちに実際に取らなくてはならないアクションを知ることができます
・主人公の体験記でもありつつ調停離婚のノウハウを知ることができる本を目指す
・読んだあと『これよりマシだからまだ頑張れる』と思っていただける一助となれば
リアルな読み物×調停離婚ノウハウ=本書
ターゲット:
毎年60万組誕生する婚姻件数。
その中で20万組は離婚という選択肢を選ぶ現実。
離婚が頭をよぎる人。結婚しているすべての人に送ります。
コアターゲット:
3、40代女性 子育てをしながら結婚生活を送っている女性
類似書籍:
タイトル:くたばれバカ旦那!
著者:桃猫
出版社: 太陽出版 (2006/11/22)
発売日: 2006/11/22
→夫婦生活が破綻するリアルな様子
タイトル:離婚の準備と手続きがわかる本
著者:広瀬めぐみ
出版社: ナツメ出版
価格: 1300円
→法律・手続きに関する情報
2つ書籍の要素を併せ持つ内容とします。
Just a part of sentences:
離婚を決める前の疲労
結婚生活、色々な記憶の中で私と息子はいつも2人だった。
この結婚は間違いだった?
自分に自答しそうになる瞬間が幾度もあった。
そのような疑問が沸き起こるとすぐに、私は本能的にその問についての思考回路を切断することで自分を守っていたような気がする。
本当に離婚することを考えだしたら終わってしまう。
自分をごまかし感覚を麻痺させ、生活を続けていたのだと思う。
全般的に苦しい結婚生活だったが、間違いなく私は1つ宝物を得た。
それは息子の祐樹。
本当に可愛いく、びっくりするぐらい愛おしい。
子どもならではのマイペースな言動に辟易するが、ちょっと大きいのメガネフレームの中で大きな目をいっぱいに動かして私と毎日を過ごしている。
当時、祐樹が寝て一息ついた瞬間から糸がぷっつり切れたように動けなる私がいた。
夕飯の片づけが残っていても。
部屋が散らかっていても。
一息リビングのソファに身を沈めるとそこから動けなくなる。
リビングをきれいに整え、夕飯の片づけをし、できれば明日の夕飯の目途もつけておきたいのに・・・張り詰めた一日を過ごし、一息つく夜、私の思考と行
動はどんどんかけ離れていく。
法テラス訪問(1/2)
法テラスという機関が無料・もしくは安価で相談したい人と、仕事を探している弁護士をアレンジしていると感じた。
狭い部屋に入ると印象的な弁護士が座っていた。
前回の初老まではいかない中年の弁護士。
ヨレヨレのスーツ。そして前歯が1本ない。軽い衝撃。
姿勢だけはよかった。
ひとまず、夫婦の関係や現在の状況を伝える。
法テラスで話すころには電話相談・弁護士相談をこなし、だいぶこなれた説明をできていたように思う。
その後弁護士からもいくつかの質問をされました。
そのあたりから「あれ?」と怪しい雲行きを感じ始めました。
「子供に障害はあるの?」
「いえ、ないです。」
いくつか聞かれたことを覚えています。
何か一般的に離婚にいたりがちな環境要因があるか探していたのかな・・・?
質問のあと、
「離婚はできないですね。少なくとも私はお受けしないです。」
手元の紙にチェックをつけていました。
多分“本件を受ける、受けない”的な欄じゃないかと推察する。
何、この断定表現。
そして私はもちろん弁護士をさがしているが、依頼については一言も発しておらずアドバイスや注意点を聞きたい、としか言っていない。
法テラス訪問(2/2)
労働組合の無料相談や、法テラスは、気軽に質問できる場所があるのなら活用しよう、という思いで来ており、依頼する弁護士を探しているというつもり
はなかった。
私が期待していたアドバイスをもらえることはなかった。
アドバイスや方針など自ら聞けばよかったのかもしれないが、私自身、この方に食い下がり質問する気力が失われていた。
結局、依頼する気持ちではきておらずアドバイスが欲しいです、と意思表示するタイミングもなくあっという間に面談終わった。
ユーザーに対して法テラスは気軽に専門家に相談できる場所、とうたっている。
そういう対応をしている弁護士もいるのかもしれない。
だが私が面談した時間は、仕事のない弁護士が仕事探す場の色あいがだいぶ強くでていた。
正直、マッチングミスが起きていると感じた。
調停申⽴(1/2)
今後は服部先生と二人三脚で調停に臨むこととなる。
調停といっても結局は話し合い。
話し合いを行うことができなかった相手と、第三者を交え話し合いを行うことができる、ということももちろんだが、もうひとつ。調停での合意内容「調停証
書」での決め事は、判決と同じ効力がある。
相手が調停証書の内容を履行しない場合、調停に手続きを取れば裁判所から履行勧告や強制執行を行うことがでる。
たとえば養育費の支払いが滞ったら裁判所から履行勧告や、勤務先へのお給料の差し押さえが可能となる。
とはいえ養育費の支払いを行う人は2割といわれていているから自分だけで生きる覚悟必要だ。
調停、というとちょっと構えてしまうが、申し立てるのは意外と簡単だった。
私の場合は資料の作成、裁判所への提出、すべて服部先生にお任せしたが、必要な書類はごくわずかなのだ、と思った。
・裁判所から出されている簡単な様式
・年金にかかわる証明書(年金の折半を申し立てる際のみ)
この2点を相手の居住地域の裁判所に提出すれば調停が始まる。
そしてかかる金額も家庭裁判所に払う1200円の収入印紙と、郵便切手代金のみだ。
このとき、ほかの書類を提出してはいけないということはない。
調停は毎回とても限られた時間で行われるためか、服部先生は離婚の詳細や相手に求めることを書類にして一緒に提出した。
特別に書き起こしたものではなく、私が最初の相談の時に服部先生にだした、状況をまとめたものや、先生と話す中で私が口頭でお話をしたことを書き込
んで作られていた。
第1回目の調停に、調停員は書類に目を通して臨んでくれており、とてもスムーズだった。
調停申⽴(2/2)
申 立 の 趣 旨
1 申立人と相手方は離婚する。
2 当事者間の長男祐樹(平成200×年10月2日生)の親権者を申立人と定める。
3 相手方は申立人に対し、長男祐樹の養育費として、同人が22歳になる3月まで、毎月相当額を支払う。
4 相手方は申立人に対し、相当額の財産分与をする。
5 相手方は申立人に対し、相当額の慰謝料を支払う。
との調停を求めます。
申 立 の 実 情
第1 当事者
申立人と相手方は、平成200×年3月15日に婚姻した夫婦であり、2人の間には長男祐樹(平成200×年10月2日生)が生まれた。
申立人は、平成×年10月31日に長男とともに家を出て、相手方と別居を開始し、現在は、肩書住所地において、長男とともに暮らしている。
相手方は、自宅において一人で暮らしている。
第2 仕事と収入
申立人は、株式会社○○○に勤務している。平成×年12月までは1日5時間労働の短縮勤務、200×年1月からは1日6時間の短縮勤務予定である。
長男が通園中の保育園の延長保育に空きがなくフルタイム勤務ができない状況である。
平成〇年度の年収は、約400万円である。
相手方は、○○○株式会社に勤務している。
平成〇年度の年収として、約1000万円以上と想定される。
第3 離婚原因
1 相手方の暴言、嫌がらせ行為等
・・・・・・
・・・・
・・・
⼤きな⼤きな⼩さい息⼦(1/2)
祐樹はこのころから私を守ってくれるようなそぶりがあった。
休日公園で約束をして遊ぶようになったお友達が、初めて家に来たときだった。
家に招き入れるとき、玄関でお友達とお母さんに、自分たちのことを紹介してくれた。
「うちはね、パパとは別に暮らしているの。ママと二人だからね。」
「ふーん。」
お友達は特に気にしない様子で家にあがる。
子どもたちが遊んでいる間、私とお友達のママはちょっとだけ。
「びっくりした。祐樹、パパがいないこと、説明したね。」
「ママのかわりに説明したのかな。頼もしいね。」
とこそこそ話をした。
パパがいないことあまりにも自然に受け入れているように見えた祐樹。
異変は異変と認識していたのだ。
⼤きな⼤きな⼩さい息⼦(2/2)
そしてその年の暮れ。
冬休みになると私と祐樹はいつも通り私の実家に帰った。
新幹線を降りて、駅まで迎えに来てくれた、父と母。
車に乗り込み家までの間に突然こんなことを言いだした。
「おじいちゃん、ゆーくんとママね、パパとは別の家で暮らしているの。でね、もう一緒に住むことはないんだよ。」
一拍おいて付け加える。
「二度と。」
ニドト、と言葉が、静かな車の中でやけにさえわたった。
「そうか。さみしくないか?」
おじいちゃんが答える。
「うん!」
こたえる祐樹。
祐樹は、引っ越しの日いなかった父に、状況を説明してくれた。私のかわりに。
祐樹の大きさ優しさを感じた出来事だった。
渉からの接触に怯え、祐樹のサポートを感じながら、新たな生活はゆっくりと時間を刻んでいた。
突然辞めた保育園へ(1/3)
12月、もう一つ私たちには忘れないイベントがあった。
私たちは転園した保育園にお別れをしに遊びに行った。
転園する際、担任のめぐ先生からは、みんなで祐樹へのお別れのメッセージを描いて待っているから、新しい生活が一段落したら是非園に遊びに来てほ
しいと言ってくださっていた。
12月中旬ごろ、先生と予定を相談し、1日2人で朝から遊びに行くことになった。
突然転園することだけ伝えたが、引っ越しも、転園も、ママと2人で暮らすことにも、祐樹はすんなり受け入れてくれた。
周りに色々説明してくれている様子を見ると、私が4歳の子として考えるよりずっと物事をよくわかっているのだと思った。
朝、私と祐樹はいつもの登園時間に、保育園に遊びに行った。
「わー!ゆーくん!!!」
「ゆーくんだ!」
お友達が集まってきてくれる。
うれしそうな祐樹。
なぜかわからないが、ここでは私の涙腺がすぐに壊れる。
祐樹は慣れた手つきで水道で手を洗い、いつも通り靴下をポイポイ、と脱ぐ。
お友達がみんな揃うまで、室内でおもいおもいに遊ぶ。
皆がそろい、それぞれの体調の確認が終わった先生から、みんなに朝のお話がある。
「今日は別の保育園に行った祐樹君が遊びに来てくれました。新しい保育園はどんなところだろうね?何か祐樹くんに質問がある人は手を上げてください
。」
突然辞めた保育園へ(2/3)
数人の手が上がる。
「何の食べ物が好きですか?」
「チョコレートです。」
3歳児もしくは4歳児がそれぞれ真面目に質疑応答している。
「保育園にどんな遊具があるか、とか何組さんか、とかきこうよ。」
先生がうながす。
3歳もしくは4歳時のみんな。かわいすぎる。
その後、寒い12月の風をもろともせず、みんなで近くの公園にあそびにいく。
先生が講演に危ないガラスなど落ちていないか、一周ぐるっと公園をまわって確認した後、みんなで“あしおに”をする。
そうか。ママがお仕事にいっている間、こうやって時間を過ごしているんだね。
“あしおに”も何もかも、すっかり慣れている様子の祐樹。
元気に走り回るみんな。
北風は寒いけれど、心は温かい。
引っ越しをして落ち着いてからこうして元気な姿を見せられて本当に良かった。
公園から帰ったら失礼しようと思っていたが、何と、時間があれば給食をみんなと食べていかないか、と言ってもらった。
ここで給食をいただくのは初めてだ。
優しい味で心にも体にも美味しいメニューだが、大人には物足りない味と量ではないかと思う。保育園の先生にはほんとうに頭が下がる。
こうやって大事な祐樹を見てくれているのだ。
その分しっかり仕事しないと、と改めて感じる。
突然辞めた保育園へ(3/3)
給食が終わり、みんながお昼寝の準備に入る前、ここで過ごす本当に最後の時間がやってきた。
涙を流すわけにはいかないのでしっかりお腹に力を入れる。
祐樹のために、素晴らしい画集を準備してくれていた。
1人1人それぞれ思い思いに絵を描いたり、折り紙を貼ったり、描ける子はメッセージまで。
めぐ先生は、今日の様子をいつの間にか写真に治めて、プリントアウトしてくれていた。
元気に
「またねあそぼうねー。」
と手を振ってくれるみんなと笑顔でお別れをした。
家に帰って祐樹と2人で一緒に眺める。
一人一人の顔が思い浮かぶ。
自分の似顔絵と祐樹の似顔絵を並べ“なっちゃんとゆーくん”二人の名前をかいてくれているのもの。
“一緒にチーズケーキたべよう。”何だか具体的なメッセージ。
女の子は字を書ける子がおおい。
「恐竜とゆーくん」*めぐ先生代筆
先生に「書いて。」と依頼している姿が目に浮かぶ。
転園をさせてしまってごめんね。
みんな、そして先生、祐樹のためにありがとう。
この日の思い出は私が頑張る気力のもととなった。
決意をした時(1/2)
そして決定的な日がやってきた。
10月4日(土)
楽しみにしていた息子の運動会。
朝から私と息子は運動会にでかけていた。
寝ていた渉に「きてほしい」とお願いして出かけた。
運動会の途中、渉から電話がかかってきた。
「場所どこ?」
保育園の場所を知らない渉に場所をつげた。
そして、決定打を打つこととなる親子共同競技の順番がきた。
「お父さんがでる人が多いみたいだけどでる?」
渉の答えはもちろんNO。
私は持っていたバッグを渉に預け親子競技に参加した。
お友達親子とペアになってチームを組み、障害物を乗り越えゴールをめざす、そんな競技。
終わって、運動場の中央で整列し、退場しようという時、退場前の私たちのところへ、突然、渉が詰め寄ってきた。
「これ誰?何でロックかかってるの?」
私の預けたバッグからケータイを取り出し、中を確認しようとしたのだ。
渉は、待ち受け画面が息子ではなくイベントの1シーンだったことに、腹を立てていた。そしてロックがかかっていることに不信感を持ったよう。
私はもともとケータイにロックをかけるということはしていなかった。
4つの約束があまりに実行されずそのことの私は実家に離婚の相談をしており、私は、このころケータイにロックをかけていた。
「こいつと何かあるのか?」
決意をした時(2/2)
待受画面は少し前に仕事で携わったイベントで男性もうつりこんでいるものだったが、プライベートのようなショットでもなく、明らかにイベントユニフォーム
をきており、イベントの一幕。
私が仕事でそのイベントに携わっていることも彼はもちろん知っていた。
四六時中息子といて一人の時間は皆無の私に男性関係があると本当に疑ったのだろうか。
「そんなわけないでしょ。ちょっと戻っていて。」
運動会の最中、しかも競技退場の前、運動場の真ん中だったのだ。
横には息子がいるし、一緒に競技したチームのお友達もそのお母さんもすぐそばにいた。
「ちょっと待てよ。いまだいま。」
私と息子が毎日生活をしていく保育園という大切な空間を配慮なくぶち壊す渉。
こんな日に、こんな場所で。
数回の押し問答の後、渉を運動場の中心から押し戻し、何とか息子の隣に戻ると「けんかおわった?」息子が私を見上げ例の大きな目をして問いかける。
その後、渉は運動会が終わるまで、園庭のすみに座り込み、仏頂面で眠っていた。
私と息子を何だと思っているのだろうか。
ここが私と息子にとってどれだけ長い時間かかわり、どんなに大切な場所なのか、わかっていない。悲しくなる。そして怒りがわいてくる。
“はらわたが煮えくり返る”というのはこれか。そう思った。
4つの約束を、ボロボロとやぶられつつも、その時点までは何とか一緒に生活をして行こうと思っていた。
だが、この瞬間、私の中で完全に何かがおわった。
4⼈⽬の弁護⼠
まずは立地。
新たな自宅と職場の通勤経路内で十分に立ち寄れる場所。
いつでも保育園のお迎えを念頭に動かなければいけない私にとって、些細なことだが、重要だ。
HPには女性の先生が並び、暖かい色と柔和な言葉で構成されていた。
ユーザー視点を勘案していることが伝わってくる。
先生方の担当分野の方向性が同じなのも、何となくよい。
どの先生も家庭のトラブルを手がけていた。
代表の弁護士の方にメディア・外部組織との接点があるのも好印象。
弁護士事務所といえども小規模のオーナー企業。
ある程度メディアと接点がある組織だと安心感がありました。
ただ、あまり接点がありすぎると個別案件への稼働に跳ね返りそうだが。
そして何人か先生がいたが、上から数人目の服部先生がいいな、と思った。
DV、養育費、親権等に関する離婚を主に担当している。
また弁護士の並び順でも、上方掲載でありながらメディアに露出していたり特別料金がかかったりする先生ではない。
年功序列での掲載となっているのか服部先生は上方掲載のベテランの先生でした。また検察官の経歴もあることから優秀な雰囲気。
メディア露出していたり特別料金がかかったりする先生は、稼働のことも気になり、私の場合、ごく一般的な案件であることから不要と感じ、服部先生がい
いな、と思いアポイントの電話をした。
相談を申し込んだ場合、どの程度の候補日が提示されるか。
あまり暇な先生でも困るが、アポイントが1週間後の1時間のみ、というのも心もとない。申し込んだ週にピンポイントで1、2つの日程が提示される程度が
適度かな、と思いながら電話し、アポイントをとった。
⼼の⿇痺
祐樹と2人、もちろん日中はあわただしいし、将来の不安もかかえているけれど、静かな夜、穏やかな生活を取り戻していたつもりだった。
3回目の調停が終わりようやく暖かさが出てきた4月。
東京の桜が終わり仙台の桜が咲き始めたころ。
私と祐樹は桜前線を追うように数日間、実家にかえった。
帰省中のこと、私の父が息子とサーカスを見に行っている間、母と買い物をしていた時だ。
買い物中に「サーカス終わったよ。隣の公園で遊んでいる。」と父から母にメールが入った。
待つ(=自分の時間を削られる)ことに異常な抵抗を示していた渉の記憶がやきついていたのだろう。
「どうしよう。今から行っても大分待たせてしまう。」
買い物から一転おろおろし始めた私に状況を飲み込んだ母が静かに言った。
「大丈夫よ。おじいちゃんは何時間でも待っていられるのよ。メールの内容は状況報告よ。もう一度読んでみなさい。」
ハッとした。
平日遅くまで働く父は、私たちと顔を合わせる時間も限られていた。その分を取り戻すように休日になると私たち兄弟と何時間も遊んでくれていた。
結婚生活の何倍もの間、そうして大切に育ててもらっていたのに、私の感覚はたった数年で塗り替えられてしまっていたのだ。
その後、あわてることなく母と目的の買い物を済ませてから公園に迎えに行き、まだ遊びたりない祐樹としばらく遊んでから家路に着いた。
破綻した結婚生活で、少しずつ常識のピントがずれ、ある程度の年月を経た後にはもとの常識とかけ離れている場合もたくさんある。
渉と距離を置き、本来の自分を取り戻しているつもりだったが、マヒした感覚は、時々顔を出してくる。
引っ越しの朝
こうして引っ越し当日がやってきた。良い天気。私は1日有休を取得している。
目を覚ますと、私はいつもどおり彼が寝ている中、息子を連れて保育園へ行った。
担任のめぐ先生に「お願いします。」と息子を託す。
お世話になったこの保育園での最終登園日。
ただし祐樹は何も知らない。
先生はもちろん事情をわかっているが、祐樹に転園を気づかれない、ということが必要不可欠だったため、息子やみんなの前で、いつもどおりの受け入
れをしてくれている。
私は、不安や緊張、保育園の先生方への感謝、様々な気持ちがないまぜになり、朝から胸が張り裂けそうだった。
こうして保育園へのお見送りを終え、再度自宅へ帰る。
この日、実家の母、母の姉である叔母が彼の出社後、駆けつけてくれることになっていた。家の近くで母・叔母と合流した。
「美香ちゃん、大変だったね。」
叔母は、私にかける第一声を、事前に考えていたのではないかな。
ふとそう思った。
「叔母さん、今日はありがとう。よろしくお願いします。」
まず私が家に戻った。
いつもと違い彼が家にいたらどうしよう。プランBはない。
私は心から新しい生活を願って家のドアを開けた。
彼はいつもどおり出勤していた。
すべてに感謝をし、10月31日、私たちは引越しを決行した。
緊迫の訪問(1/2)
祐樹との2人暮らしは不安も多く抱えていたが、何とか始まった。
引っ越しをし、土日をはさみ、新しい保育園登園の1日目。
前日に、「今日から新しい保育園に行くのよ。」と祐樹に伝えた。
まだ4歳なりたて。あっという間に溶け込んだ。
周りの保護者の方にもイベントごとに知っていただき、その保育園には3人通わせていて、なんでも知っているママや、セミリタイヤの状態でお仕事をして
おり、メーリングリストを作るパパ、休みの日に公園に誘ってくれる友人もできた。
1人親であることも静かに、ただあっという間に浸透していたように思う。
いくつか渉からの歓迎しないアクションもあった。
11月9日23時過ぎ、息子と2人ベッドで眠っていると、チャイムが鳴った。
渉だった。母が帰って数日のできごとだった。
玄関のドアを隔ててすぐそばに渉がいる。
ただただ怖かった。
ドアは開けずに、すぐに私は実家の両親に電話をかける。
「お母さん、今玄関に渉がきてチャイムを鳴らしている。」
「わかった。出たらだめよ。今お父さんから渉さんに電話するから。」
父は今一度、まだ私の状態が不安定なので連絡を取らないでほしい。すべて弁護士の方にお任せしたいと考えている旨を伝えてもらう。
そして帰らないのであれば警察を呼ぶことを伝えようとしていたが、渉はおとなしく帰った。
緊迫の訪問(2/2)
次のアクションは2日後、とうとう渉は会社に来訪する。
11月11日午前、仕事中に携帯電話に夫からメールがはいる。
「仕事で近くに来ているので2時ごろ少し会えませんか?深い意味はありません。」
打ち合わせ中にメールを見てしまい、動悸がして一気に指先が冷たくなるのがわかる。
「離席できない旨をメールにて返信する。」
服部先生に電話をしないと。
が、私が服部先生に電話をかける前に渉は会社の受付に来訪した。
離席していればよかったのだが、私は居室内でデスクワーク中だった。
電話をとってくれたななめ向かいに座る女性が伝言する。
「高倉さん、受付にご主人がいらしてるみたいです。受付から連絡入ってます。」
来訪者を事前に登録をしていないと入れないことになっている。セキュリティに感謝。
「私は電話には出ず、ケータイに連絡します。」
と伝言をしてもらった。
これ以上受付に居座られては困る。
私は携帯電話で渉に電話した。
「電話にも出ないと、こういう手段にでるしかないから電話には出てほしい」といわれた。
いったん帰ってもらいたかったので、私も落ち着いている午前中であればなるべく電話をとるようにする、と答え電話を切った。
そしてそのまま服部先生から渉に電話を入れ、交渉はすべて服部先生が対応することを改めて伝えてもらう。
初調停
調停の時間までに、家庭裁判所の指定された階に向かう。
申し立てた側と、申し立てられた側には、別々のエリアに待合室が準備されている。実際に調停を行う部屋は複数ある。
待合室では、その日、同じ時間帯で調停が予定されている人、複数が、一緒に待つ形となる。時間になると、それぞれ順番に調停室に呼ばれる。
申し立てた側と申し立てられた側、顔を合わせることはなく交互に調停の部屋へと呼ばれることとなり、家庭裁判所への行き帰りにばったりあってしまった
場合以外は、お互いに顔をあわせることはないようになっている。
ただし、別々の待合室とはいえ同じ階にあるため、部屋にたどり着く前に相手方にあうことも十分考えられる。服部先生は、事前に別の場所で待ち合わ
せをし一緒に裁判所に入ることも可能だと提案してくれた。
1人でその場所に向かう場合、約束のずっと前に訪れ調停待合室にて時間を過ごすことも、相手と顔をあわせないための1つの方法だと思うが、母がい
てくれたので、申し出は断り、待合室で待ち合わせをする。
母とは家庭裁判所の1Fでわかれ、私は指定の階の申立人待合室にむかった。
母と離れ待合室にたどり着く間のエレベーターで渉にあうこともなく無事待合室にたどり着くと服部先生がすでにいた。顔を見つけ、ホッとする。
待合室は、静まり返っているわけではなく、むしろ雑然としていた。
皆それぞれ、真剣に資料を読んでいたり、弁護士と、スタンスを合わせていたり、他を気にする様子もなく思い思いに話をしていた。
「面会は子供が会わないって言ったらこっちのものだから」面会を避けたい母親のあまりにも率直な言葉。
「○万円が出たらOKを出そう」金額の話し合い。
離婚関連以外での申し立てをしている人もいて、様々な言葉が飛び交っていた。
もちろん、弁護士や付き添い人がなく、一人で資料に目を通している人も。
ふと試験の前の様子に似ている、と思った。
自分の学校内で同級生の中で受ける試験ではなく、他校で受ける本番の入試の控え室、といった雰囲気。
まわりの空気を気にしている人はほとんどいない。
最後の調停(1/2)
この日の争点は1つだけ。
養育費。
渉と私の給与を養育費算定費用に当てはめると6~8万が妥当な額となります。
私からの提示は22歳までの7万円。
ただし、22歳までに息子が就職すればそこまででストップさせるもというもの。
夫は強い要望として6万円を提示してきた。
どうしても譲歩するとして、7万円ならば、学生であるかどうかを問わず20歳までとしたい、と。
祐樹の養育のための1万円を譲れない渉。
この提案を聞いたとき、改めてがっかりしたのかしなかったのか、今では思い出すことはできない。
そんなことは考える余裕もなかったのが正しいのかもしれない。
22歳までの6万円と20歳の7万円、額的にあまり変わらないな、と感じたことは覚えている。
夫の要望を受け、いったん待合室で服部先生と検討を行う。
その場で額の計算をする。
渉の要望は、6万円を22歳までもしくは7万円を20歳まで
6万円を22歳までだと1344万円。7万円を20歳までだと1269万円。
私の提示は7万円を22歳まで。 1512万円
譲るか譲らないか。
調停の最中も、待合室を出て電話をかけることはできる。
服部先生といた待合室を一人出て、いつも通り1Fに待機してくれている母に電話をし、渉の要望を伝え、私は“7万円を22歳まで”を再度提示したいの
だけどどう思う?と意見を求めた。
最後の調停(2/2)
金額の問題ではなく、いつもあれこれ理屈をこねまわし、最後はいつも自分の要望を通してきてここまできた渉にもう振り回されたくない、という気持ちが
強かった。
母も「それでいいと思う。美香が決めて。」と言ってくれた。
夫が一刻も早い離婚を望んでいるのが伝わってきたものの、夫が受け入れなかった場合、調停が不調となり、離婚は成立しない。
私にとってはゴールが見えている中、勇気のいる再提案だった。
不調となった場合、ここまでしていただいた服部先生に成功報酬をお渡しできなくなる、というのも気がかりだった。
母と話して待合室に戻った後、条件を変えず再提案したいという結論を服部先生に伝えたところ、「いいと思いますよ。」と静かに背中をおしてくれた。
「こちらの再提案をのめないとなった場合、調停を不調に終わらせて構わない、と思っていることを合わせて伝えましょう。」とアドバイスをくれた。
これまで渉と直接対峙してきた先生の判断で、私の覚悟が見えない伝聞の再提示では、渉がのらりくらり食い下がってくる姿が想像出来たのだと思う。
今回の調停が不調に終わった場合、別居をある程度の期間続け、夫婦の生活が破綻している事実を固め、裁判にかけることもできることを確認し、私は
再度同じ養育費の提案をすることを決断した。
次の私たちの調停員との話し合いの場で、条件は譲らないこと、婚姻分担費用は決まったので、納得できない条件で離婚するならば、不調で終わらせて
かまわないと思っていることを伝え、調停員のいる部屋を退室した。
その後は待合室で渉の判断を待つばかり。
待合室のドアがあくたびに目がいく。
どのぐらい待ったのかあまり時間の感覚はない。
長かったのか短かったのか。
ドアがあき、担当の調停員の男性の姿が見えた。
私はそっと近づいた。

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