新天地 木頭
明治学院大学 国際学部国際学科
夏期 インターンシップ
鈴木・楊・武藤
今回のインターンシップの概要
ひとりひとりが気になるテーマを決めて村の人々に“聞き取り調査”を行う
聞き取り調査を行った上で現在村が抱える問題を把握する。
更に私たち学生が木頭の為に出来ることとははなにか?を考える。
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学生が“聞き取り調査”を行うことのメリット
・気軽にお話しすることができる
・外の人間からの目線で木頭を見ることができる
テーマ発表
鈴木あや
ローカライゼーション
ローカライゼーション=地域化
グローバリゼーション=国際化
ローカライゼーション⇔グローバリゼーション
木頭でのくらしってどんなもの?
都市と田舎の違いとは?
便利さと不便さは?
?
楊 淑安
農的暮らし
都市の人々=他に食料を頼る
田舎の人々=自分の食料は自分で確保する
3・11で多くの人が食にありつける幸せを実感
同時に食を得られなくなる危機を痛感した
⇩
自給自足の生活とは
木頭が誇る木頭ゆず
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生産物を外へ出すこととは
武藤寛佳
高齢化問題
都市=若者が溢れる
田舎=若者不足
都市では感じることが難しい高齢化
若者が田舎に感じる魅力
都会に感じる魅力とは
⇨ 若者が分散することが理想
聞き取り調査の方法
玄番さん、まきこさん、地域おこし協力隊の辻井さん、細貝さんに
協力していただきそれぞれのテーマに詳しい木頭住民の方々に
調査を依頼する。8月3日〜8日までの5日間で1日平均3名の方に
1人あたり1時間〜2時間の聞き取り調査を実施。
調査の対象者の方々
木頭の農業に従事していらっしゃる住民の方々
木頭ゆずを外へ発信している方々
木頭の伝統を支える方々
木頭を支える役場、本庁の職員の方
木頭の未来を担う若者の方(Iターン、Uターンの方々含む)
調査をした後の発見と問題点
農家の方にお話を伺うと
“みんな柚子を愛している”
ことがよくわかった
しかしながら ...
木頭ゆずは今沢山の
問題を抱えている
木頭ゆずが抱える問題
人口が減って高齢化が進んでいるため伝統の
ゆず栽培を引き継ぐ者がいない
近年、高知のゆず生産が増え高知のゆず加工商品
が有名になっている。人々の意識の中でゆずといえば
高知の名産品と考える志向が強まっている。
有機栽培されたゆずの良さを人々が理解していない
技術、加工方法が開発されていない
調査でわかった行っている取り組み
ゆず玉が売れなくなってきたので加工商品を開発し
加工技術を上げゆずの味を人々に更に知ってもらう努力をしている
食品だけでなく、非食品にもゆずを使っていくように努力している
イベントとして関東地域でもゆずの良さを知ってもらい
木頭ゆずを全国域に発信していこうと考えている
きとうむらでは木頭ゆずを海外に発信している
私たちが提案したいこと
まず木頭という村を知ってもらい
木頭ゆずを発信したい!!!!
⇩
木頭ゆずのことを知っている人はまだ少ない
都会の人々はゆずの使い方を知らない、
ゆずは都市の生活に密着した農産物ではない。
⇩
木頭という村を知ってもらい木頭の良さを
知ってもらった上でゆずの使い方を学んでもらえたら
木頭自体のPRにも木頭ゆずのPRにも繋がるのではないか?
私たちが感じた木頭の良さとは??
じい、ばあの知恵が豊富
人々があたたかい
アットホーム
自然が豊富
クーラーがなくてもいきていける
物のありがたみをかんじる
体験したことのないことが体験できる
考え方が拡がる
言葉では言い表せません!!
どうやってPRする??
だれに?
どこで?
どうやって??
大学生だからこそ出来ることをしたい
大学というフィールドを使って自由に働きかけることができるのは
わたしたちが大学生であるからこそできるPR方法だと考える
まずは商売目的ではなく
木頭を知ってもらうことを目標に
大学生を対象とした木頭ゆず宣伝を提案
場所:明治学院大学 生協
→明治学院大学の生協では様々なフェアを実施
過去には北海道フェアや、カレーフェア、mgmgなどを実施
対象:明治学院大学 生協を利用するすべての人々
方法:報告書を書いて木頭の良さ、
農家の方々がゆずにかける思いを訴える
→明治学院には生徒の意欲を後援してくれる教授が多数いる
採用していただけたら木頭ゆずを使った料理を実際に作り
美味しさや新しい使い方をアピール→商品化していただく
木頭の高齢者と若者の現状
一人暮らしのご高齢が多い
医療設備が少ないので通うのが困難
足腰が悪くなり、近所の方との交流すらも困難
になっているお年寄りも少なくない
ある程度の年齢になると木頭を1度は離れる若者が多い
(Uターンの若者は決して少なくはないが…)
山村留学や山里ステイの成果も上がり、最近では Iターン者も増えているが
定住に繋がる Iターンばかりではない
今の時点で農業を引き継ぎたいと思っている若者が少ない
木頭全体での高齢者の割合→約53%
1年間に減少する人口→約200人
高齢化を現実的に止めることは私たちの力では不可能
高齢者が住みやすく若者がより木頭という場所に
魅力を感じる政策をプロデュース
しかし
お年寄りが望む暮らしを実現してくれる
新型 “老人ホーム”
老人ホーム
柚子りあい(仮)
コンセプト
木頭の良さは人と人とが密に繋がって生活していること。
しかし、老いには誰も勝てない。人と繋がりたいと思っても
繋がれる場所を失っている老人は少なくない。
木頭の良さはじい、ばあが活き活きと生活していること。
しかし、周りに身寄りが居ない、先のことを考えなくてはならないが
なかなか従来の老人ホームへ入るには気が進まない。
農業もつづけたいし・・・
というのが調査で見えたこと
ならば、新型老人ホームが必要なのではないか
それが
“柚子りあい“
柚子りあいの特徴
従来の老人ホームはどこか寂しげな印象
好きなときに好きなことが出来ない、外へ自由に行けない、好きな物を
好きな時間に食べることが出来ない・・・・・。
もし、自由で快適な老人ホームが出来たら
届けを出すことで好きなときに好きな場所に行くことが出来る
(外へ行っている間はホーム側の責任は問わない)
共同キッチンを作り自分の畑でとれた野菜などを用いることが出来る
喫煙ルームをもうける
✔
✔
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ホームに入っていない老人も利用することが出来る✔
送迎を地域全体の連絡網を作り行う✔
若者が田舎に感じる魅力って??
都会の生活は正直息が詰まることがあります(東京都在住Mさん)✔
田舎は人々に普段感じない喜びを与えてくれる場所!!!!
コンビニもないスーパーもないけどたまに農協に
行って買うお菓子に感動したり、自販機で買ったジュースが
都会で買ったときの2倍3倍の喜びになるんです(某M大学インターン生)
✔
木頭には人の温かさが溢れています!
そう思えたのも木頭にきて木頭の方々と出会えたからこそ!
若者には普段とは違う生活をするきっかけが必要
農家ステイ インターンシップ(仮)
私たちのインターンシップは“聞き取り調査”という名目で
おこなったインターンシップだったが、その反省を踏まえた上で
提案したいのが従来のインターンシップに〔温かさ〕を加えた
短期〜長期にわたる地域密着型インターンシップ制度
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農家に泊まらせていただき、孫のような感覚で
農家ステイをさせていただくのが理想
家族のように関わることで見えることがあるのでは
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ご飯を食べながら気軽におしゃべり
農業を実際に体験することで
農業の大変さ、食物のありがたみを知る
調査では気づくことの出来ない発見がある
まだまだ課題は多い
住まわせていただくにはプライバシーの問題が伴うため簡単ではない
→協力隊や役場の方、街全体の連携が必要となるのではないか。
連絡先を把握こまめに ほうれんそう〔報告・連絡・相談〕を行う
高齢者の方には負担となってしまう可能性がある
→住まわせていただく家庭だけが責任を受け持つのではなく、
いくつかの家庭が連携してインターン生との関わりを持っていただくことで
高齢者の方々にもプロジェクトに参加していただけるのではないか。
✔
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柚子収穫などの忙しい時期にはインターン生がくることは重荷ではないか
このプロジェクトは柚子だけでなくインターン生が木頭の
魅力を知ることが第一。なるべく農家の方が忙しい時期は避け、インターン後も
インターン生と農家の方がコミュニケーションを取っていけることが理想。
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なにか形を木頭に残して帰ることも大切
インターン生は、ただ木頭に来て農家に住まい農業を学ぶだけでなく
木頭に何かしらの自分が来た証や、考えたこと感じたことを残すことが大事
この村に住み、この村の人と出会い、農業を体験し、感じたことや考えたこと
提案などを1枚のレポートにまとめ玄番さん、協力隊に提出することを義務づける
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最後には報告会兼会議を泊まらせていただいた農家の方々
玄番さん夫妻、協力隊、インターン生全員で集まり今後の課題や改善策
インターン生が来て感じたこと考えたことを話し合い、一つのレポートに
代表者がまとめ役所と本庁に報告することを義務づける
木頭インターンプレゼンテーション公開版

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