More Related Content Similar to Open Data (20) Open Data1. Open Data
変わる公共の現在
田島 逸郎
2012/11/24
12年11月24日土曜日
2. About me
2009-2011
ビジネスは苦手です
社会学研究
2011-2012
ぶらぶらする
2012-present
Georepublic Japan LLC.
12年11月24日土曜日
3. What to talk
• オープンデータ
• 個人的経緯 - 震災から行政まで
• 現在 - 政府とハッカーと研究者
• 展望
12年11月24日土曜日
4. After 4 hours from
“3.11”
• 宮城県での既存の通信手段の崩壊(TV、
新聞、電話など)
• 東京23区も罹災
• IP網、さらにソーシャルメディアの役割
が必然的に強まる
12年11月24日土曜日
5. After 4 hours and 1
year from “3.11”
• 原発事故など、事態の深刻化に伴い、即
座に情報が錯綜
• いかにして被災地の救助の声を知るか
• → http://sinsai.info/
• メンテナンスのために、何十人ものエン
ジニアが集まる
12年11月24日土曜日
6. Good Hack
Collaboration
• 復興のためのハック、オープンソース技
術
• 「助けあいジャパン」「Hack4Japan」
• →「⃝⃝のためのハック、オープンソー
ス技術」
12年11月24日土曜日
7. International Space
Apps Challenge
• NASAが公開しているデータを使ったハ
ッカソン
• 全大陸(南極含)、ISSを含む23ヶ所
• http://internet.watch.impress.co.jp/docs/
event/ISAC2012/20120424_528821.html
12年11月24日土曜日
8. オープンデータ活用
アイディアソン/ハッカソン
• 国のデータがオープンになったら何が
できるか
• 今度は行政系の人も集まってきた
• http://www.futuresession.net/sessions/35
• http://www.opendata.gr.jp/
12年11月24日土曜日
9. to Open Data
• オープンデータに至る一つの流れ、ハ
ッカーによる社会貢献について紹介し
ました
• これから様々な人、組織、界隈が出て
くる前に、オープンデータとは何かを
整理します
12年11月24日土曜日
10. What is Open Data?
• 形式的定義をいくつか
• 特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御メカニズムの
制限なしで、全ての人が望むように利用・再掲載できるような
形で入手できるべきであるというアイデア(Wikipedia、田島訳)
• オープンデータとは、自由に使えて再利用もでき、かつ誰でも
再配布できるようなデータのことだ。従うべき決まりは、せい
ぜい「作者のクレジットを残す」あるいは「同じ条件で配布す
る」程度である
http://opendatahandbook.org/ja/what-is-open-data/index.html
12年11月24日土曜日
11. What is Open Data?
• 国や行政機関が持っているデータに限らず、当初はどちらかと
いうと科学技術の実験的データなどにフォーカスが当たってい
た
• オープンガバメントの流れにより、政府のデータのオープン化
へ(Obamaによる推進が大きい)
• 透明性、国民参加、連携・協業
• 世界が追従
• 以下、オープンデータと呼称する場合行政のデータに関するも
のを指す
12年11月24日土曜日
12. What Open Data
contains?
• データの「提供」と「活用」
• 「行政のデータ」を網羅することは、恐らく不可能
• データへの発見的アプローチ
• データを市民とギークが読み解く場:ハッカソン
• データの公開方法の統一:API
• データを見つけるカタログ
• プラクティスを共有するネットワーク
12年11月24日土曜日
13. ハッカソン
• 1日-1週間程度の短期間で、即興的に集まったメンバーで
集中的にアイデアを練ってプロトタイプを作り、発表
• もともと、エンジニアやギークのコミュニティ内部での活
動、オープンソースに深く関わる
• 「フューチャーセッション」などの概念と結びつき、市
民、行政など多くの人が協働してものを作っていく窓口へ
• オープンデータについては、データを見つけ、アイデアを
考え、サービスを作ったり輸入する
12年11月24日土曜日
14. API
• 「機械に読める」データを「統一的な方法で」発表
• HTTPリクエストを投げる(普通のウェブと同じ)
と、欲しいデータが構造化(XML,JSONなど)されて
返ってくる
• プラットフォーム(Windowsなど)に依存せず、同じ
種類のデータは同じ方法で取得、処理できる(のが
理想)
12年11月24日土曜日
15. データカタログ
• ある機関や組織が、どのようなデータを持っ
ていて、どこにあるかを見つけられるサービ
ス
• 世界のオープンガバメントでは、各国・自治
体ごとに一元化されている
• オープンソースのCKANによって、誰でも作る
ことが可能に
12年11月24日土曜日
16. ネットワーク
• どこかで成功したプラクティスを、別の
国などでも行える体制
• 今ではSNSなどが発達しているため、極
度に多様化、しかし最も重要な点の一つ
• カンファレンス、ライトニングトーク、
飲み会
12年11月24日土曜日
17. Open Data in Japan
• ざっくり言って4つくらいの流れがある(非常にざっ
くりしています)
• ギーク文化の流れ(Open Source)
• 行政の流れ(Open Government)
• ウェブ研究の流れ(Linked Open Data)
• ビジネスの流れ(苦手なので割愛)
• 様々な場も形成されている
12年11月24日土曜日
18. Open Source
• 日本のエンジニアコミュニティは、世界的に見ても比較的
活発
• Rubyなど国産のオープンソース
• 海外のオープンソースにも多くの貢献
• 行政に関心があるかどうかは、違う話
• 面白い事例を作れば作るほど、集まると思います
• OpenStreetMapなどの地図コミュニティなど、近い分野
のコミュニティも積極的に参加
12年11月24日土曜日
19. Open Government
• オープンガバメントの意義(非常にざっくりしています)
• 行政の透明化
• 非行政、公共的領域との協働
• そして、それに伴う行政の変化
• ペーパーワークからの脱却
• 市民を管理する方法を、市民との協働のために変
えていく
12年11月24日土曜日
20. Linked Open Data
• オープンデータの主要論客の一人である、Tim Berners-
Lee(Web, Semantic Webの提唱者)の提唱する概念
• データ同士をつなげて、リアルが介在する余地がない
ほどのデータのネットワークを作る
• →現実世界のモデル化
• データ版ウェブ
• http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2012/
12年11月24日土曜日
21. 展望
• 安心してデータを公開できる制度構築(プ
ライバシーを必然的に含むため、それを
公開しない粒度にしないといけない)
• まずは地方自治体から
• 横浜市、 江市など
• あらゆる参加者が「主導」する
12年11月24日土曜日
22. 参考文献
(本文中にあるもの除く)
• 基礎情報(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC
%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF
• Open Knowledge Foundation 日本グループ(情報更新多)
http://okfn.jp/
• 税金はどこへ行った?
http://spending.jp/
• 復興メーター
http://spending.jp/fukkou-meter/
• 横浜市のオープンデータ
https://www.facebook.com/yokohamaopendata
• データシティ 江
http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=11552
• 気象データ・ハッカソン
https://www.facebook.com/events/260545114067855/
12年11月24日土曜日