文化機関×オープンデータ

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横浜オープンデータソリューション発展委員会の主催で行われた勉強会の講演資料。世界の文化機関によるオープンデータの事例紹介、横浜での実践事例ヨコハマ・アート・LODの紹介、そして、文化機関×オープンデータの展望について考察します。

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文化機関×オープンデータ

  1. 1. 文化機関×オープンデータ ∼文化機関におけるオープンデータその意義と動向∼ 2013/08/23 横浜オープンデータソリューション発展委員会勉強会 Linked Open Data Initiative Scholex 小林 巌生
  2. 2. 今日のアジェンダ Agenda • 海外事例 • ヨコハマ・アート・LOD • Wikipedia TOWN • 文化機関×オープンデータ
  3. 3. 小林 巌生 自己紹介 • 情報アーキテクト、プロデューサー、デザイナー • NPOリンクト・オープン・データ・イニシアティブ 副理事長 • 横浜LODプロジェクトプロデューサー • 横浜オープンデータソリューション発展委員会 理事 • LODチャレンジ実行委員会 委員 • オープンデータ流通推進コンソーシアム 委員 • twitter:@iwao
  4. 4. YOKOHAMA Art LOD Project 海外事例
  5. 5. 海外事例 • Europeana(欧州連合欧州委員会) • Digital Public Library of America(アメリカ) • アムステルダム国立美術館(オランダ) • 大英博物館(英国) • Gothenburg City Museum(スウェーデン) • 博物館情報と観光情報アプリ”Travel Sampo”(フィンランド) • フィンランド文化系等メタデータ • Yale Centre for British ART • 国立国会図書館(典拠データ)
  6. 6. 海外事例
  7. 7. 海外事例
  8. 8. 海外事例
  9. 9. 海外事例
  10. 10. 海外事例
  11. 11. 海外事例
  12. 12. 海外事例
  13. 13. 海外事例
  14. 14. 海外事例
  15. 15. YOKOHAMA Art LOD Project ヨコハマ・アート・LODプロジェクト
  16. 16. YOKOHAMA Art LOD Project http://fp.yafjp.org/yokohama_art_lod ヨコハマ・アート・LODプロジェクトとは? • (公財)横浜市芸術文化振興財団と(有)スコレックスのプロジェクト • 同財団の所持するデータをオープンデータ化(LOD) • 目的 • 組織内でデータを横断して参照できるようにする • アーカイブの基盤とする • データやコンテンツの流動性を高める • データ資産を社会に活かす
  17. 17. YOKOHAMA Art LOD Project http://fp.yafjp.org/yokohama_art_lod これまでの経緯 • 2009年 • プロジェクトスタート • 2010年∼2011年(第1フェーズ) • LOD作成 • アート・ナビ(イベント情報)、施設情報、アートデータバンク(アーティスト情報) • 2011年∼2012年(第2フェーズ) • LOD作成及びSPARQLエンドポイントへの登録自動化 • LODチャレンジ2012 オープンガバメント賞受賞 • 2012年∼2013年(第3フェーズ) • 大佛次郎記念館アーカイブLOD化 • 横浜美術館所蔵品データのLOD化
  18. 18. 画像 タイトル 真夜中の太陽 どこで? 画像 横浜美術館 名称 画像 名前 イサムノグチ メールアドレス isamu@noguchi.jp 作者 1989 公開日時 近寄るとなぜか覗きたくなって しまう「真夜中の太陽」越しに 「無言のうちに歩いている」を 見る。いつもと違った作品に出 会えます。 説明 作品 URI URI wikipedia 作家 URI カテゴリー 神奈川県横浜市西区みなと みらい3-4-1 電話 045-221-0300 美術館 住所 場所 URI 作品写真:(c)2006 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS,New York/SPDA,Tokyo 作家、建物写真:from wikipedia、作図:Iwao Kobayashi ヨコハマ・アート・LOD概念図 YOKOHAMA Art LOD Project
  19. 19. 現在公開されているデータ:約3万3千点 YOKOHAMA Art LOD Project • イベントデータ • 施設・場所データ • 作家データ • 所蔵品データ • シソーラス • SPARQLエンドポイント(API)を公開
  20. 20. 現在公開されているデータ内訳 YOKOHAMA Art LOD Project アート・ナビ 横浜美術館 大佛次郎記念館 横浜市民ギャラ リーあざみ野 ACY アーティ ストアーカイブ イベントデータ 約2万件 (300-400/月) - - 約260 - 作家データ - 1438 - 約100 約100 所蔵品データ - 10592 674 (随時追加中) - - 場所データ 約180 - - - -
  21. 21. YOKOHAMA Art LOD Project
  22. 22. ヨコハマ・アート・ナビ LODシステム1 YOKOHAMA Art LOD Project Wordpress サーバ 1.URIを参照 クライアント 2.メタデータを返却 eg.http://yan.yafjp.org/event/event_24914 <http://yan.yafjp.org/event/event_24914> a event:Event, owl:Class, schema:Event ; rdfs:label "いま昔 大佛次郎のパリ探訪"@ja .•サーバー •端末
  23. 23. ヨコハマ・アート・ナビ LODシステム2 YOKOHAMA Art LOD Project エンドポイント (RDF取り込み・API提供) Wordpress • イベントデータと場所データ • CSVから一括流し込み • 新規追加 • 個別編集 Wordpressでデータ管理 • 通常のWordPressが提供する機能 を活かしたサイトづくりが可能 • テーマカスタマイズ • コンテンツ管理 • 検索機能 WebSiteのPublish CMS(データ管理・RDF生成) メタデータ
  24. 24. 大佛次郎記念館LODシステム YOKOHAMA Art LOD Project •オープンソース •ウェブサイト公開 •コレクションデータ •CSVから一括流し込み •新規追加/個別編集 •メタデータ出力 CMS(データ管理・RDF生成) メタデータ
  25. 25. 異なるデータソースをLODで統合 YOKOHAMA Art LOD Project エンドポイント (RDF取り込み・API提供) 横浜美術館 大佛次郎記念館 アート・ナビ ACYアーティストアーカイブ 市民ギャラリーあざみ野
  26. 26. 活用事例 YOKOHAMA Art LOD Project • ウェブサイト・ウェブサービスへの応用 • 神奈川県の文化芸術イベント情報発信サイト「かな@」で活用 • 「ヨコハマ・アート・スポット」で地図上に施設とイベント情報を表示 • スマホアプリへの応用 • 地図アプリ「横浜MAPS」に施設とイベント情報を表示(iOS) • ヨコハマ・アート・ガイド(Android)
  27. 27. YOKOHAMA Art LOD Project
  28. 28. YOKOHAMA Art LOD Project
  29. 29. YOKOHAMA Art LOD Project 横浜Maps (https://itunes.apple.com/jp/app/heng-bangmaps/id454685074?mt=8)
  30. 30. YOKOHAMA Art LOD Project ヨコハマ・アート・ガイド
  31. 31. YOKOHAMA Art LOD Project
  32. 32. YOKOHAMA art LOD Project ポイント • ライセンス • CC-BY-NDで提供(CC-BYやCC0も検討したい) • 機械可読フォーマット • W3C国際標準であるLOD • エンドポイントを提供 • イベント、施設、コレクション、これら出所がバラバラのデータにワンストップ でアクセス可能、今後も柔軟に対象の追加が可能
  33. 33. YOKOHAMA art LOD Project 最大のポイント データの応用が広がっている!
  34. 34. Wikipedia TOWN Wikipedia TOWN
  35. 35. Wikipedia TOWNとは? Wikipedia TOWN • 埋もれている地域情報資源を再発見 • 開発したデータやコンテンツ(写真や記事など)はウェブ空間にオープンライセンスで 公開し、世界の人々と共有 • 開発されたデータやコンテンツの利活用を推進し、地域の魅力情報の発信を促進 • 活動を通じて学びの機会を提供 • 地域貢献活動への興味感心がある方の受け皿 • 図書館、美術館、博物館、文化施設と連携、文化機関とコミュニティを仲介
  36. 36. 活動内容 Wikipedia TOWN • ワークショップを展開 • Wikipedia編集ワークショップ • 文化機関バックヤード撮影ツアー • 街の写真を撮影してWikimedia Commonsにアップする(Wikipedia Takes Your City) • このアクティビティから生まれるすべてのデータやコンテンツはオープンライセンスで 公開 • 文化機関が持つ既存データ資産のオープンデータ化を支援
  37. 37. ウィキペディア編集ワークショップ Wikipedia TOWN • 内容 • チームごとに地域の史跡や歴史的建造物等について文献を調べ、現地調査を行う ウィキペディアについて学んだ後、実際にウィキペディア記事を書く • 目的 • 地域情報資源をウェブに充実させる(オープンデータの開発) • 参加者の情報リテラシーの向上 • コミュニティの醸成 • 特徴 • 文化機関連携 • エンジニアでなくても参加可能
  38. 38. これまでの活動 Wikipedia TOWN • 第一回:2013年2月23日開催 • 主催:横浜オープンデータソリューション発展委員会 • 共催:一般社団法人SoLaBo • 協力:横浜市中央図書館 • 後援:横浜市 • 第二回:2013年5月25日開催 • 主催:一般社団法人SoLaBo • 共催:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 • 共催:横浜オープンデータソリューション発展委員会 • 協力:横浜市中央図書館 • 番外:6月22日開催 • 二子玉をウィキペディアタウンにしよう!ワークショップ
  39. 39. Wikipedia編集ワークショップ成果 Wikipedia TOWN • 掃部山公園 • 汽車道 • インド水塔 • 横浜情報文化センター • 横浜にぎわい座 • 横浜創造都市センター • 横浜能楽堂
  40. 40. 世界の事例 Wikipedia TOWN • 世界初ウィキペディアタウン“モンマウス”の事例 • ジブラルタルの事例 • GLAMプロジェクト • Wikipedian in Residence
  41. 41. ウィキペディアからオープンデータへ Wikipedia TOWN • DBpedia • ウィキペディアからLODを機械的に生成 • ドイツ発のコミュニティ活動 • 世界のLODのハブ • ヨコハマ・アート・LODからDBpedia Japaneseへリンク <http://yan.yafjp.org/place-info/place_46> a place:Place, owl:Class, skos:Concept, v:VCard, schema:Place ; owl:sameAs <http://ja.dbpedia.org/resource/横浜美術館> . e.g.横浜美術館のデータ
  42. 42. Linked Open Data Diagram “Linking Open Data cloud diagram, by Richard Cyganiak and Anja Jentzsch. http://lod-cloud.net/” 2011-09-19
  43. 43. ヨコハマ・アート・LODとDBpedia Wikipedia TOWN • 補完関係 • 性格が違う • 対象が違う • DBpediaを介して異なるデータソースをマッシュアップ
  44. 44. OpenData in Cultural agency 文化機関×オープンデータ
  45. 45. 図書館法 OpenData in Cultural agency 第二条 この法律において「図書館」とは、図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一 般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーシヨン等に資することを目的とする施設 で、地方公共団体、日本赤十字社又は一般社団法人若しくは一般財団法人が設置するもの(学校に 附属する図書館又は図書室を除く。)をいう。
  46. 46. 図書館法(第三条より抜粋) OpenData in Cultural agency • 図書館は、図書館奉仕のため、土地の事情及び一般公衆の希望に沿い、更に学校教育を援助し、及び家庭教育 の向上に資することとなるように留意し、おおむね次に掲げる事項の実施に努めなければならない。 • 郷土資料、地方行政資料、美術品、レコード及びフィルムの収集にも十分留意して、図書、記録、視聴覚 教育の資料その他必要な資料(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識する ことができない方式で作られた記録をいう。)を含む。以下「図書館資料」という。)を収集し、一般公 衆の利用に供すること。
  47. 47. 日本図書館協会 OpenData in Cultural agency • 図書館の自由に関する宣言(1979年改訂)より • すべての国民は,いつでもその必要とする資料を入手し利用する権利を有す る • この権利を社会的に保障することに責任を負う機関」が図書館である • すべての国民は,図書館利用に公平な権利をもっており,人種,信条,性 別,年齢やそのおかれている条件等によっていかなる差別もあってはならな い http://www.jla.or.jp/library/gudeline/tabid/232/Default.aspx
  48. 48. 公立図書館の任務と目標 より OpenData in Cultural agency • 住民はだれでも,どこに住んでいても,図書館サービスを受ける権利をもっている。自治体は, その区域のすみずみまで図書館サービスが均質に行きわたるように努めなければならない。 • 一つの自治体が設置する複数の図書館施設は,図書その他の資料の利用または情報入手に関する 住民の要求を満たすために有機的に結ばれた組織体でなければならない。このような組織を図書 館システムという。 図書館システムは,地域図書館(以下「地域館」という)と移動図書館, これらの核となる中央図書館(以下「中央館」という)から成る。 自治体は,すべての住民の 身近に図書館のサービス・ポイントを配置する。 • 住民はだれでも,身近にあるサービス・ポイントを窓口として,必要とする図書その他の資料を 利用することができる。 http://www.jla.or.jp/library/gudeline/tabid/236/Default.aspx
  49. 49. オープンデータとは? OpenData in Cultural agency • “A piece of data or content is open if anyone is free to use, reuse, and redistribute it — subject only, at most, to the requirement to attribute and/or share-alike.” “データやコンテンツがオープンであるということは、クレジット表示か、またはライセンスの継 承を求めるくらいの条件で誰もが自由に利用、再利用、再配布できることである。” The Open Definition http://opendefinition.org/okd/japanese/
  50. 50. 文化機関×オープンデータ • オープンデータ時代に文化機関に期待されること • 文化機関みずからが保有するデータのオープン化 • 文化機関を拠点としたオープンデータ・コンテンツの想像 • データの広域連携(行政のオープンデータと、他文化機関のオープンデー タと) • エンドポイントの公開 • 市民との共創的手法で • 場のデザイン OpenData in Cultural agency
  51. 51. メディア ビジネス 観光 研究 都市デザイン 他地域 歴史・文化・知識 教育 OpenData in Cultural agency
  52. 52. THANK YOU Thank You! Twitter:@iwao

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