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- 1. 農業ＩＣＴの利活用と これからの農業ＩＣＴ 日本農業情報システム協会 甲信越支部 磯道 善彦 2018/12/8 ICT:Information and Communication Technology
- 2. 日本農業情報システム協会の紹介 設立 ： 平成２６年３月 設立趣旨： Agritech(スマート農業)関連ソリューションを開発・提供する企業と食・農 業周辺の生産から流通・小売に関わる企業、個人で組織し 「アグリテック(スマート農業)で農業界にイノベーションを！」 をスローガンに農業界の「第４次産業革命」に取り組んでいます。 会員数 ：正会員 ６８団体 公益賛助会員 ５団体 賛助会員 活動 ： ①農業ＩＴ（ＩＣＴ）・ＩｏＴ導入の相談・支援 ②アグリテック（スマート農業）関連研修会・講演会への講師派遣 ③アグリテック（スマート農業）系各種イベント開催・相互ビジネス創生 ④農業ＩＴ（ＩＣＴ）・ＩｏＴ利活用を促進するための支援者の育成 ⑤農業ＩＴ（ＩＣＴ）・ＩｏＴを利活用して生産した農産物のブランド化 推進 ⑥農業ＩＴ（ＩＣＴ）・ＩｏＴ関連プレスリリースなどＰＲ活動 ※詳細はhttps://jaisa.org/homeを参照下さい。 1
- 3. 自己紹介 日本農業情報システム協会甲信越支部長 ＩＣＴ経営相談室 森のくまさん ＩＴコーディネータ 磯道 善彦 所在地：長野県諏訪市 ICTを活用した経営改善コーディネート （主に食品・農業関係） IoTアドバイザー（製造業） 自然栽培による稲作（食・農サポーター） 好気性菌 嫌気性菌 2
- 4. データ連携 （PDCAが回る） データ活用データ蓄積 ステージ１ ステージ２ ステージ３ 経営・会計 会計データの再利用 売上・経費データが集計 され過去データと対比で きる 作物などの個別の単位でデータ分 析ができる 生 産 圃場単位でデータが管理 されている 作物、圃場単位での種、苗、肥料、 農薬などの使用履歴がデータで管 理され再活用が可能 販 売 WebSite（ホームペー ジ）があり、内容を更新 している ＳＮＳを活用している 顧客管理ができている ブランド化できている ストーリーがある 自 動 化 気象データ等が収集され データ化している 収集データを活用して生産ができ ている 収集データでハウスなどが制御さ れている ロボットによる収穫など 農業ＩＣＴの利活用におけるステージ データとはストレージ等に保管されており、呼び出し加工のできるものと定義 未着手 3
- 6. 農業ＩＣＴの利活用 １．経営視点のＩＣＴ活用 会計システムの例 システム名称 特 徴 参考価格 その他 販売会社 農業簿記１０ ・農業特有の勘定科目が登録済 ・初期設定が簡単 ・日々の仕訳を自動転記して各種 書類を自動作成 ・仕訳は取引を候補から選択 ・決算処理＆経営分析機能も充実 ・法人＆個人に対応 ・60.000円 (税抜) 無料体験版あり オプションでJA取引 データ転送システム とクミカンデータ転 送システムあり 農場日誌ソフトも有 ソリマチ株式会社 https://www.sorimachi.c o.jp/products/farmer/bo ki/ らくらく 青色申告 農業版 ・単式簿記形式の入力が可能 (複式として処理) ・個人の農業青色申告に特化 ・消費税計算書も出力可能 ・e-Taxにも対応 ・法人には未対応 初年：8,000円 (税抜) ・2年目以降は 年間3,000円(税 抜) 無料体験版あり ソフトの無料講習会 を開催 農業作業日誌ソフト も完備 株式会社セーブ http://aoshin.jp/index.ht ml かんたん 農業簿記 ・簿記の知識に応じて4種類のソ フトが選択可能 ・農業特有の勘定科目が設定済み ・現金出納帳と預金出納帳への 入力だけでOK ・減価償却費の計算を自動化 ・消費税の計算にも対応 ・リモートサポートに対応 初年度13,600円 (税込)～ 生産者と消費者を繋 ぐ産直WEBサービス 有り ミライソフト有限会社 http://miraisoft.com/?pa ge_id=4308 5 参考：会計ソフト比較NAVI
- 9. 農業ＩＣＴの利活用 ２．営業視点のICT活用 商品・農家のブランド化と営業情報活用 1. 情報発信 1. Web 2. SNS（ソーシャルネットワークシステム） 3. ブログ 2. データ活用 1. 売上管理（POSなど） 2. データ分析 8
- 10. 農業ＩＣＴの利活用 ２．営業視点のICT活用 商品・農家のブランド化と営業情報活用 無料でホームページがつくれるWEBサービス WiX Jimdo FC2 ホームページ Ameba Ownd テンプレート ５００種以上 約４０種類 商用利用 OK OK OK OK 広告表示 あり あり なし なし 容量 ５００MB ５００MB １GB 無制限 ドメイン サブドメイン サブドメイン 独自ドメイン 独自ドメイン CGI設置 ー ー ☓ ☓ DB ー ー ☓ ☓ 9
- 12. 農業ＩＣＴの利活用 ２．営業視点のICT活用 商品・農家のブランド化と営業情報活用 ソーシャルネットワークサービス（SNS) で気になる農業関係サイト https://www.facebook.com/japanaisa/JAISA日本農業情報システム協会 https://www.facebook.com/HOKKAIDO.ASC/ヤンマースマート農業 アグソリ北海道 全国自然栽培農家直売グループ https://www.facebook.com/groups/45247610 1528880/ https://www.facebook.com/groups/37661518 9087086/ 農業SNS交流 【無農薬栽培・農家直送マルシェ】 https://www.facebook.com/groups/63011651 3795865/ 11
- 14. 農業ＩＣＴの利活用 ２．営業視点のICT活用 商品・農家のブランド化と営業情報活用 売上管理（POS) POSレジ（Point Of Sale） 販売時点情報管理 • 商品を販売した時点で商品情報 • 顧客情報などの登録・管理 • 売り上げ金額の計算 • 計算した金額の記録 ■POS 商品の販売時点（point of sales） その商品に関する情報（商品名、価格、売れ た時間など）を収集し、管理するしくみ 13
- 16. 農業ＩＣＴの利活用 16年農業構造動態調査によると、2月1 日現在の農業就業人口は前年比8.3％ 減の192万2200人だった。 出典日本の 農業人口200万人割れ 1990年の4割程 度 人手不足 労働時間の増加 効率化 安全・安心 ミスのない作業 GAP手法の導入 ICTの活用 GAP:Good Agricultural Practice 15 ３．現場でのICT活⽤（IoT）
- 18. 農業ＩＣＴの利活用 ３．現場でのICT活⽤（IoT） 生産管理・記録システム 参考資料：JA兵庫みらい GAPとは？ Plan Do Chack Act See 記録 活用 計画 17
- 20. 農業ＩＣＴの利活用 ３．現場でのICT活⽤（IoT） 環境モニタリングシステムイメージ センサー マイコン 通信 クラウドサービス PC タブレット スマートフォン 3-1 ICTによる農業の⾒える化 19
- 21. 農業ＩＣＴの利活用 ３．現場でのICT活⽤（IoT） 3-2 ICT化による農作業の⾃動化 センサー ネットワーク 天 窓 カーテン ヒーター CO2 発生機 送風機 アクチェータ制御 温度・湿度・照度 等のセンサー情報 制御 情報 クラウド 20
- 22. 農業ＩＣＴの活用事例 １．生産管理・記録システムの導入事例 JAISA会員 株式会社イーエスケイ （ＥＳＫ） 〒292-0057 千葉県木更津市 東中央1丁目2-5 大東ビル5F Tel.0438-40-5290 Fax.0438-22-4115 21
- 25. 農業ＩＣＴの活用事例 ２．モニタリング＆制御システム導⼊事例 アイデアを活かしたICT活用（曽田農園） Webカメラ（Qwatch）により温室のスプリンクラー を動かすことで、タイマー稼働の水やりシステムを 作りました。 水やりシステムのしくみは以下の通りです。 Qwatchには「カメラとしての首振り機能」がつい ている。これは遠隔操作も可能。 1. いますぐ温室に水をやりたいと思ったときは、 スマホを使ってQwatchの首を回す。 2. 回転する首が糸を巻き取って、その糸がカウン トダウンタイマーにくっつけた木の棒（レ バー）を回す。 3. するとタイマーがオンになり、一定時間、水が 撒かれる（リミット時間が来ると、水は止ま る） 4. Qwatchには「首振り距離をプリセット（事前設 定）する機能」があり、4通りのプリセットが可 能。現在は、水やり時間が「20分」「30分」 「40分」になるように、首振り距離を調整し、 プリセットしている。 （※ 曽田園芸のfacebookより転載） http://www.iodata.jp/biz/case/2015/05/index.htm I-ODATA事例紹介ページ 24
- 27. あたらしい農業ＩＣＴの流れ IoT (Internet of Things) BIG DATA AI artificial intelligence Cloud (internet) data input output DEEP LEARNIN G 26
- 29. あたらしい農業ＩＣＴの流れ １．農業へのAIの活用 農作物をスマートフォンで撮 影し、画像をアップロードす るだけで、農作物の異常を自 動診断し、対処法などを表示 する仕組みとなっている。 28
- 34. 国の取り組み 33
- 35. 国の取り組み 34
- 36. おわり ICT経営相談室 森のくまさん 担当 磯道 善彦 E-mail: poosan@morinokumasanonline.com HP: https://www.ictkuma.com
Editor's Notes
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