2. まちに暮らす
建築 ・ 環境デザイン学科
高橋美乃梨 / 小玉あずさ

3. 今、 郊外で起きていること
長い通勤時間をかけ、 都市に働きに行く
郊外は寝るための場所＝ベッドタウン
日中、 都市に人が集中し郊外には人がいなくなる。

4. 日中、 都市に人が集中する
郊外の消費活動は消極的になる
郊外の活気がなくなる
都市へ人が移り、 より郊外の過疎化がすすむ
郊外の空き家が増加する

5. つまり！
働く場所を郊外にすれば
長い通勤時間もなくなる
空き家も減る
郊外での消費も増え、 活気がでる

6. 郊外で働くには ・ ・ ・
働く場所＝オフィスが必要
オフィス
＋
空き家
オフィス （仕事場）
託児所
カフェ etc...

7. 住居
オフィス 住居
カフェ
住居
託児所
住居
アトリエ
ギャラリー 住居
空き室や
空階を使う
一軒家すべてを
オフィスにするのではなく！
住居
図書室
オフィス

8. 山田康男さん （夫）
７２歳男性
一軒家に暮らしているが、 子供が皆独り立ちしてからは２階部分を持て余していた。
２階部分をオフィスにし、 貸し出すことで多世代との交流が増えるようになった。
夫は囲碁が趣味。
AM5:00 起床
身支度
7:00 朝食
8:00 掃除
10:00 家の近くの畑の手入れ （お散歩中の子供たちとあいさつ）
PM0:30 昼食 ・ 家事
5:00 ひろきくん （佐藤さんのお子さん） と囲碁
7:00 夕食
10:00 就寝
山田ウメさん （妻）
６８歳女性
一軒家に暮らしているが、 子供が皆独り立ちしてからは２階部分を持て余していた。
２階部分をオフィスにし、 貸し出すことで多世代との交流が増えるようになった。
水彩画が趣味で、 カフェにも飾ってもらっている。
AM5:00 起床
家事 ・ 身支度
7:00 朝食
8:00 洗濯 （洗濯物を干していると、 ２階のオフィス利用者 佐藤さんが出社）
10:00 家の近くの畑の手入れ （お散歩中の子供たちとあいさつ）
PM0:30 昼食 ・ 家事
3:30 カフェでお茶
5:00 趣味の水彩画
7:00 夕食
10:00 就寝

9. 佐藤浩一郎 （夫）
３７歳男性
東京でサラリーマンをしていたが、 U ターンし独立。
山田さん夫妻の住宅の二階をオフィスとして借りて仕事をしている。
AM6:30 起床
身支度
7:00 朝食
8:00 出社
PM0:00 カフェで昼食
8:00 帰宅 ・ 夕食
11:00 就寝
３５歳女性
保育士をしている。
AM6:00 起床
家事 ・ 身支度
7:00 朝食
8:30 出園
10:00 園児とお散歩 （畑作業中の山田さん夫妻とばったり）
PM0:00 昼食
5:00 帰宅
7:00 夕食
11:00 就寝
ひろき （息子）
小学６年生
山田さん （夫） によく囲碁を教えてもらっている。
AM5:00 起床
掃除 ・ 身支度
8:00 登校
PM0:30 給食
4:00 下校 ・ 宿題
5:00 山田さんの家に囲碁をしにいく
7:00 夕食
9:00 就寝
ひとみ （妻）

10. AM6:00 起床
朝の体操
7:30 朝食
8:00 身支度・洗濯
身支度・開店準備
10:00 開店
PM9:00 閉店
10:30 帰宅
12:00 就寝
６１歳 一軒家で小屋がある
５０代後半から定年後のビジョンがあり、現在は小屋を
リノベーションしたカフェを営んでいる。
川島和男さん

12. ・ 山田さんはひろきくんと囲碁をする
・ 佐藤さんは山田さんのオフィスで仕事をしている
・ 山田さんの奥さんは趣味の水彩画を
川島さんのカフェに飾ってもらっている。
暮らしの中につながりが生まれていく

14. つながりが広がっていく

16. Cafe
掲示板

17. 都市で働き、 郊外で眠る。
仕事と暮らしが離れてしまった現代。
仕事も暮らしもひとつの小さな範囲でまとまると、
そこからたくさんのつながりが生まれるのでは。
もう一度、 暮らしを見直す。
そのきっかけに取手市がある。