麻雀心理学のための統計学序説① 標準偏差
- 10. Aブロック準決勝で考える
チーム全体のバラツキ:変動
調子狂う… … ではどうすればいいんですか?
2乗です
プラス・マイナスをなくすために2乗するんです
マイナスを2乗するとプラスになるやろ
それを合計してやるんです
つまり
チームのバラツキ = 個人のバラツキ度 𝟐
の 合計
= 個人の得失点 − 得失点のチーム平均 2 の 合計
となります
10/23
- 11. Aブロック準決勝で考える
チーム全体のバラツキと欠点
チームのバラツキ = 個人のバラツキ 2 の 合計
これを具体的に計算してみましょう
阿知賀女子の得失点のバラツキ = −26.8 2
+ 23.3 2
+ 1.2 2
+ 8.2 2
+ −5.8 2
= 1358.8
これならチームのバラツキといえますね
ただしこのバラツキには、まだ欠点が2つあります
個人の
バラツキ
−26.8 23.3 1.2 8.2 −5.8 0.0
11/23
- 20. さらに色をつけてみました
分散 =
個人の得失点-得失点のチーム平均
2
の 合計
チームの人数
標準偏差 =
個人の得失点-得失点のチーム平均
2
の 合計
チームの人数
共通点をみてみると
𝑛 は チームの人数
𝑥𝑖 は 個人の得失点
𝑥 は チームの平均値
は チーム人数分の合計(n人分の足し算)
ということがわかりますね
Aブロック準決勝で考える分散と標準偏差
分散と標準偏差の数学的表現
n
xx
s
n
i
i
1
2
2
n
xx
s
n
i
i
1
2
分散 標準偏差
20/23
- 22. いかがでしょうか
今日はバラツキを測る統計的指標 として分散と標準偏差を学びました
①平均値からの差を個人のバラツキ度とし ← 偏差
②プラス・マイナスを打ち消すために2乗した合計をとり ← 変動
③人数が違っても比較できるように頭数で割り ← 分散
④そのルートをとって単位をそろえイメージしやすくしました ← 標準偏差
バラツキを示す指標としては標準偏差を用いるのが一般的です
また講義では説明しませんでしたが①と②も統計的指標として名前がついています
是非、統計の教科書等で確認してみてください
強力なエースがいない阿知賀女子の強さのカギは
得点力にバラツキがない(標準偏差が小さい)ことでした
全国優勝するためには失点を少なくする
または失点を上回るさらなる得点力が必要なりますね
今日のまとめ
22/23
- 23. 小林立,” 咲-Saki- ” ,1-13巻,スクウェア・エニックス (2006-)
小林立,五十嵐あぐり,”咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A” ,全6巻,スクウェア
・エニックス (2011-2013)
アニメ:咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A
-Saki-で東進CM, http://www.nicovideo.jp/watch/sm21265938
(Sakiスクールのロゴお借りしました)
皆さまありがとうございます
ごめんなさい…
※修正等ごさいましたらtwitter @matanoseiko までお願いいたします
問題ございましたら削除いたします
参考文献
23/23