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地域医療ゼミ
平成25年9月19日(木)
黒田 豊
地域医療システム学寄附講座
Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital
Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital
2013夏期合同地域医療実習の反省
学生の皆さんからの意見
• 実習内容について−1
– 医師の立場から地域医療を見学できることは素晴らしいことだと思いますが、せっか
く見学するならば、やはりもう少し勉強してからの方が良いのではないかと思いまし
た。低学年で住民からの声も聞き、高学年になって医師という立場からの意見を聞い
た方が理解も深まるし、両者からの意見を聞くことが出来ると思います。
– 今回は主に病院見学を中心とした実習でしたが、基本的に全体として病院から見た像
がほとんどでした。私はこれに患者様から見た像を照らし合わせると、認識のズレな
どの発見にもつながるのではと思いました。
– フィールドワークはいい経験になったと感じているので、5年間のうち1,2回
フィールドワークの機会があってもいいのではないかと思う
– 今回のように多くの病院の協力が得られる場合は全員病院実習型にしてもよいと思う
が、医療側に偏る前に住民の方と話をしてみるのもいいと思うのでフィールドワーク
組をつくってもいいと思う。また、全員病院実習型にするなら、地域の人と触れ合う
時間をどこかにとるのもいいかもしれないと思った。
– 今年の1年生はフィールドワークをしていないので、来年度は可能ならフィールド
ワークを盛り込んだほうがよいのではないかと思います。
– 一年次にフィールドワーク、二年次に病院実習という段階を経られたことに満足して
いる。
– 高学年以外はフィールドワークを行うのがよいように思います。地域住民の医療に対
する意見を伺える貴重な機会ですし、それができるのは医学生の特権だと思います。
– 病院実習する中で、そういえばフィールドワークのとき地域の方はこうおっしゃって
いたな、と思い出すことが多々ありました。また夏の暑い中グループで頑張ったこと
はとてもいい思い出です。来年からも1、2年生でフィールドワークをして、協力して
いってくれたらな、と思います。
Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital
2013夏期合同地域医療実習の反省
学生の皆さんからの意見
• 実習内容について−2
– 今回の実習は初めて天草地域医療センターという二次救急・地域中核
病院にあたる医療機関での実習でこれまでとは違った発見が多く、い
ろいろ勉強になりました。
– 今回は医療者側からの視点であったが、住民側からの視点、医療者側
からの視点、行政側からの視点などいろんな視点から地域医療を見つ
めることが重要だと思う。ただし、地域医療に従事する医師の現場を
みることは必須だと思う。
– 診療所での研修は当初の不安は大きかったけれど、最終的には非常に
有意義な研修となった。低学年は大学で座学が多く、臨床との関わり
を感じる機会があまりないので、来年度も同様の研修がいいと思う。
– 全員病院実習というスタイルは、医療の現場を実際に見ることで下級
生にも勉強しようというやる気を起こすきっかけになると思う
– 診療所や医院などなかなか実習に行けないようなところで実習させて
いただけたのはよかったのではないかと思う
– 診療所に行けたのはよかった。大きな病院とは違った医療を見ること
ができたと思う。
– 一年生という早い段階から、実際の医療の現場を見ることができたの
がとてもよかったと思う。
– 今回は全員が病院、診療所において実習をすることができ、満足感が
強いようでした。
Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital
2013夏期合同地域医療実習の反省
学生の皆さんからの意見
• 実習内容について−3
– 血圧の測定など、下級生時に習って実際にやらせて
もらえるのは非常にうれしかった。しかし、実技、
知識を学ぶというより地域の病院そのものについて
学ぶ方が実習の目的に沿っているのではないかと思
う。ただ、講演だけでなく実際に中に入って感じる
ことが大切だと思うのでなるべく実際の実習の時間
を長くした方がいいと思う(今回くらいがちょうど
よいのではないかと思いました。)
– 一人もいいけれど、二人以上での研修もやってみた
いと思った。
– 毎年参加させていただいて、毎年感じることが違う
ので、全員毎年参加をおすすめしたいです。
– たとえ見学中心でも一次から二次救急まで幅広く現
場を見れることはとても意味があると思います。
Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital
2013夏期合同地域医療実習の反省
学生の皆さんからの意見
• 実習内容について−4
– 病院実習で医師以外の職種のお話が聞けたことは非常に勉強に
なった
– 先生たちとお話しできる機会を設けてほしいです。
– 地域の人たちと触れ合う時間もあればもっとよかった。
– 地域での実際の診療の様子を見る機会と、地域医療にかかわっ
ている医師の先生やそのほかの職員の方々との交流の機会があ
るといいと思います。
– 今回実習させていただいた病院・診療所よりさらに人口当たり
の医師数が少ない診療所で卒業する前に一度は実習させていた
だきたいと思いました。
– 地域住民の方やコメディカルの方との交流の場があってもいい
かなと思います。
– 少人数でのメンバーで地域医療の医師や医療スタッフと密度の
濃い実習ができたらいいなと思います。
– 数少ない機会ですから、もっと自治医科大の学生とも、たくさ
んお話ができたらいいな、と思いました。
Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital
2013夏期合同地域医療実習の反省
学生の皆さんからの意見
• 宿泊や日程等について
– 天草プリンスホテルはよくなかった。冷蔵庫の中に飲みかけの
コーラが放置されていた。宿泊費が安くて経費削減できるので
あればいいが、特にそうでもなさそうだったので・・・。
– もう少し時間に余裕をもたせた日程にしてほしい。睡眠時間の
確保や、他の学生と親睦を深めることがなかなか難しかった。
– 朝食や夕食の時間のアナウンスがなかったのであると助かる。
– 今回の実習では、懇親会の際の雰囲気が、去年や一昨年よりも
打ち解けた感じがして、いろいろな方との交流がしやすかった
ように思います。
– 自治生と熊大生との交流会が一度事前にあったりすると非常に
ありがたかったかもしれません。
– レジャー要素を取り入れ、その地域自体の魅力を感じてもらう
ことが、学生のモチベーション向上、ひいては学力の向上につ
ながるのではないかと考えます。もし祭りなどの地域行事に合
わせられれば、地域との交流という要素も併せて、効果が高い
ように思う。
– 発表についてまとめる時間が少なく、大変でした。
Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital
2013夏期合同地域医療実習の反省
学生の皆さんからの意見
• 実習場所
– 来年は行ったことがないところがいいです。
– 人が多くなりすぎているような気がするので、地域をいくつか
に分けて、そこの出身の人を中心に小グループに分ければ、
もっと効率的になり、比較的交渉もしやすいのではないかと思
う。
– 天草とは状況がまた異なるという点で阿蘇地方などがよいと思
います。
– 来年度も病院で実際の医療現場を見せてもらえると嬉しい。で
きるだけいろいろなところを見てみたいので、開催地は毎年違
う方がいい。
– 人吉球磨または阿蘇
– 人吉
– 小国・阿蘇地域
– 他県の地域医療は熊本県と違いがあるのだろうかという疑問を
持ったので、いつか機会があれば他県の地域医療にも少し触れ
られたらと思った。
– 人吉など山間部
– 小国地区
Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital
2013夏期合同地域医療実習の反省
意見をもとに来年度の構想を!
• 実習場所:来年の候補地 阿蘇(キャンプ、
バンガロー)
– 人吉球磨または阿蘇・小国との意見が多い
– 他県を見学の意見も
• 実習内容:1年フィールドワーク、2年フィー
ルドワーク、3年以上は医療施設、発表の内
容をあらかじめ決めておく(それを元に実習
にのぞむ)
– 低学年はフィールドワーク、高学年は医療施設
– 全員、医療施設
• 日程など:木・金・土にて実施、
– 今年は窮屈だった?
– 内容を絞るか、日程を更に延長するか
Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital
今後の地域医療ゼミ
• 10月17日(木) 18時より
– 臨床研修センターセミナー室
– 内容:「国民皆保険を守るために必要な事」
– 発表者:5年
• 11月14日(木) 18時より
– 臨床研修センターセミナー室
– 内容:「医師不足 現状・原因・対策」
– 発表者:1年・2年

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  • 2. Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital 2013夏期合同地域医療実習の反省 学生の皆さんからの意見 • 実習内容について−1 – 医師の立場から地域医療を見学できることは素晴らしいことだと思いますが、せっか く見学するならば、やはりもう少し勉強してからの方が良いのではないかと思いまし た。低学年で住民からの声も聞き、高学年になって医師という立場からの意見を聞い た方が理解も深まるし、両者からの意見を聞くことが出来ると思います。 – 今回は主に病院見学を中心とした実習でしたが、基本的に全体として病院から見た像 がほとんどでした。私はこれに患者様から見た像を照らし合わせると、認識のズレな どの発見にもつながるのではと思いました。 – フィールドワークはいい経験になったと感じているので、5年間のうち1,2回 フィールドワークの機会があってもいいのではないかと思う – 今回のように多くの病院の協力が得られる場合は全員病院実習型にしてもよいと思う が、医療側に偏る前に住民の方と話をしてみるのもいいと思うのでフィールドワーク 組をつくってもいいと思う。また、全員病院実習型にするなら、地域の人と触れ合う 時間をどこかにとるのもいいかもしれないと思った。 – 今年の1年生はフィールドワークをしていないので、来年度は可能ならフィールド ワークを盛り込んだほうがよいのではないかと思います。 – 一年次にフィールドワーク、二年次に病院実習という段階を経られたことに満足して いる。 – 高学年以外はフィールドワークを行うのがよいように思います。地域住民の医療に対 する意見を伺える貴重な機会ですし、それができるのは医学生の特権だと思います。 – 病院実習する中で、そういえばフィールドワークのとき地域の方はこうおっしゃって いたな、と思い出すことが多々ありました。また夏の暑い中グループで頑張ったこと はとてもいい思い出です。来年からも1、2年生でフィールドワークをして、協力して いってくれたらな、と思います。
  • 3. Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital 2013夏期合同地域医療実習の反省 学生の皆さんからの意見 • 実習内容について−2 – 今回の実習は初めて天草地域医療センターという二次救急・地域中核 病院にあたる医療機関での実習でこれまでとは違った発見が多く、い ろいろ勉強になりました。 – 今回は医療者側からの視点であったが、住民側からの視点、医療者側 からの視点、行政側からの視点などいろんな視点から地域医療を見つ めることが重要だと思う。ただし、地域医療に従事する医師の現場を みることは必須だと思う。 – 診療所での研修は当初の不安は大きかったけれど、最終的には非常に 有意義な研修となった。低学年は大学で座学が多く、臨床との関わり を感じる機会があまりないので、来年度も同様の研修がいいと思う。 – 全員病院実習というスタイルは、医療の現場を実際に見ることで下級 生にも勉強しようというやる気を起こすきっかけになると思う – 診療所や医院などなかなか実習に行けないようなところで実習させて いただけたのはよかったのではないかと思う – 診療所に行けたのはよかった。大きな病院とは違った医療を見ること ができたと思う。 – 一年生という早い段階から、実際の医療の現場を見ることができたの がとてもよかったと思う。 – 今回は全員が病院、診療所において実習をすることができ、満足感が 強いようでした。
  • 4. Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital 2013夏期合同地域医療実習の反省 学生の皆さんからの意見 • 実習内容について−3 – 血圧の測定など、下級生時に習って実際にやらせて もらえるのは非常にうれしかった。しかし、実技、 知識を学ぶというより地域の病院そのものについて 学ぶ方が実習の目的に沿っているのではないかと思 う。ただ、講演だけでなく実際に中に入って感じる ことが大切だと思うのでなるべく実際の実習の時間 を長くした方がいいと思う(今回くらいがちょうど よいのではないかと思いました。) – 一人もいいけれど、二人以上での研修もやってみた いと思った。 – 毎年参加させていただいて、毎年感じることが違う ので、全員毎年参加をおすすめしたいです。 – たとえ見学中心でも一次から二次救急まで幅広く現 場を見れることはとても意味があると思います。
  • 5. Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital 2013夏期合同地域医療実習の反省 学生の皆さんからの意見 • 実習内容について−4 – 病院実習で医師以外の職種のお話が聞けたことは非常に勉強に なった – 先生たちとお話しできる機会を設けてほしいです。 – 地域の人たちと触れ合う時間もあればもっとよかった。 – 地域での実際の診療の様子を見る機会と、地域医療にかかわっ ている医師の先生やそのほかの職員の方々との交流の機会があ るといいと思います。 – 今回実習させていただいた病院・診療所よりさらに人口当たり の医師数が少ない診療所で卒業する前に一度は実習させていた だきたいと思いました。 – 地域住民の方やコメディカルの方との交流の場があってもいい かなと思います。 – 少人数でのメンバーで地域医療の医師や医療スタッフと密度の 濃い実習ができたらいいなと思います。 – 数少ない機会ですから、もっと自治医科大の学生とも、たくさ んお話ができたらいいな、と思いました。
  • 6. Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital 2013夏期合同地域医療実習の反省 学生の皆さんからの意見 • 宿泊や日程等について – 天草プリンスホテルはよくなかった。冷蔵庫の中に飲みかけの コーラが放置されていた。宿泊費が安くて経費削減できるので あればいいが、特にそうでもなさそうだったので・・・。 – もう少し時間に余裕をもたせた日程にしてほしい。睡眠時間の 確保や、他の学生と親睦を深めることがなかなか難しかった。 – 朝食や夕食の時間のアナウンスがなかったのであると助かる。 – 今回の実習では、懇親会の際の雰囲気が、去年や一昨年よりも 打ち解けた感じがして、いろいろな方との交流がしやすかった ように思います。 – 自治生と熊大生との交流会が一度事前にあったりすると非常に ありがたかったかもしれません。 – レジャー要素を取り入れ、その地域自体の魅力を感じてもらう ことが、学生のモチベーション向上、ひいては学力の向上につ ながるのではないかと考えます。もし祭りなどの地域行事に合 わせられれば、地域との交流という要素も併せて、効果が高い ように思う。 – 発表についてまとめる時間が少なく、大変でした。
  • 7. Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital 2013夏期合同地域医療実習の反省 学生の皆さんからの意見 • 実習場所 – 来年は行ったことがないところがいいです。 – 人が多くなりすぎているような気がするので、地域をいくつか に分けて、そこの出身の人を中心に小グループに分ければ、 もっと効率的になり、比較的交渉もしやすいのではないかと思 う。 – 天草とは状況がまた異なるという点で阿蘇地方などがよいと思 います。 – 来年度も病院で実際の医療現場を見せてもらえると嬉しい。で きるだけいろいろなところを見てみたいので、開催地は毎年違 う方がいい。 – 人吉球磨または阿蘇 – 人吉 – 小国・阿蘇地域 – 他県の地域医療は熊本県と違いがあるのだろうかという疑問を 持ったので、いつか機会があれば他県の地域医療にも少し触れ られたらと思った。 – 人吉など山間部 – 小国地区
  • 8. Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital 2013夏期合同地域医療実習の反省 意見をもとに来年度の構想を! • 実習場所:来年の候補地 阿蘇(キャンプ、 バンガロー) – 人吉球磨または阿蘇・小国との意見が多い – 他県を見学の意見も • 実習内容:1年フィールドワーク、2年フィー ルドワーク、3年以上は医療施設、発表の内 容をあらかじめ決めておく(それを元に実習 にのぞむ) – 低学年はフィールドワーク、高学年は医療施設 – 全員、医療施設 • 日程など:木・金・土にて実施、 – 今年は窮屈だった? – 内容を絞るか、日程を更に延長するか
  • 9. Yutaka Kuroda, MD, PhD, FJSIM. Department of Community Medicine, Kumamoto University Hospital 今後の地域医療ゼミ • 10月17日(木) 18時より – 臨床研修センターセミナー室 – 内容:「国民皆保険を守るために必要な事」 – 発表者:5年 • 11月14日(木) 18時より – 臨床研修センターセミナー室 – 内容:「医師不足 現状・原因・対策」 – 発表者:1年・2年