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横浜での
「まちを考える仕事」って?
スライドの内容
• 自己紹介と会社紹介
• 横浜での「まちを考える仕事」 いいことベスト3
• 仕事の一部紹介
• 関内駅周辺地区での公民連携の取組
• ニーズ側からまちづくりのDX
自己紹介と会社紹介
片岡 公一 KATAOKA Kimikazu
株式会社 山手総合計画研究所 代表取締役
Facebook
https://www.facebook.com/kimi.kataoka.5
E-mail:kataokakimikazu@y-p-c.co.jp
主にデジタル系についてのつぶやき @hamu_suke
マリナード等のBMIストリートピアノ @YokohamaStPiano
ヤマテソウケンって?
民間の都市・建築等の専門家とは?
プロジェクトマップ(1983~)
行政職員
役割・やりがい
企画・立案≒発注
プロジェクトの
マネジメント
プランニング
(インハウスプランナー)
ハードル
3年で異動
• 異動しない人もいる
公共?平等?
自由に動けるか?
役割・やりがい
自分の興味を追求
⇒研究成果の還元
独立しているからこ
そできるプロジェク
トの実施
ハードル
狭き門?
仕事をとるか?
研究者としての
独立を取るか?
研究者
民間の都市の専門家≒コンサルタント
役割・やりがい
専門家として
行政などに
提案する。
実質的な
作業を行う。
ハードル
基本的には、
委託を受けて、
業務を実施。
仕事をどのように
作っていくか。
民間の都市の専門家
系統
デベロッパー系
土木コンサルタント系
建築事務所系
都市計画
コンサルタント系
外郭団体系
その他
地域
全国系
東京等
大都市拠点系
自分の出身地で
頑張る系
その他
規模
大規模
中規模
小規模
個人
得意分野
ハードデザイン系
コミュニティデザイン系
制度系
自分で事業推進系
解析系
調査系
建築・都市以外の
バックグラウンド系
お客さん
国
県
市町村
民間
民間の都市の専門家
地域密着
ハード&ソフト
主なメンバー
3.11の直後に、戦災復興建築から
築80年の「震災復興?建築」へ引越し
仕事の領域・こだわり
1.都市や建築のストックを創り、活かす
2.ビジョンを持ち実現する
3. 持続性を高める
4.ローカルのつながり・仕組みを活かす
5.新たな社会の仕組みをつくる
6.都市空間の体験の質を高める
7.情報をデザインする
得意分野
• 行政の都市・地域計画、都市デザイン、景観形成等
• 公民連携の企画・プロデュース
• 地域まちづくり活動の支援
• 公共空間の計画・設計と利活用のプロデュース
• 地域交通等の地域の事業性を高める事業の支援
• 建築設計・監理
• 歴史的建造物の保全活用計画・設計
• ストリートファニチャー等の計画・設計
• デジタル技術を活用した各種取組の実践・支援
山手のまちづくり・洋館の保全活用等
日本大通りの街路設計
19
辻堂駅・湘南C-X
20
辻堂駅・湘南C-X
21
横浜市地域まちづくり
推進条例
地域交通
サポート事業
関内等の景観ガイドライン
建築設計
サイン設計
横浜での「まちを考える仕事」
いいことベスト3
人口減少・少子高齢化が進んだ
2050年においても
横浜は巨大都市
335万人
2010年人口密度
出典:国土数値情報将来人口推計1kmメッシュ
メッシュあたり人口
出典:国土数値情報将来人口推計1kmメッシュ
メッシュあたり人口
出典:国土数値情報将来人口推計1kmメッシュ
メッシュあたり人口
横浜市将来人口推計
出典:横浜市オープンデータポータル
18区
18の都市
横浜には都市の(ほぼ)全てがある
Global から Localまで
海から丘まで
都心から郊外まで
マレーシアセベランプライ氏の都市デザイン支援 バルセロナ スマートシティEXPO出展
みなとみらい21の都市像
1. 24時間活動する国際文化都市
2. 21世紀の情報都市
3. 水と緑と歴史に囲まれた人間環境都市
山下ふ頭 470,000㎡
会社の歯車ではなく、まちの歯車になる
41
仕事の一部紹介①
関内駅周辺地区での公民連携の取組
横浜教育文化センター跡活用
横浜文化体育館再整備
現市庁舎街区の利活用・再整備
リ
ー
デ
ィ
ン
グ
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
核となる市有地の活用
公園、道路などの
公共空間活用
関内駅周辺地区の
まちづくり
45
アート&デザイン スポーツ&健康
観光・エンターテイメント 成長産業
新しい機能の導入、界隈の形成、
都市軸の活性化、ネットワークの強化
デベロッパーファーストから
プレイヤーファーストへ
デベロッパーから見た
当時のポテンシャル
プレイヤーからみた
ポテンシャル
 住宅しかたたないエリア
 職住近接がいろいろな可能性がある
 大きな公共空間で様々な実験をしたい
 スタジアム・文体のスポーツコンテンツ
との連携が魅力
などなど
プレイヤーが高める地域の価値
デベロッパー プレイヤー
市民
(消費者)
市民、企業、大学や行政などの様々な主体が対話と交流を行いながら、
事業性のある「まちづくりのアイデア」を生み出す「場」
横濱まちづくりラボ の設置
48
地域課題
・再整備のアイデア 事業アイデア
横浜市が実現可能な
街づくり事業を企画
プロジェクトの実施・協力
事業性のある
まちづくりのアイデアを議
論
プロジェクトの実施・協力
『横濱まちづくりラボ』
横浜市が運営し
議論に参加する
地域協議会など
事業への参加意欲のある
民間企業、組織など
サウンディング調査などで事
業の実現性を検討
51
健康・医療(ウェルネス)の拠点
・医学的知見にもとづく最新の健康サービスを提供する
フィットネスジム、リハビリ、人間ドックなど、新たな
サービスを開発・提供していく拠点機能。
・トップアスリートの養成・調整のノウハウや最先端医学を
一般市民へも提供していく。
・スポーツツーリズムの拠点ともなり、国際的な交流人口を
増加させる核となる。
スポーツと医療の融合サービス、トータルな健康ライフスタイルサービス提供拠点
トータルなライフスタイルを提案するスポーツ健康ビジネス展開
横浜発のプロスポーツ文化発信拠点
©2011 Cosmed, "Ergospirometry laboratory" on
Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0.
スポーツと医療の融合領域のサービス開発
横浜発のプロスポーツ創造と発信の拠点
・横浜のプロスポーツの拠点、マイナースポーツの拠点など、横浜からスポー
ツ文化を創造し発信していく拠点をつくる。
©2010 adifansnet, "adidas by Stella McCartney S/S 11" on Flickr, CC BY-SA 2.0.
52
A グローバル人材育成拠点
・持続力の高い成長産業をターゲットとし
た産学連携や、関連する研究分野、教育
分野の複数の大学(研究所)が集まり、
共同で研究、教育が行える、大学間連携
の拠点機能。
・全世界とのネットワークの拠点となり実
践活動を通した教育が行われるなど、新
たな形の教育が試行・実践の場としてい
く。
グローバル人材を育成する複数大学(研究所)間の連携拠点
大学コンソーシアム拠点 まちなかに開かれたキャンパス
©2006 Ignis, "Campusplaza Kyoto JPN" on Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0.
©2009 Chensiyuan, "Harvard square 2009j" on Wikimedia
Commons, licensed under GFDL.
53
B 新しいビジネス創出の拠点
・関内駅周辺地区のビジネスイメージのけん引役となり、さらなる人材・企業集積を促すコアとなる機能を誘導する。
・高度な技能を持った働き手や多くの専門サービス業者など、高度な人材集積による知識の伝播を期待し、新たなブランド価値をつくる中小企業、
大企業が集積する。
・市庁舎機能移転後の周辺ビルを活用したまちの機能更新を図る。
基幹的企業の立地拠点
中小企業や大企業のオフィス空間
©2012 Stefmanovic, "Office" on wovox.com, CC BY-ND
多様な人材やアイデアを引き寄せる
求心力のあるコミュニティを形成
©2007 Steve Jurvetson, “TED Talk” on Flickr, CC BY 2.0.
54
D 市民や企業の新たな交流を
生み出す生涯学習拠点
・子供、シニア、主婦、ビジネスマンなどの
様々な年齢・性別・社会的立場を超えて学
びのニーズに答える場。
・企業、団体、市民による新たな学びのプロ
グラムを提供し、価値のある情報を集め、
まなびを通じて、新しいビジネスを創造す
る。
・企業のCSR・CSVプログラム研修、セ
ミナー活動のための拠点としての機能を持
ち、CSR・CSVに積極的な企業等の進
出を促す。
市民の学びのニーズに答える 新たな学びの拠点
ハマの
パークキャラバン
公園の風景を
変える
まちの風景を
変える
空間活用の実験・実践
68
まちづくりの考え方
アート&デザイン スポーツ&健康
観光・エンターテイメント 成長産業
新しい機能の導入、界隈の形成、
都市軸の活性化、ネットワークの強化
70
本郷台駅前リビング
 地域のプレイヤーにより地域の価値を高
める実験
課題:殺風景な駅前広場を魅力的にした
アイデア:
椅子とテーブルを置いて人の滞在機会を増や
す
人が集まる → 交流が増える → 活動が増える
広場のイメージが変わった!
仕事の一部紹介②
ニーズ側からまちづくりのDX
まちづくりのDX
DX = Digital Transformation
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」エリック・ストルターマン
wikipedia
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会の
ニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プ
ロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること 」
経済産業省「DX推進ガイドライン」
DX = Digital Transformation
アナログだけではなくて
デジタルも普通になること
技術駆動と目的駆動
技術駆動
• 技術を持っていてその技術を
使いたい。
• 持っている技術を使うと、こ
のような未来が実現できると
いうイメージがある。
• 技術分野の多様性の中からイ
ノベーションが生まれる。
目的駆動
• 「将来こうありたい」という
目的があり、そのためにあり
とあらゆる手段を使う。
• 技術駆動都市は、実は「目的
駆動」のビジョン。
• 目的駆動で技術を自然に駆使
できる人材が少ない(と思
う)。
VS
実はどちらも、使うだけなら無料!
(条件アリ)
パブリックコメントは
紙から体験へ
新市庁舎(現在の市庁舎)のVR作成
PDFによる都市美対策審議会等での情報公開
PDFによる都市美対策審議会等での情報公開
参考にした厚いけどアツくない行政資料・・・
ひとりデザインビルド
設計施工監理(現場監理中)
体験会の実施や展示会でのデモ
これまで
紙での情報公開
これから
体験の共有
ディスカッションツールの
アップデート
横浜市旭区
都市計画マスタープラン
Fab×GIS = FabGIS
3D地形模型プロジェクションマッピングによるワークショップツール
Fab GIS
× =
FabGIS
=
オープン
データ
FAB
ゲームエン
ジン
コミュニ
ケーション
UnityやUnreal Engineなどの
ゲームエンジンの活用
FabGISのデモの様子
https://youtu.be/8aIOqI3n5CU
Tangible Interface XR
Urban Planning Platform
Plteau Yokohama Project Member
INFO LOUNGE, CYBERNET, Yamate Planning Cabin
Augmented Models in Space Virtual
Tangible Interface
Our solution supports those processes by tangible interface that
linked to the digital twin and AR.
What is "Tangible Interface XR"?
On the urban planning processes, it is necessary to
listen to the opinion of variety of citizens and build up
a common image of the future of a city.
Experts Administration
Citizens
A device to support dialogue between
citizens, experts, and government
3 Sessions of Dialogue between experts and citizen
1.AR Session 2. Expert Session 3.Tangible Session
Collect various views and ideas
using AR app
Analyze and draw a big picture Create and Experience
future images of the city
Portable Antique
W74.0cm D44.5cm H23.0cm
Communication Desk
W1.6m D1.2m
Two types of Tangible Interface
Integrate two scale studies into VR
Urban Scale
Study Area
Human Scale
Study Area
Urban & Human scale study area are linked
on the rear projection map.
VR Experience
使い方解説動画
https://youtu.be/bKonG4EkySU
2次元から
3次元へ
フォト
グラメトリ
とは
横浜市所有の1971年の航空写真
2次元
横浜市所有の1971年の航空写真からフォトグラメトリでつくったモデル
3次元
本動画で使用している3Dモデルデータは、横浜市所有の航空写真から立体像を構築したものであり、
著作権は横浜市に帰属します。
Imagine Yokohama 2050⇒2030 温故知新編
1971年のバーチャル横浜を空中散歩!!(仮)
~ デジタルで過去と未来をつなげる ~
ゲスト:河北 直治さん(横浜界隈研究家)
田邊 寛子さん(景観デザイン・コミュニケーションデザイン)
進 行: Code for Yokohama メンバー
6月22日 18時半~
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https://youtu.be/xsWbtUlmDE0
ひとりひとりの
小さな声や気付きを
データに
~まちあるきのアップデート~
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横浜での「まちを考える仕事」って?

Editor's Notes

  1. 関内駅周辺地区で予定している公民連携プロジェクトの「一例」です。 リーディングプロジェクトとして  「横浜文化体育館再整備」、「横浜教育文化センター跡活用」、 市庁舎移転後の「現市庁舎街区の利活用・再整備」、 「大通り公園、くすのき広場などの既存の公共空間を活用した事業の実施」、 これらを公民連携によるまちづくりで進めていく予定です。
  2. まちづくりの方針は、  平成26年3月策定の「新市庁舎整備基本計画」の中で、図のように  「アート&デザイン」、「スポーツ・健康」、  「観光・エンターテイメント」、「成長産業」などの  まちづくりのテーマと、まちづくりのケースを示しています。 これらはまちづくりの方向性を議論するためのたたき台として考えています。 公民連携でまちづくりを進めるため、従来の公共事業の様に横浜市がまちづくりの方針を確立するのではなく、ラボで民間の方々のご意見などで聞きながら、まちづくりの方向性を定めていきます。
  3. まちづくりの方針は、  平成26年3月策定の「新市庁舎整備基本計画」の中で、図のように  「アート&デザイン」、「スポーツ・健康」、  「観光・エンターテイメント」、「成長産業」などの  まちづくりのテーマと、まちづくりのケースを示しています。 これらはまちづくりの方向性を議論するためのたたき台として考えています。 公民連携でまちづくりを進めるため、従来の公共事業の様に横浜市がまちづくりの方針を確立するのではなく、ラボで民間の方々のご意見などで聞きながら、まちづくりの方向性を定めていきます。
  4. 公民連携によるまちづくりの「場づくり」として、横浜市では平成26年7月に「横濱まちづくりラボ」を立ち上げました。 横濱まちづくりラボは、   地元や企業、大学など様々な主体による対話と交流により、   まちづくりのアイデアを生み出す場です。 ラボに参加された方々でネットワークをつくっていただき、 プロジェクトを実施・推進していただくことも期待しています。
  5. まちづくりの方針は、  平成26年3月策定の「新市庁舎整備基本計画」の中で、図のように  「アート&デザイン」、「スポーツ・健康」、  「観光・エンターテイメント」、「成長産業」などの  まちづくりのテーマと、まちづくりのケースを示しています。 これらはまちづくりの方向性を議論するためのたたき台として考えています。 公民連携でまちづくりを進めるため、従来の公共事業の様に横浜市がまちづくりの方針を確立するのではなく、ラボで民間の方々のご意見などで聞きながら、まちづくりの方向性を定めていきます。
  6. 今回ご紹介するのは、tangible interface XR というソリューションです。 このソリューションは、インフォラウンジ社、cybernet社とともに構築したものです。 日本の国土交通省(MLIT)による、plateautという3D city モデルデータの活用事業にも採択されています。 I would like to introduce a solution called tangible interface XR. This solution was developed in cooperation with InfoLounge and cybernet. It has also been adopted by the Japanese Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism (MLIT) as part of a project to utilize 3D city model data called plateaut.
  7. 私たちのソリューションは、専門家や行政と市民の対話のプロセスを、ARやデジタルツインと連動したタンジブルインターフェースでサポートします。 XRと名付けたのは三つのリアルを横断したソリューションとなっているからです。 一つ目はAR augmented reality 二つ目は現実空間にある都市模型 三つめはそれらを統合して体験できるVRです。 今回の展示は、このうちの主に右の二つについての展示発表となります。 Our solution supports the process of dialogue between professionals and government and citizens with a tangibles interface linked to AR and digital twin. We named it XR because it is a solution that crosses three realities. The first is AR augmented reality The second is urban models in real space The third is VR, which integrates them into a single experience. Our exhibition is mainly about the right two of them.
  8. ここで、私たちが、このソリューションを作った背景についてお話しします。 これまで、都市の開発やプランを作る際にその将来像を描くのは、多くの場合は行政や専門家でした。 市民の参画した計画づくりも様々な地域で進められていますが、 紙や模型によるディスカッションでは、そこで参加者がイメージしているものが、ほかの参加者に本当の意味で伝わっているかはわかりません。 空間に関する意思疎通は、専門性の高いコミュニケーションといえるのです。 一方で、これからの都市計画では、市民が、行政や専門家とも対等にコラボレーションしながら、自らが都市の将来について考えることが必要となります。 これまでの紙や模型といった道具の良さは使いながら、デジタルデータを組み合わせてより質の高い議論をしていくことが求められています。 Tangible InterfaceXRは、このような市民、専門家、行政の都市の将来像に関する対話をサポートするソリューションです。 Here I would like to talk about the background behind our creation of this solution. Until now, when developing a city or creating a plan, it has often been the government or experts who have drawn up the vision for its future. While planning with the participation of citizens has been underway in various areas However, in discussions based on paper and models, it is difficult to know whether what the participants envision is truly shared by the other participants. Communication about space is a highly specialized form of communication. On the other hand, in the future of urban planning, it will be necessary for citizens to think about the future of their cities on their own, collaborating on an equal footing with government officials and experts. While using the advantages of conventional tools such as paper and models, it will be necessary to combine digital data for higher quality discussions. Tangible InterfaceXR is a solution that supports this kind of dialogue among citizens, experts, and government officials regarding the future of cities.
  9. 私たちは、アーバンプランニングにおける対話として、3つのセッションを用意しています。 ARセッションでは、市民や専門家がARアプリを使い、対象地区に関する様々な視点やアイデアを投稿します。 街を歩きながら、その場ですぐに気付いたことが投稿できるため、一般的な室内でのディスカッションよりも多くの情報を得ることができます。 専門家セッションでは、専門家や行政の人が、ARセッションで投稿されたデータの分析をしたり、都市の方向性を描いたりします。 ここでは、一つの結論を導き出すのが目的ではありません。複数のシナリオを用意するなど、次のセッションの参加者がより良質な議論ができる準備を行います。 タンジブルセッションでは、市民と専門家がともにタンジブルインtナーフェースを使いながら、都市の将来像をつくったり、それをVRで体験したりします。 専門家が描いたビジュアルについて意見を言うのではなく、自分自身で都市のシーンを創り出して議論ができるため、イメージの共有が容易で、より良質な議論ができます。 We are offering three sessions as a dialogue in Urban Planning. In the AR session, citizens and experts use an AR app to contribute their various perspectives and ideas about the target district. This is a great way to get more information than a typical in-room discussion because you can post what you notice right then and there while walking through the city. In the expert sessions, experts and government officials analyze the data posted in the AR sessions and draw directions for the city. The goal here is not to draw a single conclusion. We will prepare participants for better quality discussions in the following sessions, such as by preparing multiple scenarios. In the tangibles session, citizens and experts together create a vision of the future of the city and experience it in VR, using the tangiblesintnerface. Instead of expressing opinions about the visuals drawn by experts, participants can create their own urban scenes and discuss them, which facilitates sharing of images and better quality discussions.
  10. 私たちのタンジブルインターフェースは二つのタイプがあります。 一つ目はポータブルアンティークという名前のものです。 こちらは、アンティークの旅行カバンにすべてのシステムを収めたものです。 様々な地区に出向いて使用できるよう、持ち運べるサイズにすべてを納めました。 また、アンティークカバンに最新の技術が入っているというのも魅力の一つです。 二つ目はコミュニケーションデスクという名前のものです。 こちらは、大きなテーブルとなっていて、大勢の人が一度にディスカッションするのに向いています。 大きな模型を囲むだけでも、話し合いの質は高まります。 そこにタンジブルインターフェースによるインタラクティブな仕組みが加わることで、より良質なディスカッションが可能となります。 We have two types of tangibles interfaces. The first is called Portable Antique. This is an antique travel bag that contains the entire system. Everything is packed in a portable size so that it can be used in various districts. Another attractive feature is that the antique bag contains the latest technology. The second one is called the Communication Desk. This one is a large table, suitable for many people to discuss at once. Even just sitting around a large model enhances the quality of the discussion. The addition of an interactive mechanism with a tangibles interface makes it possible to have even better discussions.
  11. これらの二つのエリアのスタディ結果はHead Mount displayで確認することもできます。 Study results for these two areas can also be viewed on the Head Mount display.