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2011 08-01-民法ⅰ-1 授業メモ
- 1. 民法Ⅰ
2011/08/01
民法とは?(民法とはどういうルールなのか) 市民法
― 市民と市民との間に生じた紛争を処理するルール 民法総則
(解決方法)-(規律)
トラブルの例
・自動車のトラブル
・金銭の賃借
・物の貸し借 ←家賃のトラブル
・物の売買
・自動車の事故
・公害の事件
・親子関係のトラブル
・夫婦関係のトラブル
Q1:ヨーロッパでの六法システムの感性
1800年ごろフランス、←フランス革命後(1789年)
1804(ナポレオン)民法典
1806民事訴訟法
1807商法
1808治罪法(今でいう刑事訴訟法)
1810刑法
(2)法はいつから形成されたか
日本で有名な外国人
フランス人 ギュスターブ・ボワソナード (明治23年 旧民法) 教科書 P.3
1
- 4. にない、たもつ権利。単費物権 ← 債権の利権を担い、保つための機能
⑦ 質権(342)
債権の担保として、受け取った物を
債権者(質権者A)が占有し、債務者(B)が
債務を支払わない場合に、その目的物を金銭物に換価し、その代金から
優先的に支払をうけることができる権利。
登記システム(不動産登記システム) 壺とか絵画は抵当権に設定できない。
【目的物の占有は債権者甲(B)のまま】
⑧抵当権(369)
債務者(甲)等が、債務の担保に供した不動産を、
担保提供者(甲)に、そのまま使用収益させながら、
債務不履行の場合に、その目的物を処分、換価し
ほかの債権者に優先して、支払いを受けることが出来る権利。
⑨留置権
⑩先物特権 この2つは各自見ておくようにとのこと。
物権
↑
ヒトとモノとの関係のルール
↑
物権の定義・・・あるモノを直接、排他的に支配することができる権利 ←メイン(所有権)
他人の行為を介在させる必要性が無い事
ある人のある物に対する物権が肯定される場合には、
そういう目的物につき、同一内容の物権は存在しない。
4
- 5. 債権の発生原因
a.当事者の合意(契約)関係に基づく場合。 ※約定債権関係
→ 債権総論は13パターン(典型契約のパターン)
b.合意に基づかない場合
→ 法律の規定に基づいて、一定の権利を満たしている場合に請求が可能 ※法定債権関係
→ 3パターン 教科書 P.8
不法行為 709 (自動車事故など、損害賠償請求 709 条以下)
事務管理 697(費用償還請求)
不当利得 703 (利得返還請求)
債権の発生原因
契約関係 A←→B
A 所有権移転型 (贈与・売買契約)
B 貸し借り型 (賃貸借、使用貸借、消費貸借)
C 労務型 (請負、委任、寄託契約)
D その他 (組合、和髄、終身定期金契約)
A 売買契約(555条) 当事者間の相対間する意思表示の金銭により成立する(法律)行為
債権の発生範囲
贈与契約
財産権の移転請求権
賃貸借契約(601)
A貸主 → 貸す 借りたい ← B借主
金銭
↓
← 目的物の使用収益権
賃料請求権 →
5
- 6. 使用賃借 (593)
A 貸す → ← 借りたい B
↓
合意
+
ある物(目的物)を受け取ること(引き渡す)
16:45~
(3)近代社会のイメージ・・・フランス革命後の近代社会のイメージ
・・・すべての国民が担い手では無い(一部は取引の担い手・家長)
担い手:権利を得たり、義務を負担する
(法的問題の)担い手としての自由で平等な人格者の承認。
+
国王の時代 + 身分による利約
3.民法の基本原則(財産関係法の基本ルール)
(1)権利能力平等の原則
(2)所有権絶対の原則
(3)私的自治の原則
(4)過失責任の原則
イ.土地の私的所有の保障 → すべての国民が土地を私有(所有)することを承認
(法的問題) 自由で平等な ・・・ 国王の時代
ウ.契約自由の社会 ← 各個人の自由な競争 (自由な社会)
↑
新しい社会生活を実現する。(身分関係ない)
6
- 7. エ.自己責任の社会
↑
身に覚えのある行為のみ責任を負わせる
(1)「権利能力」平等の原則
↑
権利を得、義務を負担することができる能力(資格・能力・地位)
↑ 民法3条1項
すべての国民に保障されるということ。
私権の享有は、出生に始まる。
権利能力
|
意思能力
|
行為能力(制限行為能力)
(2)所有権絶対の原則
→ 個人の有する所有権(物)は絶対であり、国は正当な理由なくして
これを勧奨してはならないとする原則
(制限や、侵害してはならない)
7