大地の芸術祭×アイスタイル　インターンシップの提案内容です。

1. グッズ販売促進プロジェクト
チームC

2. 1: プランの概要
2012年度トリエンナーレでは来場者数約49万人に対して土産・グッズ売り上
げは約1.1億円、一人当たり約220円しか消費していない。これは、他国内観
光地と比較しても極めて低い。
※国内の某人気観光地での土産購入金額は、一人あたり2000円以上。
※JTBによる国内旅行お土産購入金額調査によると、1000円未満はわずか7%。
現場視察でも、グッズ販売についての問題点は随所に見受けられた。
そこで、大地の芸術祭で提供するオフィシャルグッズを商品企画から流通戦
略・在庫管理・販売・販促まで統括することで「売れるしくみ」を創りだし売
上向上を図る。具体的には、「a. ラインナップの強化」「b. 商品配置最適
化」「c. 在庫管理」「d. プロモーション」を行う。

3. 1: プランの概要
a. ラインナップ強化
一覧である商品マスタとは別に、流通戦略の段階でどの商品を扱うか
の意思決定ツールとして商品ポートフォリオを提案する。基本的には
網羅的な価格設定とターゲット設定をする。特殊店舗（人気作品・新
作品の近くのショップなど）にはそれに合った商品設定をする。また
大地の芸術祭自体のグッズ販売イメージも考慮する。
b. 商品配置最適化
商品ポートフォリオを基に流通戦略を組む。各提携ショップの規模・
位置を把握したうえで、どのような商品が必要か（カテゴリ×価格）
を定義。商品ポートフォリオの推し度が高いモノを優先的に配当する。
また売上げデータから必要な商品を再定義を繰り返す。ショップ独自
商品ポートフォリオなども検討する。

4. 1: プランの概要
c. 在庫管理
販売統括をすることで、在庫の一斉発注・店舗分配・店舗間フォロー
が可能になる。
d.プロモーション
商品戦略・在庫状況に合わせてプロモーションを実施する。売上向
上・在庫コントロールを図る。
• 推し度の高いモノを優先的にプロモーション
• アプリ・冊子に合わせクーポン配布
• 導線に商品集中配置
• イベントの開催ーデザインの統一
• 合わせ買いが見込めるものを値下げ、もしくはノベルティ化
• EC・SNS・ダイレクトメールの強化推進、等

5. 1: プランの概要
商品の企画から販売まで統括することで、
「売れるしくみ」を構築する
統括デザイン：デザイン・売り出し方の統一性を作ること
ができる。
集中販売：販売統括をすることで、売り出したい商品を大
量発注し集中的に売ることが可能となる
PDSサイクル：売り上げデータ・アンケートなどを基に
PDSサイクルを回し、改良を重ねる

6. 2: アピールポイント・理念
グッズ販売は一般的に全体売上向上の中心となる事業であ
る。現状から、その売上向上は改善するうえで一番効率的
で優先度が高いと考える。

7. 3: ターゲット顧客
大地の芸術祭に来場するすべての顧客から、横断的に販促
をすることで全体売上の底上げを狙う。客層を分析・分類
し、各客層にそれぞれ響く商品を設定する。また、大地の
芸術祭が提供する代表的な（推しの）商品を設定して、顧
客には複数の購買思想をもたせる。

8. 4: 競合先との差別化・新規性
競合は十日町で統括下にないお土産屋などの小売店となる。
大地の芸術祭のオフィシャルグッズそのものが差別化要因
として、購買の区別をつかせる。またはオフィシャルグッ
ズの販売許可を出すことで統括下にいれることで、競合で
はなく、売り上げの一部とさせる。事業改善となるので新
規性はない分、事業進行において他所から様々な改善策取
り入れることができる。

9. 5: マーケティング戦略
商品計画において、推しの商品群を網羅的に設定するため
の商品ポートフォリオをつくる。そこから画策した推しの
商品を中心に大量入荷、集中販促をすることで効率的に売
り上げを向上させる。推し出す商品として、大地の芸術祭
の特性上、一般的な観光お土産と都内美術館お土産の中間
を設定する。またイベントやコラボなどがあるときは局所
的に設定を変換させる。

10. 6: 価格設定・収益ポイント
次期トリエンナーレにおいては、統括プラットフォームの
要所を制作、推し製品10種類を中心的に展開して売り上げ
2.4億を目指す（480円/人）。販売データなどから改善と
詳細のつくりこみをはかり、次々期トリエンナーレでは売
り上げ10億（2000円/人）を実現させる。

11. 7: 収益
段階別収支計画
初期（次期トリエンナーレから）
• 統括プロットフォームの要所制作
• 商品ポートフォリオと10個の推し製品制作
• それらを中心に店舗・販促デザイン
中期（次々期トリエンナーレまで）
• 販売統括の詳細作りこみ
• 販売データ・アンケートから各所改善
• 複数商品ポートフォリオの実施
長期（次々期トリエンナーレから）
• EC・SMSなどネットサービスに重点
• 他所にブランド・製品の貸し出し
• 芸術系グッズ販売プラットフォームへ
推し製品10種類各3万個ずつ展開
30万個の在庫8割消費を目標,
単価600円とすると
売り上げ:600×24万個=1.44億
総売上比率の6割を占めることに成功
したと考えると2.4億円
原価4割・経費3割とすると7200万の
純利益となる。
トリエンナーレ来場者を例年参考で
50万とすると一人当たり480円の
グッズ購入となる

12. 7: 収益
段階別収支計画
初期（次期トリエンナーレから）
• 統括プロットフォームの要所制作
• 商品ポートフォリオと10個の推し製品制作
• それらを中心に店舗・販促デザイン
中期（次々期トリエンナーレまで）
• 販売統括の詳細作りこみ
• 販売データ・アンケートから各所改善
• 複数商品ポートフォリオの実施
長期（次々期トリエンナーレから）
• EC・SMSなどネットサービスに重点
• 他所にブランド・製品の貸し出し
• 芸術系グッズ販売プラットフォームへ
千円
事業費
人件費
販売管理費
千円
千円
収入 項目 金額
ショップ売上 1,000,000
支出 項目 金額
合計 1,000,000
仕入高 700,000
常勤スタッフ 9,600
アルバイトスタッフ
729,721
18,000
法廷福利費・福利厚生費 171
保守点検・システム管理費 300
差引収支 270,279
その他販売費 1,650
合計

13. 7: 収益
段階別収支計画
初期（次期トリエンナーレから）
• 統括プロットフォームの要所制作
• 商品ポートフォリオと10個の推し製品制作
• それらを中心に店舗・販促デザイン
中期（次々期トリエンナーレまで）
• 販売統括の詳細作りこみ
• 販売データ・アンケートから各所改善
• 複数商品ポートフォリオの実施
長期（次々期トリエンナーレから）
• EC・SMSなどネットサービスに重点
• 他所にブランド・製品の貸し出し
• 芸術系グッズ販売プラットフォームへ
将来的には十日町だけでなく、他地
域やネットでの販売、また十日町で
も芸術系グッズ販売の基盤を築き、
全国・海外各地の様々なグッズを販
売する

14. 7: 収益
2018年度 2020年度 2021年度
売上高 240百万円 240百万円 1,000百万円
売上原価 96百万 96百万 400百万円
売上総利益 144百万 144百万 600百万円
人件費 36百万 36百万 150百万円
その他販管費 36百万 36百万 150百万円
営業利益 72百万円 72百万円 300百万円