1. 14 煮酒論英雄（曹操と劉備、英雄を論じる）
曹操、“梅酒?”を飲みながら、劉備に向かって時の英雄を語る

2. 第 14 集 煮酒論英雄（曹操と劉備、英雄を論じる） 2009.4.18 更新
―「３時間で～」第 14、15 話参照
チャプター① 曹操を先頭に群臣、献帝の御前に参内。曹操以外全員拝礼する
～
チャプター② 献帝、血詔が縫い込まれている玉帯を董承に賜る～
チャプター③ 瓢箪のひしゃくで野菜に水をやる劉備。そこへ許褚がやってき
て…
チャプター④ 中庭に立つ曹操、やって来た劉備に対し「家の中で大変なこと
をやっているじゃないか」と言い、劉備はギクリ～
チャプター⑤ 曹操のもとへ駆け寄る参謀の郭嘉、「劉備を徐州へ行かせたのは
マズイ」と言う～
～曹操の命を受けて追ってきた許褚の帰還命令をピシッとはねの
ける劉備。許褚が去った後、徐州に向けて一目散。
①曹操が献帝と群臣たちを誘って出かけた巻き狩(四方を取り巻いて行う狩)、
演義の原文では「周囲およそ二百里あまりの狩場に十万の兵士を散開させて取
り巻かせ…」とあり、広大な場所での狩りの情景を思い浮かべていたが、この
ドラマでは、黄色い布で囲まれた敷地内で、あらかじめ用意された鹿を放して
それを射止めるという人工的なもの。 ↓

3. しかも矢を射るために立つ台まで用意されていた。ちょっとイメージが違う。
献帝役の若者は、本当によい所のお坊ちゃんといった感じで、弓の扱いも下手、
手当たり次第矢を放つといった感じだった。
曹操が献帝の弓を所望する時の強引さ。「ウ～ン？」と言いながらグイと手を
伸ばすところなど、演義の描写とは違うが、なかなか迫力があってよかった。
曹操に天子用の弓を強要され、しぶしぶ渡す年若き献帝(中央)
献帝が鹿を射止めたと勘違いした群臣たちが献帝に向かって 「万歳！」を叫ぶ。
その直後、鹿を射止めた張本人である曹操がどういう態度をとったか？ 演義
の日本語訳では「曹操はその万歳を受けた」としか書かれていない。私はこの
訳がどうも腑に落ちず、考えに考えた結果「曹操は『いやいや、私ごときに万
歳など恐れ多い』と言った」と訳した。今回のドラマでは、曹操は群臣に向か
って「イヤイヤ…」といった感じで手を横に振っていた。これは私の訳により
近い解釈ではないか？ 私は内心ホクホクした (^O^)