2017年7月後半の旬なキーワードは、今年で制度創設１００周年を迎えた「民生・児童委員」。 成り立ちや活動内容の概要をお伝えします。

1. 旬なニュースに
フミコみます！
今さら聞けない
ってなにをしているの？
参考・引用：全国民生委員児童委員連合会HP http://www2.shakyo.or.jp/zenminjiren/index.html
政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報 ご存じですか？地域の身近な相談相手
「民生委員・児童委員」 http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201305/1.html

2. 旬なニュースに
フミコみます！
１
 厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。
 地域住民の一員として、それぞれが担当する区域において、
住民の生活上のさまざまな相談に応じ、行政をはじめ適切
な支援やサービスへの「つなぎ役」としての役割を果たし
ています。
 高齢者や障がい者世帯の見守りや安否確認などにも重要な
役割を果たしています。
 また、全ての民生委員は児童福祉法によって「児童委員」
も兼ねており、妊娠中の心配ごとや子育ての不安に関する
様々な相談や支援を行っています。

3. 旬なニュースに
フミコみます！
2
 住民の方で、その地域の実情をよく知り、福祉活動やボ
ランティア活動などに理解と熱意があるなどの要件を満
たす人が民生委員・児童委員に選ばれる対象になります。
 ボランティアとして活動するため給与はありません。た
だし、必要な交通費・通信費・研修参加費などの活動費
（定額）は支給されます。
 任期は３年。再任も可能。 また、活動上知り得た情報に
ついて守秘義務（委員退任後も）が課せられています。
 全国で約２３万人の民生委員・児童委員が活動していま
す。（平成２９年３月末現在）

4. 旬なニュースに
フミコみます！
3
 大正６年（１９１７年） 岡山県で創設された「済世顧問
制度」が民生委員制度の源です。
 当時は、第１次世界大戦後で、産業優先政策の結果、国民
生活が不安定になり、生活困窮者が増え、多くの人が劣悪
な環境下で厳しい生活を強いられていました。
 当時の岡山県知事が状況を調べたところ、県民の１割が極
貧状態であることがわかり、防貧制度として創設されまし
た。
 防貧活動を使命とし、自立能力を潜在させている人がその
力を発揮できる機会を提供し、自立を支援することが特徴
でした。

5. 旬なニュースに
フミコみます！
4
 太平洋戦争終戦後、昭和２１年から「民生委員」制度ができ
ました。
 「民生」とは、「国民の生活、生計」という意味で、児童や
母子、高齢者の福祉をはじめ、広く国民生活全般の相談に応
じる役割を表す名称とされました。
 行政とは異なる「気のおけない相談窓口」を希望する声にこ
たえて「心配ごと相談」を運営するように（昭和３５年）。
 昭和５０年代以降は、急速に進む高齢化にあわせて、在宅福
祉充実への協力をしたり、平成になってから児童虐待の顕在
化などこどもをめぐる課題が多様化したことから、平成６年
に児童委員活動を専門に行う主任児童委員を設置しました。

6. 旬なニュースに
フミコみます！
5
児童の登下校時の声かけ、パトロール活動 なども状況把握や
見守り支援として大事な活動になっています。

7. 旬なニュースに
フミコみます！
6