女性の健康週間

1. 女性の健康週間
に踏み込む
２０１８．2月後半の重点テーマ

2. 女性の健康週間とは
厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日ま
でを「女性の健康週間」と定めており、
女性の健康づくりを国民運動として展開して
います。

3. 主な取り組みの一例（東京都）
・子宮頸がん検診受診勧奨ポスターの作成
・普及啓発グッズの配布/パネル展の開催
・女性の健康相談
・女性医師による乳がん・子宮頸がん検診
・講座/セミナーの開催
(例：健康講座、子宮がんの正しい理解について、女性のリラックス教室 等)
自治体では、女性が自らの健康に目を向け、自らが健康づくりを実践でき
るよう支援する、女性の健康づくりに取り組んでいます。

4. がん検診の推進
2007年6月に策定された「がん対策推進基本計画」では、
個別目標の1つとしてがん検診の受診率を50％以上とす
ることが掲げられました。
5年後の見直しを経て2012年6月に策定された「がん対
策推進基本計画」では、「5年以内に受診率50％（胃、
肺、大腸は当面40％）」が掲げられ、受診率の算定には
40～69歳（子宮頸がんは20～69歳）までを対象とする
ことになりました。
国立がん研究センター がん情報サービス
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/screening.html

5. 女性のがん検診受診率
＜参考＞日本経済新聞(2017/7/1)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO18333730Q7A630C1000000/
・肺がん ：41.7％
・大腸がん ：38.5％
・乳がん ：36.9％
・胃がん ：35.6％
・子宮頸がん：33.7％
政府はがん検診の受診率を2016年に50％に引き上げる目標
を掲げていましたが、受診率は下記となりました。

6. 諸外国と比べる検診受診率
＜参考＞日本医師会ホームページ
https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/data/foreigncountry/
日本の検診受診率は、国際的に見ても低い値になっています。

7. がん検診を受けない理由は？
内閣府が行った調査結果(16年11月)によると、
・受ける時間がない：30.6％
・健康状態に自信があり必要性を感じない：29.2％
・心配なときはいつでも医療機関を受診できる：23.7％
・費用がかかり経済的にも負担になる：15.9％
＜参考＞日本経済新聞(2017/7/1)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO18333730Q7A630C1000000/

8. 早期発見･早期治療
「がんは治る病気」といわれますが、日本人の
２人に１人ががんを患い、３人に１人はがんで
亡くなる時代、「過信」は禁物です。
定期的な検診の受診により、早期発見・早期治
療につとめ、日頃から健康づくりをすることは
欠かせないのです。
＜参考＞公益財団法人日本対がん協会
http://www.jcancer.jp/about_cancer_and_checkup/

9. どうすれば検診受診率は上がる?
がん検診をすることで、がんの早期発見･早期治
療につながるだけでなく、その他の病気の発見
にもつながります。
私たちが健康に生活を送る上で欠かせないがん
検診ですが、どうすれば検診率は上がるので
しょうか？
受診率を上げるうえでどのような対応が必要か
右のホワイトボードに書き出してみましょう。