社会課題・地域課題といわれているものについて、詳しく掘り下げてどこが課題なのか、皆様と一緒に考えるためのスライドです。 今回はおひとり様（単身高齢者）について考えます。

1. おひとり様って
課題なの?
※ここでは「おひとり様」は単身高齢者を指します。

2. 単身世帯自体は課題ではない
• 文京区の総人口・・・ 213,909人
• 文京区の総世帯数・・・116,692世帯
※いずれも平成28年1月1日現在
• 単身世帯は55.8%。
• 一世帯あたりの平均人数は、1.8人。
ちなみに東京都の平均は1.9人で、少しだけ平均を下回って
いますが、そこまで大きな差ではありません。
• つまり、おひとり様自体は珍しいことではないということ
です。

3. 高齢者のおひとり様
• 文京区の単身高齢者数・・・10,939人(平成22年調べ)
総人口に占める割合は約5%です。しかし、高齢者人口
42,081人(平成28年1月現在)と比べると、約4人に1人は
おひとり様だと予測されます。

4. 高齢者のおひとり様の特徴①
• 内閣府の調査(一人暮らし高齢者に関する意識調査結果)によると、日常生活
全般について、どのような不安を感じるか聞いたところ、
「健康や病気のこと」を挙げた人の割合が58.9％と最も高
く、「寝たきりや身体が不自由になり介護が必要な状態に
なること」42.6％が続いています。
• しかしながら、「今のまま一人暮らしでよい」と答えた人
は76.3％います。
• 不安があっても、一人暮らしは続けたいという傾向が見え
ます。

5. 高齢者のおひとり様の特徴②
• 孤独死について身近に感じるかという質問に『感じる』と
答えた人は４割強います。
• おひとり様は、女性の方が多く、高齢社会白書によれば男
性の約２倍となっています。

6. おひとり様の何が課題?①
• キーワードをあげると
認知症 ・ 介護 ・孤独死
です。

7. おひとり様の何が課題?②
• 認知症の発見が遅れがちになると言われています。定期的
に状態の確認をする人がいないからです。
• 徐々に足腰が弱くなっていくならば良いのですが、骨折や
転倒から急に要介護状態になるということも珍しくありま
せん。 ※要介護になる人の1割程度は、骨折・転倒からです。
• 近隣付き合いが希薄と言われる昨今、日々の安否確認をし
てくれる人が少ないことも課題です。これが孤独死につな
がります。

8. あなたが不安なことありませんか?
• おひとり様自体は「課題」ではないけれど、備えていない
ことは「課題」です。
• 備えと言っても何すればいいの？？
という人が多いのも事実。
• そして、足りないサービスが多いのも事実。

9. あなたが不安なこと書いてください。
‟いざ”とならないと、思いつかないかも知れません。それで
も、少し想像してみてください。
あなたが高齢者になった時、不安だと思うこと、ありません
か??
きっと、あなたの課題感はみんなの課題感です。