1. 82-92：DoumentRoot設定
2010.11.02 @サイバーエージェント セミナールーム
発表者：asanu-

2. 自己紹介
■id ： asanu-
■勤め：携帯コンテンツ配信会社
■仕事：インフラエンジニア(と胸を張って言えるようになりたい)
■出身：バリバリの文系
■ブログとかツイッターとか、やってないんで、
ごめんなさい。

3. 担当は…
82-92行目
DoumentRoot設定

4. 日本語で書いてみました。
とりあえず

5. 82 DocumentRoot "/var/www/html"
ドキュメントルートは、“/var/www/html”です。
83 <Directory />
Directory命令を開始します。
84 Options FollowSymLinks
FollowSymLinksってオプションを設定します。
85 AllowOverride None
97行目AccessFileNameで指定されたファイル(.htaccess)について、
上書きを許すのはどんな設定ですか？ 全部許しません。
86 </Directory>
Directory命令を終了します。

6. 87 <Directory "/var/www/html">
“/var/www/html”(ドキュメントルート)Directoryへの命令を開始します。
88 Options Indexes FollowSymLinks
IndexesとFllowSymLinksってオプションを設定します。
89 AllowOverride None
.htaccessについて上書きを……全部許しません。
90 Order allow,deny
allowで許可されていないクライアントのアクセスは拒否します。
91 Allow from all
全てのクライアントのアクセスを許可します。
92 </Directory>
“/var/www/html”Directoryへの命令を終了します。

7. ドキュメントルートとは？
Apacheが実際に公開するファイルを保存する
ディレクトリ。
このディレクトリの中身は外部に開放することに
なるので、公開してはいけない重要なファイル
の置き場所を「DocumentRoot」で指定しては
いけません。

8. ドキュメントルートの設定
自分的に初めて知ったこと。
DocumentRootの設定は絶対パスだけでなく、
相対パスでも指定可能。
この時の相対パスは、
2行目「ServerRoot」からみたものとなります。

9. ドキュメントルートの設定
例えば・・・
ServerRoot "/etc/httpd"
DocumentRoot htdocs
とした場合、実際のドキュメントルートは
/etc/httpd/htdocs
なのです。

10. Optionsいろいろ
・FollowSymLinks
→ディレクトリ内のシンボリックリンクを許可
・Indexes
→96行目DirectoryIndexで指定したファイルが
存在しないディレクトリのURLがリクエストさ
れた場合、そのディレクトリのファイル一覧を
を表示することを許可
Indexesはセキュリティ上消した方が無難

11. Optionsいろいろ
その他のOptions紹介
・All・・・MultiViewsを除いた全てのものが利用可能
・MultiViews・・・クライアントの接続や、ドキュメント
の言語に基づき文字コードを変化させます。
・None・・・全てのオプションが無効になります。
他にもExecCGI とかIncludesとかIncludesNOEXEC、
SymLinksIfOwnerMatchなどなど。。。

12. AllowOverrideいろいろ
デフォルトのNoneの他に、
・All
・AuthConfig
・FileInfo
・Indexes
・Limit
・Options
などがあります。

13. Orderいろいろ
Order指示子の記述には、
・Order Deny,Allow
・Order Allow,Deny
・Order Mutual-failure(※非推奨)
があります。
因みに、AllowとDenyの間に空白を
入れてはいけないので、ご注意を。

14. <Directory />とととと
<Directory ““““ドキュメントルートドキュメントルートドキュメントルートドキュメントルート””””>
～～～～設定時設定時設定時設定時のののの留意点留意点留意点留意点～～～～
<Directory />
2行目「ServerRoot」で指定されたディレクトリの設定
<Directory "ドキュメントルート">
公開するディレクトリ“/var/www/html”の詳細設定
前者は最上位のルートディレクトリ、それに対して後者は
一つのディレクトリの設定であるわけです。

15. <Directory />とととと
<Directory ““““ドキュメントルートドキュメントルートドキュメントルートドキュメントルート””””>
～～～～設定時設定時設定時設定時のののの留意点留意点留意点留意点～～～～
プログラムは上から下に処理されていくので、
後からの指定が優先される。
つまり、
<Directory />と<Directory “ドキュメントルート”>の
順番は守らなきゃだめですよ。
ここもconf設定時の留意点です。

16. ありがとうございました。