It is the result presentation of the workshop that took place on June 12, 2014 at 3x3 lab in Marunouchi.

1. 2 0 1 4 年 6 月 1 2 日 ＠ 3 X 3 L A B O
Future Session Week 2014 参加
今から始めるピンピンコロリの
人づくり、街づくり

2. 光陰矢のごとし
速いもので、「人は間違いなく歳をとります。」との呼び掛けに応じた人たちが3×3ラボに
集ってからひと月以上のときが過ぎてしまいました。
あの時の問いは、
10年後、20年後の未来のために、今、身体と心の健康を考える自分になれるか？
10年後、20年後の未来のために、今、社会との関わりを考える自分になれるか？
10年後、20年後の未来のために、今、自分のため、社会のためにできることは何なのか？
でした。
一月経ったということは、今またひと月短くなったということであり、10年後がひと月先に延
びたのではないという事実。呼びかけ人が忙しさにかまけて報告書の作成を一日延ばしし
ていただけなのですが、まさに光陰矢のごとし。人が歳をとっていく速さに、今更ながら気
がつかされます。
あの時話したように、この国では、様々な問題を抱えた高齢者をケアする仕組みがどんど
ん不確実になっています。10年後には、私たちの先輩方の在宅介護の問題で、社会が大
混乱に見舞われているということも学びました。また私たち自身が老いに向かう未来と、私
たち自身がどう関わりたくて、自分自身と社会のために何を準備したらよいのかという点に
ついても、いろいろな人の夢を題材にして話をしてみました。
介護保険や社会、そして家族に多くを依存するまでの時間をできるだけ長くし、生きがい
を持って社会と関わる自分で居たいと思う気持ちがいろいろな夢として語られたことに、明
日に続く今日の夢の大切さを考えることもできました。
お話しいただいた方々、お忙しい中お集まりいただいたたくさんの方々、そしてお手伝い
いただいたすべての方々に、心よりの感謝を申し上げます。

3. 宿題：こんな75歳になりたい

4. オカルトより 怖い１０年後の介護事情
ぴんぴんころりは甘い夢。現実の世界に目を向ければ、
それがいかに難しいことなのかがわかります。
自分が老いたのちの生活を考え、そのための準備を始
めるのに、早すぎるということはないということを、嫌とい
うほど説明していただきました。
カタリストNo.1
未来介護プロジェクト
小黒信也さん

5. 何事も自分次第の人生、準備はいいか
就職、子育て、昇進・・・さまざま乗り越えてきた
後の人生の第三期をどう生きる？
残念ながら、ロールモデルは不在だ。自分はどう
するのか、老いに向かう準備の緊急性は高い。
カタリストNo.2
花王 アクティブシニア事業センター
川野千春さん

6. 写真が取り持つ世代間の対話
写真を媒介とし、認知症の高齢者を含む多世代の交流
の場を作り出す取組み「富士宮プロジェクト」
高校生と高齢者が街をきっかけに話し、笑い、そして涙
するその瞬間に、心が動かされる。
世代間の対話の中に人が幸せに生きる街のあり方を考
える、一つのヒントを見ることはできないだろうか。
http://www.glocom.ac.jp/2014/04/post_200.html
カタリストNo.3
富士通研究所 R&D戦略本部
岡田 誠さん

7. ハーブが結ぶ人と人
私たちが浦安で始めた、人が人とつながる仕組みづくり
の小さな一歩。
「私たち自身の、そして街の未来の幸せを育てる世代
間交流の礎にしよう」なんて夢もあるけれど・・・・
結局「面白そうだ」から始め、「楽しい」から続いていると
いう事実に、私たちは気づいている。
カタリストNo.4
浦安ハーブプロジェクト
上原 邦友さん

8. シニア初心者ってどんな人？
輝く75歳の人生を送るためには、公的
支援を考える前にできることがある。
私たちシニア初心者をみどりの道に導
くためにどんなことができるのか？
各チーム一人の勇気ある方々を題材に
みどりの道のいろいろを考えてみました。

9. 安曇野の水と空気と自然に惚れた。
あそこで宿屋を開き、そばを打って暮
らしたい。
ずっとボケないために闘争心を維持
する秘訣を伝授するコンサルなんかも
やりながらね。
仕事で滞在したニュージーランドのク
ライスト・チャーチに惚れた。
いろいろなスキルを持っている人のコ
ミュニティを作り、お金をかけなくても
暮らせる日本人村を作りたい。
でも、家族はついて来てくれないだろ
うなぁ。
希望と不安・ありたい75歳のAnother Sky

10.  シニアが集い、やる気スイッチや、多元
的な心ときめくものが発見できるシニア
テーマパークを作りたい。
 そのためには、まず自分が長生きして
皆を見送る気概を持たねば！
 でも、資金繰りをどうしよう。。。？
 退職したら、好きなことをしていたい。
自分の歯で食べ、自分の足で歩き、
選択の自由がある状態でいたい。
 小さなお店を始め、ババァ・バーの名
物ママになりたいなぁ。。。
みんな来てね！
希望と不安・ありたい75歳の起業プラン

11. 希望と不安・ありたい75歳の心のゆとり
 ６０～６５のリタイアしたての男を「日
の出を見に行こう！」と誘って、クル
マでぶっ飛ばして出かけていたい。
 朝日を見たら、ホテルの豪華な朝ご
はんを食べて帰還する。。。
それが私の夢。
 そのためには、死ぬまで仕事、元気
の元を失わない。
ストレスをためず、好きなことを続
けていたい。そう、元気でしっかり
“鉄ちゃん”であり続けたい。
でも母の介護、自分の健康維持な
ど、そこに至る道のりが平たんでは
ないことは、よくわかっている。

12. 希望と不安・ありたい75歳は家族とともに
 IPS細胞で膝を再生してでも、と
にかく元気でいつづけ、孫と大
好きなサッカーをしていたい。
 だから、子供が結婚するように
リードしてかねば！
自分のことより結婚しない二人の
息子の将来が不安
子供や孫たちに金銭面での支
援ではなく、♥の支援ができると
いいなぁ。

13. ありたい75歳を想像するのみ
ずっとスポーツに関わり続け、後進の成長を見守りつ
つ、若い人からエネルギーをもらい続けていたい。
自分は負けず嫌い。
色々不安もあるけれど、できない自分を想像しない！

14. はじめの一歩
それぞれの過去、それぞれの現在の先に考える、それぞれの未来。私たちに
は、過去という資産と負債がある。
そこには、未来の自分の夢を語る一方で、自分一人ではなく人とどうかかわる
のか、自分はどんな人の輪の中にいるのかを考える人たちの姿があった。
ひとの夢でも、聞いていると自分にも元気や自信がわいてくる。自分にも夢や
計画があればいいと望むようになる。それがはじめの一歩なのかもしれない。

15. はじめの一歩
生きていれば、必ず老いる。どうせなら楽しく老いましょう。
さあ、どんなことから始めましょうか？

16. ありがとう、またお会いましょう
フューチャーセンターウィークに合わせて、急仕立てでご用意した場ではありま したが、
皆様のおかげで、今回のセッションは、自虐ネタに笑い、人の夢に共感し、自らを振り
返る貴重な時間となりました。
結婚がゴールではなくスタートだと言われるように、退職はゴールでなくいつ終わるか分
からない退職後の数十年のスタート。もうお決まりのライフイベントはやってこない。自分
で動かなきゃ誰も助けてくれないよ。それが元気な70代を考えるスタートラインだと知り
ました。
頭に描いた２５年後の自分と言うフィクションを題材にとりつつも、ノン フィクションのリア
リティが感じられる発表から、平均年齢約半世紀の参加者の 方々の歴史、夢、現実世
界で感じていらっしゃる葛藤などがひしひしと伝わってきました。
そう、75歳もゴールなのではなく、豊かな心で暮らしていられるかどうかを考えるマイルス
トーンなのです。放っておけば、体力も気力も衰えてしまいがちな、この人生の秋を豊
かに暮らすためには、家族や仲間、地域とともに経験を共有する場を身近に持つことの
大切さも学びました。
この気づきの記憶が薄れ始めたら、また集まって話しませんか？
まだまだ先の話ですけど、一日一日その日が近付いている実感を持ち続けるために。
皆様、本当にありがとうございました