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ダイオードのスパイスモデルを作り方
1.
PSpice Model Editorを活用し、ダイオードモデル(スタンダードモデル)を作成しよう。
ケース・スタディ:整流ダイオード、1SR139-400(ローム製品) PSpice Model EditorはOrCAD Pspiceの評価版のアクセサリーの中にある 抽出ツール(デバイスモデリングツール)です。ダイオードモデルのみ無償 で使用出来ます。 2011年1月5日(水曜日) 株式会社ビー・テクノロジー http://www.bee-tech.com 堀米 毅 Version 1.0 All Rights Reserved Copyright (C) Bee Technologies 2011 1
2.
(手順1)順方向特性からIS,N,RS,IKFのモデルパラメータを決定する Vfwd(V)
Ifwd(A) 0.56 0.0001 0.57 0.0002 0.61 0.0005 0.64 0.001 0.71 0,002 0.7104 0.005 0.72 0.01 0.735 0.02 0.78 0.05 0.81 0.1 0.84 0.2 0.92 0.5 モデルパラメータを決定したら、Fixedをチェックし、 抽出した値を固定する。 0.99 1 2 All Rights Reserved Copyright (C) Bee Technologies 2011
3.
(手順2)接合容量特性からCJO,M,VJのモデルパラメータを決定する Vrev(V)
Cj(F) 0 22.543p 0.1 20.955p 0.2 19.843p 0.5 17.135p 1 14.733p 2 12.199p 5 9.1786p 10 7.2356p 20 5.6147p 50 3.9533p 100 3.0262p モデルパラメータを決定したら、Fixedをチェックし、 抽出した値を固定する。 3 All Rights Reserved Copyright (C) Bee Technologies 2011
4.
(手順3)逆回復特性からTTのモデルパラメータを決定する Trj =2.64(us) Trb=2.68(us) Conditions: Ifwd=Irev=0.2(A),
Rl=50 Trr=trj+trb=2.64+2.68=5.32usec SPICEの世界では基本的に逆回復特性の測定方法は、IFIR法です。パワーデバイス の場合、電流減少率法での取得が多く、その場合には、ダイオードに等価回路が別途 必要になります。 4 All Rights Reserved Copyright (C) Bee Technologies 2011
5.
(手順4)スパイスモデルの編集
View Edit Model 5 All Rights Reserved Copyright (C) Bee Technologies 2011
6.
(手順4)スパイスモデルの編集
(a) BVに尖頭逆方向電圧値(1SR139-400の場合)=400 (b) IBVに逆電流値(1SR139-400の場合)=10u (c) ISR=0 (経験則) (a),(b),(c)を反映させ、完成です。 6 All Rights Reserved Copyright (C) Bee Technologies 2011
7.
File Export to
Capture Part Library OrCAD Capture専用の回路図シンボルを作成したい場合は上記をクリック 7 All Rights Reserved Copyright (C) Bee Technologies 2011
8.
OKボタンを押す
エラーメッセージ:0 警告メッセージ:0 完成 8 All Rights Reserved Copyright (C) Bee Technologies 2011