SlideShare a Scribd company logo
1 of 14
Download to read offline
2010 年駒場祭講演会
映画『ウリハッキョ』上映と朝鮮学校の生徒との座談会
講師 : 朝鮮大学校生徒 3 名 (弁護士)
外国語学部 3 年 金玉順(キム・オッスン)さん
今日はお招きいただき、ありがとうございます。それではさっそく、朝鮮学校について、
今からお話ししたいと思います。至らない点が多いと思いますが、最後までお付き合いお
願いします。まず、私たちの母校である朝鮮学校について紹介をしたいと思います。
朝鮮学校の始まりは 65 年前の戦後まで遡ります。当時日本にいた朝鮮人の多くは祖国に
帰ろうとしました。しかし、朝鮮人たちが当時もっとも心に痛めていた問題がありました。
それは、日本で生まれ育った子供たちが母本語を知らないということでした。そこで、子
供たちが祖国に戻る前に自分の国の言葉を学べるように作られたのが国語講習所でした。
これが日本での民族教育の始まりになります。国語講習所は戦後すぐに、日本中のあちこ
ちに作られました。しかしすぐに状況が変わって、朝鮮人たちが容易に帰国できなくなり
ました。戦後すぐに朝鮮戦争がはじまり、南北が分断されたのが大きな理由になります。
そこで、朝鮮語だけではなく、長期的なスパンで朝鮮の歴史や地理や理科などを母国語で
教える形態に発展しました。ここで大きく変わったのは、帰国を断念せざるを得なかった
在日朝鮮人が日本に永住するようになって、教育自体も、祖国への帰国の準備を前提とし
たものから、徐々に日本に住みながら民族性を守っていくということを前提としたものに
代わっていったとのことです。このころから民族教育の体系化が押し進められ、朝鮮語の
教科書を使った教育が始められるようになりました。こうして学校としての体系が整って、
(日本政府から)認可を得たものが、今の朝鮮学校になります。
現在、朝鮮学校は全国に 10 校あります。(スライドを映しながら)ご覧のとおり、北は
北海道から南は九州まで各地方にあります。学生数は全国に約 1 万人、日本に住む在日朝
鮮人学生の 25%を占めます。これは決して多い数字ではありませんし、学生数減少がと
ても深刻な問題として当たっています。近年に至って、実際に多くの学校が運営難にあ
たって廃校に追いやられています。朝鮮学校の教育目的は、「日本で生まれ育つ在日同胞
の子供たちを、民族自主意識と民族的素養、正しい歴史認識と現代的な科学知識を持ち、
真の人間性と健康な肉体を兼備した人材に育てる」ことにあります。内容としては、朝鮮
語、歴史などの民族性の科目を除いては、日本学校で教えられているほとんどすべての科
目の内容を教えています。その中でも特に、理数科目と外国語科目に力を入れています。
(教科書を掲げて)これは、実際に使われている教科書です。教員は全員在日朝鮮人です。
例外で、さっき映画にあったように、北海道には日本人の藤代先生という先生がいらっ
しゃいます。そのほかに、外部講師として日本人や欧米人の先生を呼んで授業をして頂い
ています。また、学生は国籍を問わず朝鮮民族であれば誰でも受け入れています。
次に、朝鮮学校の存在は私たちにとってどういうものなのか、その特徴についてお話した
いと思います。朝鮮学校は、在日朝鮮人の子供たちに自国の言葉や文化を教える日本で唯
一の学校といえます。また、自分たちの力で異国の地に大学教育まで設けたのは、世界中
どこを探しても、日本にある朝鮮学校しかありません。朝鮮学校の歴史の中には、いろい
ろな困難がありました。さっきにも映画にもあったように、今もその困難はあります。し
かし、在日同胞たちは「お金のある者はお金を、労力のある者は労力を、知識がある者は
知識を」という言葉を掲げて、朝鮮学校の存続と発展のために、限りない時間と力を注い
できました。同胞たちにとって、なぜこんなにも民族教育は大切なのか。朝鮮学校の重要
性を考えた時に、私は歴史の話を抜いては考えられないと思います。
もう一度さっきの話に戻って、なぜ国語講習所が生まれたのでしょうか。それは、奪われ
ていた私たちの国語、歴史、文化を取り戻すためでした。つまり、日本の植民地主義を克
服して、歪んだ歴史を正す、ということです。本来なら植民地統治をした側が歴史を正す
べきですが、私たちは戦後奪われた文化、言葉、そして朝鮮語の名前を返してくれるまで
待っていられなかった。そして、自主的な学習の場が、戦後すぐ、雨後の竹の子のように
日本中に作られた。これが、民族教育のスタートでした。在日朝鮮人の教育はつまり、日
本政府でもってしてもできなかった植民地の清算を、被害者側から着手したということで
す。朝鮮学校は自主的に自らの民族性を回復し、日本との関係を和解に持っていくために、
今まで一貫して努力してきました。
そして、もう一つ特徴を述べますと、私は、こんなにも生徒や父兄、教員らが一丸となっ
て運営に携わっている学校は、世界でたった一つ、朝鮮学校しかないと思います。なぜな
ら、朝鮮学校は在日朝鮮人コミュニティの集大成、そして原点だからです。例を上げると、
朝鮮学校の運動会には沢山の同胞が集まります。父兄はもちろん、その親戚、卒業生、近
所に住む同胞などなど、本当にいろいろな人が集まるビックイベントです。その日は運動
会でもありながら同窓会でもあり、親戚一同が集まるビックイベントでもあり、在日同胞
コミュニティの集会のようなものでもあります。そういった意味で、「私たちの学校」
(ウリハッキョ)という意識が、教員たち、生徒、父兄の中でも強いと思います。
私は今まで 15 年間民族教育を受けてきました。自分自身、朝鮮学校に通えて本当に良
かったと思っていますし、困難なことが多い中、姉妹 5 人を朝鮮学校に通わせてくれた両
親に感謝していますし、また、尊敬もしています。民族教育を受けてこなかったら、同じ
ルーツを持つ友達と巡り合えなかったかもしれませんし、朝鮮の言葉や文化に触れること
ができなかったかもしれません。そして、こういったことは、朝鮮人としてのアイデン
ティティを形成するにおいて、とても重要なことだと私は思います。そのような意味で、
朝鮮学校は、日本で生まれ育つ私のような在日朝鮮人に、朝鮮人として堂々と生きていけ
るチャンスを十分に与えてくれています。
このように、日本政府からの援助補償なしに、逆に弾圧差別されながらも、完全に自分た
ちの力だけで、65 年も異国で民族教育を行ってきたという例は、世界のどこにもありま
せん。ちなみに、アメリカには 100 万人以上のポーランド人、フランスには 60 万人以上
のアルジェリア人が住んでいますが、彼らは小学校ひとつ建てることができませんでした。
時々彼らは日本に来て、私たちの学校を訪ねることがあります。その時に、彼らは皆一様
に驚きを示し、必ず「とてもうらやましい」と言って帰っていきます。このような自主的
な学校、これは日本社会においても貴重な財産だと思います。
高校無償化問題が今問題になっていますが、それから除外すべき学校ではないと私は思っ
ています。除外すれば、朝鮮人にとってだけではなく、日本にとっても不幸なことである
と思います。四月から高校無償化が始まりましたが、皆さんがご存知のように、朝鮮学校
だけが今除外されている状態です。理由としては、朝鮮民主主義人民共和国と国交がない
ので本国に確認ができない、拉致問題に関して経済制裁をしている、ということで現在も
無償化から除外されています。8、9 月には結論を出すといっていたにも関わらず、基準
案がどうとか民主党の意見がどうとかで、11 月になった現在でもまだ決定がなされてい
ません。高校無償化適用という報道がなされましたが、まだまだ楽観できないと私は思っ
ています。
そして、無償化自体も重要な問題ですが、より深刻な問題は、今まで各地方自治体が朝鮮
学校に出していた補助金が凍結され始めている、ということです。大阪では、橋本知事に
よって既に実質的に凍結されています。東京では、石原知事は「留保する」という態度を
とっています。神奈川の松沢知事も同様で、埼玉の上田知事は(高校)無償化自体に反対
の態度をとっています。無償化問題は、これまでの政府の植民地主義の継続が端的に表れ
たものです。無償化問題が解決したとしても、朝鮮学校、民族教育に対する問題は山積み
です。無償化問題でも補助金問題でも、皆さんにも地方自治体に目を向けて、何かあった
時には一緒に声を上げてほしいと思います、宜しくお願いします。
次に、さっきも申しあげましたが、私たちは日本人と朝鮮人の関係をより良いものとする
ために一貫して努力してきました。その一環として、私たちは「朝日日朝大学生友好ネッ
トワーク」という場を設けて、日本の学生との親交を深めています。手元にパンフレット
があると思いますが、それが紹介のリーフレットになります。活動内容としては月に一度
KJC(小平上水クリーンズ)といって、重要文化財として指定されている小平上水をみん
なで掃除して、その後焼肉を食べて楽しい時間を過ごしたり、学習会を開いて討論を深め
たりしています。参加してみたいという大学生の方は、気軽に連絡してください。
私の発言は以上です。
政治経済学部 2 年 金星娘(キム・ソンラン)さん
私は、今問題になっている高校無償化に焦点を当てて話したいと思います。
私は今まで 14 年間、民族教育を受けてきました。高校までは大阪の朝鮮学校に通って、
大学は東京にある朝鮮大学校に通っています。私が民族教育を受けてきて思うことはたく
さんありますが、多くは、朝鮮人として生きていくことの素晴らしさというものを捉える
ことができたことです。しかし、私たち在日朝鮮人たちに対する差別は、まだまだ残って
います。
高校無償化問題もその一つです。とりわけ在日朝鮮人問題の発生及び長期化の要因から考
えても、朝鮮学校除外は矛盾に満ちています。そもそも、日本の植民地支配の結果として
朝鮮学校が日本に存在することになったのであり、その根本問題が解決されないまま、戦
後半世紀以上に渡り問題が先送りされたことによって、今日の問題が生じているのです。
韓国併合条約が強制締結されて、日本が朝鮮半島の植民地支配を始めてから、(2010
年)8 月 29 日でちょうど 100 年を迎えました。日本は 1945 年の敗戦まで朝鮮半島を植民
地支配し、この間、1919 年の 3.1 抗日闘争などを武力で鎮圧し、神社参拝や日本語の使
用などを強制して、多くの朝鮮人を炭鉱や工場、軍隊などに動員しました。1945 年 8 月、
日本の敗戦によって朝鮮は解放されることになりました。日本の植民地政策の最も残酷な
罪悪の一つは、皇国臣民化教育、いわゆる同化教育を強力に推し進めることによって、朝
鮮の未来である朝鮮人子弟を徹底的に日本人化したことです。その結果、解放後、朝鮮人
子弟は母国語である朝鮮語を話すことができませんでした。朝鮮の解放と同時に、日本で
の生活を余儀なくされた朝鮮人は、奪われた我々の祖国の言葉と民族の歴史、文化を取り
戻そうと、差別と極貧の中から、自らの手で日本各地に国語講習所を開設し、子供たちに
対する民族教育を開始しました。過去清算の見地から考えても日本政府は当然のこととし
て朝鮮学校を優待すべきであるにも関わらず、無償化措置から除外することは、非道卑劣
としか言いようがありません。この問題は朝鮮と日本の外交問題ではなく、日本社会の人
権問題であり、日本人が面と向かって取り組まなければならない課題だと思います。
在日朝鮮人の人権問題は、言うまでもなく、日本の植民地統治の結果生じたものであり、
日本政府は被害回復のための、歴史的、法的、道義的責務を負っています。しかし、日本
政府はただの一度も、朝鮮植民地統治を謝罪し在日朝鮮人問題の改善に乗り出した例がな
く、民族教育(問題)に象徴されるように、一貫して在日朝鮮人の基本的人権を踏みにじっ
てきました。朝鮮高校を政治的理由でもって狙い打った高校無償化からの除外は、植民地
主義の隠蔽、正当化が潜んでいて、これは 100 年に渡って継続している植民地主義の具
体的な行為であるといえます。
朝鮮学校は在日同胞の抵抗と解放と誇りの象徴です。私たち在日朝鮮人にとってこの問題
は、日本社会がどのような社会であり、権利獲得の方とはどのようなものであるのか、を
再確認する事態になったといえます。そのような意味で、朝鮮高校を高校無償化適用から
除外することの不当性を理論的に理解することは、今後の運動にとっても非常に重要であ
ると思われます。
今まで私たちは、ビラ配りや署名活動、デモ行進などのたくさんの活動をしてきました。
朝日日朝大学生友好ネットワークに参加している日本の大学生と、文科省に署名を持って
行き、要請もしました。私がビラ配りをしている時にそこを通りかかった日本の方から、
「もう首相が鳩山から管に代わるだろうから、そんなことしなくたってお金は貰えるよう
になるよ」と言われたことがありました。その時、私は納得がいきませんでした。なぜな
らば、私たちが欲しいのは、お金じゃないからです。私たちが欲しいのは、当然あるべき
はずの権利であり、在日朝鮮人として生きる権利であります。今まで日本政府が在日朝鮮
人にくれた権利など、一つもありません。すべて自分たちで戦い、勝ち取った権利ばかり
です。こんな不況の中、在日同胞たちも生活は困難であり、そこで高校無償化が適用され
ないとなると、ウリハッキョ(私たちの学校)に通えなくなる子供、民族教育を受けられな
い子供が増え、民族心を育むことが危うくなり、それは在日同胞社会の存続の危機といっ
ても過言ではありません。
私は大阪で生まれ育ち、大阪の中でも朝鮮人が沢山いる地域で育ちました。それが将来、
日本の差別思想や蔑視思想によって無くなってしまうと思うと、悲しいとか寂しいとか、
そういった感情で済む問題ではありません。在日朝鮮人としてのアイデンティティを潰し
てしまおう、無くしてしまおうとする日本政府に対して、私は許せない気持ちでいっぱい
です。
自分の民族の言葉や歴史、文化を学ぶことは、子供たちの権利の一つです。日本の学校に
通う日本人は、日本人としての民族教育を受けることによって、それが保証されています。
しかし、在日朝鮮人は、日本の学校ではそれが保障されていません。だから朝鮮学校が必
要となる、そんな単純な話です。
私たちはこれからも、在日朝鮮人として日本で生きていく上で、日本の方々と手と手を取
り合って、より良い共生社会を築いていきたいと思っています。これは朝日日朝大学生友
好ネットワークの活動を通してたくさん感じることができました。ネットワーク活動を通
じて、私たちの存在を理解し、手伝い、助けてくれる日本人が、こんなにもたくさんいる
んだということを知りました。最後に、高校無償化は適用されなければならない当然の権
利であり、私たちはその権利を獲得するまで、これからも活動を続けていきたいと思いま
す。
以上です。
教育学部 3 年 金泰優(キム・テウ)さん
アンニョンハシムニカ。僕が今日 3 人目で、最後にお話ししたいことは、民族教育、ウリ
ハッキョの魅力と素晴らしさについてお話ししたいと思うんですけど、先ほどウリハッ
キョの映画を皆さんご覧になったと思うんですけど、僕が説明しなくてもウリハッキョの
映画を見てもらえば全部分かっていただけるかな、というくらい素晴らしい映画だと思い
ます。
ウリハッキョの映画で色々見て分かる通り、本当に日本学校と民族学校(ウリハッキョ)
とは、全く違うと思います。何が違うかというと、具体的にお話ししたいと思うのですが、
最初にオスンさんが説明したんですけど、日本全国にある朝鮮学校、私たちのウリハッ
キョでは、何よりもまず、民族的自主意識というものを育てるための教育に力を入れてい
ます。日本で僕たちが生まれ育って生きていく中で、朝鮮人としての民族心を持たないと
いうのは、日本人として生きているのと同じだと思うし、自分が何者なのか分からないと
いうのは、世界中で国際化が進む中で、自分の民族のアイデンティティをしっかり守って
自分の民族のことをちゃんと知って、自分の国に対して誇りを持って、民族的自負心を抱
いて生きていくことは、今日非常に重要なことだと僕は思います。日本で生きる自分が一
体何者なのか、在日朝鮮人というのがどんな存在で、自分はこれから日本で何をするべき
なのか、また、自分の民族の言葉、文化、歴史、そういったものを学んで行く過程で、自
分も朝鮮の民族性を大事にして、自分が朝鮮人だという誇りを持ってほしいという願いを
込めて、在日一世二世の同胞たちがウリハッキョを建ててくれました。
また、ウリハッキョでは、「みんなは一人の為に、一人はみんなの為に」、'One for All,
All for One' というのがありますけれど、それを教育理念として結構重視しています。基
本的に小学校 4 年生から大学生まで集団生活をするんですけれど、一人一人の自立性を活
かしながら、生活しています。例えば映画でもあったように、朝鮮語はウリハッキョにい
る時しか使わないわけで、一歩外に出て自分の家に帰ったりすると、僕もそうなんですけ
ど、学校では朝鮮語使いますけど、地元が長野なんですけれど、長野に帰って家族と喋る
ときは全部日本語ですし、どこ行ってもみんなそうなんです。そうすると、朝鮮語を使う
環境がウリハッキョだけになってしまう。それじゃやっぱり、日本で生きていく中で、自
分の言葉を守るにはちょっと弱いんじゃないか、自分の言葉を守れないんじゃないか、と
いうことで、映画でもあったように、「運動」するわけですよね。例えば映画でもあった
ように、「今日は(会話の中で朝鮮語を)100%使ったね」とか、「(朝鮮語の)学習を
30 分した」とか、そういうのを集団で競争しあいながらすることで、集団生活で、学生
たちも一人一人の個性を生かしながら、集団の利益を優先させるという団結力を、ウリ
ハッキョでは育てています。
また、社会実践活用やボランティア活動にもウリハッキョでは積極的に取り組んでいます。
小中学校では近隣の日本の学校と頻繁に交流会を開いたりして、自分らの朝鮮の文化を紹
介したりする場や、日本の文化を紹介してもらうとか、交流会とかも頻繁に行っています
し、高校生とか大学生になると夏季学校(サマースクール)というのがあるんですけど、
具体的に何をするかといいますと、日本学校に通っている在日朝鮮人の学生たちを集めて、
今まで朝鮮語を喋ったことのないような学生たちを集めて、朝鮮語を教えたりとか朝鮮の
文化を教えたりとか、そういう場を設けています。
ウリハッキョでは学生全員を一つの色に染めようとしているわけではなくて、日本で生き
ていくわけですから、日本社会で活躍できる、多種多様な人材の育成にウリハッキョは取
り組んでいる。自分の周りにいるたくさんの人との関わり合いを大切にするウリハッキョ
の教育は、子供たちを社会性のある人間に育てていると思います。日本学校は勉強重視で、
少しでも良い学校に進学させようという、成績重視の進学教育、だと僕は思っているんで
すけど、それと反対と言ったら変なんですけれど、ウリハッキョは人と人との繋がりとか、
絆、思いやりを重視する、人間教育をしているといえると僕は思います。在日同胞社会に
おいて、同胞と同胞を繋げる唯一の手段が、まさにウリハッキョなんです。
日本に居る中でアイデンティティを守っていくことは本当に難しくて、一人では絶対に
守っていけないんですけど、その守っていくために結束が不可決なんですけど、集まれる
唯一の手段がウリハッキョだと思います。映画でも運動会のシーンがあったと思うんです
が、運動会とか芸術発表会とか、学校創立何周年記念とかのイベントがあると、保護者達、
親族も含めて、みんな仕事を休んでその行事に参加してくれます。お母さんたち(オモニ
たち)は自分たち手作りのキムチとかクッパとかを売店で売ったりしますし、お父さんた
ち(アボジたち)はイベントで使う機材やテントの力仕事をしてくれますし、同胞社会で
働く若い青年たちはその行事の成功のために誰よりも人一倍汗を流してくれます。そうい
う同胞社会の団結力、人と人との関わり合いを大事にする暖かさというものを、僕は民族
教育を 15 年間受けてきて肌でずっと感じてきましたし、本当にその暖かさというものは
在日同胞社会にしかないものだと、僕は思っています。
今の日本社会の若い人たちの中には、ニートとか引きこもりとか、目標とか夢とかをあま
り持たないで、フリーターになったり、自分が生活できるだけのお金だけ稼げればいいと
いう感じの、あまり活力のない、そういう人が増えているように僕は思います。また、自
分の国の歴史を全く知らない、自分の国の民族性を軽視したり、政治に対しても全然無関
心であったり、自分の殻に閉じ籠って人と人との密接な関係を嫌う傾向に、今の若者はあ
ると思います。そんな中、ウリハッキョの民族教育は、本当に人と人との繋がりを一番大
切にしています。自分自身が同胞社会の一員であるという自覚を持って、誰かの為に生き
て沢山の人に必要とされて沢山の人に信頼される、そういう人間に成長してくと僕は思っ
ています。
先ほども説明があったのですが、そんなウリハッキョの民族教育にも色々問題があります。
ウリハッキョの生徒数、在日同胞の絶対数が年々減少しているというのが問題なんですけ
れども、その原因が色々あって、一つは同胞社会全体の経済的な問題が挙げられます。ウ
リハッキョは依然、映画でも言っていたのですが、一条校としては認められていません。
各種学校という扱いで、僕たちも国にしっかり税金を納めているんですけども、各種学校
なのでウリハッキョは政府からの助成金なども一切もらえません。なので、必然的に保護
者の負担する費用というのが高くなってしまいますし、どうしても家の経済的な事情でウ
リハッキョに送ることができない、というのも一つの原因に挙げられます。
もう一つは、北は北海道、南は九州まで全国各地にウリハッキョはあるんですが、ウリ
ハッキョの数自体が少ないので、自分の家の近くにウリハッキョがないということで(子
供を)通わすことができない、というのがあります。やっぱり親の心情になったら、そん
な遠いところに通わせたくないという親の気持ちもわかりますし、学校数が少なくなって
いっているというのもありますし、どんどん廃校になっている学校もあるので、そういう
中でウリハッキョに通わせたくても近くに朝鮮学校がないので通学できない、という理由
が挙げられます。
こういう学費の問題や通学路の問題というのは、今同胞社会で対策を立てることが凄く難
しい深刻な問題なんですけども、それでも今ウリハッキョの先生や保護者など、同胞社会
全体で、減少する生徒数を何としてでも食い止めて同胞社会の活気を取り戻そうと、必死
に活動しています。例えば今活動しているのは、日本学校に子供を送っている(在日朝鮮
人)家庭に、先生たちが訪問して、自分の子供を朝鮮学校に送りませんかと呼びかける活
動もしていますし、全国各地の先生や同胞の若い青年たちがそういう活動を必死にやって
いて、何としても同胞社会の民族学校を守っていこう、という活動は頻繁に行われていま
す。
僕は今、(朝鮮大学校の)教育学部の 3 年なんですけど、卒業した後はウリハッキョの先
生、小学校の先生になろうと思っています。小学校の先生になろうとしたきっかけは、在
日同胞社会の暖かさは守っていかなければと思ったし、日本で自分の民族心を守っていく
ことは本当に難しいことなんですけれど、それでも、自分は在日 4 世なんですけど、これ
から生まれてくる在日 5 世 6 世の子供が、僕が今まで受けてきた民族教育を受けられない
状況は、本当に辛い、寂しいし悲しいし、人間的にも成長できる環境は在日同胞社会にあ
ると思うので、やっぱり自分の手で守りたいというのがあったので、卒業して小学校の先
生になるために、今必死で大学で勉強している途中です。
長くなったのですが、最後に僕が皆さんに分かって欲しいものがあるのですが、もっと
もっと日本の方たちは、僕たち在日朝鮮人、またウリハッキョに対して、もっともっと理
解を深めていただきたいなと思っています。なんで在日朝鮮人が日本にいるのか、とか、
なんで朝鮮学校が日本にあるのか、とか。たまに、僕のアルバイト先とかで、日本の方が
いっぱいいて、(自分は)在日朝鮮人なんですって話をすると、「日本語上手だね」とか
「いつ日本に来たの?」とか、やっぱり全然歴史を知らないんです。歴史を知らないとい
うのは、罪だと僕は思うので。今日本と朝鮮の国交は決して良くはないのですが、これか
らずっと仲悪くしたいわけでもないですし、僕たちは日本で生まれて日本で育って、日本
のことが本当に大好きですし、これからむしろ、映画でも色々あったんですけど、今でも
たまに朝鮮学校に抗議の電話で、「学生殺すぞ」とか、そういう電話が来たりとか、昔だ
と、僕も一回やられたことがあるんですけど、自転車で通学している途中に石を投げられ
たりとか、女の子だとチマチョゴリの制服をカッターで切られたりとか、そういうのも頻
繁にありました。
もっともっとここにいる皆さんが、もっと在日同胞社会のことを理解していただいて、本
当に僕たちが、これから日本と朝鮮の国交正常化の架け橋になれるような存在だと、在日
朝鮮人はそういう存在だと僕は思っているので、これからお互いの歴史をもっと知って理
解を深めていって、日本の方々と交流できる場が必要かなと僕は思うので、もっと在日朝
鮮人に対しての理解を深めていただければと思います。僕の話は以上です。
質疑応答
Q. 朝鮮学校の生徒数が年々減少している問題の詳しい背景を知りたい。例えば経済的理
由についてですが、確かに不況や政府の弾圧などで苦しくなってはいるだろうが、少なく
とも戦後の一時期よりは経済状況はよくなっているはずであり、にもかかわらず生徒数が
少なくなっているというのは、もう少し複雑な原因があると思うので、そのあたりの詳し
い背景を知りたい。
A. (金泰優さん) 生徒数が減少している原因は、詳しく言うともっともっと複雑な事情
があるんですが、一つは在日朝鮮人の人たちが日本の人たちと国際結婚をして、子供を日
本学校に送ることが原因で、非常に減っているというのもあります。あとは、拉致問題が
出た時に、やっぱり在日同胞社会の中でも揺れたんですよね。今まで民族教育を守ってい
く上で朝鮮を支持(していたが)、拉致問題というのが出た時、抗議の電話というのが一
番酷かった時期なんですよね。保護者からすると、通学路でカッターで制服を切られたり
とか、石を投げられたりとか、脅迫電話で「お前の学校の学生殺すぞ」とか、自分の子供
を危険に晒してまで民族学校に通わせようか迷う人たちが増えて、そういう人たちが日本
学校に通わせた、というのも背景としてあります。
Q. 映画を見ていて民族教育は素晴らしいものであるとは思ったのですが、日本と朝鮮が
仲良くなろうという上で、朝鮮側もテポドンとか拉致とかの問題があって、そのような問
題はどのようにお感じなのか聞きたい。
A. (金玉順さん) まずは、テポドンに関してですが、テポドンは一般的に日本ではミサ
イルだと報道されていますが、これは、私も実際に朝鮮民主主義人民共和国に祖国訪問し
て聞いてきましたし、工学博物館にも訪ねて実際に模型を見たりしましたが、人工衛星で
す。決してミサイルではありません。
拉致問題に関しては、本当に私も最初に聞いた時には胸が痛かったですし、やはり人道的
にしてはいけないことだったと思って、胸が痛かったです。ですが、その後(拉致問題が
発覚した後の時期)に、(テポドンや拉致問題などについて)一般的に知られていること
はメディアを通して知られていくのですが、新聞やテレビ、雑誌などは、「朝鮮民主主人
民共和国」という単語が出なくて、「北」といえば朝鮮民主主義人共和国として通ってし
まっている、そのような(不正確な)メディア報道を通して、間違った報道がされている
ことが問題だ、と私は思います。一般市民の方々は学者でもないのでメディアを通して情
報を得るのですが、そのようなメディアを通して間違った情報が社会に溢れてしまって、
「朝鮮民主主義人民共和国=朝鮮総連=朝鮮学校」という(間違った)公式の中で、朝鮮
学校も色々弾圧を受けたりしている、ということに問題があると、さっきも申しあげまし
た。
(金星娘さん) (テポドンは)人工衛星なんですけど、仮に(朝鮮民主主義人民共和国
が)ミサイルを撃ったとしても、これは国際法にも違反していないことですし、今まで
40 ヶ国以上が毎年何百回ものミサイル実験を行っていて、これも国際法には触れていな
いので、朝鮮民主主義人民共和国が人工衛星を打ち上げたことを、あたかも国際法に違反
したかのように報道しているということです。日本も(人工衛星の)打ち上げをやってい
ることを朝鮮には知らせていないし、報道するなら朝鮮だけではなく全部の国を報道すれ
ばいいと思うし、そこまでいうのであれば日本も(人工衛星を)打ち上げることを自粛す
べきではないかと思います。
A. (朝鮮学校で学ぶ「民族性」というものは)ウリハッキョに通っている学生やその両
親の「国籍」とは関係がないのかもしれませんが、ウリハッキョで学ぶ「民族性」とはど
のようなものであるのでしょうか?韓国から来た私たちからすれば、少し朝鮮民主主義人
民共和国に偏っているのではないかと思える。
Q. (金玉順さん) さっき私が言った発言の中身にも関係しているのですが、朝鮮学校の
教育目的というのが、「日本で生まれ育つ在日同胞の子供たちを、民族自主意識と民族的
素養、正しい歴史認識と現代的な科学知識を持ち、真の人間性と健康な肉体を兼備した人
材を育てることにある」とあるのですが、在日同胞という概念ですが、学生に関しては国
籍を問わず朝鮮民族ならば入れると申しあげましたが、実は、(在日朝鮮人は)故郷を南
に持つ人たちがほとんどなんですね。朝鮮民主主義人民共和国側の北の方の朝鮮人たちは
中国とか北の方に行ったので、南の方の朝鮮人たちが日本にやってきたケースがとても多
くて、ほとんどの人の故郷が南にあるんですね。その中で、なぜ私たちが朝鮮民主主義人
民共和国に偏っているのかといいますと、さっき映画でも言っていたんですが、「故郷は
南、祖国は北」という言葉があります。それはなぜかといいますと、戦後、在日同胞たち
は、学校などの自分たちのコミュニティを守っていくのにとても困難な状況に置かれてい
たんですが、その中で、「一人でも民族教育を受けなければいけない学生がいる限り、民
族教育は日本でしなければならない」と言って、教育援助費と奨学金を送ってくれた国が、
朝鮮民主主義人民共和国ひとつだけだったんです。お金の問題ではないですが、もしその
時に南(韓国)からも、私たちを守る、在日同胞たちの権利を擁護するような政策をとって
くれていたなら、私たちは今でも南を支持といいますか、朝鮮民主主義人民共和国に対し
てだけに言及することはしないと思います。逆に、韓国政府はその時、棄民政策といって、
在日同胞たちは日本政府のやり方に従いなさい、という政策をとっていて、その時の日本
政府のやり方というのが、朝鮮人の学生たちは日本学校に通うべきである、そして、日本
の国から朝鮮の民族教育を取り除かなければならない、という政策だったんですね。歴史
的背景から見ても、私たちの教育自体を守るために、何か弾圧とかがあった時、その時そ
の時に政府からのスポークスマンの声明を出してくれるのも朝鮮民主主義人共和国ですし、
今でも毎年教育援助費と奨学金を送ってくれるのも、ただ一つ、朝鮮民主主義人共和国の
政府だけだ、というのが大きな理由だと言えます。
(最後に一言)
(金玉順さん) さっきも何度もありましたが、高校無償化問題が今問題として挙がって
いますが、やはりこれは、私たち在日同胞側から呼びかける問題だけではないと思います。
これは日本社会自体の問題であると思うし、日本の政府がやってくれないなら日本の民間
水準から呼びかけていかなければいけない問題だと思います。私たち朝鮮人たちだけが、
この問題に対して敏感になって、戦って権利を得る問題ではなくて、私たちがこの場に招
いていただいて一番言いたいことは、日本の方々と力を合わせて、こういう当たり前に保
証されなければならない権利を得なければならない、ということです。これは、私たちの
為だけではなくて、日本が真の共生社会を築く上でも、大変重要な問題だと思います。で
すので、高校無償化問題については、各地方自治体の動きに、皆さん目を向けていただい
て、何か問題があれば、その都度私たちと一緒に声を上げていただければと思います。
今日はありがとうございました。
(文責:現社研、平岡)
(全文は現社研 2011 年新歓パンフレットに掲載)
(2010 年 11 月 23 日(火) 開催)

More Related Content

More from TOSMOS(東京大学現代社会研究会)

橋川文三著『昭和維新試論(抜粋)』(1970年)レジュメ
橋川文三著『昭和維新試論(抜粋)』(1970年)レジュメ橋川文三著『昭和維新試論(抜粋)』(1970年)レジュメ
橋川文三著『昭和維新試論(抜粋)』(1970年)レジュメTOSMOS(東京大学現代社会研究会)
 
”原発大国”へ変貌した被爆国 〜原発という科学をめぐる政治経済学〜
”原発大国”へ変貌した被爆国 〜原発という科学をめぐる政治経済学〜 ”原発大国”へ変貌した被爆国 〜原発という科学をめぐる政治経済学〜
”原発大国”へ変貌した被爆国 〜原発という科学をめぐる政治経済学〜 TOSMOS(東京大学現代社会研究会)
 
ここがヘンだよ!『マンガ嫌韓流』!(駒場祭プレ企画・公開学習会)
ここがヘンだよ!『マンガ嫌韓流』!(駒場祭プレ企画・公開学習会)ここがヘンだよ!『マンガ嫌韓流』!(駒場祭プレ企画・公開学習会)
ここがヘンだよ!『マンガ嫌韓流』!(駒場祭プレ企画・公開学習会)TOSMOS(東京大学現代社会研究会)
 
『 ル イ ・ ボ ナ パ ル ト の ブ リ ュ メ ー ル 十 八 日 』 第 一 章
 『 ル イ ・ ボ ナ パ ル ト の ブ リ ュ メ ー ル 十 八 日 』  第 一 章  『 ル イ ・ ボ ナ パ ル ト の ブ リ ュ メ ー ル 十 八 日 』  第 一 章
『 ル イ ・ ボ ナ パ ル ト の ブ リ ュ メ ー ル 十 八 日 』 第 一 章 TOSMOS(東京大学現代社会研究会)
 

More from TOSMOS(東京大学現代社会研究会) (20)

「オランダに見る安楽死―死の自決権の帰結―」
「オランダに見る安楽死―死の自決権の帰結―」 「オランダに見る安楽死―死の自決権の帰結―」
「オランダに見る安楽死―死の自決権の帰結―」
 
橋川文三著『昭和維新試論(抜粋)』(1970年)レジュメ
橋川文三著『昭和維新試論(抜粋)』(1970年)レジュメ橋川文三著『昭和維新試論(抜粋)』(1970年)レジュメ
橋川文三著『昭和維新試論(抜粋)』(1970年)レジュメ
 
学習会「道州制について」レジュメ
学習会「道州制について」レジュメ学習会「道州制について」レジュメ
学習会「道州制について」レジュメ
 
日本の原発政策を検証する
日本の原発政策を検証する日本の原発政策を検証する
日本の原発政策を検証する
 
TPP(環太平洋連携協定)構想を批判する
TPP(環太平洋連携協定)構想を批判する TPP(環太平洋連携協定)構想を批判する
TPP(環太平洋連携協定)構想を批判する
 
堤未果『ルポ 貧困大陸アメリカ』
堤未果『ルポ 貧困大陸アメリカ』堤未果『ルポ 貧困大陸アメリカ』
堤未果『ルポ 貧困大陸アメリカ』
 
大塚久雄『社会科学における人間』
大塚久雄『社会科学における人間』 大塚久雄『社会科学における人間』
大塚久雄『社会科学における人間』
 
『原発事故はなぜくりかえすのか』(高木仁三郎著)の要約
『原発事故はなぜくりかえすのか』(高木仁三郎著)の要約『原発事故はなぜくりかえすのか』(高木仁三郎著)の要約
『原発事故はなぜくりかえすのか』(高木仁三郎著)の要約
 
”原発大国”へ変貌した被爆国 〜原発という科学をめぐる政治経済学〜
”原発大国”へ変貌した被爆国 〜原発という科学をめぐる政治経済学〜 ”原発大国”へ変貌した被爆国 〜原発という科学をめぐる政治経済学〜
”原発大国”へ変貌した被爆国 〜原発という科学をめぐる政治経済学〜
 
レーニン『帝国主義論』 角田安正訳 光文社文庫 第8、9章
レーニン『帝国主義論』 角田安正訳 光文社文庫 第8、9章レーニン『帝国主義論』 角田安正訳 光文社文庫 第8、9章
レーニン『帝国主義論』 角田安正訳 光文社文庫 第8、9章
 
『帝国主義論』読書会レジュメ(第 3 章・第 4 章)
『帝国主義論』読書会レジュメ(第 3 章・第 4 章)『帝国主義論』読書会レジュメ(第 3 章・第 4 章)
『帝国主義論』読書会レジュメ(第 3 章・第 4 章)
 
「家族・私有財産・国家の起源」 エンゲルス著 第7~9章
「家族・私有財産・国家の起源」 エンゲルス著 第7~9章「家族・私有財産・国家の起源」 エンゲルス著 第7~9章
「家族・私有財産・国家の起源」 エンゲルス著 第7~9章
 
エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』第3~6章
エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』第3~6章エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』第3~6章
エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』第3~6章
 
最上敏樹『人道的介入』(2001)読書会(資料)
最上敏樹『人道的介入』(2001)読書会(資料) 最上敏樹『人道的介入』(2001)読書会(資料)
最上敏樹『人道的介入』(2001)読書会(資料)
 
K.マルクス著 「賃銀・価格および利潤」 5~9 章
K.マルクス著 「賃銀・価格および利潤」 5~9 章 K.マルクス著 「賃銀・価格および利潤」 5~9 章
K.マルクス著 「賃銀・価格および利潤」 5~9 章
 
ここがヘンだよ!『マンガ嫌韓流』!(駒場祭プレ企画・公開学習会)
ここがヘンだよ!『マンガ嫌韓流』!(駒場祭プレ企画・公開学習会)ここがヘンだよ!『マンガ嫌韓流』!(駒場祭プレ企画・公開学習会)
ここがヘンだよ!『マンガ嫌韓流』!(駒場祭プレ企画・公開学習会)
 
拉致問題で歪む日本の民主主義
拉致問題で歪む日本の民主主義拉致問題で歪む日本の民主主義
拉致問題で歪む日本の民主主義
 
『 ル イ ・ ボ ナ パ ル ト の ブ リ ュ メ ー ル 十 八 日 』 第 一 章
 『 ル イ ・ ボ ナ パ ル ト の ブ リ ュ メ ー ル 十 八 日 』  第 一 章  『 ル イ ・ ボ ナ パ ル ト の ブ リ ュ メ ー ル 十 八 日 』  第 一 章
『 ル イ ・ ボ ナ パ ル ト の ブ リ ュ メ ー ル 十 八 日 』 第 一 章
 
権力をどう読み解くか
権力をどう読み解くか 権力をどう読み解くか
権力をどう読み解くか
 
現代の金融危機を読み解く
現代の金融危機を読み解く 現代の金融危機を読み解く
現代の金融危機を読み解く
 

映画『ウリハッキョ』上映と朝鮮学校の生徒との座談会