SSII2021 [OS3-03] 画像と点群を用いた、森林という広域空間のゾーニングと施業管理2. woodinfoが提供する森林・林業用情報システム
原木市場 製材所 プレカット工場 建築現場
チップ工場・
バイオマス発電
所
森林・林業 素材(伐採)生産
木材トレーサビリティシステム
立木・丸太・木材製品
在庫管理システム
森林3D地図作成システム
“Digital Forest ®”
(立木・
地形
情報)
木材動産担保金融
システム
(在庫情報)
(履歴情報)
丸太検知
システム
“検知丸®”
“検知Talk”
木材クラウド®
インターネット木材入札・
オークションシステム
カーボンクレジット
モニタリングシステム
広域バイオマス資源求荷求車システム
経営林
環境林
森林経営管制度支援システム
森林現況システム
林分診断システム
採算性林分判定システム
林小班境界特定システム
“ForestView”
木材需給
マッチングシステム
歩行軌跡
計測バッファ(幅20m)
3. 本日の講演内容
1. 日本の森林と林業の概要
① 資源としての森林(日本国土に対する森林、森林の区分け:針葉樹・広葉樹)
② 森林の課題:現状(境界、資源量、種類、形質)が分からない
③ 課題解決への制度的取組:森林経営管理制度と森林環境譲与税
2. 森林資源量を調査する手法
① 従来手法:森林簿、毎木調査
② 森林調査の効率化:リモートセンシグ技術
③ 衛星画像:Sentinel-2(無料)、WorldView3(有償)
④ 航空レーザ、ドローンレーザ、ドローン空撮(RGB、Multispectral、赤外線)
⑤ 地上レーザ:TLS、バックパックレーザ(採算性を評価する:量から質の推定)
3. 森林系管理制度を実施するためのステップ
① 広域調査による林業施業の可否・優先度判定
② 広域調査により決定された森林領域の健全度、施業時期の判定
③ 森林施業実施判定林の経営林・環境林の判定(その後施業を実施)
4. 今後の課題
① 森林吸収CO2クレジットの算定
② 持続的森林経営へ向けて多様な森林へを実現する技術
5. 1-② 森林の課題:
現状(境界、資源量、種類、形質)が分からない
木材蓄積量(人工林):300,000万㎥ 年間成長量: 8,000万㎥
年間木材使用量: 7,000万㎥ 国産材使用量:2,100万㎥
鳥取県日南町:3年間で0.7㎥から2.1万㎥へ丸太増産
これにより、木材周辺産業で約100人の新規雇用とその維持
現状では、伐っても
まだ森林蓄積量は増
えている
なぜ、林業従事者は増えないのか?
給料が安く、かつ日給
(生活が安定しないから)
経
営
者
の
心
理
森林データが無い 仕事量が見えない
固定費(月給制の給与と正規雇用)は危険
手持ち現金で運営(現金が足りないと破産)
結論:非正規雇用でかつ、賃金は安く
林業は地方再生の重
要な産業
固定費を払い、利益をえるための仕事量を決める
正規雇用で計画的かつ安定した生産
現金が足りないときには融資を受ける
(理解できる数字があれば金融機関は貸してくれる)
正規雇用で地域経済へ貢献
林業経営とは
18. リモートセンシング
(ドローン、バックパックレーザ等)
データ解析
オープンデータ
航空レーザデータ
バックパックレーザ計測
解析データ
(STEP2で追加が必要になった場合)
搬出プランニング 造材プランニング
プラン書
計測対象林班
の選定
STEP1 森林現況システム
STEP3 採算林分判定システム
森林簿
計画図
傾斜
距離
樹種
林相
樹冠長率
樹高
胸高直径
地形
樹頂点位置
立木本数補正
細り
曲がり
樹高
胸高直径
細り
曲がり
収益
支出
施業対象区域
の選定
STEP2 林分診断システム STEP EX
林小班境界特定
システム
“フォレストビュー”
森林の現状を広範囲に把握し、
集積計画の優先度を決定します
森林の健全度を判定し、
いつどのような施業が必要かを判定しま
す
森林の採算性を評価し、
経営林か環境林を判定します
必要に応じて
小班の境界を特定するシステム
国土交通省通達に準拠しています
リモートセンシング
(ドローン、バックパックレーザ等)
データ解析
バックパックレーザ計測
解析データ
(STEP2で追加が必要になった場合)
オープンデータ
航空レーザデータ
搬出プランニング 造材プランニング
プラン書
計測対象林班
の選定
STEP1 森林現況システム
STEP3 採算林分判定システム
森林簿
計画図
傾斜
距離
樹種
林相
樹冠長率
樹高
胸高直径
立木本数補正
細り
曲がり
地形
樹頂点位置
樹高
胸高直径
細り
曲がり
収益
支出
STEP EX
林小班境界特定
システム
“フォレストビュー”
施業対象区域
の選定
STEP2 林分診断システム
ここまでの結果を添付して
森林所有者に意向調査します
3.森林系管理制度を実施するためのステップ