DKA(糖尿病性ケトアシドーシス)でのK補正について
DKA
・高血糖(500~1000以上)、ケトアシドーシス、脱水を三大主徴とする
・1型糖尿病に多い(約2/3)
・治療は脱水補正、血糖補正(インスリン投与)、K管理
・アシドーシスの補正は原則しない
絶対的なインスリンの欠乏
高血糖 浸透圧利尿 脱水
Kの喪失(欠乏)
脂肪分解↑ ケトン体産生 アシドーシス
Kの細胞外濃度↑
DKAではアシドーシス+インスリン不足のため、血清K値が高くなるが、
多くの場合は体全体としてKが欠乏しており、治療によりアシドーシス、
インスリン不足が改善してくると血清K値が低下してくる。
治療の際は、K値を2時間おきにモニタリングをし、
正常上限程度(約4.5←文献による)以下になったら輸液にカリウムを追加する。
DKA(糖尿病性ケトアシドーシス)でのK補正について
・アシドーシス、インスリン不足により血清Kが高くなる理由
・インスリンは、細胞内にK取り込みを促進する作用がある
・アシドーシスでは代償的にH+が細胞内に入りK+が細胞外にシフトする
アシドーシス
・豆知識
・pHが0.1上昇するとKは0.5下がるといわれている
・DKAでは高血糖(の浸透圧上昇により)低Na血症も起こる
血糖値が100上がると血清Naは1.6~2.4程度下がる
(高血糖の改善により改善するので補正はしない)
・K製剤の使い分け(輸液に混ぜる場合はKCLが多い)
利尿薬や嘔吐による低K血症(代謝性アルカローシスを伴う場合)
→無機カリウム:KCL (Clの補充も重要)
下痢やRTA※による低K血症(代謝性アシドーシスを伴う場合)
→有機カリウム:アスパラK
H+
細胞内
K+
インスリン,カテコラミン
Na+
K+
※RTA:尿細管性アシドーシス

DKA(糖尿病ケトアシドーシス)でのK補正について