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4章在庫の数理
- 6. 用語と記号(1)
時刻を表すパラメータ
第 段階における実在在庫
第 段階におけるバックオーダー量
第 段階における正味在庫量
- 7. 用語と記号(2)
第 段階における注文中在庫量
第 段階における輸送中在庫量
注文中在庫量-輸送中在庫量=バックオーダー
- 8. 用語と記号(3)
第 段階における在庫発注ポジション;
正味在庫量に注文中在庫量を加えた量
第 段階における在庫輸送ポジション;
正味在庫量に輸送中在庫量を加えた量
バックオーダーとの関係式
- 9. 用語と記号(4)
:第 段階におけるリード時間
:時刻 から時刻 までに発生する需要量を表す確
率変数
:基在庫レベル;在庫ポジション を満たすよう
に発注
:単位時間,単位バックオーダー量あたりの品切れ費用
:第 段階における単位時間,単位在庫量あたりの在庫保
管費用.
- 13. 用語と記号(続き)
:第 段階におけるエシェロン在庫発注ポジショ
ン
:第 段階におけるエシェロン在庫輸送ポジショ
ン
:エシェロン基在庫レベル
第 段階におけるエシェロン在庫発注ポジション
を,
常にエシェロン基在庫レベル に保つように発注
- 17. 最適解の導出(1)
:第 段階の地点での正味エシェロン
在庫量が
のときの,第 段階までの最小費用
:第 段階での正味エシェロン在庫量
が のときの,第 段階までの最小費用
:第 段階までのエシェロン在庫輸送ポ
ジション
が のときの,第 段階までの最小費用
初期条件
- 21. 離散時間動的システム(2)
: 第 期におけるランダム性を表すパラメータ;そ
の全体
は,システムの状態 とコントロール によって定
まる確率密度 で特徴づけられる.
(在庫システムにおいては,需要量)
- 28. 費用
単位あたりの在庫費用
単位あたりの品切れ費用
最終期( 期)においては (凸関数)
0期から 期までの各費用の和の期待値
- 33. 基在庫方策(固定費用付きのとき)
方策
のとき
それ以外
は を最小にする
は を満たす最小の
凸関数の拡張である -凸性
の概念を用いて最適性を証明できる.
- 35. 価格を考慮した新聞売り子モデル(2)
需要量を表す確率変数
は線形需要価格関数:
ランダム項 は,期待値 (通常は を仮定)をも
つ連続な確率変数であり,その分布関数 は
微分可能であり,密度関数を とする.
- 36. 収益関数
仕入れ量が のときの収益を表す確率変数:
を導入して,収益を と の関
数として
とする.
- 37. 収益の期待値
収益の期待値 は,リスクなし利益:
リスクを含んだ費用(新聞売り子モデルと同じ
形!):
に分解できる.
を満たす がリスクを含んだ費用を最小にする.