1. Android好きが
Windows Phone開発を
始めてみた
2012/04/23
@muo_jp (なかざわ けい)

2. 自己紹介
なかざわ けい
twitter: @muo_jp
facebook: http://fb.com/kei.nakazawa
KLabという会社でソーシャルゲーム周辺の開発を
やってるAndroid好き
Android公式ドキュメントの日本語訳とかしてました

3. 今日の話
先週WP開発始めた私です
「しょぼい時計」リリースしました(￥42,870-)
twitterのエゴサーチ機能をWindows Phoneに実
装すると、どの程度Androidと勝手が違うのか
要素: Silverlightベースのアプリ開発/セカンダ
リタイル(ウィジェット)作成/C#かわいい/
プッシュ通知/キタエリhshs/タイル内容更新

4. とりあえず見た感じ

5. Androidだとこうするよね
C2DM(Cloud to Device Messaging)を用いた
サーバからのプッシュ通知に、フリーダムな
アプリ実装を組み合わせる
ServiceでのUser Streamsまたはポーリングでの
実装を行う
ウィジェットの表示を適当にいじる

6. Windows Phoneの特徴
Metro UIならではの、2種類のタイル
アプリアイコンに相当する「アプリケーション
タイル」
ウィジェットに相当する「セカンダリタイル」
制約事項
プッシュ通知は好き勝手に料理出来ない
バックグラウンド処理をフリーダムに書けない

7. タイル概要
構成要素
「背景画像」
「表示カウント(1-99)」
「表示タイトル(約15文字まで)」
実は裏面も設定出来る

8. セカンダリタイルってなんぞ
アプリ上で、ユーザの要求に応じて
追加されるタイル
今回はこんな感じ→
表示カウントと下の文字列、
背景画像は後からいじれる

9. プッシュ通知は好き勝手に料理出来ない
通知チャネルは1デバイスあたり30まで
基本的にトーストとタイルへの通知。アプリ起動中は
最大3KBのペイロードを届けることが出来る
通知が端末に届いたか
否かの確認手段無し
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ff402558(v=vs.92).aspx

10. バックグラウンド処理をフリーダムに書けない
バックグラウンド処理機構を「エージェント」と呼ぶ
「PeriodicTask」と「ResourceIntensiveTask」の2種類がある
いずれも2週間ごとにアプリを開いて再スケジュールしないと
外される
いずれもメモリ使用量が6MBを超えると殺される
「PeriodicTask」は通常30分おきに実行され、25秒で殺される
「ResourceIntensiveTask」は10分間続けて実行出来るけど電
源つないでないとダメ、3G接続じゃダメ、バッテリ90%以上
ないとダメ、通話切れてないとダメ

11. そういえば
某SH端末の「エコ技」機能に類似のものが
組み込まれていて、バックグラウンドサービスは
容赦無く虐げられる
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hh202942(v=vs.92).aspx

12. このへんは
おなじみMSDNのドキュメントとサン
プルが最強すぎるので参照ください
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/
library/ff402551(v=vs.92).aspx

13. adb無いの??
Windows Phone Device Managerという
最強ツールがあるのでダウンロードして
使うべし
http://www.touchxperience.com/applications/viewcategory/22.html

14. しばらく触ってみた雑感
やっぱ、iOSとAndroidの中間あたりのフリーダムさ
プッシュ通知送信側の仕組みはHTTPのPOSTで
メッセージ送るだけなので割と楽
C# + Visual Studio系で開発出来るのは嬉しい
デバッガの出来も良いしね!
VMware Fusion上だとエミュレータ起動しないの、つれぇ
Expression Blendを併用する開発スタイルは正直微妙
デザイナさんと分業し始めると結構いいのかも
(だけどどのみち相手の慣れ度による)

15. まとまらないまとめ
「エゴサは端末で適当にポーリング検索すればいい
やー」と思ってたら最初から頓挫(下調べ不足)
むしろUser Streams / Site Streamsの実装とプッシュ通知
系への繋ぎ込みが少々手間(特に一般公開を考えると)
Androidやってる人は、端末あれば一度触ってみると違
い感じられて面白いと思う
コードはじきにgithubで公開するよ