10月16日 都庁への署名提出報告
- 1. 署名提出報告
このたび 10 月 16 日に都庁のスポーツ振興局・大会準備部の澤崎さんに「25 年もかけて育
てた葛西臨海公園の自然を、5日間のオリンピックカヌー競技のために壊さないで!」
署名(提出時刻現在 15772 名)を提出してまいりました。
当日は、30 分ほどお話しをさせていただく時間を設けていただきました。
まず、キャンペーンの趣旨をお話しし、署名はほとんど一般の人のもので、自然を壊さな
いでほしいというコメントが大半を占めていることをお伝えしました。
澤崎さんによると、
「今後の施設設計計画によって環境影響評価をはじめる」とのことでし
たので「環境評価が悪かったことも含め、代替地の候補はあるのか」伺ったところ、
「代替
地は挙げていない、予定もない」との回答でした。
つまり、環境影響評価が悪かった場
合でも、できるだけ影響のないよう配慮して「葛西臨海公園に建設します」という答えだ
と思っています。
「公園利用者に葛西臨海公園が建設予定であることを周知しますか?」の問いに対しては、
「計画全体はパンフや HP、
地元フリーペーパーなどで周知している」
とのことでしたので、
「私は先日、公園に行って利用者に建設予定地であることを知っているかインタビューし
てきましたが、ほとんどの方が知りませんでした。もっと、利用者の意見を汲み取るよう
なことはしていただけませんか?」の問いに対し「今、意見として伺いました」との回答
でした。また「今後、具体的に周知徹底や意見を聞く予定はない」とのことでした。
「スポーツとして、オリンピック後にスラローム施設を使う利用人口はどのくらい、とい
うアセスメントはあるのか?」と伺ったところ「スラロームだけでなく、ラフティングな
ど様々な利用が可能で、水に親しむ施設として残していきたい」とのことでしたので、
「今
後の施設の見込み利用者数と現在のビオトーブの利用者のバランスは?25 年かけてつくっ
た自然をこわさず他の場所も検討するべきでは?」の問いに対しては「環境評価に合わせ
て施設の需要設計も行って検討していく。カヌーの競技人口が多い/少ないからどうか、と
いう考え方で検討しているわけではない。より多く一般の人に使ってもらえる施設になる
ように計画していく。また公園の一部を利用するだけなので、ビオトープのエリア全体が
使えなくなるわけではない」との回答でした。
今回、具体的な回答は何一つもらえず平行線のまま終わりました。
今後のアクションとしては、
①このまま署名活動は続けていく
②キャンペーンの英語版も立ち上げ、国際問題にして IOC にも届ける