CMS「Joomla!」セミナー2010年11月19日講演2

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プラグインホームページの紹介とデモプラグインホームページの紹介とデモ
株式会社　マイネット・グループ株式会社　マイネット・グループ
20102010 年年 1111 月月 1919 日日
大野博久大野博久

講師略歴●
1981 年　島根大学卒業
●
1986 年　ウェスタンミシガン大学大学院　コンピュータ科学にて修士号取得
●
1986 年～ 1990 年　（株）インテリジェントテクノロジーズ
– 人口知能技術を応用したシステム開発　（勤務地：ペンシルベニア州ピッツバーク
および東京）
●
1990 年～ 1992 年　伊藤忠システム開発（株）
– システム開発、コンサルテーション（勤務地：東京、カルフォルニア州コスタメサ、
カナダ　トロント）
●
1992 年～ 1997 年　　ロータス（株）（現ＩＢＭ）
– Lotus123, Lotus Notes/Domino 等の製品開発
●
1998 年～ 2009 年　　シーメンスコンポーネンツ（株）（現インフィニオンテクノロジーズ）
– システム企画、構築、データセンター構築、運用、管理
2010 年～　（株）マイネットグループ
– 製品企画、開発

目次
● プラグコンピュータとは
●
プラグインホームページとは
● デモ

プラグコンピュータとはプラグコンピュータとは

プラグコンピュータとは
● ２００９年に登場した電源プラグ型の新型コンピュータ
● 特徴
– 超小型（ＡＣアダプタ程度）なのでどこでも設置可能
– 低消費電力
– サーバとして十分な性能をもつ
– オープンソースプラットフォーム
– 半製品（開発キット）
– コミュニティの存在
家庭環境、ＳＯＨＯでも設置運用可能なサーバ
● http://en.wikipedia.org/wiki/Plug_computer

従来型サーバ
● 設置運用するにあたって必要となるもの
– 設置場所（サーバラック）
– 専用の電源設備、ＵＰＳ
– ネットワーク設備（機器および配線）
– 空調設備
– 防音設備
– セキュリティの確保
– 運用のための人員あるいはサービス
● 高い設備投資および運用コスト
– SOHO で従来型サーバを導入、運用するのは難しい

プラグサーバ
● 設置運用するにあたって必要となるもの
– 設置場所（サーバラック）
– 専用の電源設備、ＵＰＳ
– ネットワーク設備（機器および配線）
– 空調設備
– 防音設備
– セキュリティの確保
– 運用のための人員あるいはサービス
● 低い設備投資および運用コスト
– SOHO でも気軽に導入可能

プラグサーバの仕様
● Sheevaplug Dev Kit の場合
ハードウェア仕様 CPU: Marvel Kirkwood SoC「88F6281」 1.2GHz
メモリ： DDR2 512MB
フラッシュメモリ：　512MB
インターフェイス LAN(RJ45/1000Base-T)
USB2.0/1.1 (TYPE A)
USB1.1(TYPE miniB)
SDスロット
消費電力最大約１１Ｗ
サイズ幅9 6 . 5 × 奥行き1 1 0 × 高さ48.5mm
ソフトウェア Kernel 2.6.33
Ubuntu 9.04

従来型サーバとの主な違い
従来型サーバプラグサーバ
ＣＰＵ Intel（汎用コンピュータ市場で主流） ARM( 携帯電話など組み込み機
器で主流）
記憶装置 HDD 内蔵メモリ (512MB)
Ｓ D カード
ＵＳＢメモリ
ファイルシステム /
ブートローダ
EXT/Grub (Linux)
NTFS/NTLDR (Windows)
JFFS2/U-boot
モニタ接続可接続不可
（別ＰＣから仮想 COM ポートによ
るコンソール接続が必要）
冗長構成可能不可
ベンダーサポートありなし
コミュニティによるサポートはある

クラウドコンピューティングとの比較
クラウドコンピューティングプラグコンピューティング
サーバ種類従来型サーバ／仮想サーバプラグサーバ
ネットワークインターネット LAN
設備不要ほぼ不要
ＨＷ，ＳＷ，データ
の保有
なし（実体はベンダー側で運用される
データセンター内）
あり
運用、管理体制の
監視
不可（所在、運用体制は非公開）可能
柔軟性、自由度なしあり

クラウドコンピューティング
● クラウド（インターネット）を介したデータセンターの利用
● ＩＴの所有から利用へ
– 設備投資、所有コストの回避
– ソフト開発、管理はしないで利用するだけ
● 問題点
– セキュリティに対する不安
● 運用、管理体制が見えない
●
情報流出の恐れ（個人、顧客、経営情報）
– 情報のコントロールを失う（一極集中、他者による支配）
● ベンダーロックイン、コスト急増の恐れ
●
帝国支配がＭＳから Google へ移るだけ？
●
参考
●
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20381234,00.htm

プラグコンピューティング
● 小型でもサーバとして利用可能
– 構築、運用するには知識と経験が求められる
– 使う側にとっては汎用サーバと変わらない
● クラウドコンピューティングの弱点を補完しうる存在
– 保有できるので管理、コントロールが可能
– LAN 上で動作
● ＨＷおよびそれにまつわるシステムの扱いは特殊
– 従来型汎用サーバとは異なる知識、運用が求められる
●
記憶媒体はフラッシュメモリ
● 仮想ＣＯＭポートによるシリアル接続
● 問題点
– 信頼性に不安（冗長構成はとれない）
– ベンダーサポートはない

プラグインホームページプラグインホームページ

プラグインホームページ
● プラグコンピュータの手軽さ
– 場所を選ばない
– 設備不要
– ホスティングサービス不要
● アプライアンスサーバの簡易さ
– 必要なソフトはすべてインストール済み
● Joomla CMS の使いやすさ
– ＨＴＭＬ不要、ワープロ感覚でコンテンツ作成
● 複数のサンプルＨＰを用意
– SD カードを切り替えることで様々な用途に対応
– ＨＰ制作のコストと労力の削減

想定する用途
● Ｗｅｂサイトの試作、トレーニング用の教材
● イントラネット上の Web サイト
● インターネット上の Web サイト
● 監視システム（要Ｗｅｂカメラ）

デモデモ

デモ　種類
URL(dummy) 内容
会社案内用ＨＰ hp1.plugin.com 会社案内を目的としたＨＰ
ショッピングサイト hp2.plugin.com 化粧品販売サイト
コミュニティサイト hp3.plugin.com 学校内コミュニティサイト

デモ：　会社案内用ＨＰを制作する
● ケース１：　既存のテンプレートおよびコンポーネンツを使用
– 見た目を変える
●
テンプレート管理からテンプレート選択、適用
– キャッチコピー＆タイトル変更
●
テンプレートＨＴＭＬエディタで変更を加える
– 不要モジュールの削除
●
モジュール管理でショッピングモジュールを無効化
– 既存モジュールの修正
● モジュール管理でタイトル名変更（サンプルページ）
– メニュー構成変更
● メニューアイテム管理で項目を追加／削除
– 追加の場合はメニューアイテム管理で記事を選択

● ケース１：　既存のテンプレートおよびコンポーネンツを使用
– 編集者権限でコンテンツ（テキスト＆画像）の差し替え
●
フロントエンドからの場合
– 見たままの状態から対象記事を特定
● バックエンドからの場合
– 記事管理でセクション、状態等を指定して対象記事を
絞り込む

● ケース 2 ：　独自メニュー（例：商品案内）を追加する
– セクション：商品案内／カテゴリ：ネットワーク機器、サーバ
– ３つのステップ
●
メニュー作成（メニューアイテムの格納場所）
●
メニューアイテム作成（コンテンツへのリンク）
●
モジュールで表示設定（メニューの表示）

● ケース 3 ：　新規テンプレートの導入
– テンプレート入手
●
入手したテンプレートの仕様によっては既存の記事、モ
ジュールはそのままでは使用できるとは限らない
– テンプレートのインストール
● エクステンション管理／インストール
● テンプレート管理からテンプレート選択、適用
– プリビューでモジュール配置位置の確認が可能
– モジュール利用の可否はテンプレート設計に依存
– 見た目の修正
●
セクションを非公開（既存記事の一括無効化）
● モジュールの除去、修正
– モジュール管理で配置、表示順など変更

● ケース 3 ：　新規テンプレートの導入
– 記事の新規作成
●
必要に応じてセクションおよびカテゴリを追加
– 記事管理がしやすくなるよう体系づけること
●
例：セクション - ニュース
●
カテゴリに速報、最新を作成して速報はトップ
ページに表示する。
● メニューと記事の対応付け
– 編集者権限でコンテンツ差し替え

まとめ
● プラグコンピュータ
– 従来型サーバよりも低コストで導入可能
– クラウドコンピューティングの弱点を補完する
– 信頼性、安定性では劣る
– 取り扱いには Linux サーバ運用管理のスキルが必要
●
プラグインホームページ
– アプライアンスサーバなので扱いやすい
● デモ：会社案内用ＨＰ制作
– テンプレートに沿った形で行えば簡単
– カスタマイズは可能だがＨＰ制作のスキルが必要になる
– コンテンツの更新だけなら簡単

ご静聴ありがとうございました。ご静聴ありがとうございました。

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