ICT_CONNECT_21 技術標準WG 連続セミナー9 CBT 劉

1. CBTの可能性を探る
紙のテストでは分からない能力を
CBTで測定できるのか
2019/3/27
ICT CONNECT 21／学研教育総合研究所
劉 東岳
技術標準WG連続セミナー「未来の学びをささえる技術」第9回

2.  CBTとは
 CBTのプラットフォーム
 CBTならではの問題形式
 ワークショップ
2019/3/27 2
 本日のアジェンダ

3. 人の潜在的な特性を測定する仕組み
•潜在的な特性なので、外から見えない
記憶力、学力、主体性、生きる力
•仕組みの背景には理論・技術が存在
•設計開発、機能検証、品質管理、運用効率
2019/3/27 3
 CBTとは

4. 日本の大事なテストのイメージ
•特定の日時・場所
受験機会は年に1回(多くて2-3回)
秒単位でシンクロして一斉に開始・終了
•全受検者に同じ問題
印刷された問題冊子、解答は紙に記入
終了後は問題を公開
過去問題は受験対策に必須の重要教材
2019/3/27 4
 CBTとは

5. CBT(Computer-based Testing)
•コンピュータやモバイル端末などのデジタル機器を
使って実施するテストの総称
•Internet-based Testing、e-testing、
Technology-based Testingなど
2019/3/27 5
 CBTとは

6. 運用形態の分類例(監督体制)
2019/3/27 6
Mode 典型的な運用体制
Open オンライン、個人認証なし
Controlled オンライン、事前登録(IDとパスワード)
Supervised オンライン、遠隔地から監督(技術的な課題)
Managed CBT専用のテスト会場(受験環境の標準化)、
厳格な個人認証、不正受験対策
国際テスト委員会 「CBTとインターネット配信テスティングに関するITCガイドライン」
 CBTとは

7. 典型的なCBT会場
2019/3/27 7
プロメトリック株式会社 御茶ノ水ソラシティテストセンター
 CBTとは

8. 国内では高等教育以降が中心
•高等教育の進学・進級
国内の医歯薬系大学教育
海外大学・大学院への留学(語学系を含む)
•採用関連の適性検査
•専門職人材や業界規制のための資格認定
IT系、マネジメント系、医療・健康系
保険業界、金融業界
2019/3/27 8
 CBTとは

9. CBTでテストを実施する利点
•問題の形式： 多様な問題形式と解答情報
音声・時間、動画・アニメーション、バーチャル機器の操作
•出題の論理： 複雑な問題選定ロジック
LOFT – 問題バンクより、条件に従い問題を選定する
CAT(適応型) – テスト中に難易度を調整することで、
多様な受験者に対応できる
•運用の体制： 柔軟な受験機会の提供
2019/3/27 9
 CBTとは

10. ワークショップ 「CBTの可能性」
•フェーズ①： 私の知っているテスト 15分
•フェーズ②： 想像と妄想のCBT 30分
•フェーズ③： 妄想実現戦略 20分
•フェーズ④： 発表・情報共有 15分
2019/3/27 10
 ワークショップ

11. 私の知っているテスト 15分
•自分の経験、人から聞いた話
•個人作業 5分
青色のポストイットに書き込む
場面、分野、問題形式、測定内容
•チーム作業 10分
自己紹介
ポストイットを見せながら、自分の経験を共有
2019/3/27 11
 ワークショップ フェーズ①

12. 想像と妄想のCBT 30分
•想像力豊かに、大胆に妄想、実現したい！
•個人作業 10分
黄色のポストイットに書き込む
何の役に立つ？、場面、分野、問題形式、測定内容
•チーム作業 20分
ポストイットを見せながら、自分のアイディアを共有
さらなるアイディアを協働作業 （アクティブラーニング）
2019/3/27 12
 ワークショップ フェーズ②

13. CBT実現戦略 20分
•アイディアを整理、模造紙上に配置 5分
WHO, WHAT, WHERE, WHEN, WHEY
•有益なアイディアを選び大胆な戦略を 15分
何が課題か、何が必要か、何の役に立つのか
実現に向けて、協力を得るためのストーリー
赤色のポストイットに書き込む
2019/3/27 13
 ワークショップ フェーズ③

14. 発表・情報共有 15分
•アイディアを整理、模造紙上に配置 5分
模造紙を持ってチームで前に集合
実現したい「CBTならではの問題形式」を売り込む
2019/3/27 14
 ワークショップ フェーズ④